月収40万の手取りは?内訳や税金額、生活レベルを徹底的に紹介
2026年01月29日更新
月収40万円と聞くと「余裕がありそう」と感じる一方で、実際にいくら手元に残るのかはわかりにくいものです。
社会保険料や税金が差し引かれたあとの手取り額を正しく把握できていないと、生活水準や将来設計の判断を誤る可能性もあります。
結論からいうと、月収40万円の手取りはおおよそ31万円前後が目安です。ただし、独身か配偶者がいるか、ボーナスの有無などによって実際の金額や余裕度は変わります。
本記事では、月収40万円の手取り額の内訳や税金・社会保険料の考え方、現実的な生活レベルまでを具体的に解説します。あわせて、月収40万円を目指せる仕事や、将来的により高い収入を狙うための視点にも触れています。
今の収入水準を客観的に確認したい人や、次のキャリアを考えはじめている人は、ぜひ参考にしてください。
著者

山口 翔平
Yamaguchi Shohei
株式会社MyVision代表取締役
早稲田大学を卒業後、JTB、オリックス生命を経てコンサルティング転職に特化した人材紹介会社へ入社。 長年のエージェント経験を基に、より多くの求職者様に対して質の高い転職支援サービスを提供するため、株式会社MyVisionを設立。
プロフィール詳細を見る
監修者

岡﨑 健斗
Okazaki Kento
株式会社MyVision代表取締役
東京大学を卒業後、ボストンコンサルティンググループ(BCG)に入社。主に金融・通信テクノロジー・消費財業界における戦略立案プロジェクトおよびビジネスDDを担当。採用活動にも従事。 BCG卒業後は、IT企業の執行役員、起業・売却を経て、株式会社MyVisionを設立。
プロフィール詳細を見る
目次
全部見る
月収40万円の手取りは約31万円が目安
月収40万円の場合、給与所得者であれば実際に振り込まれる手取り額は約31万円前後が目安です。
額面の金額すべてを自由に使えるわけではなく、毎月の給与から税金や社会保険料が差し引かれます。
会社員や正社員など、給与として報酬を受け取る人に共通して発生する控除項目は、以下のとおりです。
▼月収40万円から差し引かれる主な控除項目
| 額面から差し引かれるもの | 計算式(考え方) |
|---|---|
| 所得税 | 課税所得×税率(5~45%)−控除額 |
| 住民税 | 前年の課税所得×税率(原則10%)−税額控除+均等割額 |
| 健康保険料 | 標準報酬月額×健康保険料率÷2 |
| 厚生年金保険料 | 標準報酬月額×厚生年金保険料率÷2 |
| 雇用保険料 | 月収(額面)×雇用保険料率 |
| 介護保険料 | 標準報酬月額×介護保険料率÷2(40歳以上) |
(健康保険料・厚生年金保険料は労使折半のため、本人負担は2分の1)
手取り額は、以下の考え方で算出されます。
▼手取り額の基本イメージ 月収 - 所得税 - 住民税 - 健康保険料 - 厚生年金保険料 - 雇用保険料 = 手取り額
この計算ロジックを月収40万円に当てはめると、差し引かれる金額は約9万円前後となり、結果として手取りは約31万円に収まるケースが一般的です。
ただし、実際の控除額は、独身か配偶者がいるか、扶養の有無、ボーナスの支給有無、年齢(介護保険料の対象かどうか)などによって変わります。
ここでは、条件別に月収40万円の手取り額をより具体的に見ていきます。
独身で月収40万円の手取り
独身で月収40万円(年収480万円)の場合、手取り額は月31万円前後が目安です。
社会保険料や税金が毎月差し引かれるため、額面の約8割弱が実際に使える金額です。
▼独身・月収40万円の控除内訳(目安)
| 項目 | 年収 | 月収 |
|---|---|---|
| 額面収入 | 4,800,000円 | 400,000円 |
| 所得税 | 約102,000円 | 約9,000円 |
| 住民税 | 約230,000円 | 約19,000円 |
| 健康保険料 | 約240,000円 | 約20,000円 |
| 厚生年金保険料 | 約450,000円 | 約37,000円 |
