ケース面接の例題4選と解答例|よくある失敗パターンを徹底解説
2026年05月18日更新

一般的な企業の採用面接ではケース面接はあまりおこなわれないため、コンサル未経験の人はこのケース面接に不安を感じることが多いでしょう。そこで本記事では、具体的なケース面接の例題からその解き方まで含めて解説していきます。
また、「MyVision」では一人ひとりに合わせたケース面接対策をおこなっているのが特徴です。実際に多くの候補者からご好評をいただいておりますので、ケース面接対策について不安のある人は、ぜひお気軽にご相談ください。


著者

岡﨑 健斗
Okazaki Kento
株式会社MyVision代表取締役
東京大学を卒業後、ボストンコンサルティンググループ(BCG)に入社。主に金融・通信テクノロジー・消費財業界における戦略立案プロジェクトおよびビジネスDDを担当。採用活動にも従事。 BCG卒業後は、IT企業の執行役員、起業・売却を経て、株式会社MyVisionを設立。
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監修者

山口 翔平
Yamaguchi Shohei
株式会社MyVision代表取締役
早稲田大学を卒業後、JTB、オリックス生命を経てコンサルティング転職に特化した人材紹介会社へ入社。 長年のエージェント経験を基に、より多くの求職者様に対して質の高い転職支援サービスを提供するため、株式会社MyVisionを設立。
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コンサルタントの求人情報
公共/SC/札幌
想定年収
850~1,080万円
勤務地
札幌市
業務内容
●行政の生産性向上を実現し社会問題を解決するITコンサルタント 行政機関(中央省庁、独立行政法人、地方公共団体など)に対するITコンサルティングに従事していただきます。 OJT/Off-JTを通して業務理解をいただきながら、幾つかの案件を経験いただいた後、プロジェクトリードの役割を担っていただくことを期待しており、一定規模のIT関連プロジェクトでのPMやPL経験を重視しています。 案件の内容は多様であり、「IT構想全般の策定支援」という最初の領域から、「財務会計・人事給与システムなどの職員向けシステムの導入支援」、「IT基盤の構築支援」、「市民向けサービスに関するシステム構築支援」といった具体的なシステムの導入・構築支援まで携わっていただきます。 一つのプロジェクト参画人数は3-5名が中心であり、早い段階から責任ある仕事にチャレンジできます。また、CIO補佐官を務めるなど公共領域での知見と経験が豊富なメンバーと日常的に業務をすることができます。「自らの動き次第で自分の成長速度を高められる」環境です。 行政機関のIT部門出身者やSIerでのPM/PL経験者など、多様なバックボーンの方が活躍しています。 東京・大阪における案件など、所属する拠点の地域に縛られず、さまざまな案件に転勤を伴わず出張ベースで関与することも可能であり、多様な業務に幅広く関与できるため成長機会も多くなっております。 ●ポジション 公共公益領域のITコンサルタント(PM/PLクラス) ※コンサルティング未経験可
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公共/C/札幌
想定年収
640~870万円
勤務地
札幌市
業務内容
●行政の生産性向上を実現し社会問題を解決するITコンサルタント 行政機関(中央省庁、独立行政法人、地方公共団体など)に対するITコンサルティングに従事していただきます。コンサルティング職未経験の方は、入社当初は議事録作成などの業務を主に担当しながら、OJT/Off-JTを通して、公共公益事業の基礎知識、コンサルティング基本スキル(ロジカルシンキング/プロジェクトマネジメント)を習得していただきます。 その後は、徐々に自律的に業務ができる範囲を拡大し、数年でプロジェクトリードをお任せすることを期待しています。 案件の内容は多様であり、「IT構想全般の策定支援」という最初の領域から、「財務会計・人事給与システムなどの職員向けシステムの導入支援」、「IT基盤の構築支援」、「市民向けサービスに関するシステム構築支援」といった具体的なシステムの導入・構築支援まで携わっていただきます。 