ベイカレントとは?特徴や強み、社風を徹底解説
2026年02月12日更新

株式会社ベイカレントは、1998年に誕生した経営・ITコンサルティングファームです。設立時はシステム構築、ITアウトソーシング事業を中心としたSIerとして創業しましたが、2004年よりコンサルティング領域へ進出しました。
2007年1月よりベイカレントコンサルティングに社名変更し、現在にいたります。コンサルティング業界では比較的若い企業でありながら、ビジネス現場における変革のニーズを捉え、非連続的な急成長を遂げており、コンサル転職を目指す人にとっても非常に注目のファームです。
【結論】ベイカレントへのコンサル転職を成功させたいなら、コンサル専門エージェントの活用が近道です。 MyVisionでは、ベイカレントへの転職事例・実績が多数あり、
- ベイカレント出身の元コンサルが在籍
- ベイカレントの傾向に合わせた書類・面接対策
- ベイカレントに特化したケース面接対策
など、個別に徹底サポートしています。「まずは軽く話を聞いてみたい」「非公開求人だけ見てみたい」などの興味でも大歓迎です。是非、情報収集としてお気軽に活用してみてください。
著者

大河内 瞳子
Okochi Toko
株式会社MyVision執行役員
名古屋大学卒業後、トヨタ自動車での海外事業部、ファーストリテイリング/EYでのHRBP経験を経てMyVisionに参画。HRBPとして習得した組織設計、採用、評価などの豊富な人事領域経験を生かした支援に強みを持つ。
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監修者

岡﨑 健斗
Okazaki Kento
株式会社MyVision代表取締役
東京大学を卒業後、ボストンコンサルティンググループ(BCG)に入社。主に金融・通信テクノロジー・消費財業界における戦略立案プロジェクトおよびビジネスDDを担当。採用活動にも従事。 BCG卒業後は、IT企業の執行役員、起業・売却を経て、株式会社MyVisionを設立。
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ベイカレントの会社概要
| 正式名称 | 株式会社ベイカレント |
| 代表者名 | 代表取締役社長 北風 大輔 |
| 設立年 | 1998年3月 |
| 所在地 | 東京都港区麻布台1-3-1 麻布台ヒルズ森JPタワー |
| 連結従業員数 | 5,904名(2025年4月時点) |
| 資本金 | 282百万円 |
| 連結売上高 | 1,160億円(2025年2月期) |
| 株式公開 | 東証プライム上場 |
| 会社URL | https://www.baycurrent.co.jp/ |
ベイカレントの特徴
企業としての特徴
ベイカレントの組織体制の核となるのが、特定の業界やサービスラインに固定されず、全社横断で案件にアサインされる仕組みである「ワンプール制」 です。
これにより社員は、さまざまな業界やテーマの案件に携わる機会を得られます。この制度は、とくに新卒や未経験からの転職者に好評で、「この制度があるからベイカレントを選んだ」という声が多数寄せられています。
さらに、実力と実績に応じた業界トップクラスの年収と早期プロモーションを実現しています。「クライアントからチャージしたお金は最大限社員に還元する」というモットーのもと、社内の業務効率化を徹底しています。これにより、社員は自身の成果に応じてスピーディーにキャリアアップすることが可能です。
コンサルタントの持続的な成長を支援する仕組みも充実しています。プロフェッショナルな人材を育成するための多彩な研修プログラムが用意されており、コンサルタントとしての基礎スキルや業界トレンド、最新のテクノロジー、英語スキルの向上を支援しています。
また、「キャリア担当制度」により、社員一人ひとりにキャリアアドバイザーがつき、個々のキャリア目標に向けた具体的なアプローチが相談可能です。
ほかファームとの大きな違いのひとつが、営業専門部隊の存在です。これにより、コンサルタントは営業活動に気を取られることなく、本来のコンサルティング業務に集中できる環境が得られます。加えて、平均残業時間を20時間程度に抑え、労働環境の改善にも力を入れており、健康経営優良法人(ホワイト500)にも選出されています。
ベイカレントは、多様な経験が得られる組織体制、実力主義に基づく報酬体系、コンサルタントの成長を促す充実した研修制度を通じて、社員一人ひとりのキャリアを全面的にサポートしています。
