日本総研のリアルな評判|働き方・年収・キャリアの実態を解説
2026年02月27日更新
日本総合研究所(日本総研)は、三井住友フィナンシャルグループの一員として、シンクタンク・コンサルティング・ITソリューションの3つの機能を併せ持つ総合情報サービス企業です。
官公庁や社会インフラ、スマートシティ、金融といった公共性の高い領域で豊富な実績を持ち、社会課題の解決に深く関与する点が大きな特徴といえます。日本総研の実態や転職先として魅力があるのか気になる人もいるでしょう。
本記事では、日本総研の企業概要や主要なコンサルティング領域、他ファームと比較した際の強みをわかりやすく解説します。日本総研へ転職を検討している人は、ぜひ最後までお読みください。
著者

岡﨑 健斗
Okazaki Kento
株式会社MyVision代表取締役
東京大学を卒業後、ボストンコンサルティンググループ(BCG)に入社。主に金融・通信テクノロジー・消費財業界における戦略立案プロジェクトおよびビジネスDDを担当。採用活動にも従事。 BCG卒業後は、IT企業の執行役員、起業・売却を経て、株式会社MyVisionを設立。
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監修者

大河内 瞳子
Okochi Toko
株式会社MyVision執行役員
名古屋大学卒業後、トヨタ自動車での海外事業部、ファーストリテイリング/EYでのHRBP経験を経てMyVisionに参画。HRBPとして習得した組織設計、採用、評価などの豊富な人事領域経験を生かした支援に強みを持つ。
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目次
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株式会社日本総合研究所(JRI)の求人情報
H2.通信メディア・ハイテク戦略コンサルティング(民間/公共)【東京】
想定年収
-
勤務地
東京都品川区
業務内容
当ポジションでは、通信メディア・ハイテク(情報通信、メディア・コンテンツ、先進テクノロジー)領域で主に民間企業向けの戦略コンサルティング(最新技術に関連した経営戦略や新規事業戦略策定およびその実行支援等)を行います。 <職務概要> 1.業務内容 ●「戦略策定」:通信メディア・ハイテク領域に関わる事業戦略の策定 ●「新規事業検討」:現保有資源の価値を最大化する新規事業検討・計画策定・パートナリング支援 ●「先進技術調査・影響評価」:先進技術の研究動向把握と深層の洞察・将来予測・影響評価 ●「事業性評価・事業DD」:革新的な〔不確実性の高い〕事業に関する将来性・収益性の評価 ●「研究開発戦略・マネジメント支援」:“売れる”研究開発ではなく“あるべき将来”へ導くR&D戦略検討 ●「DX戦略・計画策定」:経営と先進テクノロジーの橋渡しによる攻めのDX戦略検討 ●「データ利活用ビジネス創出支援」:死蔵データの収集・分析・利用方法をリデザインするデータビジネス検討 2.関連技術・テーマ ●情報通信 IoT、AI、DX、5G/6G、ローカル5G、IOWN、暗号通信、プラットフォーム、デジタル全般 ●メディア・コンテンツ デジタルメディア、エンタメ、コンテンツ、ゲーム、アニメ、メタバース、デジタルマーケティング ●ハイテク AI、LLM、GPU、半導体、データセンター、量子コンピュータ、ブロックチェーン、人間拡張、フィンテック、サイバーセキュリティ、フィジカルインターネット、パーソナルデータ、認証、ロボティクス、SDV、自動運転、ドローン、蓄電池、次世代電池、分散電源、マテリアルズインフォマティクス等
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D2.デジタル戦略/自治体DX/地域産業振興(公共)【東京】
想定年収
-
勤務地
東京都品川区
業務内容
当ポジションでは、「公共×デジタル」を主テーマとし、幅広く、行政機関の支援を実施しています。具体的には、行政経営から、教育、防災、観光など、これまでのグループとしての実績、各メンバーの専門性や問題意識などを総合的に勘案しながら、具体的な公共分野におけるテーマ設定して活動しています。 職務概要 官公庁に働き掛け、行政のデジタル化支援・地域のデジタル化支援に関する調査・コンサルティングを行います。 ●国や自治体におけるデジタル化政策 ●行政におけるDX戦略(DX戦略立案、DX推進プロジェクトの実施支援等) ●データ利活用の促進(EBPM等) ●行政におけるシステム企画・調達(システム企画、最適化、再構築、予算精査、要件定義、調達支援等) ●行政における業務改革(業務の見える化、デジタルツール等の活用による業務改善手法の提案等) ●地域デジタル化戦略および実装支援(防災、教育、観光、地域活性化、地域企業DX化支援、等) ●その他、デジタル化と関りが深い産業振興政策、地域振興政策 等
