KPMG FASの面接を完全攻略!選考フローと評価ポイントを徹底解説
2026年05月21日更新
KPMG FASの面接に向けて「どんな準備をすればよいか」と悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
KPMG FASはKPMGグループの一員として、M&Aや事業再生など企業の重要局面を支援するプロフェッショナルファームです。その分、面接では専門性への関心だけでなく、企業への深い理解と求める人材像への適合が重要な評価ポイントになります。
面接の選考フローや評価軸を正確に把握し、万全の対策で選考に臨みましょう。この記事では、KPMG FASの面接の選考対策について詳しく解説します。
著者

岡﨑 健斗
Okazaki Kento
株式会社MyVision代表取締役
東京大学を卒業後、ボストンコンサルティンググループ(BCG)に入社。主に金融・通信テクノロジー・消費財業界における戦略立案プロジェクトおよびビジネスDDを担当。採用活動にも従事。 BCG卒業後は、IT企業の執行役員、起業・売却を経て、株式会社MyVisionを設立。
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監修者

大河内 瞳子
Okochi Toko
株式会社MyVision執行役員
名古屋大学卒業後、トヨタ自動車での海外事業部、ファーストリテイリング/EYでのHRBP経験を経てMyVisionに参画。HRBPとして習得した組織設計、採用、評価などの豊富な人事領域経験を生かした支援に強みを持つ。
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目次
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KPMG FASの企業概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 社名 | 株式会社 KPMG FAS |
| 代表取締役 | 岡田 光、知野 雅彦、澄川 徹 |
| 東京事務所 | 東京都千代田区大手町1丁目9番5号 大手町フィナンシャルシティ ノースタワー |
| 大阪事務所 | 大阪府大阪市中央区北浜3丁目5番29号 日本生命淀屋橋ビル |
| 名古屋事務所 | 愛知県名古屋市中村区名駅3丁目28番12号 大名古屋ビルヂング |
| 福岡事務所 | 福岡県福岡市中央区天神1丁目12番14号 紙与渡辺ビル |
| 事業内容 | 経営戦略・M&A・事業再生・フォレンジックに関するアドバイザリーサービス |
KPMG FASは、フィナンシャル・アドバイザリー業務を専門とする会計系アドバイザリーファームです。KPMGインターナショナルのメンバーファームとして、世界138の国と地域のネットワークを活かしながら、クライアント企業の経営課題解決を支援しています。
事業内容は、経営戦略・M&A・事業再生・フォレンジックの4領域にわたります。東京・大阪・名古屋・福岡の4拠点体制で、国内外のクライアントに対して高度な専門サービスを提供しているファームです。
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KPMG FAS中途採用の面接の概要
KPMG FASの面接を突破するには、選考フローの把握と評価軸の理解が欠かせません。事前にどのようなプロセスで選考が進むのかを正確に把握しておくことで、各ステップに合わせた準備をおこなえます。
公式情報をもとに、選考フローと面接で重視される評価軸を確認していきましょう。
【MyVision編集部の見解】 MyVision編集部の見解では、KPMG FASの面接対策は、選考フローを把握するだけでなく、FAS業務で求められる思考の特徴まで理解して進めることが重要です。なぜなら、KPMG FASではM&Aや事業再生など、企業の重要局面に向き合う仕事が多く、単なる志望度や専門知識だけでは評価につながりにくいためです。
面接では、課題をどう捉え、どのように仮説を立て、クライアントに価値を出せるかまで問われる可能性があります。自身の経験を、FAS業務で活かせる力として言語化しておくことが大切です。
面接を含む選考フロー
KPMG FASの選考は、ES・適性テストの提出からスタートします。書類選考を通過すると、面接またはグループディスカッションが複数回おこなわれ、最終的に内定という流れです。なお、選考型インターンが採用プロセスの一環として実施される場合もあります。
応募にあたって年齢・性別・国籍による制限は設けられておらず、多様なバックグラウンドを持つ人材を歓迎しています。応募に必須の資格はとくに定められていませんが、公認会計士試験合格見込みの場合は別途選考がおこなわれる点も覚えておきましょう。
KPMG FASの選考の流れは、次のとおりです。
- ES・適性テストの提出
- 書類選考
- 面接またはグループディスカッション(複数回)
- 内定・採用条件提示
面接で重視される3つの評価軸
KPMG FASの面接では、スキルや経験だけでなく、人材としての素養も重視されます。
公式サイトのトップメッセージには、KPMG FASが求める人材像として3つの評価軸が明示されており、面接対策の軸として押さえておきたいポイントです。