| 雇用保険料 | 約29,000円 | 約2,400円 |
| 手取り額 | 約3,749,000円 | 約312,600円 |
(40歳未満(介護保険料なし)を想定) (居住地や加入する健康保険組合により金額は前後します)
独身の場合、配偶者控除や扶養控除が適用されません。そのため、課税所得がそのまま大きくなり、所得税・住民税の負担はやや重くなる傾向があります。
一方で、健康保険料や厚生年金保険料は、扶養の有無にかかわらず本人の標準報酬月額をもとに計算されます。このため、独身だからといって社会保険料が高くなるわけではありません。
月収40万円の場合、税金と社会保険料を合わせて毎月9万円前後が差し引かれるイメージを持っておくと、実態に近いといえるでしょう。
配偶者がいる人で月収40万円の手取り
配偶者がいる人で月収40万円(年収480万円)の場合、手取り額は月31万円前後が目安です。 ここでは、配偶者の年収が100万円以下で扶養に入っているケースを想定します。
▼配偶者あり・月収40万円の控除内訳(目安)
| 項目 | 年収 | 月収 |
|---|---|---|
| 額面収入 | 4,800,000円 | 400,000円 |
| 所得税 | 約80,000円 | 約7,000円 |
| 住民税 | 約200,000円 | 約16,000円 |
| 健康保険料 | 約240,000円 | 約20,000円 |
| 厚生年金保険料 | 約450,000円 | 約37,000円 |
| 雇用保険料 | 約29,000円 | 約2,400円 |
| 手取り額 | 約3,801,000円 | 約317,600円 |
(40歳未満(介護保険料なし)を想定) (配偶者は年収100万円以下で扶養に入っているケース) (居住地や加入する健康保険組合により金額は前後します)
配偶者の年収が100万円以下の場合、配偶者控除が適用されるため、所得税や住民税がわずかに軽減されます。ただし、月収40万円クラスでは、節税効果は限定的です。
理由として、配偶者控除の影響を受けるのは主に所得税であり、住民税への影響は小さい点が挙げられます。さらに、健康保険料や厚生年金保険料といった社会保険料は、配偶者の有無にかかわらず本人の標準報酬月額をもとに計算されます。
そのため、独身の場合との差は月あたり数千円程度にとどまるケースが多いといえるでしょう。
配偶者が扶養に入っていれば手取りが大きく増える、というイメージを持っている場合は注意が必要です。
月収40万円でボーナスがある場合の手取り
月収40万円に加えてボーナスが支給される場合、年収が増える分、年間の手取り額も増加します。ただし、ボーナスにも所得税や社会保険料がかかるため、支給額のすべてがそのまま手取りになるわけではありません。
ここでは、月収40万円+ボーナス80万円(年収560万円)を想定し、手取り額の目安を確認します。
▼月収40万円+ボーナスありの控除内訳(目安)
| 項目 | 金額(年収) | 金額(月収) | ボーナス |
|---|---|---|---|
| 額面収入 | 5,600,000円 | 400,000円 | 800,000円 |
| 所得税 | 約154,000円 | 約11,000円 | 約22,000円 |
| 住民税 | 約282,000円 | 約20,000円 | ー |
| 健康保険料 | 約283,000円 | 約20,000円 | 約40,000円 |
| 厚生年金保険料 | 約523,000円 | 約38,000円 | 約73,000円 |
| 雇用保険料 | 約34,000円 | 約2,400円 | 約4,800円 |
| 手取り額 | 約4,324,000円 | 約308,000円 | 約660,200円 |
(40歳未満(介護保険料なし)を想定) (居住地や加入する健康保険組合により金額は前後します) (住民税は前年所得をもとに月額で徴収されるため、ボーナス時の天引きはありません)
月収40万円でボーナスがある場合のポイントは、以下のとおりです。
- 年収が増えるため、年間ベースの手取り額は着実に増加する
