KPMG FASは第二新卒でも転職可能?難易度・年収・選考対策までプロが解説
2026年04月27日更新
「KPMG FASは第二新卒でも転職できるのか」「未経験からでも通用するのか」と不安に感じている人も多いでしょう。
KPMG FASは第二新卒でも転職可能です。ただし、ポテンシャル採用がある一方で、M&Aや財務領域への関心、論理思考力、志望動機の一貫性が求められるため、対策の質によって結果が大きく変わります。
この記事では、KPMG FASの第二新卒転職の難易度、年収、選考フロー、評価されるポイント、転職を成功させるための具体的な対策まで詳しく解説します。
また、MyVisionではKPMG FASへのコンサル転職に成功した実績が豊富にあり、ケース面接対策なども個別に徹底サポートしています。「まずは軽く話を聞いてみたい」「非公開求人だけみたい」などの興味でも大歓迎です。是非、情報収集として気軽に活用してみてください。
著者

岡﨑 健斗
Okazaki Kento
株式会社MyVision代表取締役
東京大学を卒業後、ボストンコンサルティンググループ(BCG)に入社。主に金融・通信テクノロジー・消費財業界における戦略立案プロジェクトおよびビジネスDDを担当。採用活動にも従事。 BCG卒業後は、IT企業の執行役員、起業・売却を経て、株式会社MyVisionを設立。
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監修者

大河内 瞳子
Okochi Toko
株式会社MyVision執行役員
名古屋大学卒業後、トヨタ自動車での海外事業部、ファーストリテイリング/EYでのHRBP経験を経てMyVisionに参画。HRBPとして習得した組織設計、採用、評価などの豊富な人事領域経験を生かした支援に強みを持つ。
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目次
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KPMG FASは第二新卒も転職可能だが「対策の質」で結果が決まる
KPMG FASは、第二新卒でも中途採用枠で転職を目指せます。ただし、未経験から挑戦できる一方で、誰でも通過できるわけではなく、求められる水準は高いのが実情です。
はじめに、第二新卒でも応募できる理由に加えて、選考で見られるポイントや、自己流の対策では難しい理由について解説します。
第二新卒でも中途枠で応募可能
KPMG FASでは、第二新卒でも中途採用枠のなかで応募が可能です。第二新卒専用の採用枠があるわけではなく、社会人経験を持つ若手人材として、中途採用の選考に進む形です。
そのため、新卒採用のようなポテンシャルだけではなく、これまでの業務経験や仕事への向き合い方も評価対象になります。たとえば、現職でどのように課題を捉え、どのように改善へ動いたかといった再現性のある行動が重視されます。
また、KPMG FASは通年で募集をおこなっているケースが多く、タイミングによって募集ポジションが異なります。とくにM&Aアドバイザリーや事業再生、バリュエーション(※)などの領域では、若手層の採用ニーズが発生しやすい傾向があります。
そのため、第二新卒だから応募できないと考える必要はありません。重要なのは、年次ではなく、自分の経験がどのポジションに活かせるかを明確にすることです。
※ 企業価値評価
ポテンシャル採用はあるが求められる水準は高い
KPMG FASでは、第二新卒に対してポテンシャル採用の側面がありますが、求められる水準は決して低くありません。未経験でも挑戦は可能ですが、「育成前提で誰でも採用される」という考え方では通過が難しいでしょう。
その理由は、FASがM&Aや事業再生、企業価値評価など、経営判断に直結する高度な業務を担っているためです。入社後は早い段階から、財務分析や資料作成、クライアント対応などに関わることが求められます。
そのため、選考では以下のような要素が重視されます。
- 論理的に物事を説明できる力
- 数字に対する苦手意識がないこと
- 財務や会計への基礎的な理解
- M&Aやディール領域への強い関心
- 厳しい環境でも学び続ける姿勢
とくに重要なのは、「なぜコンサルではなくFASなのか」を説明できることです。総合コンサルとの違いを理解せずに応募すると、志望動機が浅いと判断されやすくなります。
第二新卒だからこそポテンシャルは見られますが、その前提には高い期待値があります。入社後に活躍できるイメージを持ってもらえるかが、選考突破の鍵といえるでしょう。
自己流対策では通過が難しい
KPMG FASの選考は、一般的な事業会社の中途採用とは大きく異なるため、自己流の対策だけでは通過が難しくなりやすいです。
とくに差がつきやすいのが、ケース面接と志望動機の深さです。ケース面接とは、与えられた課題に対して、限られた時間で論理的に考え、解決策を提示する面接のことで、単なる知識ではなく、思考のプロセスそのものが評価されます。
たとえば、「ある企業の利益改善策を考えてください」といったテーマに対して、前提条件を確認しながら、仮説を立てて回答する力が求められます。普段の業務で経験していない場合、事前に型を理解して練習しなければ対応は難しいでしょう。
また、志望動機でも「なぜコンサルなのか」だけでは不十分です。「なぜFASなのか」「なぜKPMG FASなのか」まで一貫して説明できなければ、志望度が低いと判断されやすいでしょう。
【MyVision編集部の見解】 MyVision編集部の見解では、企業研究だけで選考に臨むことは失敗しやすいです。その理由は、KPMG FASでは「会社を知っているか」よりも、「自分の経験をどう業務に接続できるか」が重視されるためです。
実際に、選考で通過する人ほど、自分の現職経験をもとに「なぜディール領域に関わりたいのか」を具体的に語れています。逆に、企業HPの内容をなぞるだけでは、志望動機が浅く見えてしまいます。