一つのプロジェクト参画人数は3-5名が中心であり、早い段階から責任ある仕事にチャレンジできます。またCIO補佐官を務めるなど公共領域での知見と経験が豊富なメンバーと日常的に業務をすることができます。「自らの動き次第で自分の成長速度を高められる」環境です。 行政機関出身者、エンジニア出身者など多様なバックボーンの方が活躍しています。 東京・大阪における案件など、所属する拠点の地域に縛られず、さまざまな案件に転勤を伴わず出張ベースで関与することも可能であり、多様な業務に幅広く関与できるため成長機会も多くなっております。
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リクルーティングアドバイザー
想定年収
400~550万円
勤務地
東京都港区
業務内容
ITエンジニア向け国内最大級の転職・就職・学習プラットフォームを手掛ける当社は、転職支援事業、新卒就活事業、プログラミングeラーニング事業、その他新規事業等の各サービスが有機的に連携・接続することにより、ITエンジニアのキャリア支援、IT企業の事業成長支援の両方を実現しようとしております。 今回募集するのは、弊社のサービスである下記いずれかのチームにてリクルーティングアドバイザーをお任せします。 ①paiza agent(転職エージェント)/②paiza 新卒agent(新卒エージェント) (※選考の中で、ご経験やご志向を加味してどちらをお任せするかを決定いたします。) IT企業の採用を支援する法人営業職として、企業と学生・求職者双方の架け橋となる重要なポジションです。ITエンジニアの採用難易度が高まる中、当社は圧倒的なデータベースを強みに、他社よりも優位性をもってお客様の採用成功に貢献しています。 ●具体的な業務内容: 以下は現在想定している業務です。企業の求める要件と照らし合わせ、最適な採用支援を行います。その際、単なる情報伝達ではなく、プロフェッショナルな視点を持つ一人のビジネスパートナーとして、対等な関係性を築くことを重視します。 ・新規クライアントの開拓 ・クライアントの採用課題の把握とその課題解消に向けた解決策の立案 ・既存クライアントの採用ペルソナの設計および応募条件や求人要項への落とし込み ・応募獲得を目的とした応募要件見直しの提案 ・内定承諾までのキャリアアドバイザーとの連携 ・休眠顧客の再開拓と継続したリレーション構築・契約締結業務 ※業務の変更範囲:会社の定める業務
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学生向けキャリアアドバイザー/新卒人材紹介事業
想定年収
400~700万円
勤務地
東京都港区
業務内容
ITエンジニア向け国内最大級の転職・就職・学習プラットフォームを手掛ける当社にて、学生の就職のアドバイスを行っていただくメンバーを募集します。 paizaでは社会人エンジニアだけでなく、学生のプログラミングの学習支援も行っており、2023年の立ち上げ以降、当該部門は急速に業績を拡大しております。 更なるIT人材/DX人材の登用を促進していくことをミッションとし、日本からより多くの才能を発掘して社会での活躍をサポートするやりがいのあるお仕事です。 ●具体的な業務内容 学生のpaizaユーザーのうち、就職活動の対象となる学生に対して、 ・電話やオンラインでのキャリアアドバイス面談の実施 ・求人のご紹介、企業の説明会/ウェビナー/イベント等の案内や参加後のフォローアップ ・面接練習などの選考サポート など、応募後の選考フェーズのフォローアップ〜意思決定まで就職活動全般をサポート頂きます。 学生が企業に応募後は、日程調整やクロージングアドバイスなどの企業対応もお任せします。 また、リクルーティングアドバイザー(法人営業)との連携も積極的に行います。 ※業務の変更範囲:会社の定める範囲 ●組織構成 2023年4月に新設した部署です。(現在22名) ●キャッチアップについて 部署内研修として、知識のインプットから始め、先輩の面談に同席しながら型を習得していただきます。 