- ボーナスにも健康保険料・厚生年金保険料・雇用保険料がかかる
- 住民税は月額固定のため、ボーナス月の手取りが極端に減ることはない
ボーナスが支給されることで生活や貯蓄に余裕が生まれやすくなりますが、想定より手取りが少ないと感じやすいのも事実です。
ボーナスは「満額が自由に使えるお金ではない」という前提で、資金計画を立てておくと実態とのズレが生じにくくなります。
月収40万円でボーナスがない場合の手取
月収40万円でボーナスがない場合、年収は480万円となり、控除の仕組みは「独身・月収40万円」のケースと同じです。
そのため、手取り額も月31万円前後が目安です。
▼月収40万円・ボーナスなしの控除内訳(目安)
| 項目 | 年収 | 月収 |
|---|---|---|
| 額面収入 | 4,800,000円 | 400,000円 |
| 所得税 | 約102,000円 | 約9,000円 |
| 住民税 | 約230,000円 | 約19,000円 |
| 健康保険料 | 約240,000円 | 約20,000円 |
| 厚生年金保険料 | 約450,000円 | 約37,000円 |
| 雇用保険料 | 約29,000円 | 約2,400円 |
| 手取り額 | 約3,749,000円 | 約312,600円 |
(控除内訳は、独身・月収40万円のケースと同一条件です) (40歳未満(介護保険料なし)を想定) (居住地や加入する健康保険組合により金額は前後します)
ボーナスがない場合、年収は同じ月収水準でもボーナスありのケースより低くなります。一方で、控除は毎月の給与からのみ行われるため、手取り額の変動が少ない点が特徴です。
月収40万円・ボーナスなしのポイントは、以下のとおりです。
- 月々の手取りが安定し、生活費や貯蓄の計画を立てやすい
- 年間手取り額は、ボーナスありのケースより少なくなる
- 月収の高さだけでなく、年収全体で見る視点が重要
月収40万円あっても、ボーナスの有無によって年間ベースの手取り額には数十万円規模の差が生じます。
収入を評価する際は、月収だけで判断せず、年収や手取り総額まで確認しておくことが欠かせません。
コンサルタントの求人情報
名古屋:(大手事業会社 企画業務経験者対象)戦略コンサルタント【経営者に寄り添い、経営全体に関与し、会社を変える】/ MS1-8
想定年収
-
勤務地
名古屋
業務内容
【募集部室】 ●コンサルティング事業本部 経営戦略ビジネスユニット 経営戦略第2部 【職務内容】 経営戦略ビジネスユニットでは、主に中堅企業を対象に「戦略策定から実行支援まで」、一貫したソリューション提供を軸にコンサルティングを行っています。 大企業向けコンサルティングに比べて、「経営者と直接やりとり」をしながら、「顧客の経営全般に関与する」ことになるため、その発展や変革にダイレクトに貢献することができます。このために組織として「T字型人材」への育成を指向し、様々な育成施策を展開しています。 また、戦略・計画策定にとどまらず、計画を着実に実践するための支援(インプリメンテーション)を行うことも多く、長期間に渡りお客さまの企業変革を「戦略から実践まで」支援しています。 ●主なクライアント 中堅企業を中心に大企業~中小企業まで、業種業態に関わらず「幅広なクライアント」を対象に、同時並行で様々なコンサルティングを遂行しています。 特定の業種にとらわれること無く、様々な業界を対象としたコンサルティングに携わりながら、コンサルタントとしての経験を積んで頂くことが出来ます。 ●具体的には (注力分野) (1) 経営戦略・事業戦略:「中期経営計画」「成長戦略」「新規事業開発」「収益力向上」等のテーマを中心に、企業戦略全般の支援や将来の新市場の開拓、ビジネスモデル変革を通じたクライアントの成長を支援します (2) 実行支援:BPO支援、企業価値向上、売上高増大・コスト節減策立案、および、これらの支援を通じて企業の経営効率を高め、企業価値向上・ボトムライン最大化・社内管理体制再構築を実現します (3) 組織風土改革推進:組織変革サーベイの開発、組織診断の実行、意識改革に向けた組織開発・組織改善方針の立案 (4) 人材育成:企業目的遂行のために、クライアント内での戦略実行人材の開発、中長期視点での主体的・計画的に行動できる人材の発掘・育成 (業務内容・役割) (1) 経営環境の調査・分析:市場環境、業界構造、協力/競合企業などに対する公開情報や専門家インタビュー等により、調査・分析、資料化、報告 (2) クライアント内部情報の収集・分析:クライアントの経営関連資料、業務関連データ(をクライアント担当者と協力して収集・分析、資料化、報告 (3) 戦略・戦術の検討と策定支援:上記(1)(2)の結果を踏まえ、クライアントが取るべき企業行動や活動の検討、企画、具体化、実施決定を支援 (4) 戦略・戦術の実行支援:クライアントの各部門や社員様への働きかけ支援、外部組織との連携支援等 (5) 組織変革に向けたファシリテーション:クライアント担当者や利害関係者との信頼関係構築、全社を巻き込んだ活動の推進 ●備考 中堅企業の経営に直接働きかける機会が豊富なため、大きな責任はあるものの、コンサルティング成果が実感しやすく、企業経営に対するインパクトの大きな業務が出来ます。 様々な業界、企業規模のクライアントへのコンサルティングを同時並行で進めるため、多様なインプットがあり、コンサルタントとしての成長が促進される環境です。 【プロジェクト事例】 (1) 経営戦略・事業戦略 ・産業機械メーカー:IPOを視野に入れた中期経営計画策定 ・広告業 :成長戦略策定支援 ・電機メーカー :オープンイノベーションの仕組みを活用した新規事業創出支援 ・金融機関 :新規事業探索とビジネスモデルの策定支援 ・不動産業 :ボールパークによってもたらされる統合的価値評価 (2) 実行支援 ・中堅化粧品卸 :中期経営計画作成支援・実行支援 ・製造業 :経営再建計画策定および施策実施支援 ・飲食サービス業 :収益改善および経営者的人材育成 ・医療法人 :2病院の統合計画の策定および計画策定から開業までの実行支援
View More
コンサル_オープンポジション
想定年収
500~2,500万円
勤務地
東京都渋谷区
業務内容
※コンサルティング事業部でオープンで選考を受けたいという場合の求人 選考内でコンサルティング事業部のコンサルタント/シニアコンサルタント/マネージャー以上のどのレイヤーでオファーさせていただくか決定予定です。
View More
コンサルティング職(スタッフ)
想定年収
400~800万円
勤務地
東京都港区
業務内容
- 事業再生業務(事業DD、財務DD、再生計画立案、実行支援、金融機関調整等)のコンサルティング ①過剰債務や資金繰り悪化の中堅・中小企業に対し、事業再生コンサルティングを実施。 DDを通じ、対象会社の正常収益力、実態純資産の把握を行い、返済計画含む事業再生計画の立案を実施。 ②その際、コストカットのみでなく、PL改善をどうできるのかを対象会社の社長と検討し、達成可能な計画策定を実施。 ③再生計画立案後は、モニタリング支援を実施し、絵に描いた餅となることのないよう再生計画の実行支援も行う。
View More
ビジネスコンサルタント(エキスパート/シニア)
想定年収
1,200~2,000万円
勤務地
東京都渋谷区
業務内容
社内外のメンバーとプロジェクトを組みながら、クライアントの本質的な課題を整理・定義したうえ、戦略構築やグランドデザインの検討、そして戦略実現のためのマーケティングやシステム等のソリューション構築・サービス提供まで、一気通貫したコンサルティングを提供します。 入社後は、ご自身の得意領域に合わせてアサインを決定します。 【具体的な業務内容】 顧客理解に基づく論点・仮設設計とタスクの整理・遂行、プロジェクトマネジメントなどを行なっていただきます。 またチームとしてのコンサルティング力向上に向け、案件情報/ノウハウ共有などの仕組みづくりをしていただきます。 ●戦略策定フェーズ例 ・顧客との継続的な関係性構築が必要なお客様に対し、保有している顧客データを活用したマーケティング施策の高度化に向けた戦略策定をご支援します。 ・デジタル技術を活用した事業バリューアップや新規事業創造を目指されるお客様に対し事業戦略策定をご支援します。 ●システム等のソリューション構築 ・クライアントのデータ利活用戦略遂行やありたい姿の実現に向け、システムのグランドデザインを描き、適切なシステム/ソリューション選定・導入をご支援します。 ●案件例 ・小売業界:1to1マーケティングの実現に向けた、戦略や施策立案、必要ツールおよびシステムの提案・構築 ・大型商業施設:顧客・テナント・施設運営者・地域など様々な視点から商業施設のあるべき姿を再定義し、データを活用したマーケティング実現のためのプラットフォーム、サイネージ、アプリなどの提案・構築 ・スマートシティ:地域課題解決に向けたイノベーション創出、住⺠にとってのウェルビーイング実現のための戦略検討と都市OS設計/開発 ・海外案件:住友商事が出資検討先のマーケティング視点でのデューデリジェンスおよび、国内外でのバリューアップ支援 【働く環境】 ●プロジェクトにはスペシャリティを有したセールス担当やエンジニア等のメンバーと共にチームで対応していきます。 ●プロジェクトは、本人の希望や得意とする分野、チャレンジしたい領域をもとに相談していきながら決定していきます。 ●ハイブリットワーク・スーパーフレックス制・私服勤務を全社で採用しているため、働き方の自由度が高く、自身の仕事に集中して取り組むことができる環境です。 ●コンサルティング企業、大手SIer、事業会社 等で活躍していたプロフェッショナルメンバーが在籍しており、多様な人材が揃っています。
View More
生成AI推進担当_コンサルタント
想定年収
500~800万円
勤務地
東京都渋谷区
業務内容
今年度より新設されたAI専門部隊「AICoE」に所属し、自社内のマーケターやコンサルタント等の多様な職種に対して、汎用生成AIツールの活用促進をご担当いただきます。 また、社内にとどまらずクライアントへの生成AI活用の案件において、施策検討から実行までの幅広いご活躍を期待しています。 将来的にはチームリーダー等の組織長として、組織拡大や商材開発にも寄与していただくことも期待しています。 具体的には・・・ ●社内のマーケターやコンサルタント、デザイナー向けの生成AI活用の具体的なスキルトランスファー ●社外のクライアント向けの生成AI活用の推進、実行 ●最新の生成AIの情報収集 ●実務に直結する具体的なユースケースの共有 ●GPTsやGemなどの特化型チャットボットの作成 ●Difyやn8nなどのAIワークフローのツールを活用したAIワークフローの構築
View More
月収40万円の人の生活レベル
月収40万円の手取りは約31万円が目安となるため、生活に一定の余裕を持ちやすい水準といえます。ただし、その余裕度は世帯構成によって大きく変わる点には注意が必要です。
単身世帯であれば、住居費や生活費をコントロールしやすく、貯蓄や趣味に回せるお金を確保しやすい傾向です。一方、2人以上世帯では支出項目が増えるため、同じ月収40万円でも生活のゆとりは家計設計に左右されやすいといえます。
ここでは、月収40万円の人の生活レベルを「単身世帯」と「2人以上世帯」にわけて解説します。
単身世帯
月収40万円の場合、単身世帯であれば生活費をコントロールしやすく、一定の余裕を持った暮らしが可能です。贅沢三昧という水準ではありませんが、日常生活を安定させつつ、貯蓄や自己投資にもお金を回しやすいフェーズといえます。
以下は、総務省統計局の家計調査データを参考に、月収40万円・独身・一人暮らしを前提とした生活レベルを、編集部視点でシミュレーションした一例です。
実際の支出は居住地やライフスタイルによって前後しますが、生活イメージをつかむ目安としてご覧ください。
▼生活レベルの目安(単身世帯・一人暮らし)
| 項目 | 月額の目安 | 補足 |
|---|---|---|
| 食費 | 約40,000円 | 自炊中心、外食は適度に |
| 住居費 | 約90,000円 | 都市部の1K〜1LDKを想定 |
| 光熱・水道費 | 約11,000円 | 季節により変動 |