自分の経験と志望理由を結びつけて言語化することが、通過率を大きく左右します。
KPMG FASの業務の特徴
KPMG FASは、一般的な総合コンサルとは異なり、M&Aや財務領域に特化した専門性の高い業務を担うファームです。企業の重要な意思決定に深く関わるため、求められるスキルや働き方にも特徴があります。
次に、KPMG FASの業務内容や、プロジェクトの進め方、働くうえで求められるスタンスについて解説します。
「M&A×財務」を扱う専門性の高い領域
KPMG FASは、M&Aと財務を中心に扱う専門性の高い領域を担っています。一般的な総合コンサルのように幅広い経営課題を扱うのではなく、企業の買収・売却・再編といった重要な局面を支援するのが特徴です。
FASとは、Financial Advisory Servicesの略で、財務アドバイザリー業務を指します。具体的には、以下のような業務があります。
- M&Aにおける買収・売却支援
- デューデリジェンス(企業調査)
- バリュエーション(企業価値評価)
- 事業再生や組織再編の支援
- PMI(買収後の統合支援)
たとえば、企業を買収する際には、その会社の財務状況やリスクを正確に把握しなければなりません。その判断を支えるのが、FASの役割です。
そのため、数字を読み解く力や、財務三表(損益計算書・貸借対照表・キャッシュフロー計算書)への理解が重要です。経営の意思決定に直結する仕事だからこそ、高い専門性が求められます。
▼FAS系コンサルについて詳しく知りたい人は、以下の記事もおすすめです。
経営の意思決定に直接関わる支援をおこなう
KPMG FASの役割は、単なる分析やレポート作成ではありません。クライアントの経営判断に直接関わり、意思決定を支援することが大きな特徴です。
たとえば、企業買収を検討している場面では、「この会社を本当に買うべきか」「いくらで買うべきか」といった重要な判断が発生します。その際に、財務状況や将来のリスクを分析し、意思決定の材料を提示するのがKPMG FASの仕事です。
また、提案だけで終わらない点も特徴です。買収後のPMI(Post Merger Integration:買収後の統合支援)では、組織や業務の統合まで伴走し、実行フェーズにも深く関わります。
事業再生の案件でも、改善策を示すだけではなく、実際に再建が進むところまで支援するケースがあるため、机上の分析だけではなく、現場で成果につなげる視点が求められます。
経営層と近い距離で仕事を進める機会も多く、責任は大きいですが、その分だけ成長実感を得やすい環境です。自分の仕事が企業の大きな意思決定に影響する点は、KPMG FASならではの魅力といえます。
短期間で成果が求められるプロジェクト特性
KPMG FASのプロジェクトは、短期間で高い成果を求められる点が大きな特徴です。長期的に改善を進める総合コンサルとは異なり、限られた期間のなかで意思決定に必要な答えを出すことが求められます。
たとえば、M&Aのデューデリジェンスでは、買収判断までの短い期間で対象企業を詳細に分析しなければなりません。数週間という限られた時間のなかで、財務状況やリスクを洗い出し、クライアントに示す必要があります。
そのため、一つひとつの業務の密度が非常に高くなります。資料作成や分析だけでなく、関係者との調整やクライアント対応も同時に進めるため、スピードと正確性の両方が求められる仕事です。
このプロジェクト特性が、激務になりやすい背景といえますが、一方で、短期間で多くの経験を積めるため、成長スピードは非常に速い環境です。プレッシャーの大きい仕事にやりがいを感じられる人にとっては、大きく成長できるフィールドといえるでしょう。
KPMG FASの第二新卒採用の難易度
KPMG FASの第二新卒採用の難易度は、比較的高いといえます。未経験から挑戦できる可能性はありますが、総合コンサルやITコンサルと比べると、選考のハードルは上がりやすい傾向です。
主な理由は、以下のとおりです。
- 採用枠が少ない
- 応募者のレベルが高い
- 業務の専門性が高い
KPMG FASはM&Aや事業再生、バリュエーションなどの専門領域に特化しているため、大規模な若手採用は多くありません。また、金融機関や監査法人、会計事務所など、財務に近い経験を持つ人が多く応募します。
さらに、財務三表の理解やM&Aの基本の流れなど、最低限の知識がないと、面接で志望度の浅さを見抜かれやすくなります。
難易度が高いからこそ、事前準備の差が結果に直結しやすい転職先といえるでしょう。
ほかBig4 FAS(EY・デロイト・PwC)と比較したKPMG FASの転職難易度
KPMG FASへの転職を検討する際は、ほかのBig4 FASと比較して、自分に合った環境かを見極めることが重要です。同じBig4でも、求められる専門性や採用の間口、選考の難易度には違いがあります。
続いては、EY・デロイト・PwCと比較しながら、KPMG FASの特徴や第二新卒で挑戦しやすいファームの違いについて解説します。
EYSC(FAS領域):ポテンシャル採用の間口が比較的広い
EYストラテジー・アンド・コンサルティングのFAS領域は、Big4 FASのなかでも第二新卒に対するポテンシャル採用の間口が比較的広い傾向があります。KPMG FASと同じくM&Aやディール領域を扱いますが、未経験層にも挑戦しやすいポジションが見られる点が特徴です。
とくにTransaction Strategy and Execution(TSE)などの領域では、財務の専門知識だけでなく、事業理解やプロジェクト推進力が重視される場面があります。そのため、事業会社や営業職、メーカー出身の第二新卒でも、これまでの経験を活かしやすいケースがあるでしょう。
