【2026年最新】コンサル業界の将来性は?衰退期・オワコンといわれる理由を解説
2026年01月26日更新
コンサル業界について「将来性はあるのか」「オワコンといわれる理由は何か」と気になる人は多いでしょう。
結論からお伝えすると、将来性が危ういといわれる背景には、業界が激しく変化するなかでの誤解も含まれています。2026年現在、コンサルタントの役割はむしろ高度化しており、市場は拡大傾向です。
本記事では、コンサル業界の将来性が不安視される理由を構造的に整理し、市場規模や成長要因の実態を客観的に解説します。自身のキャリアを判断するための材料として、ぜひ参考にしてください。
著者

大河内 瞳子
Okochi Toko
株式会社MyVision執行役員
名古屋大学卒業後、トヨタ自動車での海外事業部、ファーストリテイリング/EYでのHRBP経験を経てMyVisionに参画。HRBPとして習得した組織設計、採用、評価などの豊富な人事領域経験を生かした支援に強みを持つ。
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監修者

岡﨑 健斗
Okazaki Kento
株式会社MyVision代表取締役
東京大学を卒業後、ボストンコンサルティンググループ(BCG)に入社。主に金融・通信テクノロジー・消費財業界における戦略立案プロジェクトおよびビジネスDDを担当。採用活動にも従事。 BCG卒業後は、IT企業の執行役員、起業・売却を経て、株式会社MyVisionを設立。
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目次
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コンサルの将来性
コンサルティング業界は現在も拡大を続けており、将来性は高いといえます。企業の経営課題が複雑化するなかで、外部の専門家を頼るニーズは増え続けているためです。
ここでは、最新の市場規模や採用動向から、業界の現在地を詳しく解説します。
コンサルの市場規模
国内のビジネスコンサルティング市場は、右肩上がりで拡大を続けています。
IT分野の調査会社がおこなった最新の市場予測によると、2024年の市場規模は前年比10.8%増の7,987億円となりました。2025年以降も2桁近い成長が続くと予測されており、コンサルの需要は今後も伸び続けると考えられます。
▼国内ビジネスコンサルティング市場規模の推移と予測
| 年次 | 市場規模(支出額ベース) | 前年比成長率 |
|---|---|---|
| 2023年(実績) | 7,240億円 | 12.60% |
| 2024年(実績) | 7,987億円 | 10.80% |
| 2025年(見込み) | 約8,881億円 | 11.20% |
| 2029年(予測) | 1兆2,832億円 | 9.9% |
参考:IDC Japan「国内ビジネスコンサルティング市場予測、2025年~2029年」
コンサルの市場規模は、2029年にかけて1兆円の大台を大きく突破する見通しです。
市場規模の拡大の背景には、大企業を中心にAIを活用した業務の変革や既存ビジネスの近代化が急速に進んでいることが挙げられます。なかでもAIエージェントの普及にともなう自律型の組織への変革は、コンサル市場のさらなる押し上げ要因といえるでしょう。
コンサル業界の採用動向
コンサルティング業界の採用市場は活発な状態が続いています。コンサルティングビジネスの商品は「人材」です。そのため、ファームにとって優秀な人材の確保は、企業の成長に直結する最優先事項といえるでしょう。
有価証券報告書の公開データによると、ここ数年で数千人規模の増員をおこなっているファームが多いです。企業の経営課題が、戦略の立案からテクノロジーを駆使した実行支援まで移ったことで、より多くのプロフェッショナルが必要になったためです。
▼主要ファームの従業員数推移(2023年〜2025年実績)
| 企業名 | 2023年 | 2024年 | 2025年 |
|---|---|---|---|
| ベイカレント・コンサルティング | 3,310人 | 4,321人 | 5,467人 |
| 三菱総合研究所 | 4,428人 | 4,573人 | 4,695人 |
| 山田コンサルティンググループ | 874人 | 957人 | 1,017人 |
| アクセンチュア | 2,200人 | 2,500人 | 2,800人 |
- ベイカレント・コンサルティング 有価証券報告書(2025年2月期)
- 三菱総合研究所 有価証券報告書(2025年9月期)
- 山田コンサルティンググループ 有価証券報告書(2025年3月期)