| 家具・家事用品 | 約4,000円 | 消耗品中心 |
| 被服費 | 約8,000円 | 必要に応じて調整可能 |
| 保健医療費 | 約7,000円 | 医療費・保険料を含む |
| 交通・通信費 | 約23,000円 | スマートフォン・通信費・交通費 |
| 娯楽・趣味 | 約25,000円 | 余暇・自己投資を含む |
| その他(交際費など) | 約20,000円 | 交友関係・突発的支出 |
| 合計 | 約228,000円 | - |
本シミュレーションは、総務省統計局「2024年(令和6年)家計調査 家計収支編」/住居の所有関係別/民営借家〔アパート・マンションなど〕/単身世帯 」の平均的な消費支出をもとに、月収40万円の可処分所得を踏まえて調整しています。 ボーナスなし・独身一人暮らしを前提とした一例です。
手取り31万円前後を前提にすると、生活費を月23万円程度に抑えることで、毎月8万円前後を貯蓄や資産形成に回す余地が生まれます。
月収40万円の単身世帯は、生活を安定させながら将来への備えを本格的にはじめやすい水準といえるでしょう。
2人以上世帯
月収40万円の場合、2人以上世帯では日常生活は成り立つものの、単身世帯ほどの余裕は感じにくい水準といえます。とくに住居費や食費などの固定支出が増えるため、家計のバランスは支出設計によって左右されやすいです。
以下は、総務省統計局の家計調査を参考に、2人以上世帯・民営借家を前提とした生活レベルを、編集部視点でシミュレーションした一例です。 子どものいる世帯といない世帯の平均値を含むため、実際の支出は各家庭の状況に応じて調整が必要です。
▼生活レベルの目安(2人以上世帯・民営借家)
| 項目 | 月額の目安 | 補足 |
|---|---|---|
| 食費 | 約75,000円 | 2人以上世帯の平均的な水準 |
| 住居費 | 約90,000円 | 都市部の民営借家を想定 |
| 光熱・水道費 | 約20,000円 | 季節により変動 |
| 家具・家事用品 | 約10,000円 | 日用品・消耗品中心 |
| 被服費 | 約9,000円 | 必要に応じて調整可能 |
| 保健医療費 | 約12,000円 | 医療費・保険料を含む |
| 交通・通信費 | 約40,000円 | スマートフォン・通信費・交通費 |
| 教育 | 約10,000円 | 子どもの有無によって変動 |
| 娯楽・趣味 | 約25,000円 | 余暇・自己投資を含む |
| その他(交際費など) | 約35,000円 | 交友関係・突発的支出 |
| 合計 | 約326,000円 | - |
(本シミュレーションは、総務省統計局「家計調査(2人以上世帯・民営借家)」の平均的な消費支出を参考にしています) (既婚世帯を想定した一例です)
手取り31万円前後を前提にすると、生活費が収入とほぼ同水準になるケースも珍しくありません。そのため、貯蓄に回せる金額は月数万円程度にとどまることが多いでしょう。
共働き世帯であれば家計に余裕が生まれやすくなりますが、片働きの場合は支出管理が重要です。とくに子どもがいる世帯では、教育費の増加を見据えた中長期的な資金計画が欠かせません。
月収40万円の2人以上世帯は、「生活は安定しているが、将来への備えは工夫が必要なフェーズ」にあります。生活水準を無理に引き上げるのではなく、支出の優先順位を意識した家計設計が求められるでしょう。
【MyVision編集部の見解】 MyVision編集部では、月収40万円という数字だけで「余裕がある」「安心できる」と判断することは推奨していません。実際には、余裕を感じられるかどうかは収入額そのものよりも、①世帯構成、②固定費(とくに住居費)、③今後のライフイベントの3点に大きく左右されます。とくに2人以上世帯では、教育費や住み替えなど将来支出の影響が早い段階で表面化しやすく、「想定より貯蓄が増えない」と感じるケースも多くあります。月収40万円はひとつの到達点ですが、その水準をどう活かせるかまで含めて考えることが重要です。
月収40万円を目指せるのはどんな仕事や職業?
