コンサル業界に学歴フィルターはある?転職・新卒における場合とファーム別の傾向を紹介
2026年02月17日更新
「やはり高学歴でないと難しいのでは?」「コンサルは学歴で判断されるって本当?」
コンサルティング業界への転職を考える人の中には、上記のように不安になる人もいらっしゃるのではないでしょうか。
実際、戦略系のトップファームには難関大学や海外名門校出身者が多く在籍し、応募の段階で学歴によるスクリーニングがおこなわれるケースも多いです。
しかし、高学歴でなくてもコンサル転職を成功させる事例もあります。
本記事では、コンサル業界に学歴フィルターがあるとされる背景をまとめたうえで、学歴に自信がない人がコンサル転職を実現するためのポイントを解説していきます。
これからコンサルタントを目指す人や、転職活動に踏み出そうとしている人は、ぜひ参考にしてください。
著者

大河内 瞳子
Okochi Toko
株式会社MyVision執行役員
名古屋大学卒業後、トヨタ自動車での海外事業部、ファーストリテイリング/EYでのHRBP経験を経てMyVisionに参画。HRBPとして習得した組織設計、採用、評価などの豊富な人事領域経験を生かした支援に強みを持つ。
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監修者

岡﨑 健斗
Okazaki Kento
株式会社MyVision代表取締役
東京大学を卒業後、ボストンコンサルティンググループ(BCG)に入社。主に金融・通信テクノロジー・消費財業界における戦略立案プロジェクトおよびビジネスDDを担当。採用活動にも従事。 BCG卒業後は、IT企業の執行役員、起業・売却を経て、株式会社MyVisionを設立。
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コンサルティングの求人情報
[EII]【福岡】オープンイノベーション担当コンサルタント(Edge Incubation & Innovation所属)※急募※
想定年収
595万円~
勤務地
福岡県福岡市
業務内容
業務内容 ●クライアントが持つアセットを利用した外部企業連携(オープンイノベーション)に関する支援 ・クライアントの新規事業支援、戦略立案、体制構築、外部企業とのマッチングの支援 ●アライアンス対象業種 ・金融業界から非金融業界まで幅広く 役割及び責任 <シニアコンサルタント、コンサルタント> ●特定の業界や業務領域に関する高い専門性を持ち、担当プロジェクトにおいて、局面によってはマネジャーの代わりを担える存在として活躍頂きます。 ●マネジャー以上からの一定程度のガイドがある状況において、プロジェクトの計画を作成し、プロジェクト遂行時においては、下位メンバーをリードしながら、成果物を作成していくことが期待されます。
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[FS-SOL]【Planning & Operation (P&O)】金融業務改革コンサルタント
想定年収
595万円~
勤務地
東京都千代田区
業務内容
最新のテクノロジーやソリューションを利活用した金融機関における業務改革、統合後の業務/組織の構想や実現に向けた方向性等を示すと共に、クライアントに寄り添いながら実際のプロジェクトを遂行して頂きます。 ・デジタル/RPAを活用した業務プロセス改革 ・グループ全体最適を見据えた組織・人材のアロケーション ・経営指標の設定と経営管理態勢全般の改革 ・顧客体験向上を主眼としたオペレーティングモデルの再構築 ・AI/データアナリティクスを活用した業務の高度化 ※コンサルティング業務(変更の範囲)当社の指定する業務 具体的な案件 ・デジタル活用による業務改革支援 ・金融新会社設立におけるオペレーションモデル検討支援 ・本部業務抜本的見直しに伴う業務改革支援 ・デジタル化を見据えたカスタマーサービスの5か年計画策定 《役割および責任》 ●シニアコンサルタント 管理職の指導のもと、以下の役割および責任が求められます。 1.定められたスコープ、成果物に基づくタスクを作業アプローチの検討を含め、確実に遂行する。 2.チームレベルのリーダーとして下位メンバーとともにタスクを推進し、担当領域に関するインチャージのリーダーとしてお客様と責任を持って相対する。 3.自身の専門性を定め、クライアントに示唆を与える。 ●マネジャー以上 ①プロジェクトにおけるスケジュール、要員、予算、成果物、およびスコープの管理 ②コンサルタント、シニアコンサルタントへの作業指示・品質レビュー ③新規案件受注に向けた提案活動、サービス開発活動
