コンサルタントの仕事内容とは?具体例と実際の会社口コミもわかりやすく解説
2026年05月15日更新
転職市場でもコンサルタントへのキャリアを目指す人が多くなりました。しかし、その仕事内容や1日のスケジュールについてはいまだ明らかになっていない部分も多いのがコンサル業界です。
そこで本記事では、コンサルタントの仕事内容や1日の過ごし方、また仕事のやりがいやプロジェクトの決まり方など「コンサルタントの仕事」という切り口で解説します。
著者

山口 翔平
Yamaguchi Shohei
株式会社MyVision代表取締役
早稲田大学を卒業後、JTB、オリックス生命を経てコンサルティング転職に特化した人材紹介会社へ入社。 長年のエージェント経験を基に、より多くの求職者様に対して質の高い転職支援サービスを提供するため、株式会社MyVisionを設立。
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監修者

岡﨑 健斗
Okazaki Kento
株式会社MyVision代表取締役
東京大学を卒業後、ボストンコンサルティンググループ(BCG)に入社。主に金融・通信テクノロジー・消費財業界における戦略立案プロジェクトおよびビジネスDDを担当。採用活動にも従事。 BCG卒業後は、IT企業の執行役員、起業・売却を経て、株式会社MyVisionを設立。
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目次
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コンサルタントの仕事内容
コンサルタントは、企業の経営課題解決のため、その原因を発見し、解決に導く職業です。
19世紀末にアメリカで誕生した職業であり、外資系コンサルティングファームが主体となりグローバルに広まっていきました。日本においても1960年代に外資系ファームが進出しています。
各ファームは経営戦略、IT、人事、金融・財務、など細分化されており、専門性を持って問題解決に従事しています。所属するコンサルタントの業務内容も、領域ごとに異なるのが一般的です。
以下では、コンサルタント全体に共通する仕事内容やファーム別の仕事内容、未経験からのコンサル転職について詳しく解説しているのでより詳しく仕事内容や働き方を知りたい人はご覧ください。
コンサルタントの仕事の流れ
コンサルタントの業務内容は専門領域によって異なりますが、プロジェクトの進行プロセスには共通する型が存在します。業務フローは大きく「提案フェーズ」と「デリバリーフェーズ」の2つに分類可能です。
それぞれの段階でどのような業務が発生するのか、具体的な流れを解説します。
提案フェーズ
プロジェクトの始動に向けた準備段階であり、主にパートナーやマネージャーといった管理職クラスが提案フェーズを主導します。クライアントからの相談やRFP(提案依頼書)をもとに、課題解決に向けたアプローチや体制を提案します。
- クライアントからの依頼
- 提案、案件の受注
提案内容には初期仮説に加え、契約条件、チーム構成、成果物の定義などが含まれます。この段階でプロジェクトの大まかな方針やスコープ(範囲)が決定。最終的にクライアントが提案内容に合意し、正式に発注をおこなうことでプロジェクトがスタートします。
若手コンサルタントは、このフェーズで受注が決まった案件にアサインされるのが一般的です。
デリバリーフェーズ
デリバリーフェーズは、実際にプロジェクトチームを組成し、課題解決に向けた実務をおこなう段階です。クライアントの担当者(カウンターパート)と密に連携しながら、調査・分析から実行支援までを進めます。
- ヒアリング/インタビュー
- 課題の整理と仮説の立案
- 企画・計画
- 実行支援
- 検証/フォローアップ
プロジェクト開始後は、デスクトップリサーチやデータ分析、関係者へのインタビューを通じて情報を収集します。得られた情報をもとに論点を整理し、仮説の検証を繰り返しながら解決策(プラン)を策定します。かつては戦略立案後の報告で終了するケースも多く見られました。
近年では計画に基づいた実行支援や、システム導入後の運用定着まで長期的にサポートする案件が増加しています。戦略立案のみであれば2〜3ヶ月程度で完了しますが、実行支援を含むプロジェクトは半年から数年単位に及ぶこともあります。
戦略系コンサルタントの仕事内容