月収40万円を目指せるのは、一定の専門性や実務経験を積み、組織内で役割や責任が明確になってきた仕事です。突出した成果や経営レベルの立場が必須というわけではありませんが、未経験や若手のうちから自然に到達する水準でもありません。
月収40万円は、年収換算で約480万〜550万円前後に相当します。この水準は、日本全体で見れば平均よりやや高い収入帯であり、業種や職種によって到達難易度に差があります。
そのため、まずは業種ごとの年収水準を把握し、どの分野で月収40万円に到達しやすいのかを確認することが重要です。
参考として、国税庁が公表している「民間給与実態統計調査」による業種別の平均年収は以下のとおりです。
▼業種別の平均年収(参考)
| 業種 | 平均年収 |
|---|---|
| 宿泊業・飲食サービス業 | 279万円 |
| 農林水産・鉱業 | 348万円 |
| サービス業 | 389万円 |
| 卸売業・小売業 | 410万円 |
| 医療・福祉 | 429万円 |
| 運輸業・郵便業 | 488万円 |
| 複合サービス事業 | 490万円 |
| 不動産業・物品賃貸業 | 496万円 |
| 学術研究・専門・技術サービス業・教育・学習支援業 | 549万円 |
| 建設業 | 565万円 |
| 製造業 | 568万円 |
| 情報通信業 | 660万円 |
| 金融業・保険業 | 702万円 |
| 電気・ガス・熱供給・水道業 | 832万円 |
参考:国税庁「令和6年分民間給与実態統計調査」
このデータを見ると、平均年収ベースで月収40万円に近い、もしくは超えやすい業種は一部に限られることがわかります。ただし、平均年収はあくまで業界全体の傾向を示す指標であり、個人が到達できる上限を示すものではありません。
実際に月収40万円に到達している人に多い仕事や職業には、以下のような特徴があります。
- ITエンジニア:開発経験を積み、設計や上流工程を担う立場になると現実的な水準
- コンサルタント・業界やテーマを問わず、一定の実務経験を持つ層では月収40万円前後が一般的になりやすい
- 事業会社の総合職(中堅層):企画・営業・管理部門などで役割が広がると、この水準に到達するケースがある
- 金融・保険業界の専門職:業界全体の年収水準が高く、比較的早い段階で月収40万円に届くこともある
- 成果連動型の営業職:固定給に加えてインセンティブが安定して支給される場合、月収40万円を超えることがある
これらの仕事に共通するのは、年功序列だけでなく、スキル・役割・成果が収入に反映されやすいという構造です。
平均年収が高い業種に属していても、担当業務やポジションによっては到達しないケースもありますし、反対に平均年収がそれほど高くない業種でも、役割次第で到達する可能性はあります。
月収40万円は、特定の職業に就けば自動的に得られる収入ではありません。
どの分野で経験を積み、どの立場を目指すかというキャリア選択の結果として現実的に狙える水準といえるでしょう。
【MyVision編集部の見解】 MyVision編集部の見解では、月収40万円に到達したあとに収入が伸び悩む人には共通点があります。それは、「今の会社にいれば自然に上がるはず」と環境任せにしてしまう点です。実際の転職支援の現場では、同じ年収帯でも、成長産業や専門性が評価される職種に移った人ほど、その後の年収の伸びが大きくなる傾向が見られます。月収40万円はゴールではなく分岐点です。この先を目指すなら、業界・職種・評価制度まで含めて見直すことが、納得感のあるキャリアにつながりやすいでしょう。
フリーランス・個人事業主の月収40万円の手取り
フリーランス・個人事業主で月の事業所得が40万円(年480万円)の場合、手取り額は月25万〜28万円前後が目安です。
会社員とは異なり、税金や社会保険料を自分で納付する必要があるため、同じ月収40万円でも手元に残る金額はやや少なくなる傾向があります。
フリーランス・個人事業主にかかる主な控除項目と、公式情報をもとにした計算の考え方は以下のとおりです。
▼フリーランスにかかる主な控除項目と計算式
| 額面から差し引かれるもの | 計算式(考え方) |
|---|---|
| 所得税 | 課税所得×税率(5~45%)−控除額 |
| 住民税 | 前年の課税所得×税率(原則10%)+均等割額 |
| 国民健康保険料 | 所得割+均等割+平等割(自治体ごとに異なる) |
| 国民年金保険料 | 定額(年度ごとに改定) |
| 事業税 | 課税所得 − 290万円×税率(業種により3〜5%) |
| 介護保険料 | 標準報酬月額×介護保険料率(40歳以上) |
