ライズコンサルティングの年収は1,100万円超? 激務とのバランスや採用難易度も解説
2025年07月03日更新
近年急成長を遂げているライズコンサルティンググループ。
ハンズオン型の支援スタイルやスコープレスなアプローチが評価され、コンサル業界内でも注目度が高まっています。
そのなかで、「ライズコンサルティングの年収って実際どうなの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、以下のような疑問に答えます。
- ライズの平均年収・年齢別年収・役職別年収はいくらか
- アクセンチュアやBIG4との比較で高い?安い?
- 年収が高い分、働き方や評価制度はどうなっているのか
実際の口コミや公式情報をもとに、年収の実態とその裏にあるカルチャーや働き方のリアルまで丁寧に解説していきます。
「年収アップを目指して転職を考えている方」や「コンサル未経験だが高年収を目指したい方」にとって、ライズコンサルティングがキャリアの選択肢となり得るかどうかを判断する材料になれば幸いです。
目次
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ライズコンサルティングの平均年収は?年齢・職種・役職別に解説
ライズコンサルティンググループは、急成長中の総合系ファームとして近年注目を集めています。
まずは、ライズコンサルティングの年収情報を平均値・年齢別・役職別に分けて詳しく解説します。
平均年収は約937万円|年俸制が基本
OpenWorkに寄せられた口コミデータによると、ライズコンサルティングの平均年収は937万円です。
ただし、937万円は職種・役職問わずの全体平均であり、コンサルタント職に限ると1,100万円前後が相場と考えられます。
また、年俸制が基本となっており、月給に12分割・14分割して支給されるケースや、業績連動ボーナスありといった声も確認されています。
年齢別の年収|20代後半でも年収1,000万円超えの例あり
ライズでは年功序列ではなく、実力に応じた報酬設計が採られており、若手でも高年収を狙いやすいのが特徴です。
以下に主な年齢帯ごとの推定年収レンジをまとめます。
年齢 | 推定年収 | 推定レンジ |
---|---|---|
25歳 | 約567万円 | 402万〜800万円 |
30歳 | 約944万円 | 669万〜1,331万円 |
35歳 | 約1,104万円 | 783万〜1558万円 |
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参考:ライズ・コンサルティング・グループの「年収・給与制度」 OpenWork
OpenWorkの口コミによれば、20代後半でも年収1,000万円を超えるケースが複数見られます。
20代後半でマネージャー層に抜擢されるケースもあり、スピード昇進によって大幅な年収アップも期待可能です。
職種・役職別の年収|コンサルタント〜パートナーで大きな差も
職位ごとの年収レンジも明確に差があり、キャリアのステージごとに報酬が大きく上昇するのがライズの特徴です。
OpenWorkの口コミをもとに、代表的な役職ごとの目安を以下にまとめました。
役職 | 経験年数(目安) | 年収目安 |
---|---|---|
アナリスト | 新卒1年目 | 約480万円 |
コンサルタント | 新卒2〜4年目 | 600万〜800万円 |
シニアコンサルタント | 新卒3〜6年目 | 800万〜1,200万円 |
マネージャー | 新卒4〜10年目 | 1,200万〜1,600万円 |
シニアマネージャー | 新卒7年目〜 | 1,600万〜2,000万円 |
パートナー | 非公開(上位層) | 2,000万円超 |
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参考:ライズ・コンサルティング・グループの「年収・給与制度」 OpenWork
実力次第での昇進スピードも早く、コンサルタントとして入社後3〜5年でマネージャーに昇格する事例も報告されています。
また、ランクごとの評価・支給方針が比較的オープンであるため、モチベーションを維持しやすいという声もあります。
ライズコンサルティングはどんな会社?企業概要をチェック
ライズコンサルティンググループ株式会社は、「戦略×デジタル×実行力」を軸に急成長を遂げる国内系総合コンサルファームです。