- アクセンチュア株式会社 会社概要
日系・外資の枠組みを超え、コンサル業界全体が急速に拡大していることがわかります。
なかでもベイカレント・コンサルティングの伸びは顕著であり、2024年に約30.5%、2025年にも約26.5%という極めて高い成長率を記録しました。わずか2年間で組織規模が約1.6倍に拡大している事実は、業界の勢いを象徴しているといえるでしょう。
こうした組織の急拡大は、未経験者にとっても大きなチャンスです。前職での特定の業界知識や、DX推進にかかわった具体的な実績があれば、非常に高く評価されるといえるでしょう。
【MyVision編集部の見解】 MyVision編集部では、採用数の多さや内定の出やすさだけを基準に選ぶことを推奨しません。なぜなら、実際に入りやすさを優先して転職した結果、自分のスキルアップに繋がらない単純な案件に長期間固定されてしまい、コンサルタントとしての市場価値が上がらずに後悔している人がいるからです。そのため、入社後の具体的な配属リスクや、ファームを卒業した後のキャリアパスまで考慮し、自分が磨きたい専門性とファームの強みが合致しているかで選ぶ方が、結果として納得のいく転職になりやすいです。数年後の自分から逆算して、正しい判断軸を持つことが重要だといえます。
コンサル業界の変化
コンサルティングの役割は、戦略の立案から、実行と成果の創出へと大きくシフトしています。クライアント企業はきれいな資料だけでなく、具体的な事業の成長やAI導入による収益化を求めているためです。
かつては戦略を立てることがコンサルの主な価値でしたが、現在は立てた戦略を現場に定着させ、実際に利益を出すところまで責任を持つスタイルが主流となりました。
なかでも、2026年は自律的に業務を遂行するエージェント型AIの導入が加速しています。コンサルタントには、単なるITの知識だけでなく、AIを前提とした新しい組織の形を再設計する力が期待されるようになりました。
コンサルの将来性がないともいわれる理由
コンサル業界には「オワコン」や「衰退期」といったネガティブな声も一部で上がっています。これは、市場が成熟したことや生成AIの急速な普及によりコンサルタントの介在価値が問われているためです。
ここでは、業界の将来性が不安視される背景について客観的な視点から詳しく解説します。
コンサル業界が人気になりすぎている
コンサル業界が「オワコン」といわれる背景には、業界の人気が高まりすぎた点が挙げられます。就職活動や転職市場においてコンサルタントは花形の職業となり、多くの優秀な人材が流入しました。
その結果として各ファームの差別化が難しくなり、提供するサービスの質が均質化する「コモディティ化」が進んでいるともいわれています。かつては一部のエリートのみが持つ専門的な手法を売っていましたが、現在は手法そのものが一般化しました。
しかし、この現状を供給過多として捉えるのは早計といえます。なぜなら、供給を上回るペースで、クライアント企業からの需要も拡大・複雑化しているためです。
【MyVision編集部の見解】 MyVision編集部の見解では、周囲の噂やインターネット上の断片的な評判だけで転職先を検討することは失敗しやすいです。その理由は、コンサル業界には「人気過熱で採用基準が下がった」といった誤った噂から、実態とは異なる主観的な情報までが溢れかえっているからです。実際にはコンサルタントに求められる専門性はむしろ上がっており、特定の領域で何ができるかという点が、かつてなく厳しく問われています。こうした誤情報を個人で見極めるのは非常に困難です。間違った噂を信じて対策を誤らないためにも、業界の内情を熟知した信頼できるエージェントを頼り、客観的な事実に基づいた準備を進めることが、納得のいく転職への確実な方法といえるでしょう。
早期離職率の高さが誤解されやすい
コンサル業界は他業界に比べて離職率が高いといわれますが、その理由は時代とともに変化しています。
現代の早期離職の多くは、入社前に抱いていたイメージと現場のリアルとの乖離によるものです。
とくに入社後に不満を感じやすい代表的なパターンとして、以下の例が挙げられます。
- 戦略的な提言に携われると考えていたが、実際はプロジェクト管理や膨大な資料作成などの実行支援が中心だった
- ワークライフバランスを期待していたが、プロジェクトの状況やクライアントの要求水準によって想定以上の負荷がかかった
- 汎用的なスキルが身につくと考えていたが、配属された領域が限定的で、目指していた専門性が磨けなかった
以上のような失敗を防ぐためには、ネット上の断片的な評判を鵜呑みにせず、実際の案件傾向や現場の雰囲気など、より踏み込んだ情報を得ることが重要です。