戦略系コンサルティングファームは、クライアント企業の経営層が抱える、全社戦略の策定やM&Aといったトップレベルの課題解決を支援します。企業の方向性を決定づける重要なテーマを扱い、短期間で大きなインパクトを出すことが求められる職種です。
具体的な業務内容は主に以下の4つに分類されます。
戦略立案
戦略コンサルタントが最も得意とする領域であり、時代の変化に即した全社戦略の再構築や、不採算事業の再生などがこれに該当します。具体的には、全社的な事業ポートフォリオの見直し、海外市場への新規参入戦略、ゼロからの新規事業創出などテーマは多岐にわたります。
激しい市場環境の中で企業が勝ち残るための「羅針盤」として、経営の意思決定を直接サポートする業務です。
デュー・デリジェンス(DD)
クライアントが企業の買収(M&A)を検討する際におこなう、買収対象企業の価値評価やシナジー検証業務です。DDには法務や財務など複数の観点がありますが、戦略ファームは主に事業面を精査する「ビジネスデューデリジェンス(DD)」を担当します。
対象企業の事業性や市場の将来性を分析し、自社リソースとのシナジーを算出することで、買収すべきか否かの判断材料を提供します。
オペレーション改善/戦略実行支援
描いた戦略を絵に描いた餅に終わらせないための、現場レベルでの実行支援やオペレーション改革も戦略コンサルタントの仕事内容です。具体的には、生産性向上によるコスト削減や、業務プロセスの効率化を通じて利益率の改善を図ります。
近年はクライアント側の人材不足やビジネスサイクルの短期化を背景に、戦略策定だけでなく実行フェーズまで伴走するニーズが急増しています。
プロジェクトの期間
戦略立案系のプロジェクトは、一般的に1ヶ月から3ヶ月程度の短期間で完結します。検討に時間をかけすぎると市場環境が変化し、立案した戦略の有効性が失われるリスクがあるためです。
そのため、戦略コンサルタントには短期間で集中的に情報を分析し、スピーディーに仮説検証と意思決定をおこなう能力が不可欠といえます。
仕事のやりがい
戦略コンサルタントとして働く最大の魅力は、企業の未来や社会全体に大きな影響を与える「インパクトの大きさ」です。経営陣が抱える最重要課題に直接関与するため、自身の提案が企業の命運を左右する場面もあります。
短期間で高難度の成果を求められる厳しい環境ですが、その分だけビジネススキルを磨けます。社会的に意義のある大きな課題を解決し、クライアントの成長に直接貢献できる点は、この職種ならではの醍醐味といえるでしょう。
総合系コンサルタントの仕事内容
総合系ファームの仕事は、あらゆる業種・テーマに対応できるケイパビリティの広さを武器に、戦略立案から実行支援まで一気通貫でクライアントを支援します。
直近ではデジタル化の潮流にともない、IT領域のコンサルティングを上流から下流まで一気通貫で提供できる総合系ファームへの引き合いは非常に強いです。
そのため上流のトップマネジメント層の経営課題の解決から、業務改善などの実行支援、システム導入など、多岐に渡ります。
多岐にわたるプロジェクト
総合系ファームのプロジェクト内容は多岐にわたるのが特徴です。たとえば企業のグローバル戦略、IT化・デジタル化推進・プラットフォーム構築・M&A、新規事業進出、成長戦略といった戦略系から、業務オペレーション改善・システム導入といった実行支援系、組織改革など特定の領域などが挙げられます。
どれかひとつの機能に絞って支援するのではなく、機能横断的に支援することで、より大きな成果が見込まれます。
プロジェクトの期間
実行支援系のプロジェクトでは具体的なソリューションを実施するため、クライアントの業務改革や課題解決を実際に間近で実感できるところが魅力として挙げられます。
また戦略系案件と比較して、自身のコンサルティングワークの動きが迅速に結果に反映されるため、非常に「手触り感」を感じられます。
総合系ファームの仕事内容については、こちらの記事で解説しているので、より詳しく実際の仕事内容を知りたい人はぜひご覧ください。
ITコンサルタントの仕事内容
ITコンサルタントの仕事は、クライアント企業の経営戦略をヒアリングし、それに沿ったIT投資計画の策定、必要なツールの導入・支援をおこなうことです。費用対効果やスケジュールを含め、システムの分析・選定もおこないます。
代表的な案件として、「システム導入」「PMO支援」「IT戦略」の3つがあります。
システム導入
昨今のコンサルティングファームの案件で、最も増えているのがシステム導入です。元々、上流工程のみを担当していたファームも、昨今では下流のシステム導入までワンストップで引き受けるケースが増えています。
PMO支援