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[FS-SOL]【P&O PE-MB】 ビジネスイノベーション・業務改革コンサルタント
想定年収
595万円~
勤務地
東京都千代田区
業務内容
●業務プロセスの改善 ・金融機関のミドル・バック業務領域の業務プロセスを分析し、オペレーショナル・エクセレンスの実現に向けた提案・サポートを行う ・業務プロセスの改善に伴うミドル・バック業務領域のシステム導入に関するニーズや課題を把握し、最適なシステムの選定や導入計画の策定や、システム導入におけるプロジェクト管理やリスク管理を行う ・業務プロセスの改善の効果測定や評価を行う ●コンサルティングノウハウの蓄積と共有 ・金融機関のミドル・バック業務領域に関する業務知識やシステム知識を深める ・金融領域のコンサルティングノウハウやベストプラクティスを蓄積し、社内外に共有する ・金融機関のミドル・バック業務領域に関する最新の動向や課題についてリサーチや分析を行う 《役割および責任》 ●マネージャー以上 ・金融機関のミドル・バック業務領域に関するプロジェクトの企画や提案を行う ・クライアントとの信頼関係を築き、ニーズや課題を把握する ・プロジェクトの目的、スコープ、スケジュール、予算、リスクなどを管理する ・プロジェクトチームのリーダーやメンターとして、メンバーの育成や評価を行う ・社内外のステークホルダーとの調整やエスカレーションを行う ・金融領域のコンサルティングサービスの開発や拡大に貢献する ●コンサルタント/シニアコンサルタント ・金融機関のミドル・バック業務領域に関するプロジェクトの実行を担当し、クライアントとのコミュニケーションや調整を行う ・現状分析、要件定義、ソリューション設計、テスト、移行などの各フェーズで作業を進める ・プロジェクトチームのメンバーとして協力しながら、自身の担当範囲を遂行する ・ドキュメントの作成やレビュー、品質管理などの業務を行う ・自らの専門性を高めるために、最新の技術や業界動向について学習する
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[FS-SOL]【PMO-PMI & Global】金融業界向けPMI・PMOコンサルタント(P&G)
想定年収
595万円~
勤務地
東京都千代田区
業務内容
業務内容 P&Gチームの業務の中で、主にPMOやPMI関連の案件で活躍いただける人材を本ポジションでは募集します。 金融機関における下記のサービスの遂行・管理をご担当いただきます。 ・PMO(Project Management Office)関連プロジェクト ・PMI(Post Merger Integration)関連プロジェクト ・プロジェクトリスクマネジメント支援 【具体的な案件】 ・大手銀行・証券会社・保険会社・ネット銀行における大規模IT・システム開発等に関するPMO支援 ・保険会社・地方銀行における企業買収・統合時のPMIーPMO、および、PMI関連支援 ・大手銀行における勘定系システム等の大規模システム更改大手銀行・証券会社・保険会社におけるリスクマネジメントPMO支援 ・大手銀行・証券会社・保険会社における大規模システムプロジェクトの第三者評価支援 《役割および責任》 ●マネージャー以上 ・クライアントにおけるニーズや課題の把握、新規・継続提案活動、および、当該活動に関する他組織/チームとの連携 ・クライアントのマネジメント層とのコミュニケーション、期待値管理、長期的な信頼関係構築 ・プロジェクトにおける目的、スコープ、スケジュール、要員、予算、成果物等のプロジェクト管理 ・コンサルタント、シニアコンサルタントへの作業指示・品質レビュー ・各種会議のファシリテーション(日本語・英語共に) ・経営マネジメント層等のステークホルダーとの合意形成 ・自身の専門分野におけるThought Leadershipの発揮、社内外への情報発信 ・サービスアセット/オファリングの整備ならびにソリューション開発のリード ・クロスファンクション、クロスボーダーのネットワーク活用による社内外人脈構築 ・ビジネスアナリスト、コンサルタント、シニアコンサルタントの指導・育成 ●コンサルタント/シニアコンサルタント 管理者指導の下、以下の作業を実施していただきます。 ・プロジェクトスケジュールの策定、および、アップデート ・課題・リスクの抽出、および、抽出課題に対する解決策の検討、課題の解決状況のトラッキング ・顧客担当者とコミュニケーションしながら、プロジェクト進捗状況のモニタリング及びステークホルダーに向けたレポーティング資料の作成 ・プロジェクトチームのメンバーとして協力しながら、自身の担当範囲を遂行する ・自らの専門性を高めるために、最新の技術や業界動向について自主的に習得する