また、組織規模が比較的大きく、若手育成を前提とした採用がおこなわれやすい点も特徴です。KPMG FASのように強い専門性を最初から求められる場面に比べると、入社後に知識を深めていく余地があります。
一方で、M&Aやディール領域への関心は当然求められます。なぜFASを志望するのかを明確に伝えられなければ、ポテンシャル採用でも評価されにくい点は共通しています。
EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社(EYSC)の求人情報
【TC-Digital Engineering】ソリューションアーキテクト
想定年収
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業務内容
デジタルエンジニアリングユニットは、先端テクノロジーを活用した新たな価値創出や、クライアントビジネス価値の向上、よりよい社会の実現を目指し、大手企業を中心に最適なDXの方向性を見極め、経営課題を解決するコンサルティングサービスを提供しています。 当ユニットの「ソリューションアーキテクト」として、特定ソリューションの専門性を発揮し、デジタル化プロジェクトやソリューションの導入における、戦略や計画策定フェーズのアセスメントや技術的アドバイザリーから、アーキテクチャデザイン、クライアント環境への導入に関する要求確認、ソリューションのFit&Gap分析、要件定義、設計、PoCでのプロトタイプ開発~導入、ユーザー教育まで、ライフサイクル全体のコンサルティングに従事いただきます。 【コンサルティング領域】 ●Enterprise Service Management(ESM) ・ServiceNowを中心としたESMソリューションの新規導入 ・ServiceNowを中心としたESMソリューションの利活用高度化 ●ハイパーオートメーション ・ノーコード・ローコードソリューションを活用したオペレーションの自動化 ・M365 Copilotの利活用促進、高度化 ●インフラモダナイズ ・ITインフラ更改 ・ITインフラ新規構築 ●ESG ・サステナビリティ経営の実現に向けたソリューション選定~導入 ●Web3 ・ブロックチェーンを活用したビジネス開発、導入
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【Sector_Private Equity】Financial DD Professionals
想定年収
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業務内容
PEチームは、投資銀行・証券会社・コンサルティングファーム出身者や PEファンド投資先における重要ポジション経験者等がおり、投資戦略策定・実行支援・各種 DD・Value Creation などの経験豊富なメンバーを中心に組成された、PE ファンド専門チームです。 当チームは、ワンファームで全てのサービスを提供できるサービスラインナップを整えております。 また、グローバル連携の垣根が低く、ALL EY としてクライアントサービス提供ができる点が弊社の PE セクターの強みとなります。 そのため、クライアントのニーズに応じ、EY の他のサービス・ライン及び EY の海外オフィスとチームを組成し、付加価値の高いアドバイザリー・サービスを提供します。 近年ますます日本国内での投資意欲の高い PE ファンドの意思決定と改革推進をサポートしています。 ●海外・国内の大手・中堅の幅広い PE ファンドがクライアントとなり、以下のサービスを主に提供しております。 ・クライアントの投資検討時のカーブアウト DD、ITDD、ESGDD、BDD 等の各種 DD 業務 ・クライアントの投資先企業のバリューアップ施策(最適オペレーションの構築) ・クライアントの投資後のモニタリング体制構築支援 想定ランク ●シニア・マネージャー ●マネージャー
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【FSO-TCF】金融機関向けFA・財務DD(Financial Services Organization - Transactions & Corporate Finance) N
想定年収
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勤務地
EY東京オフィス ‐ 東京ミッドタウン日比谷
業務内容
<リードアドバイザリー業務 / Lead Advisory> ・国内外におけるM&A 実行サポート ・M&A 戦略の策定支援 ・M&A 戦略を実現するための候補先の選定支援 ・M&A プロセス管理および付随するアドバイス ・買収・売却価格、株式交換・移転比率の算定 サポート ・ディール・ストラクチャリングに関する総合的アドバイス ・各種条件交渉、ドキュメンテーション、クロージング等に関する各種助言・支援 ・M&A 遂行上の資金調達オプションに関する各種助言 <財務デュー・ディリジェンス業務 / Transaction Diligence> ・財務デュー・ディリジェンス(セルサイド・バイサイド) ・カーブアウト財務諸表作成支援 ・ディールストラクチャー構築支援 ・売買契約書作成及び契約交渉サポート <募集ポジション / POSITIONS> ・マネジャー / Manager ・シニア・コンサルタント / Senior Consultant ・コンサルタント / Consultant
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【TCF-LA-IA】交通セクター/インフラストラクチャー・アドバイザリー Infrastructure Advisory
想定年収
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勤務地
EY東京オフィス ‐ 東京ミッドタウン日比谷