PMO支援も、コンサルティングファーム各社で多く取り扱っている案件ですが、もともとはシステム導入における下流工程のプロジェクト管理支援が多数を占めていました。
しかし、昨今では事業会社各社でも効率化のための人材削減が進められており、事業会社の情報システム部門の立場でプロジェクト管理を支援する案件が増加しています。
IT戦略支援
IT戦略支援では、IT戦略策定やシステム導入における構想策定といった経営により近い超上流の工程を担います。
プロジェクトの期間
プロジェクト期間は導入するシステムや規模にもよりますが、パッケージ製品をそのまま適用というケースであれば、最短半年で導入は完了します。大規模なERPシステムの刷新プロジェクトとなると、2、3年がかりで進められることもあります。
RPAやBPMなどのフロントシステムは、製品によりますが3ヶ月〜1年かけて進められることが多いです。
仕事のやりがい
システム導入は戦略系やNon-IT系の案件と異なり、具体的なソリューションを検討し、実行していくフェーズであるため、クライアントの業務改革や課題解決を実際に間近で実感できるところが魅力として挙げられます。
PMOでは、プロジェクトマネージャーやプロジェクトオーナーを担当している部門長や役員クラスのクライアントを相手にコンサルティングができるため、視座の高い仕事ができます。
IT系ファームの仕事内容については、こちらの記事で解説しているので、より詳しく実際の仕事内容を知りたい人はぜひご覧ください。
コンサルタントの仕事の魅力とは
各コンサルファーム別の業務内容を説明したうえで、次にコンサルタントの仕事の魅力について説明します。
スキルがつきやすい
コンサルタントの仕事では大企業の経営課題を解決することであり、非常に高いレベルの論理的思考力やコミュニケーション能力、マネジメントスキル、業界特有の知識などが求められます。
20代から大企業の役員と仕事をともにすることも多く、事業会社と比較して、成長スピードが速いです。
したがって、新しい業界に転職したいと思うようになった場合、専門知識を身につければほかの業種への転職など、自身のキャリアの選択肢が拡大します。
クライアントから感謝される
コンサルティングビジネスにおいて、商品はコンサルタント自身です。 個人のパフォーマンスがプロジェクトの成果に直結するため、自身の仕事に対する評価をダイレクトに受けます。
困難な課題を解決した際には、クライアントから「〇〇さんのおかげで成功した」と個人の名前を挙げて感謝されることも珍しくありません。
自身の介在価値を肌で感じられる点は、この仕事の大きなやりがいといえます。
MyVisionにおいても、求職者のひとりひとりに深く寄り添ったサポートを徹底しており、実際に多くの感謝の言葉をいただいています。
笠原さんに担当していただきました。 自己分析、職務経歴書作成、面接練習など他社と比べて非常に手厚いサポートを頂きました。面接練習ではロジカルでない部分や、私自身でも言語化できていない部分を上手く表現頂き、自分自身の気づきにもなり、非常に助かりました。初めての転職活動で不安も多かったですが、納得のいく転職が出来ました。本当にありがとうございました。
引用:Google口コミより
松下さんと永山さんにお世話になりました。他のエージェントでは厳しかった状況の中、迅速に内定獲得まで支援いただきました。 他のエージェントと比べて以下の点が優れていると思いました。 ・面接対策…他のエージェントはこちらから話してやっと1回の対策といったところもありますが、ここは4,5回は対策を丁寧にして頂けました。その対策内容も面接で出るといった具合に的確でした。 ・キャリア形成や人生設計に基づいた提案…求人票を多く送りつけて数で勝負するタイプではなく、自分のやりたいことや目指したいことをベースに、求人を考えてくれました。 ・アフターフォロー…年収交渉や不安な点の確認に加え、退職手続きのところまでフォローしていただけました。 中々厳しい条件のところを満足のいく結果に導いていただき、誠にありがとうございました。
引用:Google口コミより
横田さまにご担当いただきました。 就職活動自体が初めてで、何からはじめればいいのか分からず不安も大きかったのですが、最初から最後まで丁寧にサポートしていただき、安心して活動を進めることができました。 選考の進め方や企業ごとのポイントなども分かりやすく説明してくださり、迷ったときには的確なアドバイスをいただけたのがとても心強かったです。 一人では乗り越えられなかったと思う場面も多く、本当に感謝しています。ありがとうございました!