外資系コンサルのような厳格なヒエラルキーにとらわれず、フラットかつ自走的な組織風土が特徴。
新規事業からIT・DXまで、上流から実行フェーズまでを一貫して支援するスタイルで、多くの大手企業から高い支持を得ています。
以下では、事業内容・サービス領域・企業情報の3点から、ライズの実態を掘り下げていきます。
事業内容|デジタル×経営課題の実行型コンサルティング
ライズコンサルティングの提供価値は、単なる戦略立案や業務分析にとどまりません。
「課題の抽出から、テクノロジーによる変革、現場での定着支援」まで、すべてを実行までコミットするスタイルが最大の強みです。
特に、以下の4つのバリューポイントが特徴として明示されています。
特徴 | 概要 |
---|---|
ハンズオン(Hands-on) | 机上の空論ではなく、実行・現場定着まで支援 |
スコープレス(Scopeless) | 領域を限定せず、必要に応じて柔軟に支援範囲を拡張 |
モアザンレポート(More than Report) | 報告書だけで終わらない、行動を促すアウトプット |
プロフェッショナルズ(Professionals) | 各領域の専門人材が集う、実務力の高い組織体制 |
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テーマ領域としては以下のような“変革”に直結するプロジェクトを多く手がけています。
- 新規事業戦略の立案と立ち上げ
- DX/IT戦略の設計と実装支援
- オペレーション改革(業務効率化・BPR)
- システム導入/PMO支援 など
AIやIoT、クラウド、データ活用といった先進技術をベースにした改革支援が多い点も、従来の大手ファームとの差別化要素です。
主なサービス領域とクライアント事例
ライズコンサルティンググループは、多様な業界・課題に対して最適なソリューションを提供するコンサルティングファームです。
以下に、公式サイトで紹介されている主なサービス領域と支援事例をカテゴリ別に整理して紹介します。 ■ 主なサービス領域と事例一覧
カテゴリ | サービス内容・支援事例 |
---|---|
Business Development | 未来シナリオ策定支援(シナリオプランニング)・中国進出支援(伴走型アプローチ)・CxO参謀型のスタートアップ支援 |
DX(デジタルトランスフォーメーション) | 製造業向けデータ駆動型ビジネスモデル支援・SX簡易診断による業務変革加速・製薬企業向けデータ活用状況診断・コンサルティングスキル育成 |
GX(グリーントランスフォーメーション) | Scope3排出量の可視化支援 |
BPR(業務改革) | Withコロナ時代の新しい働き方支援・医師向け情報提供活動の効果分析 |
PMO(プロジェクト管理支援) | プロジェクトマネジメント1day診断 |
MI(製造・イノベーション) | 欧州バッテリー規則対応支援 |
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事例としては、製造業のサプライチェーン再構築や金融機関のデジタル営業変革、小売業の全社DXロードマップ策定などの実績があります。
業界横断的に幅広いプロジェクトに携われることも、ライズコンサルティンググループで働く醍醐味の一つです。
社員数や拠点・上場状況
ライズコンサルティングの企業情報は以下の通りです(2025年6月時点)。
項目 | 内容 |
---|---|
設立 | 2012年2月 |
代表者 | 松岡 竜大 |
所在地 | 東京都港区六本木一丁目6番1号 |
資本金 | 174,246千円 |
従業員数 | 約330名 |
上場区分 | 東京証券取引所グロース市場(9168) |
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東京証券取引所グロース市場に上場企業しており、年商は76.8億円、継続的な組織拡大・採用強化が行われており、IPOを視野に入れた成長フェーズにあります。
他のコンサルファームと比較して年収は高い?
コンサル業界は全体的に年収水準が高いことで知られていますが、その中でもライズコンサルティングは「若手のうちから1,000万円超えも可能」と言われるほど、報酬面での競争力が高い企業です。
では、アクセンチュアやBIG4(デロイト・PwC・KPMG・EY)などの主要ファームと比べたときに、ライズの年収は実際どの位置にあるのでしょうか?