業務内容
<対象となるインフラストラクチャー事業・施設> ・交通インフラ(空港・航空・鉄道・バス・タクシー等) <具体的な業務> ・交通インフラ関係事業者の事業戦略検討・各種経営課題に関するアドバイザリー、関連する国内外市場や先行事例等の基礎調査業務 ・交通インフラ関係事業者と他業種事業者や自治体等との連携による事業戦略の構築 ・交通インフラにおける、PPP/PFI/コンセッション、SPC/官民出資組織設立、公設民営、上下分離等の事業スキームの検討 ・上記に関する国・自治体等における政策立案、規制等の検討支援 ・国・自治体等における交通事業者の経営状況に関する調査、分析等の支援 ・交通の社会的価値の定量化、成果指標検討、及びそれらに基づくファイナンス手法や国・自治体等による支援の在り方検討等、地域内ビジネスモデル・ファイナンススキーム等の検討 ・民営化・民間委託事業等の入札支援業務 ・海外企業による国内のインフラ事業参入支援業務(インバウンド) ・日本企業による海外のインフラ事業参入支援業務(アウトバウンド)
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【TCF-LA-IA】(トランザクション領域)インフラストラクチャー・アドバイザリー
想定年収
-
勤務地
EY東京オフィス ‐ 東京ミッドタウン日比谷
業務内容
ファイナンシャル・アドバイザー業務を主とした国内及び海外のインフラ企業/資産・PPP/PFIプロジェクトに関するM&A、資金調達支援(プロジェクトファイナンス組成)、フィージビリティ・スタディ、ビジネス・デュー・ディリジェンス、プロジェクト・マネジメント、及びその周辺業務 ●業務対象領域(企業/事業/資産) ・再生可能エネルギー発電事業(洋上・陸上風力/水力/太陽光/木質バイオマスなど) ・新エネルギー関連事業(蓄電池・アンモニア・水素・EVなど) ・交通インフラ(空港/有料道路・橋梁/港湾/鉄道・LRTなど) ・上下水道事業 ・文教施設/スポーツ施設(アリーナ/スタジアム/競技場など) ・IR/MICE施設 ・その他、インフラ関連企業/事業/資産 ●具体的な業務 ・インフラ企業/事業/資産のM&Aにおけるファイナンシャル・アドバイザー業務 ・事業/資産ポートフォリオの見直し支援、リストラクチャリング、企業/事業売却やカーブアウト ・日本企業による海外のインフラ企業/資産の投資/買収支援業務(アウトバウンド) ・海外企業による国内のインフラ事業への参入(インフラ企業/資産の投資/買収を含む)支援業務(インバウンド) ・新規インフラ事業参入に係る戦略立案、マーケティング支援業務 ・海外市場の基礎調査、並びに新規市場参入支援業務 ・国内及び海外の空港・有料道路などの民営化にかかるコンセッション事業の入札支援業務 ・資金調達(プロジェクトファイナンス組成を含む)支援、リファイナンス支援 ・インフラファンド組成支援業務 ・各種デュー・ディリジェンス、財務シミュレーションモデル構築、価値算定に係る取り纏め ●国内外における主なクライアント ・電力会社・ガス会社・石油会社 ・再生可能エネルギー事業者/EPC事業者/O&M事業者 ・金融機関(政府系/メガバンク/信託/地域金融機関/外資系)、リース会社 ・総合プラントメーカー/総合電機メーカー ・ゼネコン・不動産デベロッパー ・鉄道会社 ・総合商社 ・インフラファンド、PEファンド ・グローバルなインフラ資産オペレーターなど国内参入を図る海外企業 ・中央省庁、地方自治体 など
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DTFA:組織規模が大きく領域が幅広い
DTFA(デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー)は、Big4 FASのなかでも組織規模が大きく、扱う領域が幅広いことが特徴です。M&Aアドバイザリーだけでなく、事業再生、フォレンジック(不正調査)、インフラ・公共領域の支援など、多様な案件に関わる機会があります。
そのため、第二新卒でも自分の経験と接続しやすいポジションを見つけやすい傾向があります。金融や会計のバックグラウンドがなくても、事業会社での経験やプロジェクト推進の経験が評価されるケースもあるでしょう。
また、組織規模が大きいため、若手採用の母数も比較的多くなりやすい点も特徴です。KPMG FASのような少数精鋭型に比べると、入社後に専門性を深めていく前提で採用される場面もあります。
一方で、希望する領域によって難易度には差があります。とくにM&Aやバリュエーションなどのコア領域では、高い専門性や即戦力性が求められるため、準備不足では通過が難しくるなるでしょう。
幅広い選択肢がある分、自分がどの領域を目指すのかを明確にすることが、DTFAへの転職では重要です。
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※デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー(DTFA)は、2025年12月にデロイト トーマツ コンサルティング、デロイト トーマツ リスクアドバイザリー と合併し、現在は合同会社デロイト トーマツへ移行しています。本記事では、転職市場で広く認識されている「DTFA」の名称で解説します。
PwCアドバイザリー:専門領域ごとに難易度差が大きい
PwCアドバイザリー(PwCアドバイザリー合同会社)は、専門領域ごとに転職難易度の差が大きいことが特徴です。同じFAS領域でも、配属されるチームによって求められる経験やスキルが大きく異なります。
たとえば、M&Aアドバイザリーやバリュエーション、事業再生といったコア領域では、財務や会計の知識に加えて、即戦力としての期待も強くなります。金融機関や監査法人、会計事務所など、親和性の高いバックグラウンドを持つ人が有利になりやすいです。