引用:Google口コミより
上記のように、単なる求人紹介にとどまらず、自己分析の深掘りから複数回にわたる面接対策、キャリア形成を見据えた提案まで一貫して支援することで、利用者様から厚い信頼を寄せられています。
不安の多い転職活動において、プロフェッショナルとして伴走し、満足のいく結果に導くことが私たちの使命です。
コンサル転職に挑戦しようか悩んでいる人は、こちらの記事もぜひご覧ください。
コンサルタントの1日の業務スケジュール
ここまでコンサルタントの仕事内容について説明しましたが、次にコンサルタントの1日の平均的な業務スケジュールについて説明します。
プロジェクトのテーマや内容、プロジェクトのフェーズ、クライアントMTGの有無によってコンサルタントの1日の過ごし方は異なるのが特徴です。
ここでは、参考としてクライアントMTGの有無ごとに1日の流れを説明します。
クライアントとのミーティングがある日
クライアントとのミーティングがある日の仕事の特徴として、前後の準備や議事録の作成なども含め、ミーティングが仕事の中心になることが挙げられます。
丁寧なクライアントコミュニケーションはクライアントワークをおこなううえで非常に重要です。円滑にプロジェクトを進めるために、コンサルタントは1つ1つのミーティングに対し入念な準備をおこないます。
以下のスケジュールは、外資系コンサルティングファームに勤務しているコンサルタントにヒアリングをしたスケジュールの一例です。
9:00-10:00:社内MTG プロジェクトマネージャーが前日に作成したタスクリストについてチームメンバーに共有し、1日の各メンバーのタスクを把握します。
自分を含めたメンバーの1日のタスクとゴールを決定します。本日はクライアントMTGがあるため、それに向けた最終準備がメインです。
10:00-12:00:作業 クライアントMTGに向けて資料を最終化します。
スライドの前後の整合性や誤字脱字など、入念にチェックします。
13:00-15:00:クライアントMTG(メイン) クライアントMTGでは、前回のMTG後に出たアジェンダについてディスカッションをおこないます。
メインスピーカーはマネージャーですが、自分が担当したパートの説明は自分で実施。いくつかディスカッションをおこない、次回MTGに向けての課題について合意します。
15:00-16:00:社内MTG 先ほどのクライアントMTGを受けて、社内で意識合わせをおこないます。
議論内容を振り返り、来週のクライアントMTGに向けてのワークプランを作成します
16:00-17:00:議事録作成 クライアントMTGの議事録を作成します。議事録も重要な成果物のひとつです。
17:00-18:00:クライアントMTG(サブ) サブでのクライアントMTGです。メインのMTGで話す粒度でない内容や、お互いクイックに相談したいことについてディスカッションをおこないます。
18:00-20:00:来週の社内MTGの準備 明日の社内MTGに向けて、自分のワークプランや成果物のイメージを準備します。
20:00:帰宅
クライアントとのミーティングがない日
クライアントとのミーティングがない日は、実際にプロジェクトを進める日です。初期仮説を元にして、社内外のソースから情報収集をおこなうのが主な業務です。また、マネージャーと壁打ちをおこない、プランを作成します。
10:00-12:00:プロジェクト概要理解/ワークプラン議論 プロジェクトの開始日であり、過去資料確認や担当マネージャーからのディレクションでプロジェクトの概要を理解し、プロジェクトへのキャッチアップをおこないます。
クライアントMTGに向けたワークプランを作成。初回MTGでのアジェンダ作成、それまでにやるべきタスクの洗い出しなど、初回クライアントMTGに向けて、準備を進めます。
12:00-13:00:プロジェクトメンバーで昼食 コンサルワークは初対面の人と仕事をすることも多く、ランチなどで懇親を図る場合も多いです。
13:00-15:00:デスクトップリサーチ マネージャーからの指示を基に、自分で考えるリサーチソースにあたり、関連情報を収集します
必要に応じてマネージャーとディスカッションをおこない、情報収集の精度を高めます。
15:00-17:00:社内ヒアリング プロジェクト関連の作業の精度を高めるため、テーマに詳しい社内エキスパートにヒアリングをおこないます。
今回は自動車産業の海外事例についてヒアリングを実施しました。その内容を基に、資料の内容をより具体化させていきます
17:00-18:00:社内MTGの準備 18:00からの社内MTGに向けた準備をおこないます。パートナーとMTGでは初期仮説やワークプランの全体像や方向性を合意するため、マネージャーと入念に資料を作成します。
18:00-19:00:社内MTG パートナーも含めたMTGをおこない、初期仮説やワークプランの全体像をチームで合意します。基本はマネージャーが説明しますが、自分の担当パートは自分で説明。
パートナーからいくつかレビューがあったので、プランに反映させます。
19:00-20:00:残タスク処理 先ほどのパートナーからのレビューを反映させます。
その後は、情報収集および明日のクライアントMTGの準備をおこないます。
20:00:帰宅
コンサルタントの仕事の決まり方
次にコンサルタントのプロジェクトのアサイン方法について説明します。
コンサルタントをプロジェクトに配置することをファームでは「アサイン」と表現しますが、そのメカニズムや意識すべき点を説明します。
アサイン面談を踏まえた基本的な方針