その後、ロープレを通して面談デビューを目指します。 3か月を目安に独り立ちを目指していただきます。 paizaでは他部署との連携も大切にしており、全部署のオリエンやメンター制度など中途入社者がキャッチアップしやすい環境作りをしております。 noteにも研修の内容をまとめているのでご確認ください。 ●メンバーのこれまでの経歴(一例) ・教室長(塾) ・ウェディングプランナー ・法人営業(ベビー用品) ・金融営業 業界未経験から入社をして、リーダーをしている20代メンバーもおりますので、ご自身の頑張り次第でマネジメントポジションを狙っていただくことも可能です。
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M&Aアドバイザー
想定年収
420~1,000万円
勤務地
東京都港区
業務内容
・M&Aアドバイザリー業務 顧客開拓および企業価値評価、M&A手法の策定・考案、譲渡/譲受先のマッチング、条件調整、クロージング(成約)と一気通貫でご担当いただきます。
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ケース面接対策

もともとは外資系戦略コンサルティングファームの面接でおこなわれていましたが、現在は日系・外資を問わず、さまざまなファームの採用面接でおこなわれるメジャーな面接手法です。
候補者は、面接官から出題される特定のテーマに対して、20分〜30分の限られた時間のなかで、面接官と議論しながら解決策や答えを導いていきます。
ケース面接の内容・ポイントとは
ケース面接のお題は無数に存在しますが、大きく「フェルミ推定問題」と「ケース問題」の2種類に大別することができます。
フェルミ推定問題
フェルミ推定問題とは、感覚的に予測できないような数値や数量について、最低限のインプット情報のみで論理的に答えを推定する問題のことを指します。
たとえば、「東京都にある電柱は全部で何本あるか」や「日本で1年間に消費されるタバコは何本か」といった問題はフェルミ推定を用いる問題です。
正確な数値は、調査が困難なものや、公的機関による調査資料などで確認しなければわからないものですが、フェルミ推定では短期間でおおよその数値を推定することが求められます。
▼フェルミ推定について詳しく知りたい人は、以下の記事もおすすめです。
ケース問題
ケース問題は、実際の現場で発生するようなビジネス上の課題に対して、その解決策を導き出す問題のことをいいます。
たとえば、「空港の利用者数を2倍にするための戦略を考えよ」や「東京の満員電車問題を解決するためにはどうすればよいか」といった問いはケース問題のお題です。
▼ケース面接について詳しく知りたい人は、以下の記事もおすすめです。
ケース面接の重要性について
フェルミ推定、ケース問題両方にいえることですが、このような形式の問題においては正しい答えや回答方法などはありません。
面接官は、候補者が解決策に辿り着くまでの「思考のプロセス」や「面接官とのディスカッションの内容」「質疑の受け答えの質」といった論理的思考力やコミュニケーション能力を見てコンサルタントとして活躍するために必要な要素を総合的に評価します。
これはフェルミ推定問題、ケース問題いずれの場合においても非常に重要なポイントです。
【MyVision編集部の見解】 実際に選考を受けた人のGoogle口コミやSNSでの発信をみてみると、「ケース面接で詰められすぎて自信をなくした」や「面接官の好みに左右される気がする」といったコメントが見つかりました。これは、選考の本質である「ストレス耐性」や「思考のすり合わせ」を、単なる批判と受け取ってしまうことによる悩みに繋がっているかもしれません。
選考で失敗しないためにも、そのファームの面接官が「議論の過程」を重視するタイプかといった傾向や不安はエージェントを通して確認してみるとよいでしょう。相手を敵ではなく「一緒に問題を解くパートナー」と捉え直すことが、リスクを回避する最大の秘訣です。
▼コンサル転職や選考について詳しく知りたい人は、以下の記事もおすすめです。
ケース面接の例題4選

フェルミ推定の頻出問題1
問題
アメリカのシカゴには何人のピアノの調律師がいるか?