自分が目指すキャリアとそのファームの現状が本当に合致しているのか、信頼できるデータや専門的な視点を取り入れて客観的に判断することが、納得のいく転職への確実な一歩といえます。
生成AIによってコンサルタントが不要といわれている
生成AIの進化によって、「コンサルタントが不要になる」との意見があります。リサーチや資料作成、データ分析といった作業はAIが最も得意とする領域だからです。若手コンサルタントがおこなっていた業務の多くが、AIで代替可能になったことは事実でしょう。
しかし、複雑な利害関係の調整や、最終的な意思決定のサポートはAIにはできません。コンサルタントの仕事は、単純な作業からAIを使いこなして価値を出す高度な業務へシフトしています。
AIの普及はコンサルタントの不要論ではなく、人間がより本質的な業務に取り組むというような、役割の高度化を意味しているといえます。テクノロジーの発展により、これまで以上に付加価値の高い提案ができるようになっているといえるでしょう。
従来のブラックなイメージが残っている
コンサル業界には「激務で不健康」といった古いイメージが今も根強く残っています。かつての深夜まで及ぶハードワークや厳しい競争環境の印象が、完全に払拭しきれていないためです。
過酷な環境を理由に志望者が減り、業界が衰退するのではないかと危惧する人もいるでしょう。しかしそもそも業務の負荷については、業界全体を一概に判断することはできません。
現在の多くのファームでは働き方改革が徹底されており、オンライン環境の導入も進みました。また、この業界を志望する人は成長意欲や出世への意欲が高く、自ら責任を持って主体的に仕事に取り組む傾向があります。
古いイメージにとらわれず、個人の裁量と最新の就業実態を正しく理解することが、将来のキャリアを考えるうえで重要です。
コンサルの将来性が伸びるといわれる理由
コンサル業界は一部で「オワコン」といわれる一方で、市場は着実な拡大を続けています。DX化の進展やAIの実装、さらにはESG経営への対応など、企業が自力で解決できない課題が増えているためです。
ここではコンサルタントの需要が今後も伸び続ける理由を具体的に解説します。
DX需要が伸びている
企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)への投資は2026年現在も高い水準で推移しています。ただ業務をIT化するという段階を終えて、AIを前提としたビジネスモデルへとフェーズが移行しているためです。
この潮流がコンサルティング業界全体を強力に引き伸ばしており、DX以外の領域が微増に留まるなかで、デジタル関連の市場は大幅に成長しています。
まだ多くの日本企業では、既存システムの老朽化やIT人材の不足という課題を抱えているのが実情です。これらを解決し、デジタル技術を活用してビジネスモデルそのものを変革するためには、専門的な知見を持つコンサルタントの力が必要とされるでしょう。
日本の人材が不足している
日本の労働人口が減少するなかで、高度な専門スキルを持つ人材の不足は深刻な社会課題といえます。企業が新しい事業を立ち上げたりDXを推進したりしようとしても、社内に必要な知見を持つメンバーがいないケースは多いのが実情です。
そこで、必要な期間だけ外部のプロフェッショナルを活用しようと、人材の外部化が一般的になりました。コンサルタントは、企業において不足している頭脳や実行力を補完する貴重なリソースとして重宝されています。
国内での人材の不足が解消されない限り、こうした外部の専門家へのニーズが途絶えることは少ないでしょう。むしろ、今後も採用難が加速するなかで、コンサルタントの重要性はさらに増していくと予想されます。
ESG経営の需要が伸びている
世界的にESG(環境・社会・ガバナンス)経営への関心が高まり、コンサルタントの役割が重要視されています。企業は利益の追求だけでなく、持続可能な社会への貢献を具体的に示すことが求められているためです。
脱炭素化の進展やサプライチェーンの透明性の確保は、自力での対応が難しい領域といえます。そこで、専門的な知見を持つコンサルタントによる支援は、企業のブランド価値を高めるうえで欠かせない存在となりました。
投資家の評価基準も変化しており、環境や社会への配慮が不十分だと判断されると、資金の調達が難しくなるなど経営に大きな影響をおよぼすケースも増えています。こうした潮流のなかで、ESG領域のコンサルティング需要は今後も拡大し続ける見通しです。
企業の海外進出が拡大している
国内市場が縮小するなかで、多くの日本企業が海外へ活路を求めています。東南アジアや北米を中心としたグローバル展開は、持続的な成長を実現するための重要な戦略となりました。