コンサルファームはプロジェクト制であり、各プロジェクトごとにチームを組成します。その際にメンバーを参画させることをアサインと呼びます。
各ファームごとに多少の差異がありますが、このアサインでは基本的に各部門ごとのアサイン会議の中で決定されるのが特徴です。主にマネージャー以上が参加する会議で、各メンバーの特性や課題、強みを基に、どのプロジェクトに参画させるか議論します。
その結果をスタッフ職に通知してからプロジェクトマネージャーとアサイン面談を実施し、プロジェクトへのアサインが決定します。
アサインの決まり方
基本的には、プロジェクトの内容と、各スタッフの希望や能力開発に適したプロジェクトをマッチさせることが理想です。
たとえば、あるスタッフ職が今後人事領域に専門性を磨いていきたい、という希望があれば人事系のプロジェクトにアサインさせたり、今後マネージャーを目指したいスタッフがいれば、一部マネージャーの役割を担えるプロジェクトへのアサインを検討したりします。
ですが、昨今は総合系ファームに代表されるように、大規模なシステム案件の受注も増加しており、多くのスタッフを1つの案件にアサインするケースもあります。
その場合、個人の適性やキャリアの志向性が必ずしも反映されるとは限りません。
コーチ・評価者とコミュニケーションを継続する
自身の希望どおりのアサインを叶えるためには、自身の評価者やコーチ(評価者とは別のスキルアップなどを支援するメンター的存在)と密にコミュニケーションをとる必要があります。
アサイン会議では、そのコンサルタントのスキルセットや、教育担当の上司が持っている育成方針などを考慮したうえでアサインが議論されます。
つまり、自身のコーチと日ごろから自分の現在のスキルセットや今後経験したいこと、アサインにあたって配慮してほしいことを共有することによって、アサイン会議の場でコーチや評価者から自分の希望や育成プランを伝達してもらうことが重要です。
【MyVision編集部の見解】 一般公開されている情報では「希望を出せば通る」と思われがちですが、MyVision編集部が重視する「本当に見るべきポイント」は、「社内でのネットワーキング活動(社内営業)」です。
実際には、人気プロジェクトの枠は公募される前に「顔見知り」や「信頼できる部下」で埋まることが多々あります。そのため、希望のキャリアを築くためには、アサイン担当者やパートナーと積極的にランチに行き、自分の強みややりたいことを「認知してもらう努力」ができるかどうかが、理想のキャリアを実現する鍵になります。
コンサルタントの研修・育成制度
コンサルティングファームの最大の武器は人材です。そのため、中途採用の人材の育成に関しても、どのファームも多くの投資をしており、非常に充実しています。研修には大きく分類して、3つの種類があります。
入社時研修
未経験者で中途入社の場合、基本的にはまず入社時研修に受講します。研修の期間や内容はファームによって変わりますが、多くの場合2週間程度です。
内容については、ロジカルシンキングやリサーチのやり方、PCスキルなどの基礎スキルに関するものが大半です。また、外資系などの一部ファームの場合は、社内の研修だけでなく、グローバルでの共通研修を実施している場合もあります。
グローバル研修は、グローバルでの横のつながりを早いタイミングで構築することで、海外メンバーとの連携を円滑にするという狙いもあります。
定期研修
入社時研修以外にも、定期的な研修が用意されています。
コンサルタントは昇進するにつれて、要求されるスキルが異なってくること、また特定のトピックやインダストリーに関する専門性を深める必要性が高まることから、それらのニーズに対応するよう研修も設けられているのが特徴です。
具体的には、役職別の昇格時の研修や、各チーム別の特定インダストリーに関する研修があります。
個別研修
最後に、一部のファームではコンサルタントごとの悩みや課題に対して、所属するチームが研修を実施するケースもあります。未経験者だけでなく、ある特定のスキルにおいて非常に苦手意識を持たれている人もいます。そのような場合に、各チームごとに勉強会を開催したり、マネージャーやシニアスタッフが研修を実施したりする場合もあるのが特徴です。
また実際のプロジェクトにおいても、マネージャーやシニアスタッフが部下の育成に注力しているファームが多いです。このように、ファームが提供している研修と、実践を交互に取り組むことで、コンサルタントとしての能力開発が可能な仕組みがあります。
コンサルタントの仕事についてよくある質問
最後にコンサルタントの仕事について、よくある質問に回答します。
英語は必要ですか?
前提として、日本のコンサルファームはクライアントが日系企業であり、日常業務で英語を使用する機会は少ないです。ですが、英語の能力が高いとクライアントの海外進出のプロジェクトにアサインされる可能性が高まります。
ほかにも、海外事例のリサーチや海外オフィスとの会議などで英語を使用する場合や、一部ファームではマネージャー以上の昇格要件として英語試験の点数が求められます。
そのため、絶対に英語が話せないと入社できない、という訳ではありませんが、能力があるに越したことはないでしょう。むしろ、ファーム入社後に継続的なキャッチアップが求められます。
コンサルタントの具体的な仕事内容は何ですか?
クライアント企業の経営課題を解決するため、現状分析から課題特定、解決策の立案・実行支援までをおこなう仕事です。
専門領域により、戦略策定、ITシステム導入、業務改善など多岐にわたります。
コンサルタントの仕事の魅力ややりがいは何ですか?