解答例と思考プロセス
こちらは実際に出題されたことのある有名な問題です。フェルミ推定の問題としては定番なので、この問題の解き方の流れを理解して、類似問題もスムーズに解けるようにしておきましょう。
1.シカゴの人口を推定する
はじめに、シカゴの人口についての推定です。シカゴの人口は300万人と仮定してみます。ここでは正確な数値は求められておらず、一般的な都市の数値を概算でおいて問題ありません。
2.ピアノを所有している家庭の割合を推定する
次に、シカゴの家庭のなかでどの程度の割合がピアノを所有しているかを推定します。全米の家庭のうちどの程度がピアノを所有しているかのデータは具体的にはわかりませんが、実体験などをベースに20世帯に1つのピアノがあると仮定します。
3.ピアノの調律の頻度を推定する
ピアノは年に1回調律されると仮定します。
4.調律師一人が年間で調律するピアノの数を推定する
次に、一人の調律師が一年間でどれだけのピアノを調律できるかを推定します。仮に、1日1台、週に5日働き、年間250日働くとした場合、調律師一人が年間で調律するピアノの数は250台と推定可能です。
5.以上の情報から調律師の数を推定する
シカゴの人口を世帯数に換算し、ピアノを所有している家庭数を推定します。人口300万人を平均3人家族で割ると100万世帯、100万世帯の5%である50,000世帯がピアノを所有している計算です。
それぞれのピアノが年に1回ずつ調律されると仮定すると、年間で50,000台のピアノが調律されます。一人の調律師が年間で250台のピアノを調律するとしたら、シカゴには200人(50,000台 ÷ 250台)のピアノ調律師が必要という推定です。
減点に繋がる落とし穴について
フェルミ推定においては、どのようなアプローチでも間違いではありません。論理的に要素を積み上げ、最終的な数を出していくプロセスが重視されます。
この問題のように一見まったく見当がつかないような問題でも焦らずに落ち着いて回答していくことが重要です。
まず問題に取り掛かる前に大まかな回答のプロセスを組み立てるようにしましょう。そして、大まかなプロセスを組み立ててから、具体的な回答に取り掛かると、失敗を避けられる可能性が高くなるでしょう。
フェルミ推定の頻出問題2
問題
自動車販売の市場規模を求めよ
解答例と思考プロセス
こちらの問題に取り組む際、まず必要なのは前提の確認です。今回は「日本における自動車販売の市場規模を求めよ」と具体的に前提を面接官に確認し定義した場合で検討を進めたいと思います。
また、自動車には業務用と自家用のものがありますが、今回は自家用車に限定して算出する方針です。このような前提条件も、実際の面接では、面接官とすり合わせるようにしましょう。
続いて、検討ステップを明確にするために、自動車販売数を求めるための式を次の4要素から立てます。
◯自動車販売の市場規模=(1)世帯数×(2)自動車保有割合×(3)買い替え周期×(4)1台当たりの平均単価
次に、これらの要素をひとつひとつ推定します。
1.世帯数を推定する
日本の人口を基に推定をはじめます。日本の人口は1.2億人、平均の家族人数は2.6人であるため、日本の世帯数は4,600万世帯という計算です。
2.自動車を所有する家庭の割合を推定する
次に、全体の家庭のうち、どれほどの割合が自動車を所有しているかの推定です。日本では都市部と地方部で自動車保有率は大きく異なりますが、今回は簡単に全体としてみると自動車を保有する家庭は60%と仮定します。また、日本の世帯数は4,600万世帯なので、自動車を所有する家庭は2,760万世帯と推定可能です。
3.自動車の買い替え周期を推定する
自動車の買い替え周期は、車種や個々の経済状況によりますが、一般的に10年という仮定です。つまり、毎年10%の家庭が車を買い替えると考えられます。したがって、毎年276万台の車が買い替えられると推定可能です。
4.自動車の平均販売価格を推定する
新車の平均価格は車種によりますが、一般的なコンパクトカーやセダンの価格を基に、300万円と仮定します。
5.自動車販売の市場規模を求める