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[P&C]【大阪採用】People&Change-人事系テクノロジーコンサルタント
想定年収
595~1,040万円
勤務地
大阪市
業務内容
先の読みづらい事業環境下、多くの企業で事業改革が推進され、人材マネジメントも高度化・多様化しています。 人事部門が限られたリソースでこれら課題に向き合うには、人事自身がDigitalとDataの活用を梃に足元の業務を効率化し、役割を高度化していくほかありません。 このような背景からP&Cの人事系テクノロジーコンサルタントは、AIを含むデジタルツールや人事情報システム、データアナリティクス等を用いて、クライアント人事部門の高度化や効率化、サービスデリバリーモデルの変革、データ起点での意思決定モデルの開発、高度なタレントマネジメントの実装を支援します。 ●具体的には、クライアントに伴走して次のようなプロジェクトを推進します ・ 人事部門機能改革(ミッション/役割/組織体制設計、アクションプラン作成、定着) ・ HRシステム構想(システム全体像構想、RFP作成、システム選定) ・ HRシステム要件定義、新業務設計、プロジェクト管理 ・ HRシステム稼働支援、定着に向けたチェンジマネジメント ・ HRサービスデリバリーモデル構想、導入(シェアードサービスセンター構築/改革、アウトソーシング活用、セルフサービスツール、Digital ツール適用) ・ 人的資本情報関連ダッシュボード構想、導入 【具体的な案件】 ・ 人材マネジメント高度化を実現する人事システム構想策定 ・ 人事システム導入に向けたRFP作成と導入ベンダー選定 ・ HRサービスデリバリーモデル、オペレーションアセスメント ・ 人事業務改革(BPR)、シェアードサービスセンター設立構想 ・ BIシステム、AIツールを使ったPoC 等 <直近の案件例> ・ グローバルタレントマネジメント構想策定とシステム導入支援(製造) ・ 人事システム構想策定(大手メディア) ・ シェアードサービスセンター設立アセスメント(大手メディア) ・ AIを活用した人材育成、適正配置の効率化・高度化支援(金融) ※コンサルティング業務 (変更の範囲)当社の指定する業務 役割及び責任 <コンサルタント及びシニアコンサルタント> マネージャー以上の管理者の指導のもと、次の役割を担っていただきます。 ・ 人事業務とシステムの分析および課題に対する解決策の検討 ・ 適用ソリューションの選定、プロジェクト実行計画の策定 ・ 各種レポーティング <マネージャー以上> ・ プロジェクトスケジュール、要員、予算、成果物及びスコープの管理 ・ コンサルタント及びシニアコンサルタントへの作業指示・品質レビュー ・ 新規案件もしくは継続案件受注に向けた提案活動
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コンサル業界に学歴フィルターはある?
コンサル業界は高い論理的思考力や構造的な問題解決力が求められるため、他業界と比べて学歴が重視される傾向があります。
ここでは、コンサル選考における学歴の位置づけについて、新卒・中途それぞれの観点から詳しく解説します。
一定存在すると考えられる
コンサル業界には、「学歴フィルター」が一定存在すると考えられます。とくに、外資系戦略ファームや日系大手の戦略系ファームでは、東京大学や京都大学をはじめとする旧帝大、早慶、さらには海外トップスクール出身者が多く在籍しています。応募者の多さや業務の特性を踏まえると、学歴をひとつの評価軸としてスクリーニングしている企業があるのも事実でしょう。
ただし、これはあくまで一部のファームに顕著な傾向であり、コンサル業界全体で見れば、高学歴でなくても採用されている事例は多数あります。実際、アクセンチュアの口コミには以下のような声もあり、学歴にかかわらずチャンスがあることがわかります。
高卒・中卒でも実力次第で年収2,000万円を超えていた 引用:OpenWork