ここでは各社の実データをもとに、年収水準を比較しながらその特徴を解説します。
アクセンチュア・BIG4との年収比較
まず、各ファームのOpenWork掲載データをもとに、平均年収を一覧で比較してみましょう。
企業名 | 平均年収 |
---|---|
ライズコンサルティング | 約937万円 |
アクセンチュア | 約867万円 |
デロイトトーマツコンサルティング | 約953万円 |
PwCコンサルティング | 約989万円 |
KPMGコンサルティング | 約911万円 |
EYストラテジー・アンド・コンサルティング | 約900万円 |
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参考:アクセンチュアの「年収・給与制度」 OpenWork 参考:デロイト トーマツ コンサルティング合同会社の「年収・給与制度」 OpenWork 参考:PwCコンサルティング合同会社の「年収・給与制度」 OpenWork 参考:EYストラテジー・アンド・コンサルティングの「年収・給与制度」 OpenWork 参考:KPMGコンサルティングの「年収・給与制度」 OpenWork
各平均年収を比較すると、ライズコンサルティングの年収水準は、国内外の大手ファームと比較しても上位に位置していることがわかります。
コンサルティング業界でよく見られる実力主義・成果連動型の報酬設計により、昇進と共に報酬も大きく伸びるのが特徴です。
ワークライフバランスと年収のバランス面も要確認
高年収と引き換えに長時間労働やハードワークを強いられるイメージが強いコンサル業界ですが、ライズコンサルティングは「高年収×働きやすさ」の両立を重視する稀有なファームでもあります。
OpenWorkなどの口コミを見ると下記が見られました。
- 「プロジェクトによるが、残業は比較的コントロールできる」
- 「ワークライフバランスに配慮した働き方が会社全体で意識されている」
- 「フレックスやリモートの活用も進んでおり、働き方の自由度が高い」
参考:アクセンチュアの「ワーク・ライフ・バランス」 OpenWork
ライズコンサルティングでは、現場常駐やクライアントと密に伴走するスタイルでありながらも、業務量や稼働管理に対して一定の裁量と配慮がある点が、他社との違いです。
また、会社全体としても無理のある働き方を是とせず、「成果を出しながら、持続可能な働き方を実現する」という価値観が浸透しているため、年収だけでなくキャリアの長期設計においても魅力的な選択肢となり得ます。
ライズコンサルティングの給与制度・評価の仕組みは?
ライズコンサルティングは、実力主義と成果連動型の報酬体系を明確に打ち出しており、「結果を出した分だけ評価されたい」という志向の人にフィットする仕組みが整っています。
ここからは、年収の内訳から評価プロセス、昇進スピードまで、ライズの人事制度を詳しく解説します。
年俸制で月給・賞与はどう分かれる?
ライズの給与は年俸制が基本で、賞与や残業代なども含めてトータルパッケージで設計されています。
OpenWorkによると、年収の構成は以下のとおりです。
項目 | 割合 | 備考 |
---|---|---|
基本給 | 約90% | 月給ベースで毎月支給 |
残業代 | 約3% | 45時間相当の見込み残業を含むケースが多い |
賞与(業績連動) | 約5% | プロジェクト成果や会社業績に応じて変動 |
その他(手当等) | 約2% | 通勤費やインセンティブなどを含む可能性あり |
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この構成からも分かる通り、月給ベースで高めに設計されており、ボーナスは変動的ながら補足的要素です。
年代別の給料モデルケースは以下の通りです。
年齢 | 年収 | 基本給(月) | 残業代(月) | 賞与(年) | その他(年) |
---|---|---|---|---|---|
25歳 | 567万円 | 42万円 | 2万円 | 28万円 | 11万円 |
30歳 | 944万円 | 70万円 | 3万円 | 47万円 | 19万円 |
35歳 | 1104万円 | 82万円 | 4万円 | 55万円 | 22万円 |
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参考:ライズ・コンサルティング・グループの「年収・給与制度」 OpenWork
安定した高年収が得やすい給与体系と言えます。
評価基準は成果とカルチャーフィット|成果主義との向き合い方