海外で事業を展開するには、現地の法律や税制、市場ニーズの深い理解が求められます。しかし自社内にグローバル展開を主導できる人材が不足しているケースは、多々見受けられるのが実情です。
コンサルタントは、世界的なネットワークやクロスボーダーM&Aの知見を活かして企業の進出を支援できます。複雑な国際情勢においてリスクを抑えつつ成功を目指すため、専門家としてのコンサルタントの需要は今後も高まるはずです。
商社やSIerもコンサル事業に参入している
総合商社やSIer(システムインテグレーター)といった異業種からの参入が相次いでいる点は、コンサル市場の安定性を証明しています。
顧客の課題が上流の戦略だけでなく、現場の実行やシステム構築まで一体化しているため、自社の強みを活かした独自のサービスを提供する企業が増えてきました。既存のファームにとっては競合ですが、結果として市場全体の規模の拡大につながるといえます。
具体的な参入企業の例は以下のとおりです。
| 企業分類 | 代表的な企業 | 特徴・強み |
|---|---|---|
| 総合商社 | 三菱商事、伊藤忠商事、三井物産など | 投資先の経営支援で培ったハンズオンのノウハウを武器に、事業経営の視点から現場に深く入り込む支援を展開しています。 |
| SIer | NTTデータ、野村総合研究所、TISなど | システム開発の深い知見を背景に、IT戦略の策定から実装までを一気通貫で手がける体制を強化しています。 |
こうした異業種の参入は、企業が抱える課題がいかに複雑で、多角的な解決策を必要としているかを示しています。コンサルティングという手法そのものが、あらゆるビジネスシーンで必要とされているといえるでしょう。
【領域別】コンサルティングファームの将来性
コンサルティング業界のなかでも、領域によって将来性の性質は異なります。各領域の専門性が高まる一方で、AIの活用やDXの進展が与える影響も一様ではありません。
ここでは主要な領域ごとに、今後の展望と求められる役割について詳しく解説します。
戦略系コンサルティングファーム
戦略系コンサルティングファームの将来性は高いといえます。不確実な情勢のなかで、経営陣の意思決定を支える役割は依然として重要だからです。近年は戦略の立案だけでなく、テクノロジーを駆使した実行支援までをカバーする傾向が強まっています。
AIの進化によって、単純な市場分析などの作業は自動化されました。その一方で、企業のパーパス策定や新規事業の立ち上げといった創造的な領域では、人間の高度な知見が必要です。AIや他社との差別化を図るために、特定の専門領域に特化する動きも加速しています。
実際に、マッキンゼーやBCGなどの大手は、デジタル人材を数千人規模まで増強しており、従来の少数精鋭というイメージから脱却しつつあります。
今後は、戦略をいかに具体的な成果に結びつけるかが問われるでしょう。最新のテクノロジーを理解しつつ、組織の変革をリードできる人材へのニーズは今後さらに高まっていくことが予想されます。
戦略コンサルについては以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
総合系コンサルティングファーム
総合系コンサルティングファームの将来性は、非常に高いといえます。組織が巨大化するなかで、あらゆる経営課題を一括して解決できる総合系ファームの体制は、クライアント企業にとって大きな魅力です。
また、総合系ファームにおいて特筆すべきは、その人材規模の大きさを活かした実行力です。大手ファームではここ数年で社員数が倍増するほどの急成長を遂げています。
現在は、システムの保守・運用にとどまらず、AIやデータ分析を駆使したビジネスプロセスの再構築を支援する案件が増えてきました。多様な専門家が連携することで、複雑化する課題に対して多角的なアプローチをおこなえる点が強みです。
今後は人材の多様性がさらに重要です。ITエンジニアなどの専門職との協働が当たり前になるなかで、プロジェクトを統括するマネジメント力が不可欠といえます。市場の拡大とともに採用数も増えており、今後も業界を牽引する存在であり続けるでしょう。
総合コンサルについては以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
財務会計系コンサルティングファーム
財務会計系ファームは、今後も安定した需要があるといえます。会計基準の複雑化や国際化が進むなかで、専門的な知見を持つプロフェッショナルへの存在が重要であるためです。経営の透明性を高める支援は、企業の社会的責任を果たすうえで重要な役割を担っています。
近年は従来の会計監査だけでなく、M&Aにともなうデューデリジェンスや事業の再生支援のニーズも高まってきました。企業の成長戦略において、財務面からのリスク評価と価値算定は欠かせません。会計プロセスの自動化支援など、サービス領域も広がっています。