一方で、PMI(買収後の統合支援)やオペレーション改善などの領域では、事業会社での実務経験やプロジェクト推進力が評価されるケースもあります。そのため、第二新卒でも挑戦しやすいポジションが見つかる可能性があるでしょう。
重要なのは、「PwCに入りたい」ではなく、「どの領域で価値を出したいか」を明確にすることです。志望するチームによって選考の評価軸が変わるため、自分の経験と接続しやすい領域を見極めることが、転職成功のポイントです。
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H2:KPMG FASの選考フロー
KPMG FASの第二新卒採用では、書類選考だけでなく、ケース面接や複数回の面接を通じて総合的に評価されます。とくに、論理思考力や財務への理解、ディール領域への志望度が重視されるため、事前準備が重要です。
なお、KPMG FASの中途採用における詳細な選考フローは公開されていません。そのため、ここではKPMGグループの採用フローを参考に、第二新卒転職における一般的な選考イメージを紹介します。
| 選考フロー | 内容 |
|---|---|
| 1.応募・書類提出 | 希望する部門を明記し、履歴書・職務経歴書・志望動機書を提出。志望動機書はA4用紙1枚程度が目安で、現年収・希望年収の記載は不要 |
| 2. 書類選考 | 職務経歴書や志望動機をもとに評価される |
| 3. Web適性検査 | 論理思考力や数的処理能力を確認する |
| 4. オンラインケース面接 | ケース問題を通じて思考力・伝達力を評価 |
| 5. ジョブ型選考 | グループワーク形式で実務適性を確認 |
| 6. 個人面接(複数回) | 志望動機やカルチャーフィットを確認 |
※参考:KPMGコンサル公式「募集要項・選考フロー」 ※参考:KPMG FAS「経験者採用」
応募時点では、まず「どの領域で貢献したいか」が重視されます。そのため、希望部門を明確にしたうえで、「なぜコンサルではなくFASなのか」を言語化しておくことが重要です。
とくにケース面接と志望動機は、選考の早い段階から評価されます。自己流ではなく、事前に対策の型を理解しておくことが、内定獲得につながるでしょう。
KPMG FASへの第二新卒転職で評価されるポイント
KPMG FASの第二新卒採用で重視されるのは、経験の有無だけでなく、入社後に活躍できるかどうかです。そのため、選考では論理思考力や財務への理解、志望動機の深さなど、複数の観点から評価されます。
ここからは、KPMG FASの選考でとくに見られやすいポイントについて解説します。
論理的思考力
KPMG FASの選考では、論理的思考力がとくに重視されます。FASの業務では、限られた情報のなかから課題を見つけ、筋道を立てて判断する場面が多いためです。
たとえば、M&Aの案件では、企業の財務状況や事業リスクを分析し、「買収すべきか」「どこにリスクがあるか」を感覚ではなく、事実と根拠にもとづいてクライアントに伝える必要があります。
この力は、ケース面接でとくに見られるもので、与えられたテーマに対して、前提条件を確認し、仮説を立て、結論まで一貫して説明できるかが評価されます。
重要なのは、正解を出すことだけではありません。どのように考えたのか、そのプロセスを相手にわかりやすく伝えられることが大切です。
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数字・財務理解
KPMG FASの選考では、数字に対する理解と財務への基礎知識が強く求められます。これはFAS特有の評価ポイントであり、総合コンサルやITコンサルと比べても重要度が高い項目です。
その理由は、FASの仕事が数字をもとに意思決定を支援する業務だからです。財務三表である損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書の基本理解は欠かせません。専門家レベルの知識までは求められなくても、数字を見て意味を読み取れることは重要です。
また、面接では「数字に苦手意識がないか」も見られます。現職で売上管理や予算管理、分析業務に関わった経験があれば、積極的に伝えるべきです。
第二新卒では、完璧な財務知識よりも、数字を使って考える姿勢が評価されます。入社後に学び続けられる素地があるかどうかが、大きな判断材料になるでしょう。
志望動機の一貫性
KPMG FASの選考では、志望動機の一貫性が強く見られます。とくに「なぜコンサルではなくFASなのか」「なぜM&Aやディール領域に関わりたいのか」を明確に説明できることが重要です。
FASは、M&Aや事業再生、企業価値評価などに特化した仕事です。そのため、「成長したい」「コンサル業界に興味がある」といった抽象的な理由だけでは、志望度が浅いと判断されやすいでしょう。
また、ほかのコンサルファームでも通用するような志望理由も評価されにくいです。KPMG FASでなければならない理由や、自分の経験とどうつながるのかまで伝える必要があります。
過去の経験、現在の課題意識、将来目指したいキャリアが一貫しているほど、説得力は高まります。志望動機は選考全体で繰り返し確認されるため、事前に言語化しておくことが重要です。
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コミュニケーション能力と素直さ
KPMG FASの選考では、コミュニケーション能力と素直さも重要な評価ポイントです。
プロジェクトでは、社内のメンバーだけでなく、クライアントの経営層や外部の関係者と連携しながら進めます。そのため、自分の考えをわかりやすく伝える力と、相手の意図を正確に受け取る力が求められます。