課題認識能力と仮説設定能力
社会が複雑化し経営環境が激変する中で、クライアント企業が自ら問題を把握することは難しいのが現状です。そのため、KPMG FASでは課題を自ら発見・整理できる人材が求められています。
セルフスターターとして自律的に動き、仮説を立てて検証する思考習慣を持っているかどうかが、面接での評価に直結するでしょう。
デジタルテクノロジーへの対応力
KPMG FASは、M&Aにおけるデューデリジェンス業務でデータサイエンティストやAIエンジニアによる先進的なデータアナリティクスの活用を積極的に推進しています。フォレンジック分野でも、デジタル技術を活用した不正検知サービスの開発に取り組んでいる点が特徴です。
こうした背景から、デジタルテクノロジーを駆使してクライアントの課題を解決できる人材への期待は年々高まっており、データサイエンスやAI活用への関心・素養は面接でのアピールポイントになりえます。
社会・企業の課題解決への熱意
FAS業務を通じた社会や企業の課題解決を、自分自身のモチベーションにできるかどうかも重要な評価軸です。公式トップメッセージでは、強い好奇心・高い学習意欲・強い責任感の3点が求める人材像として明示されています。
加えて、チームスピリットを大切にしながら組織の一員として協力関係を築ける人材であることも、KPMG FASが重視する点のひとつです。
KPMG FAS面接で押さえるべき企業理解のポイント
KPMG FASの面接では、志望動機の説得力を高めるために企業への深い理解が求められます。表面的な情報だけでなく、FAS業界の特性やKPMG FASが大切にする価値観まで把握しておくことで、面接官に納得感のある回答を伝えられるでしょう。
押さえておきたい2つのポイントを解説します。
FASと他業界の違いを正確に理解する
KPMG FASが属するFAS業界は、企業にとっての「有事」局面に特化したサービスを提供する点が大きな特徴です。M&Aや事業再生・フォレンジックといった経営を左右する重要な局面でこそ力を発揮する、いわば「企業変革のスペシャリスト」といえる存在です。
各業界の違いを把握しておくと「なぜFASなのか」「なぜコンサルや投資銀行ではないのか」を自分の言葉で説明しやすくなります。
| 業界 | 支援の性質 | M&Aにおける守備範囲 |
|---|---|---|
| FAS(KPMG FAS) | 「有事」対応に特化 | 戦略立案からPMIまで一貫してサポート |
| コンサルティング | 「平時」の中長期的な業務改善支援 | 戦略立案・ビジネスデューデリジェンスが中心 |
| 投資銀行・証券会社 | M&Aの成立までが守備範囲 | M&A成立(契約締結・支払完了)まで |
こうした業界の違いを正確に理解したうえで回答を準備しておくことが、面接での説得力につながります。
▼FASと他業界の違いについて詳しく知りたい人は、以下の記事もおすすめです。
KPMG FASが大切にする価値観を理解する
KPMG FASは、規模や売上の追求よりもクライアントへの丁寧なサポートを重視する企業文化を持っています。 「クオリティ」と「誠実さ」はKPMGインターナショナルのメンバーファーム全体で共有されている行動原理であり、KPMG FASのビジネスの根幹を支えるものです。
この姿勢は、クライアントからの高いリピート率にも表れています。たとえば進行中のM&A案件が途中で中止になった場合でも、次の案件で再びクライアントから声がかかるケースもあります。徹底的な顧客志向が長期的な信頼関係の構築につながっているといえるでしょう。
面接では、こうした企業文化への共感を自身のエピソードと絡めて伝えられると、説得力のある志望動機になります。
KPMG FAS面接の具体的な対策方法
KPMG FASの面接を突破するには、自身の経験や強みを論理的に伝える準備が必要です。
対策の方向性を誤ると、どれだけ準備しても評価につながりにくくなります。具体的な対策方法を確認していきましょう。
志望動機を組み立てる
志望動機の準備では、自分の言葉で整理することが出発点になります。「なぜFASか」「なぜKPMG FASか」という問いに対して、企業の価値観と自身のキャリアを紐づけた回答を用意しておくことが重要です。
KPMG FASの求める人材像の3つの評価軸に対して、自分のどのような経験が当てはまるかを整理しておくと、面接での回答に一貫性が生まれます。各評価軸に対する準備ポイントは以下を参考にしてください。
| 評価軸 | 面接での準備ポイント |
|---|---|
| 課題認識能力と仮説設定能力 | 自ら課題を発見・整理した経験をエピソードで示す |
| デジタルテクノロジーへの対応力 | データ活用やデジタルツールに関わった経験を整理する |
| 社会・企業の課題解決への熱意 | FAS業務への関心とキャリアの方向性を一貫して伝える |
面接本番に向けた実践的な準備をする
面接本番では、論理の一貫性を保ちながら自身の経験・実績をわかりやすく話す力が求められます。回答の構成を事前に整理し、簡潔かつ説得力のある言葉で伝えられるよう練習を重ねておきましょう。
また、逆質問の時間が設けられる場合に備えて、事業内容やキャリアへの深い関心を示す質問を用意しておくことも大切です。
「とくにありません」で終わらせるのではなく、KPMG FASへの理解と熱意を伝える場として積極的に活用することで、面接官への印象が変わってきます。