ライズコンサルティンググループの評価制度は、「成果」と「カルチャーフィット」の両軸から構成されており、単なる数値目標の達成だけではなく、チームや組織との協働姿勢・価値観への共感も重要視されています。
評価プロセスは以下のように段階的に実施されます。
- 年初:目標設定(MBO形式)各部門目標に沿って、個人の業務目標を設定。基本的には自分で設定し、上長との合意を経て確定
- 10月:中間FB面談 半期の振り返りを行い、必要に応じて目標の見直しを実施。会社の方針変更等があれば柔軟に調整
- 3月:期末評価・最終面談 業務目標の達成度やスキル基準の達成度に基づいて昇給・昇格の判定
評価対象には、以下の観点が含まれます。
- 担当案件での成果(例:クライアント満足度や課題解決の度合い)
- 組織・チームへの貢献姿勢
- 自主的な学習活動やナレッジ共有の取り組み
短期的な数値成果だけでなく、持続的な価値提供ができるか、チームの中で信頼を得て貢献できるかといった点も評価に含まれており、単なるハイプレッシャーな成果主義とは一線を画す制度設計となっています。
昇給・昇格のスピード感
ライズコンサルティンググループは、OpenWork上でも「昇進スピードが大手より早い」と多くの口コミが見られます。
成果を出した人が年次に関係なく昇格する仕組みが整っており、20代でマネージャー昇格する事例も珍しくありません。
「新卒4年目でマネージャーになる人材もいる」
「職位によって重要視される観点が変わっており、若手はデリバリーを多く重視する評価となりマネージャー以上は、営業や採用の比率が高まってくる仕組み。」
「完全定量化された制度のため評価基準はかなり明確。評価面談前の自分の予想とほぼズレない。」
参考:ライズ・コンサルティング・グループの「年収・給与制度」 OpenWork
このように、年功ではなく「アウトプット」でキャリアが切り拓ける土壌があるため、スピード感を持って成長・報酬を得たい人には非常に適した環境と言えるでしょう。
キャリアパスと成長環境
ライズコンサルティングは、急成長を続ける総合系ファームとして、実力主義と挑戦の文化を前提にキャリアパスを設計しています。
階層的な評価制度はありつつも、昇進に年次や年功序列は一切関係なく、「どれだけ価値を出したか」がすべてでしょう。
ここでは、ライズでの具体的なキャリアの歩み方と、転職市場での評価について解説します。
ジュニア → マネージャー → パートナーへの昇進ルート
ライズでは、以下のようなキャリアパスが設定されており、それぞれの役職で求められる期待役割とスキル基準が明確に定義されています。
職位 | 主な役割 |
---|---|
アナリスト | 上位職の指示のもと、調査・分析などを担当。実力次第で最短1年で昇進可能。 |
コンサルタント | 与えられた役割を担い、顧客と直接やり取りし成果を創出。 |
シニア・コンサルタント | プロジェクト実行の中核として、顧客・メンバーと協力。マネージャーの補佐と部下の育成も行う。 |
マネージャー | プロジェクトを設計し、顧客に最適なソリューションを提供。顧客の信頼獲得と人材育成が求められる。 |
シニア・マネージャー | プロジェクト統括責任者。経営課題を見極め提案も実施。経営層との信頼構築が重要。 |
アソシエイト・パートナー | (記載なし:役職名のみ画像に表示されていたため省略) |
パートナー | プロジェクト最終責任者。長期戦略の策定やクライアント成長支援、社内経営にも関与。 |
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ポイントは、昇進の基準が「年次」ではなく「成果と実力」にある点です。
実際に、若手でマネージャーに昇格する社員も存在しており、最短で年1回以上の昇進が可能な環境です。
「結果を出せばチャンスが巡ってくる”を実感できる環境」
「昇進後は責任も大きくなるが、その分やりがいも報酬も跳ね上がる」
といった社員の声からも、スピードと実力が報われる仕組みであることがわかります。
転職市場での評価
ライズでの経験は、他ファームや事業会社への転職時にも非常に高く評価される傾向があります。
その理由は以下の通りです。
- 幅広いプロジェクト領域(戦略・業務改革・IT導入など)を経験できる
- 実行力と成果にこだわるカルチャーが身につく
- クライアントと近い距離で動く経験が評価されやすい
- 若手から裁量を持ってPJを推進する機会が豊富
事業会社側からは「ライズ出身者=自走力があり、現場に強い人材」というイメージが強く、DX推進室や経営企画部門などへの転職で即戦力として迎えられるケースも少なくありません。
ライズを「修羅場経験を積める場」「どこでも通用するプロ人材への通過点」として評価する人材紹介会社も多く、キャリア形成上の“ブースター”としてライズを選ぶ若手層も増えています。