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H1.テクノロジー×新規事業開発コンサルティング(民間公共)【東京】
想定年収
-
勤務地
東京都品川区
業務内容
民間企業各社の「本業とは別の売上創出」にフォーカスし、事業開発・領域拡張を支援します。 ①新技術/市場の精通、 ②業際に生まれる機会へのリーチ、 ③評論家とは違う事業の最前線を意識しています。 数百事業の検討経験に基づくナレッジ・ネットワーキングと、所属コンサルタントの持つ発想力を組み合わせ、新領域を創出します。 <職務概要> 1.技術系メーカー・社会基盤系企業における技術や資源をベースとした領域拡張(事業・技術の探索や事業開発、及びR&D支援) ●顧客:機械・機械加工メーカー、エネルギー機器メーカー、各種素形材メーカー、左記業界のバイオ部門、各種エンジニアリング、エネルギー・インフラ 等 ●ソリューション:技術を核とした事業領域探索、有望事業の事業戦略・計画策定、不足資源充足のためのM&A支援、コーポレートR&D再構築、パイロット開発営業支援、サービスデザイン、PoC支援 2.粗利率の高いライフスタイル提案企業における感性とデータ・技術を融合した業態革新・業態開発 ●顧客:アパレル小売、セレクトショップ、ライフスタイル外食、家具・雑貨、ドラッグ・調剤、リゾート・宿泊業態 等 ●ソリューション:戦略投資ブランド・業態の選定(ブランドポートフォリオ)、ビジネスモデル革新、業態開発、ブランド評価・ブランディング 3.新しい技術を使用する難易度の高い投資型事業のプロジェクトファイナンス等を活用した事業開発 ●顧客:デベロッパー(洋上風力・太陽光等再エネ開発)、プラントエンジ、SIer(各種エネルギーシステム)、総合商社、建設会社 等 ●ソリューション:ビジネススキーム策定、事業開発プロジェクトマネジメント、フィジビリティスタディ、単一企業に閉じない持続可能性の高い地域・国内エコシステム設計(産業創出等)
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B5.組織人事コンサルティング(人事戦略・制度構築・人的資本経営)【大阪】
想定年収
-
勤務地
大阪市
業務内容
当ポジションでは、主に民間企業を対象とした人的資本経営をテーマとするコンサルティング、コンサルティングソリューションの開発及び情報発信を行います。 *人的資本経営とは、経営戦略と連動した人材戦略の策定から、人材戦略の推進に向けた各種組織・人材マネジメント(例:採用・配置・育成・退職等に関する制度・プロセス等の運用基盤)、これを支える人事制度や働き方に関するルールや環境の整備、運用支援までを領域とする組織・人材開発テーマです。 <職務概要> 1.企業の持続的成長を支える基盤である「人的資本経営」に関するコンサルテーション提供 ●コンサルティングプロジェクトの生産リーダーとして、企画提案内容に基づきプロジェクトを推進・リードする ●コンサルティングを通じて得た知見をもとに、当該テーマのプロモーションに資する情報発信を行う 2.アカデミアとの協業による組織・人材開発に関する新たなコンセプト・ソリューションの開発及び普及啓蒙 ●アカデミアでの研究テーマ等を起点とした組織・人材開発に関するソリューション開発を自ら構想し、アカデミアやHRスタートアップ等との共創を通じ開発・普及を牽引する ●開発した概念、ソリューションについて、啓蒙・プロモーションに関する情報発信を行う
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B3.経営戦略コンサルティング(企業価値向上×社会課題解決)【東京】
想定年収
-
勤務地
東京都品川区
業務内容
●業務内容 当ポジションでは、「戦略の力で社会価値を創出する」をコンセプトに、顧客の経済的成長が社会的価値に繋がるよう、戦略策定から実行まで支援しています。 「顧客成長≒経済成長≒社会課題解決」となる好循環を目指し、各領域のプロフェッショナルが顧客に伴走型で支援するのが特徴です。 ▼職務概要 1.経営・事業戦略 存在意義(パーパス)から、どうありたいか(ビジョン)、到達地点に向けた戦略として中計・事業戦略の策定を支援 2.サステナビリティ 経済・社会・環境の価値の創出を、価値創造の文脈を意識し、財務と非財務がバランスする戦略策定、ESG対応を支援 3.事業開発 社会課題を解決するような新規事業を、スタートアップや自治体等と共創しながらオープンイノベーション型で開発することを支援 4.ブランディング&マーケティング デジタルマーケティング等の手法に飛びつくのではなく、「売れて当たり前のロジック」を構築することで、顧客や市場にフィットするマーケティング戦略を策定し、実行を支援
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そもそも日本総研とはどんな会社?