コンサルタントに求められるのは、論理的思考力や課題解決力、そしてクライアントに価値を提供する実行力です。たとえ学歴に不安があっても、スキルや実績を示すことで、十分に採用される可能性はあります。
学歴が選考に影響する場面は確かにありますが、それを理由に就職・転職を諦める必要はありません。自分の強みを理解し、戦略的に準備を進めることで、コンサル業界でのキャリアを切り拓くことは可能です。
新卒と中途では学歴の比重は異なる
コンサル業界では、新卒採用と中途採用で学歴の影響度が大きく異なります。とくに新卒の場合は、職歴や実務経験がないため、学歴が選考上の重要な判断材料として扱われることが一般的です。
ファームによっては、国内外の有名大学を出ていることや、留学経験を有していることを条件に掲げているケースもあります。たとえば三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社の評判には、以下のようなものが見られます。
高学歴が多く、ほとんど新卒は院卒から採用している。そのため、社員のレベルが高く、みなきちんとした人である。 引用:OpenWork
このように、新卒採用では学歴や学業での実績が、その人のポテンシャルを測る基準として重視されやすいのです。
一方で、中途採用では、前職での業務経験や実績、保有スキルが評価に大きく影響します。書類選考では学歴も見られることがありますが、実際の選考過程では「何ができるか」「どんな成果を上げてきたか」がより重視されます。とくに、以下のようなものが評価材料として挙げられるでしょう。
- 業界経験
- 専門性
- 語学力
- リーダーシップ経験
たとえ学歴に不安がある場合でも、資格取得や実務経験、海外MBAなどを通じて挽回することは可能です。
このように、新卒では学歴の比重が高く、中途では実績やスキルのほうが重視される傾向があります。自分の立場に応じて評価されるポイントを見極め、戦略的に準備することが重要です。
【MyVision編集部の見解】 MyVision編集部の独自の見解として、学歴フィルターの有無だけを気にすることは本質的ではないと考えています。一般公開情報では「高学歴が多い」という事実が目立ちますが、本当に見るべきポイントは①どのポジションで応募するか②即戦力と評価される経験があるか③思考力をどのように証明できるか、の3点です。
学歴が不利に働くケースでも、ポジション設計や応募戦略次第で十分に突破可能な場合があります。学歴そのものより「選考設計」が結果を左右すると理解することが重要です。
コンサル業界に高学歴人材が多い理由
ここからは、なぜコンサル業界に高学歴人材が多いのか、主に3つの理由を解説します。
- 応募者のスクリーニングのため
- 業務との親和性が高いため
- クライアントへの説得力が増すため
順番に見ていきましょう。
応募者のスクリーニングのため
コンサルファームは新卒・中途採用を問わず、求職者の多い業界です。
世界的にも知名度の高い外資戦略ファームになればなおさらで、1次選考(書類選考)で数千人・数万人単位の応募者数になる場合もあります。
その中で、限られたリソースで効率的に選考を進めるため、初期段階で学歴によるスクリーニングをおこなわなければなりません。
とくに新卒の場合は社会人経験がなく、「ポテンシャル採用」となるため、学歴=地頭や努力の証明として扱われやすいのが現状です。
ポテンシャル採用とは、これまでの実績やスキルよりも、将来的な成長の可能性(ポテンシャル)を重視しておこなう採用手法のことです。新卒採用の場合は、社会人経験や実務実績がないため、将来どうなるかでの評価が決まります。
したがって、旧帝大や海外の名門大学出身といった学歴は、最初の振るい分けとしてわかりやすい指標といえるでしょう。
▼コンサル業界がハイクラスからの転職先として選ばれる理由について知りたい人は、以下の記事もおすすめです。
業務との親和性が高いため
コンサルタントの主な業務は、クライアント企業の課題を論理的に構造化し、問題解決策を提案することです。
具体的に必要なスキルは以下のとおりです。
- 仮説構築力や論理的思考力
- 数字を用いた定量分析スキル
- プレッシャー下でも粘り強く考え抜く「思考を持続する力(思考体力)」
このプロセスでは高い思考力や学習能力が不可欠であり、地頭力が必要とされます。
もちろん学歴だけで地頭力の高さを一概に測ることはできませんが、高学歴層は、一般に難関試験や入試を突破してきた経験があり、一定以上の地頭や処理能力を持っていると見なされがちです。
高学歴の人材を採用することで、コンサルタントとしての基礎的な能力を担保しやすいと考えるファームがあることも、採用時に学歴を見られる一因といえるでしょう。