これらの特徴によって、同社は多くの優秀な人材が集まる、拡大成長を続けるファームと位置づけられるでしょう。
【MyVision編集部の見解】 MyVision編集部では、ベイカレントを評価する際に「成長スピード」や「年収水準」だけで判断することはおすすめしていません。実際に重要なのは、①ワンプール制のもとでどのような案件経験を積みたいのか、②早い段階で役割拡張や昇進を求めるか、③専門性を一点突破で深めたいのかという3点です。
ベイカレントは幅広いテーマに触れやすい反面、自ら意図を持たなければ経験が分散しやすい側面もあります。転職後に「想定していた成長と違う」と感じるケースは、この優先順位が曖昧なまま入社してしまった場合に起こりやすいため、自分にとって何を最優先したいのかを言語化したうえで判断することが、納得度の高い転職につながります。
案件の特徴
ベイカレントは、さまざまな業界やテーマにわたる案件に携わる機会が豊富にあり、これによりコンサルタントは自身のキャリア志向に応じて、幅広い経験を積むことが可能です。とくに、戦略ファーム出身者やIT開発のバックグラウンドを持つ人々にとって、前職では得られなかったエグゼキューションのフェーズや上流のコンサル案件への関与といった、新たな挑戦ができることは非常に魅力的です。
加えて、コンサルティング提案においては、他社では1週間程度のリードタイムが一般的な中、同社では責任者を含む迅速な対応により、依頼を受けてから翌日には初期提案が可能です。このスピード感は、コンサルタントと経営層との距離が近く、日常的に密なコミュニケーションが取られている環境に支えられています。
ベイカレントでは、コンサルタントが自身の専門性を深めつつも、多様な業務に挑戦し成長できる環境を提供。その挑戦を通じて、自らのキャリアを形成し、ビジネスの最前線で活躍するための幅広い機会を得られるでしょう。同社では、このような特徴を生かし、各コンサルタントがそのポテンシャルを最大限に発揮し、クライアント企業の課題解決に貢献しています。
ベイカレントの社風
企業理念
パーパス
「Beyond the Edge」 ・変化の一番先に立ち、次の扉をともに開く
変化を続ける世界の中で、現状維持は衰退を意味します。その変化から生まれる課題に対し、既成概念にとらわれない解決策が求められます。リーディングカンパニーが革新を起こし社会を変える力となるために付加価値を誰よりも追求する、という姿勢がこのPurposeの中に現れています。
ビジョン
・あらゆる業界のリーディングカンパニーの成長に最も貢献している ・付加価値を誰よりも追求している ・未来を担う人材が集結している
バリュー
・現状維持は衰退を意味する ・既成概念にとらわれない ・公明正大、真摯な姿勢
行動規範
・Value 限られた時間で成果を出す ・Initiative 主体的に考えて動く ・Fair-Minded 何事も謙虚に受け入れる ・Integrity 誠実に行動し、人格を常に磨く ・Aspiration 向上心を持ち、限界を突破していく
ベイカレントの制度・福利厚生
昇進制度
ベイカレントでは、個々の社員が自身の適性や考え方に応じて、段階的にキャリアを形成できる環境が整っています。従業員一人ひとりが持つ能力や興味に基づいてキャリアパスを設計できるため、自らの得意領域や専門分野を見つけ、それを深化させながらプロフェッショナルな道を歩めるでしょう。
キャリアパスは、アナリストからはじまります。ロジェクトの基礎的な調査・分析作業を担当し、コンサルティングの基本スキルを身につける段階です。次にコンサルタントへとステップアップし、プロジェクトマネジメントの初歩的な役割やクライアントとのコミュニケーションを通じて、より複雑な課題解決に取り組みます。
シニアコンサルタントに昇進すると、難易度の高いプロジェクトでのリーダーシップを担うようになり、戦略立案や実行計画の策定に深くかかわっていきます。この段階は、社員は自分自身の強みや専門分野をさらに発展させることが期待されるものです。
マネージャーやエキスパートといった上位の役職に進むと、これまでの経験を活かし、チームやプロジェクトの成功に向けてより大きな責任を負うことになります。マネージャーは、プロジェクト全体の指揮を執り、クライアントとの関係構築やチームマネジメントを担う職位です。一方、エキスパートは特定の分野における深い知識と経験を活かし、その分野における専門家として活躍します。