今後は、AIによる自動監査が進むなかで、データから経営課題を読み解く高度な分析力が求められるでしょう。ただの数字のチェックではなく、財務データに基づいた経営判断をサポートする力が価値を生みます。
会計コンサルについては以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
事業再生・M&A系コンサルティングファーム
事業再生・M&A系ファームの将来性は盤石といえます。2026年現在、不採算事業の切り離しや、成長領域への投資を目的とした事業ポートフォリオの見直しが加速しているためです。複雑な交渉や価値の算定を担う専門家の需要は、景気の動向を問わず安定しています。
最近は、買収後の統合プロセスであるPMI支援に注力するファームが増えてきました。企業同士を統合させて相乗効果を生み出すことは、ただ契約を締結するよりも難易度が高いためです。組織文化の融和や統合を主導する力は、今後さらに高く評価されるでしょう。
今後は国内の案件のみならず、海外の企業とのクロスボーダー案件も増加する見通しです。グローバルな視点と財務の知識をあわせ持つコンサルタントは、市場価値が高まります。実務経験を積みながら専門性を磨ける環境は、キャリア形成においても大きな魅力です。
事業再生コンサルについては以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
ブティック系コンサルティングファーム
ブティック系ファームの将来性は、非常に高いといえます。総合系では対応が難しいニッチな課題に対して、特定の領域や業界に特化したブティック系ファームはオーダーメイドの解決策を提供できるためです。
最近はDXや人事戦略といった一分野を極めたファームが、大手企業から直接指名を受けるケースが増えています。少数精鋭で意思決定が早く、クライアントと密な連携をとれる点も強みであり、ブティック系の存在感は増しているのが現状といえます。
今後は特定の専門性に加えて、柔軟な働き方を求める優秀な層の受け皿にもなるでしょう。大規模プロジェクトの管理よりも、専門性を磨くことを望むコンサルタントにとって理想的な環境といえます。
ブティック系コンサルについては以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
コンサル業界の将来的な課題
コンサル業界が持続的に成長するためには、課題も存在します。テクノロジーの進化や市場の変化にともない、これまでのビジネスモデルが通用しなくなる恐れがあるからです。
ここでは、コンサル業界が将来的に直面する主要な課題について、構造的に整理します。
生成AIへの対応
生成AIの急速な進化は、コンサル業界にとって最大の課題であり転換点です。これまで若手コンサルタントが担っていたリサーチや資料作成の多くがAIで代替可能になったことで、人間でなければ出せない付加価値をいかに生み出すかという点が、今後の課題といえます。
また、ただAIを導入するだけでなく、AIを活用した新しい業務プロセスへの移行が必要です。コンサルタントにはAIが出した答えの妥当性を判断する力が求められるようになり、テクノロジーを使いこなせなければ介在価値を失うリスクがあるでしょう。
一方で、AIを味方につければこれまで以上のスピードで質の高い提案をおこなうことも可能です。定型業務から解放された時間を、本質的な課題の解決やクライアントとの対話にあてる必要があります。
コンサル業務の差別化
業務の差別化は、将来的な課題のひとつです。各ファームがノウハウを蓄積するなかでサービスが似通ってしまい、従来の手法だけでは差別化が困難になっています。
今後、他社と一線を画すためには以下の要素が重要といえるでしょう。
- 独自のデータを持っているか
- 戦略立案のみならず事業成長に貢献できる実装ができるか
- 得意領域を持っているか
今後は成果報酬型の導入などコンサルティング業界のビジネスモデルの変革も加速します。単なる工数ベースではなく、いかに事業成長に寄与したかという基準で評価されるなか、独自の価値を証明し続けられるファームだけが激しい競争を生き残れるでしょう。
人材確保
高度な専門性を持つ人材の確保は、業界成長のうえでの課題です。なかでもマネジャークラスやAI実装に強い人材の獲得競争が激化しており、テック企業との争奪戦のなかで優秀な層をいかに引き留めるかが問われています。
また、AIによる業務代替が進むことで、若手の育成方法は大きな課題です。下積みの仕事が減ったなかで次世代のリーダーを育てるために、実務経験を積みながら高度なスキルを磨ける環境作りが欠かせません。