▼コンサルタントの仕事内容について詳しく知りたい人は、以下の記事もおすすめです。
クライアントへの説得力が増すため
高学歴の社員を雇うと、クライアントからの信頼感が高まることもひとつの理由です。
高学歴はクライアント対応においてもプラスに働くことがあり、具体的に役立つシーンは以下のとおりです。
- クライアント側(大手企業経営層)も高学歴であることが多い
- 「自分よりも学歴が低い人にコンサルされるのは…」という心理的抵抗がある
- コンサルファームとしてのブランディング向上にもつながる
コンサルファームのクライアントである大手企業にも、高学歴の人が多く在籍しています。
そのため、「自社社員と同等以上の学歴を持つコンサルタントが対応してくれるのか」という点を意識するクライアントも存在します。
コンサルタントに高いフィーを支払う以上、「学歴を含めて優秀な人に任せたい」と考える企業もあるのです。
学歴がすべてとは限りませんが、大学名や学位がクライアントにとって心理的な安心材料となり、ファームとしてのブランディングにもつながっていることは事実です。
それぞれの理由から、コンサル業界には高学歴人材が多く在籍しているといえます。
コンサルファーム別の採用学歴傾向
コンサル業界には多様なファームが存在し、それぞれの採用方針や求める人材像にも違いがあります。なかでも「学歴」の重視度はファームのタイプによって大きく異なり、選考過程での扱われ方にも差が見られます。
ここからは、BIG4・日系コンサル・外資系戦略ファームの3つに分けて、それぞれの学歴傾向を見ていきましょう。
公式サイトや採用実績をもとに傾向をまとめていますので、自分の志望ファームがどのような学歴層を採用しているか、戦略を立てるうえでの参考にしてください。
BIG4
BIG4(Deloitte、PwC、EY、KPMG)のコンサルティングファームでは、新卒採用において東京大学・京都大学・早稲田大学・慶應義塾大学など、高学歴層の出身者が多い傾向にあります。応募者数が非常に多いため、一定の学歴でスクリーニングがおこなわれる可能性は否定できません。
一方で、中途採用では、学歴よりも前職での実績や専門スキルが重視されるケースが多く、工業高校卒業などの経歴からキャリアを積み、転職に成功している人もいます。
BIG4は成果主義色が強く、入社後は実力で評価されるため、学歴に自信がなくても十分に活躍できる可能性があります。
日系コンサル
日系コンサルティングファームでは、外資系と比べて学歴フィルターは比較的緩やかです。アビームコンサルティングやベイカレントコンサルティングなどの総合系ファームでは、東京大学や早慶に加えて、上智大学、ICU、MARCH、関関同立といった幅広い大学の出身者が在籍しています。
日東駒専や地方大学出身の入社実績もあり、学歴のみで判断されることは少ない傾向です。とくに中途採用では、実務経験やコミュニケーション力、業界知識などを総合的に評価するケースが多く、選考における学歴の影響度はさらに下がります。
業界特化型ファームでは、該当分野での実務経験やスキルのほうが重視されることもあり、学歴だけでは測れない「現場力」が評価の重点に置かれるでしょう。
外資系コンサル
マッキンゼー、ボストン コンサルティング グループ(BCG)、ベインなどの外資系戦略ファームは、学歴フィルターが最も厳しい層に位置づけられます。東京大学、京都大学、一橋大学などの旧帝大や、早稲田・慶應といった難関私大の出身者が中心で、上智大学やICUまでがボーダーラインとされるケースもあります。
これは、短期間で高度な分析と提案が求められる業務特性上、地頭や論理的思考力を学歴から推測するためです。また、クライアントに高学歴者が多いことから、同等以上の学歴を持つことで信頼を得やすいという背景もあります。
とはいえ、突出した実務経験や英語力、専門分野での知見があれば、学歴を超えて採用される可能性もあるため、自身の強みを活かしたアプローチをすることが重要です。
コンサル転職に資格はマストではない
コンサルタントとして働くうえで、特定の資格が必須になることはほぼありません。
もちろん、持っていないよりはあったほうが評価されやすいケースもありますが、それだけで採用に直結するとは限りません。
ファームが重視しているのは、論理的思考力や課題解決力、コミュニケーション力といった実践的なビジネススキルです。
資格が必要とされるのは、ファームが取り扱う案件との親和性がある場合に限られます。具体的には以下のとおりです。