日本総研(日本総合研究所)について、すでにある程度の情報を持っているという人もいるのではないでしょうか。
日本総研がどのような会社なのか、その企業概要、コンサルティング領域、そして他ファームと比較した際の強みをご紹介します。
日本総合研究所の企業概要
日本総研は、「未来を洞察し、社会とSMFGの未来を拓く」ことをミッションに掲げ、シンクタンク、コンサルティング、ITソリューションの3つの機能を有する総合情報サービス企業です。
三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)の一員としての知見を背景に、1969年の設立以来、社会と経済の発展に貢献してきました。
| 社名 | 株式会社日本総合研究所 |
|---|---|
| 代表者名 | 代表取締役社長 / 谷崎勝教 |
| 設立年 | 1969年 |
| 従業員数 | 2,962名(2023年3月末現在) |
| 資本金 | 100億円 |
| 売上高 | 2,143億円(2022年3月期) |
| 株式公開 | なし(株式会社三井住友フィナンシャルグループによる100%保有) |
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主なコンサルティング領域と特徴
日本総研の提供するコンサルティング領域は、経営戦略や事業戦略、M&A戦略、財務戦略、新規事業開発、DX、ITコンサルティング、人事・組織・人材など多岐にわたります。
なかでも、社会課題解決型コンサルティングに強みを持っている点が特徴です。
業界別に見ると、官公庁や社会インフラ、スマートシティ、地域活性化、金融分野などの案件にとくに強みを持っています。
- 公共・社会システムコンサルティング:官公庁や地方自治体、公共団体向けに、少子高齢化、地域活性化、環境問題など、社会が直面する複雑な課題に対して、政策立案支援から実行までを支援します。
- 金融コンサルティング:SMFGグループの一員としての強みを活かし、金融機関の経営戦略、業務改革、リスク管理、デジタル変革などを支援します。
- 事業戦略・新規事業コンサルティング:一般企業向けに、市場調査、事業戦略立案、M&A戦略、新規事業開発などを支援し、持続的な成長をサポートします。
- ITコンサルティング:最新のテクノロジーを活用したDX推進、システム戦略立案、AI・データ活用支援など、企業の競争力強化を支援します。
これらの領域において、グループ内の豊富なリソースと、シンクタンクとしての調査・研究能力を背景に、単なる戦略策定に留まらず、「実現性」を重視したコンサルティングを提供しています。
他ファームと比較した日本総研の強み
日本総研の強みとして、以下の3つのポイントが挙げられます。
- 社会貢献性の高さ:公共性の高いプロジェクトや社会課題解決型のコンサルティングに注力しており、自身の仕事が社会に貢献している実感を得やすい環境です。
- 実行支援よりも政策・戦略立案に注力:日本総研は、SMFGグループ(三井住友フィナンシャルグループ)のシンクタンク・コンサルティング部門として、マクロ経済分析や社会情勢、技術動向などを深く研究しており、金融業界に関する非常に深い知見と専門性を有しています。この知見を最大限に活用し、クライアントが直面する課題の根本原因を特定し、将来を見据えた本質的な政策や戦略を立案できる点が強みです。
- シンクタンク、コンサルティング、ITソリューションの連携による独自の価値:日本総研では、シンクタンクが社会課題を深く掘り下げ、コンサルティングが政策や事業戦略を立案し、ITソリューションがデジタル基盤を構築することで、複雑な社会課題に対して、調査・分析から提言、そして具体的な社会実装までを一貫して支援。互いに連携し、相乗効果を生み出すことで、真の意味での社会貢献を実現しています。
日本総研の評判
日本総研への転職を検討するうえで、実際の社員の声は非常に参考になるでしょう。
ここからは、日本総研の良い評判と悪い評判を具体的に見ていきましょう。
良い評判
良い評判としては、以下のような意見が挙げられます。
- 社会的意義のある仕事に携われる
- 働き方に柔軟性があり落ち着いた雰囲気
- 専門性を深められる土壌がある
- 安定性が高く長期的なキャリア形成がしやすい
以下で、それぞれについて詳しく解説します。
社会的意義のある仕事に携われる
“担当するプロジェクトによっては、日本を代表する主要企業や、官公庁の中枢をクライアントとした案件に従事できる。自身の仕事が直接大きな結果につながる経験を若手のうちから経験しやすいことは非常に大きな魅力であると感じる。”
“顧客は大企業が中心なのでニュースになったり、業界に大きな影響を与えるプロジェクトに関与する、重要な役割を担うことができます。”