ベイカレントのキャリアパスは、コンサルタントが自らのキャリアを主体的に形成し、専門性を高めることを可能にする柔軟性と支援体制を備えています。社員は、自分自身の興味や能力に合わせて、個々の目標に合わせた成長を実現できる環境を得られるでしょう。
【MyVision編集部の見解】 MyVision編集部の支援実績をもとにすると、ベイカレントへの転職後のキャリアは大きく複数のパターンにわかれます。たとえば、コンサルタント〜シニアコンサルタント層で入社した場合、①短期間で複数業界を経験しマネージャー昇進を目指すパターン、②実行力を強みに特定テーマで存在感を高めるパターン、③将来的にほかファームや事業会社へステップアップするパターンなどが想定されます。
いずれも共通して重要なのは、「どの経験を積みたいか」を選考段階から一貫して伝えられているかです。この整理ができていないと、入社後のアサインや評価にズレが生じやすくなります。
育成制度
ベイカレントでは、従業員の中長期的な成長と育成を重視しており、そのための総合的なトレーニングとキャリアサポート体制を整えています。この育成制度は、個々のコンサルタントが自身のポテンシャルを最大限に発揮し、専門性とスキルを継続的に向上させられる点が特徴です。
トレーニングプログラムには、以下の3つの主要な柱があります。
Selection Program(選抜プログラム)
このプログラムは、とくに優れたパフォーマンスを示したコンサルタントを対象に、さらなるスキル向上とキャリアアップの機会を提供します。選抜されたコンサルタントは、高度なプロジェクトや戦略立案に参加するチャンスを得られます。
専門知見トレーニング
コンサルタントが自身の専門分野における知識を深め、市場や業界の最新トレンドに対応できるようにするためのトレーニングです。このプログラムを通じて、コンサルタントは特定の領域でのエキスパートとしての地位を築けます。
コアスキルトレーニング
コンサルティングに必要な基本的なスキルセット、たとえば分析力、プレゼンテーションスキル、クライアントとのコミュニケーション能力などを強化するためのトレーニングです。このトレーニングは、コンサルタントがあらゆるシチュエーションで高いパフォーマンスを発揮するための基盤を築きます。
キャリアサポートについては、以下の2つの制度があります。
キャリア担当制度
各コンサルタントにはキャリア担当者が割り当てられ、個々のキャリアプランの策定や目標達成に向けたサポートを提供します。この制度により、コンサルタントは自身のキャリア目標に向けて着実に努力できます。
キャリアサポート制度
コンサルタントが、自身のキャリア目標を達成するために必要なリソースや情報を提供する制度です。プロジェクトアサインの相談、研修の受講、そのほかのキャリアアップに関するアドバイスなど、コンサルタントの成長を全面的にバックアップします。
福利厚生
ベイカレントでは休暇、休職に関する制度が充実しています。
・夏期休暇 ・年末年始休暇 ・年次有給休暇 ・代休 ・シックリーブ ・特別休暇 ・慶弔休暇 ・介護休暇 ・子の看護休暇 ・生理休暇 ・産前産後休業 ・育児休業 ・介護休業 ・私傷病休職
その中でも以下のものが特徴的です。
・働き方改革の実現 ・平均残業時間は1ヶ月あたり21時間 ・管理会議体が長時間労働に関する注意喚起をおこなっています。 ・定年後嘱託者再雇用制度 ・60歳以降の継続勤務を受け入れています。 ・時短勤務制度 ・子育てをする社員を対象に実施しています。
・子育て・介護支援制度の整備 ・産休・育休(2025年2月期) ・取得率は女性100%、男性93.5%(※)。 ・全社員に対して、積極的な育児休暇の取得を推奨しています。 ・介護休暇制度 ・社員によるご家族の介護を支援しています。
・健康維持・推進 ・シックリーブ(病気休暇) ・有給休暇とは別に体調不良時に利用できます。 ・業務フロアの完全禁煙 ・受動喫煙のリスク削減に努めています。
ほかにも福利厚生では以下のような制度があります。 ・社員持株会 ・各種社会保険完備 ・資格取得補助制度 ・社外研修費用補助制度 ・カフェテリアプラン
※ 出典:ベイカレント公式サイト「雇用・働き方改革」
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ベイカレントの最近のトピック
健康経営優良法人2025(ホワイト500)に選定