| 業務内容・案件傾向 | 評価されやすい資格 | 補足ポイント |
|---|---|---|
| 財務・会計デューデリジェンス、M&A | 公認会計士(CPA)、USCPA | 財務分析・企業価値評価スキルを活かせる |
| 経営戦略・事業再生 | MBA(国内・海外) | フレームワーク思考やケース分析経験が評価対象 |
| 中小企業支援・業務改善 | 中小企業診断士 | 幅広い経営知識や現場改善への実務適用力が強み |
| 財務基盤の構築・経理支援 | 簿記1級・2級 | 会計の基本の理解を証明できる |
| 国際会計・クロスボーダー案件 | USCPA、国際会計資格(IFRS検定など) | グローバル案件における専門知識として有効 |
財務・会計系の案件が多いファームでは、公認会計士やUSCPAが歓迎されることもありますが、「活かせる場がある」からこその話です。
資格はあくまで補足的な強みであり、マスト条件ではないと理解しておきましょう。
学歴に自信のない人がコンサル転職を成功させるためにやるべきこと
学歴に不安がある人でも、ポイントを押さえて行動すればコンサル転職を成功させるチャンスは大いにあります。
ここでは主に4つの対策を紹介します。
- 評価される経験・実績を積み上げる
- 思考力とアウトプット力をバランスよく伸ばす
- 選考突破のステップとして「土台ファーム」を活用する
- プロの支援で選考突破力を高める
順番に見ていきましょう。
評価される経験・実績を積み上げる
コンサルタントを目指すうえで、どのようなバックグラウンドを持っているかは、採用側が重視するポイントのひとつです。中途採用では職務経験が、新卒では学生時代の取り組みや成果が、それぞれ評価対象で、いずれの場合でも、「自ら考え、行動し、結果を出した経験」があるかが問われます。
たとえば中途であれば、売上目標の達成、業務改善プロジェクトの成功、事業の立ち上げなどが代表例です。一方で新卒の場合は、ゼミ・インターン・学生団体・アルバイトなどでのリーダー経験や課題解決の実績が該当します。
共通して大切なのは、以下のような力を実践の中で証明できることです。
| アクション | 企業からの印象 |
|---|---|
| 売上や業務改善など数値で語れる成果を出す | 定量的な実績は説得力があり、成果主義のファームで高評価 |
| 課題発見→改善施策→実行のサイクルを経験する | 問題解決能力やPDCAスキルのアピールにつながる |
| プロジェクト推進やチーム牽引を経験する | リーダーシップ・巻き込み力の証明となる |
| 顧客との交渉・提案経験を積む | クライアントワークに必要な対人スキルを伝えられる |
| 自発的な改善提案や業務効率化に取り組む | 主体性や改善志向の高さをアピールできる |
こうしたエピソードは、学歴を補う武器として職務経歴書や面接での説得力を高めてくれます。経験の大小にかかわらず、どのように考え、動き、結果につなげたかを言語化できるように準備しておきましょう。
思考力とアウトプット力をバランスよく伸ばす
コンサルタントにとって、ものごとを論理的に整理し、筋道立てて考える力は不可欠です。さらに、それを相手にわかりやすく伝え、実務で活かすアウトプット力も、同じくらい重要な要素といえます。
たとえば面接では、フェルミ推定やケース問題を通じて、考え方のプロセスと結論の導き方が厳しく問われます。頭の中でロジックを構築できるだけでは不十分で、それを明快に言語化し、説得力を持って説明できるかどうかが評価のわかれ目になるでしょう。
以下のようなトレーニングを通じて、思考力とアウトプット力の両方を養っていくことが有効です。
| アクション | 具体例 | ポイント・習慣化のコツ |
|---|---|---|
| 論理思考の本を読む | 『イシューからはじめよ』『ロジカル・シンキング』など | 章ごとに要約・アウトプットして定着を図る |
| フェルミ推定に挑戦する | 「日本にある信号機の数は?」「1日に消費される卵の数は?」 | 毎日1問、スマートフォンのメモに仮説→計算の流れを書く習慣をつける |
| ケース問題を解く | 『東大ケーススタディ』『戦略コンサルの面接試験』など | 最初は模範解答を写経、徐々に自分で解法を組み立てる |
| 日常から「なぜ?」と問い続ける | 売れている商品の理由、ニュースの背景などを考察 | 因数分解・構造化を意識して仮説を立てる練習にする |
| 週1で「思考の棚卸し」をする | ノートや紙に「今週考えたこと・学んだこと」を整理 | ロジックで書き出すことで、論点整理・フレーム練習になる |