経営層の課題解決にかかわることで得られる「成長スピード」と「社会的インパクトの大きさ」です。
また、自身の仕事に対してクライアントから直接感謝されることも大きなやりがいのひとつです。
PCスキルはどのくらい求められますか?
コンサルファームでは、PCスキル(PPT・Excel・Word)が非常に高いレベルで求められるイメージがあります。前提として、各ツールの基本的な関数やショートカットは把握しておいたほうが望ましいです。
ただし、入社前に基礎的なスキルさえあれば、高度なスキルを求められることは少ないです。
重要なのはまず最初に「目的(=やりたいこと)」であり、PCスキルはあくまでそれを達成するための「手段」に過ぎません。
たとえば、Excelも同様で、Excel関数という「ツール」は、何かやりたい処理/計算(=「目的」)があって開発されたものです。具体的な「目的」がないまま、Excel関数を練習しても非常に非効率です。
ここでの「目的」とは、Excelスキルを習得するということではなく、具体的な処理や計算を指します。
【MyVision編集部の見解】 MyVision編集部では、「英語が苦手だから」という理由だけで、グローバル案件の多いファームを避けることを推奨しません。
なぜなら、現在は翻訳ツール(DeepL等)の精度向上により、読み書きレベルであれば英語力が低くても業務を回せるケースが増えているからです。
むしろ、「英語への拒否反応」だけで選択肢を狭めてしまうと、将来的に市場価値の高い「グローバル×IT」などの高単価案件にアサインされるチャンスを自ら捨ててしまうことになります。英語は「入社後に必要ならやる」というスタンスで、まずは飛び込んでみることが重要です。
まとめ
業界の情報は以前よりオープンになりつつありますが、依然として非公開の慣習や独自ルールが多く存在します。未経験者が独力ですべてを把握し、対策を立てるのは容易ではありません。
転職を成功させるためには、事前の入念なリサーチが不可欠です。コンサルティング業界に特化した転職エージェントを活用し、正確な情報を収集してください。現役社員やファーム出身者から直接話を聞くことも、ミスマッチを防ぐ有効な手段です。
転職エージェントは、キャリア目標に合わせた戦略的なサポートを提供します。業界動向の共有から応募書類の添削まで、多角的な支援を受けることが可能です。MyVisionには戦略ファーム出身のコンサルタントが多数在籍しており、難関とされるケース面接や選考対策において豊富な実績があります。
未経験からの挑戦に不安を感じている人は、ぜひMyVisionにご相談ください。各ファームの最新トレンドや採用傾向を踏まえ、最適なキャリアプランを提案します。情報提供から求人紹介、選考対策まで、一人ひとりの状況に合わせて伴走いたします。
コンサルタントの求人情報
自社製品のデータ連携プロジェクトコンサルタント(リーダー候補)(東京)
想定年収
600~840万円
勤務地
新宿区
業務内容
大手企業向け統合人事システム「COMPANY」の導入プロジェクトにおいて、以下の業務に携わっていただきます。 ・「COMPANY」を導入することにより必要となる、他の人事系システムとの連携構築 ・既存の人事系システムからのデータ移行 ※能力に応じ顧客折衝を経験していただくこともあります。 大手企業がお客様となるため、「COMPANY」導入以前は、別の人事システムをご利用されているというケースがほとんどです。 そのため、既存の人事システムから必要なデータを「COMPANY」に連携・移行するという作業が必要となります。 人事システム全体を俯瞰しつつ、実際に実行して成果を出すところまで担当できるため、お客様と一緒に成功を分かち合うことができます。 利用するツール COMPANY、AWS、PosgresSQL、MS-ACCESS、MS-EXCEL 等 入社後のフォロー体制 ●入社後は研修からスタートします。教育コンテンツをご用意しているので、安定してキャッチアップできる環境があります。 ●研修後はこれまでのご経験をもとに適切なプロジェクトにアサインし、チームでプロジェクト進めることになります。 ●OJT形式で業務のキャッチアップをフォローしていきます。扱うのは自社製品なので、上長、メンター、チームメンバーなどが同様の製品、業務知識を持っており、困ったときはアドバイスをもらえる環境です。 ●上長、メンターとの1on1やチームMTGを定期的に実施するので、早い段階で、お悩みや課題解決のためのサポートができます。 具体的なキャッチアップ/スケジュール ●入社後1か月: 必要技術、「COMPANY」の機能・設定、各種社内ルールなどのキャッチアップ研修をおこないます。 研修は自習コンテンツが中心ですが、メンターやチームメンバーに質問や相談をしながら研修を進めます。 ●入社後2か月目~: プロジェクトへのアサインが始まります。 アサイン初期はメンバーとして同じプロジェクトを担当するマネージャーや先輩がフォローしながらお客様とのやり取りを学びます。 個々人の習熟度に応じますが、入社後3-6カ月程度を目安に、徐々に主担当として持って対応をしていく範囲が増えていきます。 ●職種について 変更の範囲:入社後は本職種に従事いただきます。 その後、ご本人の適性等により当社業務全般に変更の可能性があります。