経済産業省と日本健康会議が主催する「健康経営優良法人認定制度」の大規模法人部門において、優良な健康経営を実践している上位50法人の一社として、「健康経営優良法人(ホワイト500)」に2025年も継続して選定されました。
主な取り組みとして、所定外労働時間の削減や雇用環境の整備、健康診断受診率の向上などをおこなっており、多様な人材が健康的な働き方を選択できる環境を整備し、従業員の健康保持を推進しています。
健康経営優良法人に選定されるのは2021年から5年連続です。
参考:ベイカレント公式サイト「外部評価」より
東京大学の「VR/メタバース実践」寄付研究部門の支援
2023年2月1日に東京大学バーチャルリアリティ教育研究センターが設置した「VR/メタバース実践」に、株式会社ベイカレント・コンサルティングは活動開始のための寄付を実施しました。
本研究部門はメタバース空間の創出・運営にかかわる基礎的な研究をおこなうとともに、この技術が社会に実装される際に必要なさまざまな課題について学際的な研究をおこなうことを目的としているものです。
多数のユーザの参画を許容するネットワークVR技術、価値循環や決済にかかわる文理融合技術、多くのユーザがアクセス可能なVRインタフェース技術などの研究をおこない、実践的に社会展開するため、実験的なメタバース空間による実証実験をおこないます。
参考:東京大学大学院情報理工学系研究科「プレスリリース」より
「SXサステナビリティ経営 実践編」が日経BP社より発売
2022年10月、ベイカレント・コンサルティングSXワーキンググループ著、則武譲二監修の「SXサステナビリティ経営 実践編」が発売されました。
重要度が増しつつあるSX(サステナビリティトランスフォーメーション)において、具体的にどのようなアクションを起こすべきかを、数多くの日本企業におけるSXを支援してきたベイカレントのSXワーキンググループが徹底解説しています。
本書では、SXに向けた事業改革から実行基盤の整備まで踏み込み、企業事例も交えながら具体的な方法論を紹介したものです。
先進企業4社へのインタビューも掲載されており、SXにこれから着手する人、既に着手しているが進め方に疑問を抱いている人など、SXにかかわるすべてのビジネスパーソン必読の一冊とです。
参考:日系BOOK PLUS
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ベイカレントに関するFAQ
ベイカレントへの転職を検討する際によくある疑問について、記事内容を踏まえて簡潔に補足します。
Q1.ベイカレントの転職難易度は高いですか?
ベイカレントは転職希望者が多いコンサルファームであり、一定の選考難易度はあります。ただし、戦略・IT・業務改革などの実務経験があり、それを再現性のある成果として説明できれば、未経験領域があっても評価されるケースがあります。
事前準備の質によって結果がわかれやすい点が特徴です。
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Q2.ベイカレントに向いている人・向いていない人は?
幅広い業界・テーマの案件に挑戦しながら、早い成長や役割拡張を目指したい人には向いている傾向があります。一方で、特定分野の専門性だけを長期間深めたい人や、アサインを受動的に待ちたい人はギャップを感じる可能性があります。
しっかりと自己分析を行い、自身の志向と組織特性の相性を事前に考えることが重要です。自己分析を行う際は、「MyVision」のようなコンサル業界に特化した転職エージェントを活用するのもおすすめです。
ベイカレントの求人情報
まとめ
ベイカレントは、ワンプール制による柔軟なアサイン、実力主義に基づく報酬・昇進制度、そしてコンサルタントが業務に集中できる組織設計を通じて、急成長を続けているコンサルティングファームです。
多様な業界・テーマに携われる環境があり、早期から経験の幅を広げたい人や、実行フェーズまで深く関与したい人にとって魅力的な選択肢といえるでしょう。
一方で、案件の幅広さや成長スピードの速さは、志向やキャリアの描き方によって向き不向きがわかれるポイントでもあります。自身がどのような経験を積み、どの専門性を伸ばしたいのかを明確にしたうえで検討することが重要です。
MyVisionでは、ベイカレントをはじめとしたコンサルティングファームへの転職支援において、実際の選考傾向やキャリアパスを踏まえた支援をおこなっています。どのようなバックグラウンドを持つアドバイザーが支援しているかは、MyVisionのコンサルタント一覧から確認できます。