これらはすべて、コンサル業界の選考や実務に直結するスキルです。インプットにとどまらず、「考えを形にする力」まで意識して伸ばしていくことが、学歴に関係なく評価される人材への近道です。
▼コンサルタントに必要なスキルについて詳しく知りたい人は、以下の記事もおすすめです。
選考突破のステップとして「学歴を重視しないファーム」を活用する
もし第一志望のコンサルファームが高い学歴基準を設けている場合、まずは学歴をさほど重視しないファームで実務経験を積み、着実にステップアップを狙うのもひとつの方法です。
こうした企業には、以下のような特徴があります。
| 特徴 | 内容・理由 |
|---|---|
| 即戦力重視の中途採用が中心 | 学歴よりも「職務経験・スキル・成果」で評価される傾向が強い |
| 中小・ベンチャー規模のファームが多い | 人柄や成長意欲を重視するカルチャーで、学歴フィルターが緩やか |
| 専門領域に特化している | IT・人事・地方支援など、業務スキルや経験の人が重視されやすい |
| 社員の経歴が多様 | 有名大学だけでなく中堅大学や高卒出身者も活躍している実績がある |
| カルチャーフィット・主体性を重視 | 学歴よりも「自走力」「当事者意識」「現場への共感」などを採用基準とすることが多い |
| ポテンシャル採用の枠がある | 若手や未経験でも「吸収力」や「コミュニケーション力」でチャンスを得られる |
たとえばIT企業やSlerでプロジェクトマネジメントの経験を積んだ後、DX系コンサルファームへ転職する、あるいは人材・研修業界で法人営業を経験した後、人事・組織コンサルへ進むなど、実務経験を軸にしたキャリアパスは豊富にあります。
ただし、「最終的に別のファームに行きたい」といった意図を選考でそのまま伝えるのは避けるべきです。ステップアップの意志があっても、まずは目の前の環境で価値を発揮し、信頼を得ることが次の機会につながります。
「いま自分が評価されやすいステージからはじめる」という柔軟な戦略が、最終的に目指すファームへの道を開くポイントになるでしょう。
▼コンサル転職は未経験でも可能か気になる人は、以下の記事もおすすめです。
プロの支援で選考突破力を高める
学歴に不安がある人ほど、コンサル業界に特化した転職エージェントの活用が重要です。とくにコンサルファームは、業界ごとに採用基準が異なり、学歴を重視するかどうかもファームによってさまざまです。そのため、自分一人では適切な応募先を見極めるのが難しいケースもあります。
コンサル転職に強いエージェントであれば、以下のような支援が期待できるでしょう。
- 学歴の扱い方や基準を事前に把握し、通過する可能性の高い企業を提案してくれる
- 自分の職歴・スキルを踏まえた推薦文を作成し、選考通過率を高めてくれる
- 職務経歴書や志望動機のブラッシュアップ、ケース面接対策まで丁寧にサポートしてくれる
- 学歴以外の強みを客観的に言語化し、効果的にアピールできるよう導いてくれる
独力で応募すると、学歴による足切りに気づかずに落選することもあります。一方で、エージェント経由であれば、企業ごとの採用傾向や選考突破のポイントをふまえたアプローチが可能です。
コンサル転職は準備の質が結果を大きく左右します。だからこそ、信頼できるプロと二人三脚で臨むことが、学歴以上に大きな武器になるのです。
【MyVision編集部の見解】 MyVision編集部の見解では、「学歴に不安がある=大手は無理」と自己判断してしまうことが最も失敗しやすいパターンです。その理由は、ファームごとに評価基準が異なるにもかかわらず、情報不足のまま可能性を狭めてしまうからです。
実際には、特定領域の専門性や多くの成果実績があれば、学歴よりも実力を評価するファームも存在します。
重要なのは、自身の強みが刺さる企業を見極める戦略的な応募設計です。
学歴に自信のない人がコンサルファームへの転職を成功させた事例
ここからは、MyVision経由で転職を成功させた事例のうち戦略コンサルや総合系コンサルへの転身を果たしたふたりのケースをご紹介します。
内定実績がある人たちと比べると、学歴が少し差があったにもかかわらず、コンサル転職を成功させました。
学歴以外の強みをどうアピールすればよいのか、具体的なヒントにつなげてください。
事例1:Web系ベンチャーから外資戦略コンサルへ
| H・Aさんのプロフィール | |
|---|---|
| 学歴 | 地方私立大学卒 |
| 前職 | SIer(SEとして2年半勤務、主に運用保守業務) |