以上の推定から、日本の自動車販売の市場規模は
4,600万世帯×60%(自動車保有割合)×0.1(買い替え周期)×300万(1台あたりの平均単価)=8.28兆
毎年276万台の車が300万円で売られると推定でき、8.28兆円です。
減点に繋がる落とし穴について
今回の問題では前提が不十分だったため、回答に取り掛かる前に、面接官と対象は日本で良いのか?または世界での規模なのかなどすり合わせられることをおすすめします。
また今回の問題の場合は桁数も大きくなるため、大きな数の計算に時間を取られたり無駄なミスをしたりしないようにしましょう。たとえば100万×100万=1兆(10^6×10^6=10^12)というような計算です。
ケース問題の頻出問題1
問題
カフェ1店舗の一日の売上高と売上を+ 20%にする方法を考えてください。
解答例と思考プロセス:売上は「フェルミ推定」
店舗の売上計算は定番の問題です。計算には「フェルミ推定」を使用します。売上の場合は「数×単価」で出すのが一般的です。カフェであれば「客数×平均単価」で一日の売り上げが出せます。
1.一人当たりの平均支出額を推定する
平均単価の設定の仕方はいろいろありますが、一番シンプルな方法で算出する場合は、経験値から700円などと設定してもよいです。
また時間があれば、飲み物だけ注文する客と、食べ物も併せて注文する客に分けて単価を算出することもできます。テイクアウトを実施しているかも計算に影響を与える要素です。
このような要素を含めて検討するかどうかは面接の状況に応じて判断するようにしましょう。前半のフェルミ推定に時間をかけすぎずにその後のディスカッションに時間をかけたほうがベターです。
2.一日の顧客数を推定する
客数については、テイクアウトを除いた場合は「回転数×席数」で求めることが可能です。 時間によって混雑状況が変わってくるので以下のように考えます。
7時〜10時:15席×1回転×3時間=45人 10時〜12時:15席×0.5回転×2時間=15人 12時〜14時:15席×2回転×2時間=60人 14時〜18時:15席×0.5回転×4時間=30人 18時〜20時:15席×1回転×2時間=30人
以上により1日の客数が180人と推定されます。
3.一日の売上高を計算する
客単価が700円、1日の客数が180人なので、売上は700円×180人=126,000円です。
解答例と思考プロセス:売上を+20%にする方法
次に、上記で算出した売上を20%増加させる方法について考えます。
フェルミ推定で現状の1日の売り上げを126,000円と算出したら、 20%売上増加させる場合は25,200円売上を追加で上げることが必要です。
先ほどの式でいうと「客数×平均単価」のどちらか、または両方を上げて25,200円の売り上げアップを目指します。
1.一人当たりの支出額を増やす
1人当たりの支出額を増やすためには、高価な商品の提供やアップセル(注文時により高価な商品勧める)の推進、セットメニューやほかの商品をクロスセル(注文時に複数購入を進める)の推進、またそれらを割引クーポンを用いたインセンティブの提供などにより推進することが考えられます。
2.顧客数を増やす
顧客数を180人から増やすためには、たとえばマーケティング活動の強化(SNSの活用、地元のイベントへの参加など)、店舗の見た目や雰囲気を改善(店内の装飾や音楽を変えるなど)、新規顧客向けの割引やキャンペーンを実施するなどの方法が考えられます。
いずれの場合においても、各要素を細かく分解して論理的に売り上げ20%アップを達成する方法を示すことも必要です。
減点に繋がる落とし穴について
この問題だけに限りませんが、前提の確認が不十分な場合は減点につながりやすい傾向です。
たとえば、飲食店に関する問題の場合については立地はどこに位置しているのか?またテイクアウトはやっているのか?など与えられた問題だけではわからない要素が多くあります。
前提条件が定まってくると、売上を20%増加させるための打ち手が明確です。そのため、面接官から問題を与えられたら、まずは前提を面接官と合わせる必要があります。