▼逆質問について詳しく知りたい人は、以下の記事もおすすめです。
KPMG FASの面接対策に転職エージェントを活用すべき理由
KPMG FASの面接対策をひとりで進めることは、決して簡単ではありません。企業理解の深め方や志望動機の組み立て方、回答の論理構成など、客観的な視点からのサポートがあることで対策の精度が大きく変わります。
転職エージェントを活用することで得られるメリットを確認しておきましょう。
KPMG FASの評価基準に合わせた対策を受けられる
転職エージェントに相談することで、KPMG FASの企業理解・志望動機・自己アピールを一貫性のあるストーリーに仕上げるサポートを受けられます。書類選考から面接まで一括で対策できるため、準備の抜け漏れが生じにくい点も大きなメリットです。
コンサル・FAS業界への転職支援に強いエージェントであれば、KPMG FASが求める人材像に沿ったアドバイスを受けやすく、未経験・異業種からの転職でも的確なサポートを期待できます。
| 課題 | エージェント活用で得られるメリット |
|---|---|
| 志望動機・回答の一貫性が作れない | 企業理解・自己アピールをストーリーとして整理するサポートを受けられる |
| 未経験・異業種からの転職で不安がある | コンサル・FAS業界に精通したエージェントから的確なアドバイスをもらえる |
客観的なフィードバックで回答の精度を高められる
自己評価だけでは気づきにくい論理の矛盾や説明の抜けを、エージェントから指摘してもらえる点は大きな強みです。本番を想定した模擬面接を繰り返すことで、回答の質と安定感を着実に高められます。
また、選考スケジュールの調整や企業との連絡対応もエージェントに任せられるため、在職中でも効率よく転職活動を進められるでしょう。面接準備に集中できる環境を整える意味でも、エージェントの活用は有効な選択肢のひとつです。
| 課題 | エージェント活用で得られるメリット |
|---|---|
| 自分の回答の弱点に気づけない | 模擬面接を通じて論理の矛盾や説明の抜けを客観的に指摘してもらえる |
| 在職中で準備時間が確保しにくい | スケジュール調整・企業との連絡対応を代行してもらえる |
KPMG FASの面接対策に強い転職エージェントはMyVision
KPMG FASのような専門性の高いファームへの転職では、コンサル業界に精通したエージェントのサポートが対策の質を左右します。
MyVisionはコンサル転職に特化したエージェントとして、面接対策から選考スケジュールの管理まで一貫したサポートを提供しています。
| サポート内容 | 詳細 |
|---|---|
| コンサル特化の面接サポート | KPMG FASの求める人材像に沿った志望動機・回答の整理 |
| 元コンサルタントによる模擬面接 | 本番に近い視点からのフィードバックで回答の精度を向上 |
| 選考スケジュールの調整 | 企業との日程調整・連絡対応を代行 |
コンサル特化のエージェントによる面接サポートを受けられる
MyVisionはコンサル・FAS業界への転職支援に特化しており、KPMG FASの求める人材像に沿った志望動機や回答の整理を一緒に進められます。書類選考から面接対策まで一貫してサポートを受けられるため、準備の抜け漏れを防ぎながら選考に臨めるでしょう。
コンサル業界への転職を検討しているものの、どこから手をつければよいかわからないという人にとっても、的確な道筋を示してもらえる心強い存在です。
元コンサルタントによる本番レベルの模擬面接ができる
MyVisionでは、実際のコンサル面接を熟知した元コンサルタントが面接官役を担当する模擬面接を受けられます。論理の一貫性や回答の説得力など、本番に近い視点からのフィードバックをもらえるため、自己流の対策では気づきにくい課題を洗い出せます。
繰り返し練習を重ねることで回答の安定感と精度が高まり、本番での緊張感にも対応しやすくなるでしょう。
選考スケジュールの調整もまとめて任せられる
企業との日程調整や連絡対応はMyVisionが代行するため、在職中でも面接準備に集中しやすい環境を整えられます。複数社を並行して受ける場合でも、スケジュール管理をサポートしてもらえるため、抜け漏れなく転職活動を進められます。
KPMG FASへの転職を検討している人は、まずMyVisionへの相談からはじめてみてください。
【MyVision編集部の見解】 MyVision編集部の見解では、KPMG FASの面接で失敗しやすい人には、資格や専門知識の有無だけに意識が向きすぎる傾向があります。もちろん会計・財務の基礎理解は重要ですが、面接ではそれ以上に 「なぜFASなのか」「なぜKPMG FASなのか」を一貫して語れるかが見られます。
たとえば、M&Aや事業再生への関心を述べても、自身の経験や将来像とのつながりが弱いと説得力に欠ける可能性があります。事前に第三者の視点で志望動機と経験の接続を確認しておくことが、選考通過に向けた有効な対策です。
KPMG FASの面接に関するよくある質問
KPMG FASの面接に向けて準備を進める中で、疑問や不安を感じる人は多いでしょう。選考フローや応募条件など、事前に把握しておくべき情報は多岐にわたります。
ここでは、KPMG FASの面接にまつわるよくある質問を紹介します。
英語力は面接で問われますか?