また、第二新卒では完成されたスキルよりも、学ぶ姿勢が重視される点が特徴です。指摘を素直に受け止め、改善につなげられる人ほど、入社後に成長しやすいと判断されます。
面接でも、受け答えの内容だけでなく、フィードバックへの反応や対話の姿勢が見られています。知識だけでなく、一緒に働きたいと思われるかどうかが選考突破のポイントといえるでしょう。
ディール領域への関心と当事者意識
KPMG FASの選考では、ディール領域への関心と当事者意識が重視されます。M&Aや事業再生は企業の重要な意思決定に直結するため、「なんとなく興味がある」だけでは評価されにくいでしょう。
たとえば、なぜM&Aに関わりたいのか、なぜ企業の変革に携わりたいのかを、自分の言葉で説明できることが求められます。ニュースで見た案件や現職で感じた課題意識など、具体的なきっかけがあるほど説得力は高まります。
また、当事者意識も重要です。与えられた仕事をこなすだけではなく、自分ならどう判断するか、どう価値を出せるかを考える姿勢が評価されます。
KPMG FASが求める人物像
KPMG FASでは、スキルや経験だけでなく、仕事への向き合い方や思考の特徴も重視されます。
ここでは、KPMG FASで評価されやすい人物像や、活躍しやすい人の特徴について解説します。
数字・ファクトベースで意思決定できる人
KPMG FASでは、数字や事実をもとに意思決定できる人が求められます。感覚や印象ではなく、根拠をもとに判断する姿勢が、入社後の活躍につながるためです。
FASの業務では、企業の財務状況や事業リスクを分析し、M&Aや事業再生の判断材料を提示します。「なんとなく良さそう」ではなく、数字から課題を見つけ、結論を導くことが日常的に求められます。
そのため、普段から売上や利益、コストなどを意識して仕事をしている人は適性があるといえるでしょう。現職で営業数字を追っていたり、予算管理や改善提案に関わっていたりした経験も活かしやすいです。
M&Aやディールに強い興味を持てる人
KPMG FASでは、M&Aやディール領域に強い興味を持てる人が求められます。専門性の高い仕事だからこそ、知識を学び続ける前提として「その領域が好きか」が重要になるためです。
FASの業務は、企業買収や事業再生、企業価値評価など、経営の大きな意思決定に関わります。案件ごとに業界や課題も異なるため、常に新しい知識を吸収しながら対応する必要があります。
そのため、ニュースでM&A案件を自然に追ってしまう人や、企業の経営判断に関心を持てる人は向いています。「なぜこの会社は買収されたのか」と考えること自体を面白いと感じられるかが大切です。
反対に、安定したルーティン業務を好む人は、ギャップを感じやすいかもしれません。興味を持って深く学び続けられるかどうかが、長く活躍できるかを左右します。
スピード感のある環境に適応できる人
KPMG FASでは、スピード感のある環境に適応できる人が求められます。ディールの現場では、限られた時間のなかで高い精度のアウトプットを出すことが必要だからです。
M&Aや事業再生の案件では、数週間から数ヶ月という短期間で重要な判断が進みます。そのため、情報を素早く整理し、優先順位をつけて動く力が欠かせません。
また、状況が急に変わることも多く、予定通りに進まない場面もあります。変化に柔軟に対応しながら、必要な行動をすぐに取れる人ほど活躍しやすいです。
忙しさのなかでも前向きに取り組めるかが、適性を見極めるポイントになるでしょう。
専門性を継続的に磨き続けられる人
KPMG FASでは、専門性を継続的に磨き続けられる人が求められます。FASの仕事は、入社して終わりではなく、その後も学び続けることで価値を発揮できる領域だからです。
M&Aや企業価値評価、事業再生などの業務では、会計・財務の知識に加えて、業界理解や法務、税務の知識も必要です。案件ごとに求められる知識が異なるため、常にインプットを続ける姿勢が欠かせません。
そのため、自分から学ぶ習慣がある人や、新しい知識を吸収することに前向きな人は向いています。資格取得だけでなく、日常的に情報を取りにいく姿勢そのものが評価されます。
不確実性の中でも主体的に動ける人
KPMG FASでは、不確実性の中でも主体的に動ける人が求められます。ディールの現場では、最初から答えが決まっていることのほうが少ないためです。
M&Aや事業再生では、限られた情報のなかで仮説を立て、必要な情報を集めながら判断を進めます。「指示を待つ」のではなく、自分で考えて次の行動を決める姿勢が欠かせません。
また、案件の状況が急に変わることも多く、想定外の対応が求められる場面もあります。そのなかでも優先順位を見極め、前に進める人ほど活躍しやすいです。
KPMG FASの年収と働き方
KPMG FASへの転職を考えるうえで、年収や働き方は必ず確認しておきたいポイントです。高い専門性が求められる分、報酬水準や成長環境にも特徴があります。
ここからは、KPMG FASの年収レンジや働き方について解説します。
年収レンジ
KPMG FASの年収水準は、第二新卒の転職先としては非常に高い水準です。平均年収は約1,200万円とされており、若手のうちから高年収を目指しやすい環境があります。
役職ごとの年収目安は、以下のとおりです。
| 役職 | 年収目安 |
|---|---|
| アナリスト | 約500万〜600万円 |
| アソシエイト | 約600万〜1,000万円 |
| シニアアソシエイト | 約850万〜1,300万円 |
| マネージャー | 約1,100万〜1,800万円 |
| シニアマネージャー | 約1,600万〜2,000万円以上 |
| ディレクター | 約2,000万〜2,500万円以上 |
| パートナー | 約2,800万〜4,000万円以上 |
※年数の目安としては、アナリストが0〜2年目、アソシエイトが1〜3年目、マネージャー以降は成果や昇進スピードによって大きく変動します。