今や、単なる高年収の提示だけでは人材を確保し続けることは難しくなりました。優秀な人材の確保のためには、働きがいや多様なキャリアパスといった独自の価値を提供する必要があります。
不景気
世界的な景気後退が起きると、企業のコンサルティング予算は真っ先に縮小されます。不確実な状況下では多くの企業が外部への委託費用を抑制することとなり、なかでも成果が出るまでに時間がかかる戦略立案の案件は影響を強く受けるでしょう。
一方で、不況期にはコスト削減や組織の再編といった守りの需要が高まります。厳しい環境を生き抜くための具体的な改善策を求める企業が増えるためです。景気に左右されないためには、守りの領域においても高度な知見を持つ必要があります。
今後は、投資に対する見返りをこれまで以上に厳しく問われるでしょう。不透明な経済状況でも価値を認められるためには、直接的な収益への貢献が不可欠です。クライアントの痛みを理解し、ともに苦境を乗り越える姿勢が将来の信頼につながります。
コンサルの将来性を考慮したキャリアパス
コンサル業界の市場拡大にともない、個人のキャリアパスも多様化しています。身につけた専門性や論理的な思考力は、業界の内外を問わず高く評価されるためです。
ここでは、将来を見据えた代表的な3つの選択肢について解説します。
ファーム内での昇進
ファーム内での昇進のためには、専門性の深化とAIを活用する能力が求められるでしょう。今後は、テクノロジーを活用しつつ独自の付加価値を出せる人材が評価されると考えられるためです。
昇進を早めるには、マネージャーの指示を的確に捉えたうえで、期待を超える成果を主体的に出す姿勢が欠かせません。ただ作業の完遂を目指すのではなく、プロジェクト全体の目的やマネージャーの意図を汲み取り、自ら動いて価値を生み出しましょう。
ひとつ上の役職の視点を持って業務に取り組むことが、早期の昇格を確実にするための重要なポイントです。また、マネジメント層に上がるほど、人間ならではの調整力やリーダーシップの価値が高まります。
事業会社へ転職
コンサルでの経験を活かし、事業会社の経営企画やDX推進部門へ転職する選択肢は非常に有望です。外部アドバイザーではなく、自社で変革を主導できる人材の需要が高まっている現在、コンサルタントとして事業を動かしてきた経験は大きな市場価値といえます。
主な転職先としては、以下のような企業やポジションが挙げられます。
- 総合商社の経営企画:中長期の経営計画策定やグローバル展開における戦略立案のリーダーなど
- スタートアップやメガベンチャー:事業責任者やCXO候補など
- 外資系テック企業の戦略・オペレーション部門:グローバルなプラットフォームを活用したビジネスモデルの構築や業務プロセスの最適化など
事業会社側もAI導入や組織改革を内製化する動きを強めているため、コンサルで培ったプロジェクト推進力を持つ人材は即戦力として重宝されます。改革の旗振り役として、現場を巻き込みながら成果を出す力が求められるでしょう。
スタートアップ・起業
スタートアップへの参画や起業もコンサル出身者にとって有力な選択肢です。AIスタートアップなど、急成長している企業は経営のプロを求めており、不確実な環境でゼロから仕組みを築く能力は高く評価されるでしょう。
コンサルで培った問題解決能力に加えて、市場の隙間を見極めて最短で事業を軌道に乗せるノウハウと自らリスクを取って挑戦した経験は、リソースの限られたスタートアップにおいて強みであるといえます。
また、成功には個人のスキルだけでなく強力なネットワークが欠かせませんが、ファーム時代の繋がりを活かして資金調達や提携を有利に進めることが可能です。実務と人脈を掛け合わせることで、独立後の成功にもつながります。
コンサルへの転職ならMyVision
コンサルの将来性を理解し、キャリアの選択肢として魅力を感じたのであれば、次は「どのファームが自分に合うのか」「どうすれば内定を得られるのか」を具体的に検討するフェーズです。
変化の激しいコンサル業界への転職を成功させるには、業界特化型の転職エージェントであるMyVisionの活用をおすすめします。
MyVisionでは、業界に精通したアドバイザーがキャリア戦略の策定から選考対策まで伴走することで、一人ひとりの志向に合わせた最適なファーム選びを支援してもらえるのが特徴です。
また、最新の採用トレンドや各ファームの内部情報を豊富に保有しており、非公開求人の紹介だけでなく社風や評価制度の詳細まで把握できる点が強みといえます。
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コンサルの将来性に関するFAQ
ここでは、アドバイザリーに関するよくある質問について解説します。
Q.生成AIが進化しても、コンサルタントの「高年収」は維持されますか?