(国民健康保険料・住民税・事業税は自治体により差があります) (以下は40歳未満・介護保険料なしを想定しています)
▼月の事業所得40万円(年480万円)の控除内訳イメージ
| 項目 | 年額 | 月額換算 |
|---|---|---|
| 額面収入 | 4,800,000円 | 400,000円 |
| 所得税 | 約240,000円 | 約20,000円 |
| 住民税 | 約370,000円 | 約31,000円 |
| 国民健康保険料 | 約570,000円 | 約48,000円 |
| 国民年金保険料 | 約210,000円 | 約17,000円 |
| 事業税 | 約95,000円 | 約7,900円 |
| 手取り額 | 約3,315,000円 | 約276,100円 |
(数値はあくまで目安です) (青色申告特別控除・基礎控除などを考慮した一般的なケースを想定) (必要経費の内容や控除の適用状況、自治体により金額は前後します)
フリーランス・個人事業主の月収40万円について、注意すべき点は以下のとおりです。
- 会社員と異なり、社会保険料・税金を全額自己負担する必要がある
- 住民税・事業税・国民健康保険料は後払いのため、資金管理が重要
- 青色申告を活用することで、課税所得を抑えられる余地がある
月収40万円は、フリーランスとして生活を安定させつつ事業を継続できる水準ではありますが、手取りベースでは会社員より低くなりやすい点には注意が必要です。
税金や社会保険の仕組みを正しく理解し、手元資金を意識した収支管理をおこなうことが、安心して働き続けるための前提条件といえるでしょう。
月収40万円の手取りに関するFAQ
ここでは、月収40万円の手取りに関して多く寄せられる疑問をまとめました。
節税や住宅ローン、将来の備えなど、実生活や意思決定に直結するポイントを中心に解説します。
Q.手取りを少しでも増やすための節税対策はありますか?
大きく手取りを増やすのは難しいものの、iDeCoやふるさと納税、生命保険料控除などを活用することで、税負担を抑えることは可能です。
とくにiDeCoは所得税・住民税の両方に影響するため、長期的な節税効果が期待できます。
Q.月収40万円で住宅ローンはいくらまで組めますか?
月収40万円の場合、借入可能額の目安は3,000万〜3,500万円前後とされることが一般的です。
ただし、実際に無理なく返済できる金額は、家計状況や将来の支出を踏まえて慎重に判断する必要があります。
Q.月収40万円の人が「ふるさと納税」をおこなう場合の限度額(目安)はいくらですか?
独身・ボーナスなしを想定すると、年間4万〜5万円前後が目安です。
家族構成やボーナスの有無によって変動するため、シミュレーターでの事前確認が欠かせません。
Q.月収40万円で、将来のために毎月いくらくらい貯金・資産運用に回すのが理想ですか?
目安としては、手取りの15〜25%程度(毎月5万〜8万円前後)を貯蓄・資産運用に回せると良いでしょう。
固定費を抑えられていれば、無理のない範囲で長期的な資産形成がしやすくなります。
Q.月収40万円は世間的に見て高い水準ですか?
年収換算で480万円前後となるため、平均よりやや高い水準に位置づけられます。
ただし、居住地や世帯構成によって生活の余裕度は変わるため、金額だけで判断しない視点が重要です。
まとめ
月収40万円の手取りは、税金や社会保険料を差し引くと約31万円前後が目安です。単身世帯であれば生活と将来への備えを両立しやすい一方、2人以上世帯では支出管理が重要です。
月収40万円は決して低い水準ではありませんが、世帯構成やライフイベント次第では余裕を感じにくくなるラインでもあります。
手取りを大きく増やすには、節税だけでなく収入そのものを引き上げる視点が欠かせません。
とくに、専門性や経験が正当に評価される業界・職種へシフトすることで、月収40万円を超える水準を現実的に目指せます。
今の収入に不安や物足りなさを感じている場合は、どの分野で年収が伸びやすいのか、次に目指すべき水準はどこかを整理することが重要です。
MyVisionでは、ハイクラス層の転職に精通したキャリアアドバイザーが、収入アップを見据えたキャリア設計から転職支援までを一貫してサポートしています。
現状を変えたいと感じたタイミングこそ、次の収入ステージを検討する第一歩といえるでしょう。
▼ほかの年収の手取りを知りたい人は、以下の記事もおすすめです
あなたもコンサルタントとして
働きませんか?
コンサルタントへの転職をお考えの方は、
是非MyVisionにご相談ください。
ファームとのコネクションを活かし、
あなたの理想の転職が実現するよう転職先の紹介から面接対策に至るまで、
徹底的にサポートいたします。