| 転職先 | ブティック系ファームのコンサルタント |
| 年収変化 | 350万円→400万円(約100万円増加) |
H・Aさんは、大学卒業後、SIerで2年半にわたってSE業務に従事していましたが、キャリアの伸び悩みと年収に不満を感じて転職を決意しました。
MyVisionのアドバイザーは、H・Aさんが携わっていたマニュアル作成や課題抽出、関係部署との調整業務にPMO的な素養があることに注目。ITコンサルとの違いや業務内容の棚卸しを丁寧におこない、方向性を再設計しました。
その結果、未経験からでも挑戦できるブティック系ファームのアナリスト職に内定。面接では論点整理や伝え方まで細かくサポートを受け、年収も約100万円アップという成果を手にしています。
事例2:他業界・他職種から総合系コンサルへステップアップ
| プロフィール | |
|---|---|
| 学歴 | 地方国立大学卒 |
| 前職 | 市役所(公務員として勤務) |
| 転職先 | ブティック系ファームのコンサルタント |
| 年収変化 | 450万円 → 600万円(約150万円増加) |
K・Fさんは大学卒業後、市役所で公務員として勤務していました。DXプロジェクトにかかわった経験から「もっと専門性を活かした仕事がしたい」と考え、民間企業への転職を検討したようです。
しかし、公務員からの転職は前例が少なく、ほかのエージェントでは消極的な反応が多かったとのこと。
そんな中、MyVisionの担当者は公務員出身者の転職支援実績が豊富で、終始ポジティブに向き合ってくれたことが決め手になりました。
官公庁案件に強いブティック系ファームを紹介され、志望動機の深掘りから面接対策まで徹底的な支援を受けて見事内定。
結果、年収は150万円アップし、キャリアの方向性も大きく拓けました。
コンサル業界への転職ならMyVision
コンサル業界への転職を目指すなら、まずは「MyVision」で無料相談を検討してみてください。
MyVisionは、元コンサルタントのみで構成されたプロフェッショナル集団であり、候補者の適性や志向性を深く理解したうえで、最適なキャリア設計を支援してくれます。
MyVisionには、とくに以下のような強みがあります。
- 戦略/総合系問わず、実務に即したアドバイス・ケース対策が可能
- 国内に展開するほぼすべての主要ファームとコネクションを保有
- 面接通過率向上を目指したピンポイントな指導を受けられる
- 公務員・SIer・営業職など異業種からの支援実績も豊富
「未経験からコンサルに挑戦したい」「学歴やキャリアに不安がある」という人にとって、MyVisionは信頼できるパートナーとして寄り添います。
コンサル転職は書類選考や面接の難易度が高く、とくに学歴に自信のない人にはハードルが高いと感じられるかもしれません。
しかし、弊社はあなたの強みを最大限に引き出し、目指すファームへの内定を勝ち取るまで徹底的にサポートいたします。
学歴が不安だけど、コンサル業界への転職に興味があるという人はぜひ無料相談からご連絡ください。
まとめ
コンサル業界には一定の学歴フィルターが存在するものの、高学歴ではないからといって諦める必要はありません。
ファームによって重視するポイントは異なり、中途採用であれば実務経験や実績、思考力がより重視されます。
学歴に自信がない人は、現職での成果を積み上げたり思考力を磨いたりして強みを明確化するとともに、コンサル特化型エージェントを利用して戦略的に転職活動を進めるのがおすすめです。
MyVisionでは、コンサル業界出身者を含むアドバイザーが在籍し、各ファームの評価基準や通過事例を踏まえて個別にサポートしています。
学歴にとらわれず、コンサルタントとしてのキャリアを切り開きたい人は、ぜひ前向きに挑戦してみてください。
FAQ
ここでは、コンサルタントの学歴に関してとくに多く寄せられる疑問を簡潔にまとめました。
Q1.コンサル業界では学歴がすべてですか?
学歴が一定の評価材料になるケースはありますが、それがすべてというわけではありません。とくに中途採用では、実務経験や成果、論理的思考力などがより重視される傾向にあります。
ポジションやファームごとの基準を理解し、自身の強みを適切に示すことが重要です。
Q2.学歴に自信がなくても大手コンサルに転職できますか?
可能性は十分にあります。学歴よりも専門性や具体的な実績が評価されるケースも多く、戦略的に応募先を選ぶことがポイントです。
自己分析と選考対策を丁寧におこなうことで、突破の可能性を高められるでしょう。