“日本を代表するような大企業や公的機関に対してコンサルティングサービスを提供できる点は大変魅力的。社員の方々も、社会をより良くしたいという想いにあふれた、情熱ある方が多かったように記憶している。”
日本総研は、官公庁や地方自治体といった公共セクターの案件に強みを持っています。
そのため、「自分の仕事が社会課題の解決に直結していると感じられる」「社会貢献性の高いプロジェクトに参画できる」といった声が多くあるのが特徴です。
とくに、人口減少、地方創生、環境問題など、日本が抱える喫緊の課題に対し、政策立案から実行まで深く関与できることは、大きなやりがいにつながるでしょう。
働き方に柔軟性があり落ち着いた雰囲気
“裁量労働制のクラスの方が中心ではあったが、午後から出社など働く場所は柔軟に選べる印象。”
“リモートワークが進んでいて、柔軟な働き方ができます。”
“会社として休暇の取得を推進しており、半休など柔軟な仕組みもある。育休や介護休暇など、人生のイベントのサポートも充実してきている。”
日本総研は、外資系コンサルティングファームのような「Up or Out(昇進か退職か)」の文化とは異なり、比較的落ち着いた雰囲気であるという評判があります。
「チームで協力して仕事を進める文化がある」「ワークライフバランスを重視できる」といった声は、長期的なキャリア形成を考えるうえで魅力的に映るかもしれません。
また、フレックスタイム制度やリモートワークが浸透しており、働き方の柔軟性が高い点も評価されています。
専門性を深められる土壌がある
“個人に許されている裁量の範囲が広く、個々人で関心のある領域に注力して専門性を高めていくことが可能”
“研修が充実しており申請すれば数十万円する講習も受講できる。自分に合った研修をカスタマイズして専門性を更に磨くことが可能である。”
シンクタンクとしての機能も持つ日本総研は、知の蓄積と共有を重視する文化があります。
そのため、「特定分野の専門性を深く掘り下げられる」「研究者と協力しながらプロジェクトを進められるため、多角的な視点が得られる」といった評判が見られます。
また、研修制度や資格取得支援も充実しており、自身のスキルアップを積極的に支援する土壌があるといえるでしょう。
安定性が高く長期的なキャリア形成がしやすい
“成長については、1年目からバリバリ働くというよりはじっくりと育て上げてくれる。指導員が付いたり、研修も豊富でマニュアル化されている部分もあるので安心である。全体的に、大手企業の安定さを感じる。”
“IT知識がない or 技術に興味がない人にとっては、薄く広いIT知識がつき、かつ安定しているため、よいかもしれない。”
三井住友フィナンシャルグループという安定した基盤を持つことは、日本総研の大きな強みです。
「経営基盤が安定しているため、長く働ける」「リストラのリスクが低く、腰を据えてキャリアを築ける」といった声が多く聞かれます。
とくに、長期的な視点でキャリアを考え、安定した環境を求める人にとっては、大きな魅力となるでしょう。
悪い評判
日本総研の悪い評判としては、以下が挙げられます。
- 保守的な組織体制で変化に時間がかかる
- 配属やプロジェクトの希望が通りにくい場合がある
- 業務内容や忙しさの割に給料が少ない
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
保守的な組織体制で変化に時間がかかる
“銀行文化からか、社内事務や手続きに時間を費やし、何事もスピード感に欠けている。”
“意思決定のスピードが遅く、新しい技術やサービス導入に時間がかかってしまうことも”
“グループ会社のシステム開発がほとんどであるため、保守的な組織の印象が強く、自分の性格と照らし合わせて入社を考えるべき”
日本総研は三井住友フィナンシャルグループの一員であり、歴史のある日本企業であるため、「意思決定に時間がかかる」「新しいことへの挑戦に慎重な傾向がある」といった声も聞かれます。
とくに、スピード感を持って変化を求める人にとっては、保守的な組織体制が物足りなく感じる可能性もあるでしょう。
配属やプロジェクトの希望が通りにくい場合がある
“志望動機として多い普段利用するようなアプリの開発に必ずしも関われるとは限らない。また、部署の方針によっては社員で開発する部署や社員はマネジメントのみでほとんどを協力会社に委託する場所もあり、場所によって業務内容も全く異なる。”
“特に若手のうちは各種申請作業や派遣社員の作業立ち会いなど、雑務の割合が多い場合がある。そのため、将来のキャリアやスキルアップに不安を感じ、案件推進にもっと時間を避けられる環境に行きたいと考えた。”