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デジタル社会共創コンサルティング室(社会インパクト創出コンサルタント/SC~Mクラス)
想定年収
740~1,050万円
勤務地
東京都千代田区
業務内容
●募集ユニット デジタル社会共創コンサルティング室 ●概要 【チームのミッション】 2026年4月に発足した新しい組織の立ち上げ・拡大を担っていただきます。 新組織は、AIをはじめとしたデジタル技術の進化がもたらす社会・産業へのインパクトを捉え、クライアントである企業課題と政府・自治体の問題解決に取り組む専門組織です。社会・産業のRe-Design(再設計)をキーワードに、顧客と共創しながら、デジタル社会形成とビジネスエコシステム構築に挑戦するとともに、自ら社会に提言し、新しい社会を創る取組を行っています。 「クロスボーダークリエイション=領域を跨いだイノベーション」が強みであり、官民を超えた枠組みの構築・活用、業界を跨いだ連携を促進することで、企業単体では進められない社会インパクトの創出に取り組む。また、構想~パートナーシップ構築~伴走までトータルで価値提供を行っています。 ・政策・制度設計 × 事業・サービス開発 を一体で支援し、社会実装までを見据えた変革をリード ・業界・領域・組織の壁を越えたクロスセクター型の変革推進 ・官と民の双方に通じる視点を活かして、実行可能な変革モデルを構築 ・民間のDX・サービスデザインのノウハウを駆使した、公的組織の価値創造・DXを支援 【今後の注力領域】 ・社会課題解決領域、ウェルビーイング領域に関する新規事業創出 ・業界横断型のプラットフォーム戦略策定支援 ・官民連携による社会インパクト創出 【主なクライアント/インダストリー】 ・通信、情報サービス、不動産、金融、スポーツ、ライブエンタメ等多岐に渡ります 【PJ例】 <不動産大手>…内閣府SIPの枠組みを活かし、社会技術の開発を推進しながら、それを不動産事業としての自社ビジネスに適用し、新たなビジネスモデルを創出(つながり促進によるコミュニティ再生ビジネス)。4年間継続する中長期プロジェクトに伴走。 <エンタメ大手>…デジタルに強みを持つエンタメ企業が、リアルのフィールドを用いたリアル×デジタル融合の新規事業にチャレンジ。自治体の公共事業(PFI、PPP等)を活用したビジネスモデルの構築を支援。 <保険・介護大手>…「ウェルビーイング」領域におけるデジタルビジネスの企画・開発を支援。CDOの統括のもと、100億円の事業を複数創出すべく取組中。 ●担当業務 プロジェクトリード(プロジェクトのディレクション、メンバーマネジメント、クライアントコミュニケーション) サブリード(プロジェクトリーダーのディレクションに基づく自律的な作業設計・アウトプット・下位メンバーへの作業指示) ※直近では、新規事業の戦略構想・制度設計・サービス開発・社会実装支援を行うプロジェクト実績が多くあります。 ●職階 シニアコンサルタント、マネージャー ●キャリアパス コンサルタント ▼ シニアコンサルタント ▼ マネージャー ▼ シニアマネージャー ▼ ディレクター ▼ マネージングディレクター ※マネージャー以下は主にコンサルティングのデリバリを担当します。 シニアマネージャー以上は受注責任を有し、セールス活動および社内のマネジメント・事業戦略立案にミッションの比重が移ってきます。
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LVC(ヘルスケア:ICT経験を活かして/C~SCクラス)
想定年収
520~1,000万円
勤務地
東京都千代田区
業務内容