面接官自身も考慮が漏れている場合があり、そこを問題に取り掛かる前につぶせることで加点につながるでしょう。
【MyVision編集部の見解】 一般公開されている情報だけでは、結論のインパクトが決め手となるかもしれません。しかし、MyVision編集部が重視する本当に見るべきポイントを分析すると、①不足している情報を特定し、面接官を「情報源」として使いこなす質問力、②定義した前提から論理的に帰結する打ち手の「一貫性」、③前提が変わった瞬間に瞬時にロジックを修正できる「柔軟な思考スピード」という3つの指標が自分のなかで正しい優先度か丁寧に判断するべきです。
この判断を間違え、自分の仮説に固執して前提を無視し続けると、実務での信頼関係を築けず、転職後に後悔してしまうケースもあります。実際に「優秀だが、顧客の要望を聞かない」として評価を落とす例もあるので、前提確認が「ビジネスの成否を分ける儀式」であることを自分のなかで言語化できるレベルまで落とし込めるとよいでしょう。
ケース問題の頻出問題2
問題
都心の満員電車を改善する方法を考えてください。
解答例と思考プロセス
こちらの問題についてもまずは解き方の大方針を考えた上で、回答に取り掛かるようにしましょう。また何を持って改善といえるのかなども含めて問題のポイントです。
今回は、以下のフローで問題を解いていきます。
- 問題の理解と現状の把握
- 改善案の検討
- 各改善案の影響を推定
このような問題で重要なことは数値の正確性ではなく、解き方のプロセスや論理展開です。正しい数に固執しすぎないように注意しましょう。
1.問題の理解と現状の把握
まず都心の満員電車とは具体的に何を指すのか定義します。ピーク時間における乗車率が非常に高い電車を指すとしましょう。これは通勤通学の時間帯にとくに顕著になる問題です。
次に、フェルミ推定を使って現状を定量化します。たとえば、特定の路線のピーク時の乗車人数、電車の定員、運行頻度などからピーク時の現状を推定するのがステップです。
- ピーク時間の利用者数=首都圏人口×通勤・通学者の割合×鉄道利用比率
- 混雑率=利用者数/定員数
式が算出できたら後は数字を入れるだけです。
2.改善案の検討
問題を明確にしたうえで、その解決策を決めていきます。都心の満員電車問題を解決するための一般的なアプローチは、「供給側の改善」「需要側の調整」「効率化」の3つに大別可能です。
| 供給側の改善 | 電車の運行本数を増やす、大容量の車両を導入する、新たな路線を開設する、など |
| 需要側の調整 | フレックスタイム制度やテレワークの推進により、ピーク時の需要を分散する |
| 効率化 | 乗車組織化(たとえば、ホーム上での乗車位置指定)、駅の出入り口やホームの改善などにより、電車の利用効率を上げる。 |
3.各改善案の影響を推定
フェルミ推定を用いて、各改善案が満員電車問題にどれほど影響を与えるかを定量的に推定します。たとえば、「電車の運行本数を10%増やすと、ピーク時の乗車率は何%減少するか?」といった問いに答える形です。
減点に繋がる落とし穴について
このような問題では数の正しさはあまり重要ではありません。フェルミ推定に時間をかけるあまり、改善案の検討が十分にできないと減点につながる可能性があります。
数の正しさを追求するのであれば、改善案の検討が網羅的にできているのかどうか、アプローチは論理的となっているかどうかなどについて、より時間をかけて検討したほうが面接を突破できる可能性が高くなるでしょう。
ケース面接で高い評価を得るために

また、ケース問題の対策をするうえで注意したいことは解き方を暗記するのではなく、「考え方や論理展開の仕方に慣れる」ということです。解き方を暗記してしまうと、実際の面接の場で柔軟な議論ができず、表面的な浅い解答になってしまう場合があります。
ケース面接は実際のプロジェクトで必要な「論理的思考力」や「コミュニケーション能力」を見るための手法です。この本質を意識してケース問題の対策をしましょう。