転職難易度は高い?ライズコンサルティングの採用事情
ライズコンサルティンググループは、成長スピードの早さと高い専門性で注目を集める戦略系コンサルティングファームです。
その魅力ゆえに、転職を目指す人も多い一方で、実際の採用ハードルは非常に高いのが実情です。
本章では、ライズへの転職難易度や採用の特徴、求められる人材像について詳しく解説します。
採用枠は狭くハードル高め|特に中途は狭き門
ライズコンサルティングは、事業拡大に伴い採用は継続的に行っていますが、その採用枠は決して広くありません。
特に中途採用では、即戦力となる人材が求められる傾向が強く、選考基準も非常に高めです。
未経験者でもポテンシャル採用の枠はありますが、求められる基準は高く、単なる志望動機や熱意だけでは突破が難しいと言われています。
実際の選考では、過去の業務での実績やリーダーシップ経験、論理的な思考のプロセスまで厳しく問われるため、事前の入念な準備が不可欠です。
学歴や職歴よりも「思考力」「推進力」が重視される傾向
ライズの選考において特徴的なのは、いわゆる「学歴フィルター」や「大手企業出身」といった経歴偏重ではなく、個人の思考力や実行力を最重視する点です。
採用ページでも「思考の質」や「スピード」「チームへの貢献姿勢」が強く打ち出されています。
コンサルタントとしての経験が浅くても、課題に対して構造的に捉える力、論理的に説明できる力、限られた時間内で成果を出す推進力などが備わっていれば、高く評価される可能性があります。
また、現場のプロジェクトはスピード感があり、常に新しい課題に取り組む環境のため、臨機応変に考えながら行動できる柔軟性も重要です。
激務の中でも成長を楽しめる人材が求められる
ライズでは「実力主義」「成果主義」の文化が明確に根付いており、結果を出す人が評価される仕組みとなっています。
その一方で、プロジェクトの密度やスピードが高く、労働環境としてはハードな側面も否めません。
しかし、社員インタビューなどでは「圧倒的な成長を実感できる」「早い段階で裁量を持たせてもらえる」といった前向きな声が多く、挑戦を楽しむマインドセットを持つ人にとっては非常にやりがいのある環境です。
このような文化にフィットし、自ら高い目標を設定して努力し続けられる人が、ライズでは活躍しています。
転職希望者は、自分がそうした環境に適応できるかを事前に自己分析することが重要です。
採用フローと選考対策|ケース面接は必須
ライズコンサルティングの採用プロセスでは、コンサルタントとしての地頭力・論理思考力・カルチャーフィットが重視されており、ケース面接を含む複数回の選考を通して厳密にチェックされます。
ケース面接は、ライズの選考における最大の難関であり、突破には事前準備が不可欠です。
ここでは、選考フローの概要と、それぞれのステップで見られるポイント、ケース対策のコツをまとめて紹介します。
書類選考・SPI・複数回の面接が基本フロー
ライズの採用フローは、新卒・中途ともに以下のステップをベースとしています(職種や個別対応によって一部変動あり)。
ステップ | 内容 |
---|---|
カジュアル面談 | 社員とのカジュアルな面談で、相互理解を深める |
一次面接 | マネージャークラスによる実務レベルでの質疑・ケース面接(候補者のスキル確認) |
二次面接(または個人面接) | さらに深掘りされた個人面接(2~3回)でスキル・志向性を確認 |
Webテスト | 論理的思考力・問題解決力を問うWebテスト(面接と並行実施) |
最終面接 | 役員面接でカルチャーフィットや志向性の確認 |
オファー面談(内定通知) | 年俸などの条件提示と労働条件の最終確認 |
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一次・二次ともにケース面接が設定されており、計2回の実施が基本です。
特に中途では、候補者のバックグラウンドや面接官の判断により、面接回数や進行方法が柔軟に調整されることもあります。
ケース面接の傾向と対策方法
ライズのケース面接は、決まったフォーマットの過去問が存在しないのが大きな特徴です。
面接官がその場でお題を出題し、候補者と対話形式で進めていくため、「思考の筋道を見せる力」が強く問われます。
過去に出題されたケース例(一部)
- ノートPCの国内市場規模の試算
- クライアント業務におけるRPA導入の基準策定案
- 新規事業の立ち上げ施策におけるリスクとボトルネック分析
これらの問題に共通するのは、与件が少ない中でも、論点を明確にし、自ら仮説を立てて構造化する力が求められている点です。
