経営共創基盤(IGPI)とは、特徴や社風、年収を徹底解説
2026年02月22日更新
株式会社経営共創基盤(IGPI)は、冨山和彦氏ら元産業再生機構の主要メンバーが設立したプロフェッショナルファームです。長期的・持続的な企業価値・事業価値の向上を目的として、経営コンサルティング支援をおこなっています。
経営コンサルティング、財務/M&Aアドバイザリー、経営者派遣/ハンズオン支援、自己投資の4つの領域をカバーし、多様な人材・ノウハウを組み合わせて状況に適した支援をおこなうことで、従来のプロフェッショナルファームでは対応できないような複雑な問題も解決できることが大きな特徴です。
クライアントはスタートアップから大企業までと幅広く、支援テーマも戦略立案・計画策定はもちろん、企業再生、M&A、投資、企業研修など、非常に多岐にわたります。
著者

大河内 瞳子
Okochi Toko
株式会社MyVision執行役員
名古屋大学卒業後、トヨタ自動車での海外事業部、ファーストリテイリング/EYでのHRBP経験を経てMyVisionに参画。HRBPとして習得した組織設計、採用、評価などの豊富な人事領域経験を生かした支援に強みを持つ。
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監修者

岡﨑 健斗
Okazaki Kento
株式会社MyVision代表取締役
東京大学を卒業後、ボストンコンサルティンググループ(BCG)に入社。主に金融・通信テクノロジー・消費財業界における戦略立案プロジェクトおよびビジネスDDを担当。採用活動にも従事。 BCG卒業後は、IT企業の執行役員、起業・売却を経て、株式会社MyVisionを設立。
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目次
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企業紹介
企業の特徴
株式会社経営共創基盤(IGPI)は、クライアントの長期的、かつ持続的な企業価値・事業価値向上をハンズオンで支援する企業です。投資先などに出向・転籍し、執行役員以上の肩書でマネジメントとして常駐し、同じ目線で支援することもあります。
トップラインを伸ばす性質の案件が多く、企業成長にダイレクトに貢献する経験を積めるでしょう。
案件の内訳
- 成長支援(含む海外進出支援):40%
- 新規事業開発:20%
- M&A・財務アドバイザリー:15%
- 事業再生:15%
- オペレーション改革:10%
企業の詳細
| 正式名称 | 株式会社 経営共創基盤 |
| 代表者名 | 村岡 隆史 |
| 設立年 | 2007年4月1日 |
| 所在地 | 東京都千代田区丸の内一丁目9番2号 グラントウキョウサウスタワー8階 |
| 従業員数 | 7,500名 |
| 資本金 | 31億円 |
| 会社URL | https://www.igpi.co.jp |
案件の特徴
株式会社経営共創基盤(IGPI)は、「経営と経済に新しい時代を切り拓く」ことを目標に、企業の経営に直面する多様な課題に対処しながら、現場からの経営革新を共創し、企業の抜本的な進化を支援することを目指す企業です。
また、国内外での先端技術の事業化・社会実装を通じて、イノベーションのスパイラルを生み出すことや、事業経営を通じて、持続可能な成長の好循環を創出することにも力を入れています。
カルチャー
IGPIは、多様性の尊重、スーパージェネラリストを目指す志向、そしてフレキシブルな働き方を企業文化としています。
多様性を尊重することで、さまざまな背景を持つ人材が集まり、多様な視点からのアイデアや解決策を生み出しています。このため、国籍や専門分野が異なるメンバーを積極的に採用し、チーム内での多様性を高めている点も特徴です。
スーパージェネラリスト志向では、専門性を持つ人物でも、さまざまな案件や分野に挑戦し、経営者目線で問題を多角的に捉える能力を身につけることを奨励しています。これにより、幅広い知識と柔軟な思考を持つ人材を育成しています。
また、フレキシブルな働き方を推奨していることから、個々の生活状況やニーズに合わせた勤務が可能です。仕事と私生活のバランスを保ちながら暮らしたい人も働きやすいでしょう。
結果を重視する文化が根付いており、各自が最大限のパフォーマンスを発揮できる環境が整っています。
企業理念
経営と経済に新しい時代を切り拓く
同社は、真のプロフェッショナル組織を創造しつづけ、経営と経済における新たなパラダイムを構築していきます。