日本総研は大規模な組織であるため、「希望する部署やプロジェクトに必ずしも配属されるとは限らない」「自身のキャリアプランと異なるプロジェクトにアサインされることもある」という声もあります。
これは、組織全体の事業計画や人員配置の都合上、日本総研に限らず大手企業では避けられないでしょう。
業務内容や忙しさの割に給料が少ない
“大手金融機関や外資と比較すると低い”
“業務内容・忙しさの割に給料が少ない”
コンサルティングファームのなかでも、外資系戦略ファームと比較すると、「年収水準が低いと感じる」「業務の難易度や忙しさを考慮すると、もう少し給料が高くても良いと思う」といった声も一部で見られます。
そのため、高単価の報酬を最大のモチベーションとする人にとっては、ギャップを感じる可能性があるでしょう。
▼日本総研の年収について詳しく知りたい人は、以下の記事もおすすめです。
日本総研の働き方とワークライフバランスの実態
コンサルティング業界と聞くと、激務、残業が多いというイメージを持つ人もいるでしょう。
しかし、日本総研は、前述した良い評判のなかでも挙げられていたように、ワークライフバランスを比較的実現しやすい企業文化があります。
ここでは、その実態について詳しく見ていきましょう。
残業は少なめで有給は取得しやすい
日本総研では、全社的に残業時間の削減に取り組んでおり、部署やプロジェクトによって差はあるものの、過度な残業は少ない傾向です。
実際に、「以前の職場に比べて残業が格段に減った」「定時で帰れる日も多い」といった声もあります。
また、有給休暇も比較的取得しやすい環境であり、プロジェクトの調整さえできれば、長期休暇を取ることも可能です。
これは、私生活との両立を重視する人にとっては大きな魅力となるでしょう。
公式サイトによると、月の平均残業時間は11.5時間、有給休暇取得率は74.5%(※2024年度実績)で、データを見ても働きやすい環境であることがわかります。
さらに、時間外労働時間、長時間労働者数を定期的にモニタリングし、グループを挙げて労働環境の改善に取り組んでいるのが特徴です。
フレックスやリモートワークにより多様な働き方が可能
日本総研では、フレックスタイム制度やリモートワーク制度を導入しており、個人のライフスタイルや都合に合わせて、多様な働き方が可能な環境です。
全社員にテレワークが可能なパソコンを配布しており、会社として在宅勤務を推奨しています。
「週に3日まで」といった制限なく、自由に在宅勤務を利用可能です。
さらに、フレックス制を採用しており、1ヶ月の総労働時間の範囲で、出勤日の労働時間を自分の裁量で決められます。
子育て中の社員や介護中の社員にとっては、時間の融通が利きやすく、働き続けやすい環境といえるでしょう。
ワークライフバランスを重視する組織文化を持つ
日本総研は、「性別やライフステージを問わず『社員全員にとって働きやすい職場づくり』」という方針を継続して掲げている企業です。
女性、男性にかかわらず、ライフイベントによって就業の継続やキャリア形成に影響が出ないように、さまざまな制度の拡充や活用実績を積むことによって、社員が互いにサポートし合う企業文化が定着しています。
出産や育児、介護を経ても、社員が長く働けるようサポートする制度も充実しており、平均勤続年数は、女性が12.0年、男性が13.0年です。(※2024年3月現在)
成果主義一辺倒ではなく、長期的な視点で社員の成長を支えようとする組織風土があるといえるでしょう。
日本総研の年収と評価制度の実態
転職において、年収は重要な要素のひとつです。
日本総研の年収水準や評価制度はどのような実態なのでしょうか。
年収水準の目安とレンジ
口コミサイトのデータによると、約723万円(※2025年7月現在)で、他の国内系シンクタンク・コンサルティングファームと比較すると、平均的かやや高めの水準といえます。
職種別の年収は以下のとおりです。
- エンジニア・SE:約642万円
- コンサルタント:約1,119万円
- プロジェクトマネージャー:約699万円
- 開発:約750万円
このように、職種ごとに平均年収にばらつきがあることがわかります。
もちろん、同じ職種でも、個人の評価や業績によって年収は変動しますので注意が必要です。
年功序列的な要素も残る昇進制度
日本総研の昇進制度は、実力主義の要素も取り入れつつ、年功序列的な要素も一部残っているといわれています。
実際に、「年2回の評価期間ごとに、目標設定や業務評価がおこなわれるものの、年齢や社歴が評価に影響している」という声も挙がっていました。
一方で、近年は成果主義を導入し、個人の能力や成果をより重視する方向へシフトチェンジしているという話もあります。
短期間での急激な昇進は難しい一方で、着実に経験を積んでいけば、安定的にキャリアアップできる可能性が高いといえるでしょう。