英語力は必須ではありませんが、英語力に応じて活躍の場が広がります。KPMG FASはKPMGのグローバルネットワークを活かしてクロスボーダーM&A案件にも対応しており、英語でのコミュニケーション能力が求められる場面も存在します。
クロスボーダー案件に積極的に携わりたい人にとっては、面接での英語力のアピールがプラスに働く場合もあるでしょう。英語力がある人は、どのような場面で活用してきたかを具体的なエピソードと合わせて伝えられるよう準備しておくことをおすすめします。
応募に必要な資格はありますか?
応募資格を満たしていれば、とくに必要な資格はありません。ただし、公認会計士試験の合格見込みに該当する場合は、別途選考がおこなわれます。資格よりも、課題認識能力やデジタルテクノロジーへの対応力、課題解決への熱意といった素養が重視される環境です。
資格がないからといって選考を諦める必要はなく、自身の経験や強みを軸にした準備で十分に勝負できるでしょう。まずは公式サイトの応募資格を確認し、自身が該当するかを確かめることからはじめてみてください。
KPMGグループ各社との併願はできますか?
併願は可能で、採用活動は各グループ会社ごとに独立しておこなわれています。KPMGジャパンは監査・税務・アドバイザリーの3分野にわたる10のプロフェッショナルファームで構成されており、それぞれ専門領域が異なります。
複数社を併願する際は、各社の役割や特徴を正確に理解したうえで、それぞれに一貫性のある志望動機を準備することが重要です。KPMG FASを選ぶ理由を明確に言語化できているかどうかが、面接での評価に影響します。
一度不合格になった場合、再応募はできますか?
入社年度につき1度のみ選考に参加できるため、同じ職種への再応募はできません。一度の選考に全力で臨む姿勢が求められるため、企業研究・自己分析・面接対策を十分に積み重ねたうえで選考に臨むことが大切です。
ただし、データ分析コンサルタント職など別職種への応募は可能です。KPMG FASへの入社を強く希望する場合は、転職エージェントへの相談を通じて自分に合った職種を見極めることも選択肢のひとつとなるでしょう。
面接は対面・オンラインどちらで実施されますか?
KPMG FASでは、国内採用において対面での選考参加が原則として記載されています。国内の大学に通っている人や国内在住の人は、対面での参加を前提にした日程調整が必要です。
海外在住の場合は、正規留学や交換留学などの理由で国内採用に参加できない人を対象とした海外採用ルートへの応募が推奨されています。渡航が難しい状況にある人は、海外採用への応募を検討してみてください。
KPMG FASの求人情報
KPMG FASのキャリア採用は、KPMGジャパンの公式採用ページから確認できます。募集職種やポジションは時期によって変動するため、最新情報は公式サイトから直接ご確認ください。
まとめ
KPMG FASの面接を突破するには、自身の経験や強みを論理的に伝える準備が欠かせません。
FAS業界がコンサルや金融業界とどう異なるのか、KPMG FASがどのような価値観を大切にしているのかを正確に把握したうえで「なぜFASか」「なぜKPMG FASか」を自分の言葉で語れるよう準備を進めることが重要です。
面接で重視される評価軸は、課題認識能力と仮説設定能力・デジタルテクノロジーへの対応力・社会や企業の課題解決への熱意の3点です。これらを面接対策の軸として位置づけることで、回答に一貫性と説得力が生まれます。
自身のこれまでの経験をこの3つの評価軸に当てはめて整理しておくことが、対策の出発点になるでしょう。
ひとりでの対策には限界があります。KPMG FASのような専門性の高いファームへの転職では、コンサル業界に精通した転職エージェントを活用することで、対策の精度を大幅に高められます。MyVisionのようなコンサル特化のエージェントに相談し、客観的なフィードバックをもらいながら準備を積み重ねていきましょう。