■概要 医療、健康、福祉、介護のヘルスケア分野全般にかかるコンサルティング、事業戦略立案、実行支援、調査研究業務。 ヘルスケアを、地域の生活者と社会を支え、価値を創る要素であると捉え、 地域の生活者が長く健康を維持できる社会の実現に向けて、中央省庁や自治体、民間企業を対象に、上流工程から現場支援まで幅広い視点でコンサルティングサービスを提供する。 ○医療・介護福祉インフラ構築領域 地域医療再生や地域包括ケア整備、救急体制構築・情報アクセシビリティ整備等のインフラ構築等 ○予防・健康管理、生活支援領域 保険者の医療費適正化、健康経営・健康投資推進、保健事業・健康づくり、介護予防・生活支援の仕組みづくり等 ○ヘルスケア産業・事業化支援領域 ICTを用いた医療情報の利活用(EHR/PHR、ウェラブル、IoT、遠隔医療、人工知能(AI)・ロボット等)や福祉産業振興、海外進出調査、医療・介護福祉機器事業、病院・福祉・介護事業の経営、新規事業開発、ヘルスツーリズム事業等 ○社会政策(社会保障・マイナンバー)構築領域 社会保障関連の調査や、マイナンバー制度の導入に関する検討・対応等 ○海外展開・海外進出支援領域 ヘルスケア産業を中心とした海外進出調査や進出支援 ■担当業務 ビジネスコンサルティングのプロジェクトメンバーとして、デリバリー業務の中心的役割を担って頂きます。 マネージャーはプロジェクトリーダーとして、マネジメント業務の中心的役割を担って頂きます。 ■職階 コンサルタント、シニアコンサルタント
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総務マネージャー コーポレート統括本部(中核人材・幹部候補)
想定年収
680~1,250万円
勤務地
東京都千代田区
業務内容
●業務概要 コンサルティングファームの総務マネージャーとして経営と現場社員のサポート、ソフトとハード両面での職場環境整備、全社的活動の推進等を行い、会社全体の底力をUPすることで、働きがいのある会社づくりに貢献していただく方を募集します。 以下の総務業務のうちの全部または一部において、全社最適の視点を持って コーポレート本部内の他のマネージャーと連携しながら担当していただきます。 メンバーの育成も同時に行うプレイイングマネージャーの募集となり、コーポレート部門の中核人材となる人材の募集でもあります。 ●社風 当社はプロフェッショナルファームのため、スタッフ部門もフラットに運営しております。 プレイングとマネジメントのウェイトはプレイングの方がかなり大きいです。 ●担当業務 総務の部長と共に、以下の総務の各種業務のうち4~5つ程度について、チームとして企画~実行まで担当していただきます(複数人のスタッフメンバーを束ねチームとして仕事を進めて頂きます)。 1.社員相談対応(会社での仕事に関する各種相談、ハラスメント対応) 2.労務対応(職場トラブル、健康管理、体調不良) 3.安全衛生(産業医・保健師対応、安全衛生委員会、各種施策) 4.ファシリティマネジメント(企画 … オフィス設計、運用 … 社内) 5.全社イベント(ファミリーデー、全社懇親会パーティ 等) 6.GCRーガバナンス・コンプライアンス・リスクマネジメント(個別対応、啓発、BCP) 7.CSR(社会貢献活動、ISO14001対応) 8.取締役・監査役対応(株主総会・取締役会運営、役員秘書関連) 9.社内コンシェルジュ(備品管理、社員管理) 10.その他役員特命事項 ●職務 課長、課長代理 ●キャリアパス 社員 ▼ 主任 ▼ 課長代理 ▼ 課長 ▼ 部長
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経営企画本部 ブランドマネジメント / コーポレートコミュニケーション企画職(課長代理クラス)
想定年収
680~960万円
勤務地
東京都千代田区
業務内容
●募集ユニット 経営企画本部 コンサルティングサポート部 ブランド推進担当 ●職務概要 コーポレートブランドマネジメント及びコーポレートコミュニケーション(広報)に係る業務の企画・運営・遂行 1.コーポレートブランディング戦略の立案・推進及び各種ブランド浸透施策の企画・運営・遂行 - 戦略策定、ステークホルダーに向けた発信活動・従業員に向けたインターナルブランディング施策 等 2.コーポレートアイデンティティの統括管理(コーポレートロゴ、ブランドアイテム、テンプレート等) 3.オウンドメディアの企画・運営 - コーポレートWEBサイト|採用サイト、SNS (LinkedIn, X, YouTube)、会社案内 等 ・自社イベント・セミナーの企画・運営 - 自社書籍発行の企画・推進 1.コーポレートコミュニケーション活動の企画・運営 - 基幹メディアとのリレーション構築 (【新聞・雑誌 【日経・東洋経済等】、デジタルメディア 【NewsPicks, PIVOT等】) - プレスリリース、報道発表対応 - 基幹メディアへの広告出稿 等 2.コンサルタントによる情報発信活動の実行管理 ●担当業務 コーポレートブランドマネジメント及びコーポレートコミュニケーション(広報)に係る業務の企画・運営・遂行 ※ 詳細は「概要」欄参照 ●職階 課長代理クラス ●キャリアパス 社員 ▼ 主任 ▼ 課長代理 ▼ 課長 ▼ 部長
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