こうした制度については、終身雇用が担保され、一定の給与が確保されるというJTCらしい側面と、実績が評価に連動する外資系戦略コンサル的な側面のいいとこ取りをしている、といった意見もありました。
賞与や昇給は安定傾向
日本総研には、三井住友フィナンシャルグループという安定した基盤があるため、賞与や昇給は比較的安定している傾向にあります。
業績に大きく左右される外資系ファームとは異なり、経営状況に左右されにくい安定性があるため、ライフプランを立てるうえで強みとなるでしょう。
年齢別の年収は以下のとおりです。
エンジニア・SEの年齢別年収
| 年齢 | 推定年収 | 推定範囲 |
|---|---|---|
| 25歳 | 約514万円 | 約404万~653万円 |
| 30歳 | 約658万円 | 約517万~837万円 |
| 35歳 | 約756万円 | 約595万~962万円 |
| 40歳 | 約837万円 | 約659万~1,065万円 |
| 45歳 | 約920万円 | 約724万~1,170万円 |
コンサルタントの年齢別年収
| 年齢 | 推定年収 | 推定範囲 |
|---|---|---|
| 30歳 | 約768万円 | 約490万~1,202万円 |
| 35歳 | 約1167万円 | 約746万~1,827万円 |
日本総研で得られるキャリアと成長機会
コンサルティング業界への転職を考えるうえで、どのようなキャリアを形成し、どのような成長機会が得られるかは非常に重要なポイントです。
日本総研は、そのユニークな企業特性から、他ファームとは異なるキャリアパスと成長機会を提供しています。
研究職・コンサル・金融の横断的なキャリア形成が可能
日本総研の最大の特徴は、シンクタンク(研究開発)、コンサルティング、ITソリューション、そして金融グループという多様な機能を持っている点です。
これにより、単一の専門性にとどまらず、これらの領域を横断的に経験できるキャリアパスが存在します。
たとえば、コンサルタントとして経験を積んだ後、研究部門に移ってより専門的なリサーチに携わったり、ITソリューション部門でシステム開発のディレクションをおこなったりすることも可能です。
また、三井住友フィナンシャルグループ内の他部署との連携も多く、金融業界に関する深い知見を身につける機会も豊富にあります。
これは、長期的な視点で多様なスキルを習得し、自身の市場価値を高めたいと考える人にとって、非常に魅力的な環境といえるでしょう。
社員の口コミでは、コンサル未経験で入社した後、2、3年で営業・受注といった入口段階の顧客折衝から、案件推進・クロージングまでの一連の流れを責任者としてリードできるスキルを身につけられた、という声が挙がっています。
社会課題や官民連携プロジェクトに深くかかわれる環境を持つ
日本総研は公共性の高いプロジェクトや社会課題解決型のコンサルティングに強みを持つ企業です。
そのため、「社会の根幹にかかわる大規模なプロジェクトに携わる」「官民連携の取り組みを通じて、社会貢献を実感する」といった経験を積めます。
とくに、国や地方自治体の政策立案支援、インフラ整備、地域活性化、環境エネルギー問題など、日本が抱える喫緊の課題に対し、自身の知識とスキルを活かせる機会が豊富です。
具体的には、「ニュータウン地域における⾃動運転による移動サービス実⽤化に向けた環境整備」、「公有地・公共施設を核としたまちづくりの事業化支援」といったテーマでプロジェクトが進行しています。
単に企業の利益追求だけでなく、より大きな視点で社会に貢献したいという強い志を持つ人にとっては、非常に大きなモチベーションとなるはずです。
※参考:日本総合研究所「まちづくり・官民連携(PPP/PFI)政策」
育成方針は主体性を重視している
日本総研では、育成方針として、社員が「自分のキャリアは自分で創る」という主体性を重視しています。
不確実性の高い時代に対応するため、2021年に研修育成体系を刷新し、従来の画一的な研修から、社員が年齢や経験を問わず自主的に学び続けられる多様なプログラムを提供しているのが特徴です。
この育成体系を敷いている背景として、個々人の経験やスキルが異なる多様なバックグラウンドを持つ社員が増加しているため、一律の育成ではフィットしないという考えが根底にあります。
社員は「キャリアシート」や「能力開発シート」を活用して自身の目指すキャリアを見える化し、スキルアップ計画を立てる仕組みです。
また、上司との1on1ミーティングやHRマネジメント部とのキャリア開発面談を通じて、自律的なキャリア形成を支援しています。
Udemyやグロービス学び放題といった外部コンテンツも活用し、最新スキルの習得を奨励するなど、主体的に学習できる環境づくりに注力しているのが特徴です。