この年収水準になる理由は、扱う案件のインパクトが大きいからです。M&Aや事業再生は、企業の将来を左右する重要な意思決定であり、短期間で高い成果を求められます。その分、高い専門性と責任に対して報酬が設定されています。
また、成果主義の色が強く、若手でも実力次第で早期昇進しやすい点も特徴です。第二新卒で入社した場合でも、成長スピードによっては数年で大きく年収を伸ばせる可能性があります。
▼KPMG FASの年収について詳しく知りたい人は、以下の記事もおすすめです。
激務度
KPMG FASは、比較的激務になりやすい環境です。とくにM&Aや事業再生の案件では、短期間で高い精度のアウトプットが求められるため、繁忙期には長時間労働が発生しやすくなります。
たとえば、デューデリジェンスでは、限られた期間のなかで大量の情報を分析し、クライアントの意思決定を支える必要があります。案件の進行状況によっては、夜遅くまでの対応や休日対応が発生することも珍しくありません。
また、クライアントの経営判断に直結する仕事のため、スピードだけでなく正確性も求められます。プレッシャーの大きい環境で成果を出し続けることが必要です。
一方で、常に激務というわけではなく、案件の状況によって繁閑の差があります。忙しい時期に集中して働き、その分成長機会を得たい人にとっては、やりがいを感じやすい環境です。
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成長環境
KPMG FASは、短期間で大きく成長しやすい環境です。高い専門性が求められる分、若手のうちから重要な案件に関わる機会があります。
M&Aや事業再生の現場では、財務分析や資料作成だけでなく、クライアントとの打ち合わせや意思決定の場に近いところで仕事を進めます。早い段階から経営層の視点に触れられることは、大きな成長につながるポイントです。
また、少数精鋭の組織であるため、一人ひとりに任される範囲が広い点も特徴です。受け身ではなく、自ら学びにいく姿勢があれば、成長スピードはさらに加速します。
厳しい環境のなかでも、自分で吸収し続けられる人ほど、大きく成長できるファームといえるでしょう。
KPMG FASが第二新卒を採用する理由
KPMG FASは、第二新卒を単なる若手人材ではなく、将来の中核を担う候補として採用しています。新卒採用とは異なり、社会人経験を持つからこそ期待される役割がある点がポイントです。
以下では、KPMG FASが第二新卒を積極的に採用する理由について解説します。
即戦力ポテンシャル人材として期待されるため
KPMG FASが第二新卒を採用する理由のひとつは、即戦力ポテンシャル人材として期待できるためです。第二新卒は、一定の社会人経験を持ちながらも、新しい環境や専門性を柔軟に吸収しやすい特徴があります。
中途採用の即戦力層と比べると、前職のやり方に強く固定されていないため、FAS特有の仕事の進め方にも適応しやすいです。一方で、社会人経験があるため、仕事に対する責任感や基本の職業意識も備わっています。
KPMG FASでは、高い専門性を長期的に積み上げていくことが求められます。実務適応力と将来性の両方を備えていることが、第二新卒が評価される理由です。
新卒よりもビジネス基礎が備わっているため
KPMG FASが第二新卒を採用する理由のひとつとして、新卒よりもビジネスの基礎が備わっていることが挙げられます。教育コストを抑えながら、早い段階で戦力化しやすいことが大きなメリットです。
たとえば、報連相(報告・連絡・相談)や、基本の資料作成、論理的に内容を説明する力は、FASの現場でも欠かせません。クライアント対応や社内の連携では、こうした基礎的な仕事の質がそのまま評価につながります。
新卒の場合は、まずこの土台を身につけるところからはじまりますが、第二新卒はすでに一定の実務経験があります。より早く専門領域のキャッチアップに集中しやすいため、採用価値が高いと判断されやすいです。
専門性を早期に吸収しやすいフェーズのため
KPMG FASが第二新卒を採用する理由のひとつは、専門性を早期に吸収しやすいフェーズにあるためです。年次が浅い段階では、新しい知識や仕事の進め方を柔軟に取り入れやすく、高い専門性が求められるFASとの相性が良いといえます。
M&Aや企業価値評価、事業再生などの業務では、会計・財務の知識に加えて、業界理解や法務、税務など幅広い知識が必要です。こうした専門領域は、早い段階から経験を積むほど、その後のキャリアに大きな差が出やすくなります。
また、第二新卒はキャリアの方向性を大きく修正しやすい時期でもあります。20代前半のうちにFASへ進むことで、将来的にマネージャーやディレクターを目指しやすくなるでしょう。
KPMG FASとしても、長期的に専門性を育てられる人材を確保したい意図があるため、吸収力が高く、成長の伸びしろが大きい第二新卒が求められています。
KPMG FASに第二新卒で転職するための対策
KPMG FASへの第二新卒転職を成功させるには、早い段階から選考を意識した準備が欠かせません。とくに、志望動機の深さやケース面接への対応力は、結果を大きく左右します。
最後に、KPMG FASの内定獲得に向けて、事前に取り組んでおきたい具体的な対策を解説します。
「なぜコンサルではなくFASか」を明確にする
KPMG FASへの転職では、 「なぜコンサルではなくFASなのか」を明確にすることが重要です。この説明が曖昧だと、志望度が低いと判断されやすくなります。
FASは、総合コンサルのように幅広い経営課題を扱うのではなく、M&Aや事業再生、企業価値評価などに特化した領域です。そのため、単に「成長したい」「コンサル業界に興味がある」だけでは、志望理由としては不十分です。
たとえば、企業の意思決定に深く関わりたい、数字をもとに経営判断を支援したいといった動機があると、FASとの接続が明確になります。現職で事業改善や予算管理に関わった経験があれば、そこから興味を持った流れを伝えると説得力が増します。