【MyVision編集部の見解】 IGPIは「高年収」「元産業再生機構メンバー創設」「投資と経営の両立」といった華やかな印象が先行しがちです。しかしMyVision編集部が本当に見るべきだと考えるのは、①長時間の高密度コミットができるか、②経営当事者として意思決定を背負えるか、③成果に対するプレッシャーを前向きに受け止められるか、の3点です。
ブランドや年収だけで判断すると、入社後のギャップにつながる可能性があります。自身の価値観と照らし合わせたうえで検討することが重要です。
▼経営共創基盤(IGPI)の実態について知りたい人は、以下の記事もおすすめです。
制度面
基本的な考え方
IGPIは「真の経営人材」を輩出することを目指しています。「真の経営人材」とは、知的好奇心をいかし、常識を疑い、自ら問いを立てていく人材を意味します。
昇格制度
IGPIの昇進制度は、個々の成長と組織全体の目標達成を促進することを目的として設計されています。
入社時に経験とスキルに応じて役職が決定され、その後、在籍年数などにかかわらず、自らの成長に合わせてステップアップが可能です。
一般的な職位
- アソシエイト
- シニアアソシエイト
- アソシエイトマネジャー
- マネジャー
- ディレクター
- マネージングディレクター
育成制度
IGPIでは、OJT(On-the-Job Training)を軸とした次世代経営人材の育成研修制度を展開しています。従来のリーダーシップ研修とは異なり、実際の業務を通じた経験と学びを重視する「タフアサインメント(厳しい任務)」を通して、実践的な経営人材を育てる点が特徴です。
まず戦略的な役割を果たすCXOレベル(最高経営責任者レベル)の人材が満たすべき要件を明確化。さらにその要件を満たすために必要な経験を系統的に整理し、人材育成におけるPDCAサイクル(計画・実施・評価・改善の繰り返し)を設計・運用しています。
IGPI の平均年収
年齢別年収目安
| 年齢 | 年収目安 |
|---|---|
| 30歳 | 999万円 |
| 35歳 | 1,270万円 |
※上記年収の目安は、公式サイトに掲載された情報ではありませんので、参考程度にご活用ください。
コンサルティングファームは昇給スピードが一般的な企業と比べて早く、早い人は20代のうちに年収1,000万円を超えます。自身の能力や結果に応じて昇進スピードが決まるため、実力に応じた年収増を目指せる環境といえるでしょう。
※補足すると、マネージャー未満では残業代がつくため、プロジェクトによってはコンサルタント時の給与が一時的に多くなる場合があります。
【MyVision編集部の見解】 MyVision編集部で仮にシミュレーションすると、30歳・アソシエイトマネジャークラスで約1,000万円前後、35歳・マネジャークラスで1,200万~1,400万円程度がひとつの目安です。ただしIGPIの場合、単純な年齢ではなく「どの案件でどの役割を担ったか」によって昇格スピードや報酬水準が大きく変動します。
年収だけを横並びで比較するのではなく、昇進の射程距離と自分の市場価値がどこまで伸びるかまで見据えることが重要です。
▼経営共想基盤の年収について知りたい人は、以下の記事もおすすめです。
IGPIのようにハンズオンで経営に深く関与するファームは、一般的なコンサル転職とは求められる資質や評価軸が異なります。MyVisionでは、IGPIをはじめとする経営直結型ファームへの支援実績を持つコンサルタントが、業界出身アドバイザーがポジション特性や選考傾向を踏まえて伴走します。
ご自身の志向やキャリアプランに合うかどうかも含め、ぜひご相談ください。
経営共創基盤(IGPI)に関するFAQ
経営共創基盤(IGPI)への転職を検討する際に、とくに多く寄せられる疑問をまとめました。
Q1.経営共創基盤(IGPI)の年収は本当に高いのでしょうか?
IGPIの年収水準は、一般的なコンサルティングファームと比較しても高めのレンジにあるといえます。とくにマネジャークラス以上では1,000万円を超えるケースも珍しくありません。
ただし成果主義の色合いが強く、役職や評価によって差が生じる点には留意が必要です。
Q2.経営共創基盤(IGPI)は激務といわれますが、実態はどうですか?
ハンズオン型の支援スタイルであるため、プロジェクトによっては業務負荷が高くなることがあります。一方で、近年は働き方の柔軟性や制度面の整備も進められています。案件内容や役割によって状況は異なるため、実態を多面的に理解することが重要です。