評判や実態からわかる日本総研に向いている人
これまでの評判や実態を踏まえ、日本総研がどのような人に向いているのかを具体的に見ていきましょう。
あなたが当てはまるかどうか、ぜひ考えてみてください。
社会貢献性の高い仕事をしたい人
日本総研は、公共分野や社会課題解決に強みを持つため、「自分の仕事が社会に役立っていると実感したい」「より大きな視点で社会貢献したい」という強い志を持つ人には非常に向いています。
単に企業の売上向上だけでなく、政策立案や地域活性化など、日本の未来を創る仕事に携わりたいと考える人にとっては、これ以上ない環境といえるでしょう。
自分の専門性をじっくり磨きたい人
シンクタンクとしての側面も持つ日本総研は、特定の分野の専門性を深く追求したい人にとって魅力的な環境です。
研究者との協業や、豊富なナレッジに触れる機会を通じて、自身の専門知識を深め、その分野のエキスパートとして成長していくことができます。
外資系ファームのように短期間でさまざまなプロジェクトを経験するよりも、腰を据えてひとつの専門領域を極めたいと考える人に向いているでしょう。
また、会社として携わるプロジェクトの種類が豊富なことから、入社時点ではまだどんな領域が自分に向いているかわからないという場合でも、まずはさまざまな領域を経験しながら最適な領域を見定められます。
落ち着いた環境で長期的にキャリアを積みたい人
外資系コンサルティングファームのような「Up or Out」の文化や、過度な競争を好まない人には、日本総研の落ち着いた企業文化がフィットするでしょう。
安定した経営基盤のもと、ワークライフバランスを重視しながら、長期的な視点でキャリアを形成したいと考える人にとって、働きやすい環境が提供されています。
焦らず着実にステップアップしていきたい人には最適です。
評判や実態からわかる日本総研に向いていない人
一方で、日本総研の特性が、あなたの志向と合わない可能性もあります。
ここでは、日本総研があまり向いていない人の特徴を見ていきましょう。
スピード感のある成長を求める人
日本総研は、比較的保守的な組織体制であるため、意思決定に時間がかかったり、新しい変化への対応が遅いと感じたりする場面がしばしばあるかもしれません。
もしあなたが、「短期間で成長を遂げたい」「常に新しい刺激を求め、変化の激しい環境で働きたい」と考えているのであれば、物足りなさを感じる可能性があります。
外資系ファーム並みの報酬を期待する人
日本総研の年収水準は、国内系ファームのなかでは比較的高いものの、外資系戦略ファームのような超高単価な報酬は期待できません。
もしあなたが、年収を最重要視し、「実力次第で青天井の報酬を得たい」と考えているのであれば、期待とのギャップを感じるでしょう。
変化や刺激を強く求める人
日本総研は、安定した環境で腰を据えて働くことを重視する傾向です。
そのため、「常に新しい業界やテーマに挑戦したい」「多様なクライアントとかかわり、幅広い経験を積みたい」といった、変化や刺激を強く求める人にとっては、物足りなさを感じる可能性があります。
ひとつの専門性を深く掘り下げるよりも、多様な経験を通じて自身の可能性を広げたいと考える場合は、他のファームも検討するほうが良いかもしれません。
日本総研への転職を成功させるための3つのポイント
日本総研があなたに合っていると感じたなら、次は転職を成功させるための具体的なステップを考える番です。
ここでは、とくに意識すべき3つのポイントをご紹介します。
社会的課題への問題意識を志望動機に込める
日本総研は、社会課題解決への貢献を強く意識している企業です。
そのため、単に「コンサルタントになりたい」というだけでなく、「どのような社会課題に興味があり、それに対してどのように貢献したいのか」という具体的な問題意識を志望動機に盛り込む必要があります。
たとえば、「少子高齢化社会における地域医療の課題を解決したい」「環境エネルギー問題に対し、政策面からアプローチしたい」など、具体的なテーマを挙げ、それに日本総研でどのように取り組みたいのかを明確に伝えましょう。
これにより、あなたの志向性と日本総研の企業理念との合致を強くアピールできます。
【MyVision編集部の見解】 MyVision編集部の見解では、「興味のあるテーマがある」という熱意だけで検討することは失敗しやすいです。その理由は、日本総研が求めているのは単なる「研究者」ではなく、社会の仕組みを動かす「変革の実行者」だからです。
自分の興味関心が、単なる知的好奇心に留まっていないか、そしてSMBCグループという巨大なプラットフォームをどう活用して社会に実装するのか、という「出口戦略」までセットで語れなければ、検討不足と見なされるリスクがあります。
専門性と論理的思考を伝える職務経歴書に仕上げる