重要なのは、過去の経験と将来のキャリアを一貫して説明することです。なぜFASを選ぶのかを自分の言葉で語れる状態まで、事前に言語化しておく必要があります。
M&A・ディールへの興味を言語化する
KPMG FASへの転職では、M&Aやディール領域への興味を具体的に言語化することが重要です。「なんとなく興味がある」では、選考で十分な評価につながりにくくなります。
たとえば、なぜ企業買収に関わりたいのか、なぜ事業再生に魅力を感じるのかを、自分の経験と結びつけて説明できることが大切です。
ろくに第二新卒では、専門知識の深さよりも、どれだけ本気でその領域に向き合いたいかが見られます。表面的な憧れではなく、自分なりの問題意識を持っているかが重要です。
志望動機と同様に、具体的なエピソードがあるほど説得力は高まります。「なぜその領域に惹かれたのか」を、自分の言葉で説明できるように準備しておきましょう。
ケース面接対策で論理思考力を鍛える
KPMG FASへの転職では、ケース面接対策を通じて論理思考力を鍛えることも重要です。ケース面接は、知識量ではなく、課題に対してどのように考えるかを見られる選考だからです。
たとえば、「ある企業の利益を改善するにはどうすべきか」といったテーマに対して、前提条件を確認し、仮説を立てて結論まで説明する力が求められます。評価されるポイントは、正解を当てることよりも、考え方の筋道が通っているか、です。
そのため、フレームワークを暗記するだけでは不十分といえるでしょう。実際に声に出して答える練習を重ね、自分の思考を相手に伝える力を身につける必要があります。
とくに第二新卒は、ケース面接の経験が少ない人も多いため、早めの準備が差につながります。基本の型を理解し、繰り返し練習することが選考突破の近道です。
▼ケース面接の例題や回答例について詳しく知りたい人は、以下の記事もおすすめです。
簿記・財務三表の基礎知識を押さえる
KPMG FASへの転職では、簿記や財務三表の基礎知識を押さえておくことも欠かせません。FASの業務は数字をもとに意思決定を支援するため、最低限の財務理解がないと選考で不利になりやすいためです。
財務三表とは、損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書を指します。企業がどのように利益を出し、どれだけ資産を持ち、どのようにお金が動いているかを把握するための基本資料です。
面接では、数字に苦手意識がないかを見られます。「なぜ利益が出ているのに資金が足りないのか」など、基本の考え方を理解していることが大切です。
日商簿記2級まで学んでおくと、理解の土台を作りやすくなるでしょう。知識そのものよりも、数字を使って考える姿勢を示せることが、選考突破につながります。
FAS転職に強いエージェントを活用する
KPMG FASへの転職では、FAS領域に強い転職エージェントを活用することが重要です。FASは一般的な事業会社や総合コンサルとは評価軸が異なるため、業界特有の対策が必要といえます。
たとえば、ケース面接の傾向や、どのレベルの財務知識が求められるかは、企業ごとに差があります。また、「なぜFASなのか」「なぜKPMG FASなのか」といった志望動機も、ファームごとの視点でブラッシュアップする必要があるでしょう。
FASに強いエージェントであれば、過去の選考事例をもとに、書類添削や面接対策を受けられます。非公開求人や、ポジションごとの採用背景を把握できる点も大きなメリットです。
自己流で進めるよりも、業界を理解した第三者の視点を入れることで、選考通過率を高めやすくなります。
【MyVision編集部の見解】 MyVision編集部の見解では、求人票の条件だけで応募先を決めることはおすすめしません。その理由は、FAS転職では「どの案件に関われるか」「どの領域で経験を積めるか」が、その後の市場価値を大きく左右するためです。
実際に、同じKPMG FASでも配属されるチームによって、求められる役割やキャリアの伸び方は大きく異なります。年収やブランド名だけで判断すると、入社後に想定とのギャップが生まれる可能性があるでしょう。
そのため、選考前の段階で、自分が目指すキャリアと配属可能性をすり合わせることが重要です。非公開情報をまずは聞いてみることで、納得度の高い転職につながりやすくなります。
まとめ
KPMG FASは、第二新卒でも十分に転職を目指せるファームです。ただし、採用枠は限られており、M&Aや財務領域への理解、論理思考力、志望動機の一貫性が強く求められるため、事前準備の質が結果を大きく左右します。
とくに「なぜコンサルではなくFASなのか」「なぜKPMG FASなのか」を自分の言葉で説明できることが重要です。ケース面接や財務知識の対策を早めに進めることで、第二新卒でも十分に内定を狙えます。
MyVisionでは、KPMG FASをはじめとしたFAS・コンサル転職に強いアドバイザーが、書類添削からケース面接対策、志望動機のブラッシュアップまで一貫してサポートしています。非公開求人やファームごとの選考傾向も踏まえて、あなたに合った転職戦略をご提案しますので、まずは気軽にキャリアの悩みをご相談ください。
KPMG FASの第二新卒転職に関するFAQ
ここでは、KPMG FASの第二新卒転職に関してよく寄せられる質問に回答します。
KPMG FASへの転職は未経験でも本当に可能ですか?
未経験でもKPMG FASへの転職は可能です。
ただし、第二新卒はポテンシャル採用の対象になる一方で、誰でも通過できるわけではなく、志望動機や論理思考力、財務への理解が重要になる点に注意が必要です。
会計知識はどのレベル必要ですか?
高度な専門資格までは必須ではありませんが、会計の基礎理解は必要です。
とくに財務三表の読み方や簿記の基本を押さえておくと、面接でも志望度の高さを伝えやすくなります。