また、日常生活のなかでも自分でテーマを見つけて、常に自分の頭で問題を解いてみるという癖をつけることもおすすめします。多くの問題に触れてケース面接に必要な思考パターンに慣れることで、面接だけでなく実際にコンサルタントになった後にも活かすことが可能です。
MyVisionのエージェントと対策をおこなう
またコンサルティング転職に特化した転職エージェントを活用することで、ケース面接の対策を効果的におこなえます。
コンサル特化のエージェントのなかには、ケース面接の対策までサポートしているエージェントもあり、そうしたエージェントを活用することで過去の出題問題の傾向や解き方を学ぶことが可能です。
MyVisionでも戦略ファーム出身のメンバーを中心に、これまで数多くのケース面接対策まで含めた転職支援をおこなってきました。
もしケース面接に不安を感じている人がいたらお気軽にご相談ください。ファームごとの傾向や、最近のトレンドなど含めてサポートします。
MyVisionのエージェントに対する口コミ
非常に手厚いサポートをしていただき、成長を実感できた
S・Kさん / 28歳 男性 / 慶應義塾大学
当初より期待していたケース面接対策でしたが、非常に手厚くサポートしていただきました。とくにケース問題へのアドバイスが非常に具体的で分かりやすかったので、回数を重ねるごとに改善していっていることを実感できました。
また、フィードバックの伝え方もとても分かりやすかったです。面接官が着目している箇所や採用したい人物像などから逆算して説明してもらえたことで納得感がありました。このため、実際の面接でも自信を持ってアピールポイントを伝えることができました。
丁寧なサポートのおかげで高いモチベーションを維持できた。
I・Kさん / 31歳 男性 / 早稲田大学
最初はケース面接がまったくできなかったので、イロハからすべて教えていただきました。駐在期間ということもあり、夜分遅くに対応していただいたことも何度かありましたが、毎回丁寧に対応していただいたことに非常に感謝しています。
心強いサポートのおかげもあり、高いモチベーションを維持したまま転職活動を終えることができました。
前日深夜まで対応をしてもらい、自信を持って本番に臨めた。
K・Uさん / 25歳 男性 / 大阪大学
候補者にとても寄り添ってくれるエージェントだなと思いました。印象的だったのは第一志望にしていたファームの第二新卒の選考会のことです。
前日深夜までケース面接の対策をしていただき、本当に助かりました。当日も自信を持って臨めたのは、担当してくださったエージェントのサポートあってこそだと思います。
まとめ
今回はコンサルティングファーム特有のケース面接について解説しました。ケース面接と聞くと苦手意識を持つ人もいますが、ほかの一般的な面接と同様に、評価観点やよくある失敗を抑えることで十分に対策が可能です。
MyVisionでは、ケース面接対策についてもサポート体制を整えており、業界未経験からのコンサル転職を数多く支援しています。他社にはない独自の選考対策や転職支援に強みを持っており、一人ひとりの経歴に合わせた最適なキャリア形成のサポートが可能です。コンサル転職に興味のある人は、情報収集のみでも大丈夫ですのでお気軽にご相談ください。
FAQ
コンサルタントになるために解消しておきたいケース面接の疑問をQ&A形式で紹介します。
思考力に自信がないのですが、独学での本による対策だけでケース面接は突破できますか?
思考の型を学ぶには書籍が有効ですが、面接官との「対話」を重視する試験の性質上、模擬面接による対人練習は必須といえます。 独学では気づきにくい論理の飛躍や説明の癖を修正するためにも、エージェントなどによる客観的なフィードバックを活用して実戦感覚を養ってください。
面接の途中で考えが詰まってしまったら、その時点で不合格でしょうか?
思考が止まっても即不合格にはならず、面接官を議論のパートナーとしてヒントを仰ぎながら進める姿勢を見せれば挽回可能です。 実際の現場でもクライアントと伴走する力が求められるため、行き詰まった時こそ「現時点ではこう考えています」と共有し、対話を絶やさない柔軟さを意識しましょう。