ケース面接対策のポイントは以下の通りです。
- フレームワークより「思考のプロセス」重視→ MECE、3C、SWOTなどを“使いこなす”姿勢が重要
- 前提条件の整理と仮説思考を徹底→ 何を前提として、どこに着目して考えるのかを明確に
- 定量的アプローチを混ぜる→ 市場規模推定やKPI設計など、数値を扱えると好印象
- 結論まで導く“推進力”を見せる→ 曖昧な回答ではなく、途中でも一貫性ある仮説で走り切る
「フェルミ推定」や「Why型質問」などの演習を日頃から積んでおくことで、対応力が高まります。
面接で見られるポイント|カルチャーフィットと論理性
ライズコンサルティングの面接では、「論理的思考力」と「カルチャーフィット」が特に重視されます。
まず論理的思考力については、ケース面接を通して、課題の構造化、仮説構築、解決策の提示までをどれだけ筋道立てて行えるかが評価の軸となります。
たとえば「ノートPCの市場規模の試算」や「業務のRPA化基準案の策定」など、実際のビジネスに即したテーマで思考力を問われるケースが多く見られます。
加えて、カルチャーフィットの観点も重要です。
ライズでは、プロフェッショナルとしての自立性やスピード感、チームでの協働姿勢を重視しており、こうした価値観に共感し、行動で体現できるかが問われます。
最終面接では役員との対話を通じて、志向性や価値観の一致が確認されるため、スキルだけでなく人柄や姿勢の面でもマッチしているかが選考の決め手となります。
そのため、面接対策としては「ビジネス課題へのアプローチの筋道を言語化できる練習」と「自身の価値観やキャリア観を言語化する準備」の両方が欠かせません。
ライズコンサルティングに向いている人・向いていない人の特徴
ライズコンサルティングでは、高い成果を求められる一方で、急成長できる環境が整っています。
そのため、活躍できる人には一定の特性が求められます。
ここでは、同社に「向いている人」「向いていない人」の傾向を整理します。
向いている人|成長意欲が強く変化を楽しめるタイプ
ライズコンサルティングが求める人材像に共通するのは、「自ら考え、学び、行動できる人」。
特に以下のような特徴を持つ人は、同社で活躍しやすい傾向があります。
特徴 | 解説 |
---|---|
吸収力と適応力が高い | 急成長する組織・変化の激しいプロジェクトにおいて、スピード感を持って新しい知識を吸収し、柔軟に対応できる姿勢が評価される |
素直さと自律性がある | フィードバックを素直に受け入れ、自らの行動を内省・改善できる人材は急速に成長しやすい |
成果にコミットできる | 数字やクライアント価値への強いこだわりを持ち、結果を出すことに責任感を持てる |
主体的に学び続けられる | 指示を待たず、自分で課題を設定し、必要な知識を自発的にキャッチアップできる人がフィットする |
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変化を前向きに楽しめるマインドセットと、自己成長への強い意思を持つ人には、非常にマッチする環境といえるでしょう。
向いていない人|安定や受け身志向が強いタイプ
一方で、以下のような価値観や行動傾向を持つ人にとっては、ライズでの環境は厳しく感じられる可能性があります。
特徴 | 理由 |
---|---|
安定志向が強い | 同社は急成長中のため、体制や方針が変化することも多く、変化をストレスに感じる人には不向き |
受け身な姿勢 | 「教えてもらう」「任されるのを待つ」というスタンスでは成果が出にくい環境 |
地道な努力が苦手 | 自発的な勉強や情報収集が求められる中、継続的な努力ができない人は評価されづらい |
フィードバックを受け入れられない | 自分の考えに固執し、改善の余地を認めない人は成長機会を逃してしまう |
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つまり、「手厚い教育制度があるから安心」という思考ではなく、自ら成長の機会をつかみにいく意欲と覚悟が必要です。
まとめ
ライズコンサルティングは、ハイレベルな成果が求められる一方で、飛躍的な成長機会が得られるフィールドです。
「変化を楽しみたい」「実力を早くつけたい」「価値を出すことにこだわりたい」という人にとっては、最適な環境といえるでしょう。
ただし、受け身な姿勢や安定志向の強い方にとっては、ギャップを感じやすいカルチャーでもあります。
だからこそ、自分自身の志向や将来のキャリアビジョンに照らし合わせて、慎重な判断が必要です。
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