異業種からの転職であっても、これまでの職務経験のなかで培ってきた専門性と、課題解決に取り組むなかで発揮した論理的思考力を具体的にアピールすることが重要です。
専門性とは、特定の業界知識や、データ分析スキルなどを指します。
職務経歴書では、「どのような課題に対し、どのように考えて行動し、その結果としてどのような成果を得たのか」を具体的に記述しましょう。
数字や定量的な成果を盛り込むことで、説得力が増します。
また、コンサルティング未経験であっても、プロジェクト推進力やコミュニケーション能力など、汎用性の高いスキルを強調することも有効です。
【MyVision編集部の見解】 年収が上がりにくい人をMyVision編集部が分析した結果、「専門用語をそのまま使い、コンサルタントとしての共通言語(論理)に翻訳できていない」などの特徴があることがわかりました。
実際にエージェントの視点でも、自身の経験を誰にでもわかる構造で説明できない場合は、面談で事前に伝えて改善にのぞむ傾向があります。評価で不利な影響が出ないように、事前に「自分の専門性が、日本総研のどのクライアントに、どんなインパクトを与えるのか」を具体的に定義し、構造化して伝える面接対策をするのもおすすめです。
MyVisionを活用してポジション情報や選考傾向をつかむ
日本総研への転職を成功させるためには、MyVisionのような転職エージェントの活用が非常に有効です。
MyVisionは、コンサルティング業界に特化したエージェントであり、日本総研の採用に関する最新のポジション情報、求める人物像、選考プロセス、面接の傾向など、一般には公開されていない詳細な情報を持っています。
- 非公開求人の紹介:公には募集されていない、あなたの経験やスキルに合ったポジションを紹介してもらえる可能性があります。
- 選考対策:職務経歴書の添削、面接対策(模擬面接含む)、ケース面接対策など、選考に合わせた具体的なアドバイスがもらえます。
- 企業文化や働き方の詳細情報:実際にMyVisionのコンサルタントが持つ、社員の生の声や企業文化に関する詳細な情報を通じて、入社後のミスマッチを防ぐことができます。
自分ひとりで転職活動を進めるよりも、専門家であるMyVisionのサポートを受けることで、転職成功の確率を格段に高められるでしょう。
▼日本総研の選考対策について詳しく知りたい人は、以下の記事もおすすめです。
まとめ
本記事では、日本総研の企業概要、事業領域、そして実際の働き方や年収、得られるキャリアについて詳しく解説しました。
日本総研は、三井住友フィナンシャルグループという安定基盤を持ちながら、シンクタンク、コンサルティング、ITソリューションの連携を通じて、社会貢献性の高い政策・戦略立案から実行支援までを一貫して手掛ける点が大きな強みです。
ワークライフバランスを重視する企業文化や、主体性を尊重した育成方針も、長期的なキャリア形成を考えるうえで魅力となるでしょう。
一方で、スピード感や外資系ファーム並みの高報酬を求める人には、物足りなさを感じるかもしれません。
しかし、「社会貢献性の高い仕事をしたい」「専門性をじっくり磨きたい」「落ち着いた環境で長期的にキャリアを積みたい」という人には、まさに理想的な環境といえます。
もし日本総研があなたのキャリアプランに合致すると感じたなら、次のステップとして専門エージェントの活用が転職成功への近道です。
MyVisionなら、非公開求人情報や選考対策など、よりパーソナルなサポートを受けることで、あなたの転職活動を強力に後押ししてくれるでしょう。納得のいく転職活動を進めるための具体的なステップについては、ご利用の流れから把握できます。
日本総研への転職を目指す人は、ぜひMyVisionへご相談ください。
FAQ
日本総研への転職について解消しておきたい疑問をQ&A形式で紹介します。日本総研の評判の実態はどのようになっているのかを紹介しますので、参考にしてください。
日本総研への選考を突破するために、面接ではどのような点が重視されますか?
社会課題に対する具体的な問題意識と、それを解決へ導く論理的思考力が最も重視されます。 単なる知的好奇心に留まらず、SMBCグループのプラットフォームを活かして「いかに社会に実装するか」という実行者の視点を持って経験を言語化しましょう。
日本総研では自分の興味がある社会課題やプロジェクトにかかわることはできますか?
「自主自律」の文化のもと個人の希望は尊重されますが、組織の事業計画や案件の状況により、必ずしも希望どおりにならない場合もあります。 定期的な面談を通じて自身のキャリア軸を粘り強く伝え続けることで、中長期的に官民連携などの大規模な社会課題解決に深く関与できる可能性を高められるでしょう。