維持される可能性が高いですが、稼げる人材の条件は変わります。 AIで代替可能なリサーチやスライド作成のみを行う作業型のコンサルタントは、今後単価が下がるリスクがあるでしょう。一方で、AIを使いこなしてプロジェクトを高速化させ、人間にしかできない経営判断に注力できる人材は、より高い付加価値を生むため、引き続き高年収を維持できるでしょう。
Q.未経験からコンサル業界に飛び込むのは、2026年現在からでも遅くないでしょうか?
未経験からコンサル業界に転職するのは、2026年でも遅くありません。異業種での専門経験を持つ未経験者の需要は高まっています。丁寧な履歴書対策やケース面接対策をおこなうことで、十分に転職・活躍できる可能性があるといえるでしょう。
まとめ
業界の成熟にともない、コンサル業界の将来性が不安視されることがありますが、その背景にはAIの実装や持続可能な経営への対応など、経営課題の複雑化があります。これらの課題を解決するための外部の専門家への需要は高く、市場は今後も成長を続けていくでしょう。
かつての単純なリサーチや資料作成といった業務はテクノロジーに置き換わりつつあります。それはコンサルタントの仕事がより本質的で付加価値の高い領域へとシフトしているのが実情です。
論理的思考力やプロジェクトの推進力を磨き、最新のテクノロジーを使いこなす力を身につければ、どのような道を選んでも通用する強固なキャリアを築けます。
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東京都渋谷区
業務内容
配属タイミングとスキルセットに基づき、以下のいずれかのユニットからスタートしていただきます。 1.グロース・インテリジェンス 【ミッション:データ駆動型のNRR向上】 データマネジメント:全社のデータ基盤整備とMA(マーケティングオートメーション)のガバナンス構築と設計。 戦略の型化:CXの知見を活かした「解約阻止」「アップセル/クロスセル」のシナリオ設計。 実行管理:メール・ウェブマーケティングを用いたカスタマーサクセス施策の推進、型化。 2.エクスペリエンス・オプス 【ミッション:コンテンツによる顧客体験の深化】 コンテンツ制作管理:PUSH/PULL型の記事、導入事例、ホワイトペーパー(WP)の制作ディレクション。 マーケスペシャリスト統括:コンテンツ制作部隊のマネジメントと、制作プロセスの生産性向上。 3.生産性向上&CS稼働生産性向上 【ミッション:テクノロジーによるCS業務の効率化】 ワークフロー改善: CS全体の業務フローを見直し、ムダを削ぎ落とすプロセスデザイン。 自社サポートサイトツール改善: 顧客の自己解決率を高め、問い合わせ数を削減するためのプロダクトフィードバック。 4.イネーブルメント 【ミッション:CS組織の早期戦力化と再現性の構築】 仕組み化:新規参画メンバーが最短で成果を出せるためのオンボーディングプログラムの開発。 ナレッジシェア:成功事例の標準化と、組織全体のスキルレベルの底上げ。 CRM/SFA: HubSpot MA:HubSpot BI/分析: Looker / Google BigQuery / SQL コミュニケーション: Google Workplace / Zoom ▼ミッション 「CSを科学し、事業成長を加速させる『仕組み』の構築者」として、配属されたユニットにおけるミッションを遂行します。 単なる「担当者」ではなく、1〜2年でその領域に劇的な変化をもたらし、次なる課題へ向かうCS戦略の基盤づくりから仕組化、および実行者としての役割が期待されています。
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COO室 BPR担当
想定年収
868~1,022万円
勤務地
東京都渋谷区
業務内容
「Sansan」、「Bill One」をはじめとする当社のサービス全体に携わり、営業から契約、請求、債権までの一連のビジネスプロセスを対象としたBPRを担当します。主に、業務ルール設計やシステム要件の統括、事業の方向性を決める役割を担います。 具体的な業務は以下の通りです。 ●業務改善ロードマップの作成 ●ステークホルダーとの調整(各事業部責任者、ユーザーとなる営業担当など) ●見積書作成に関するプロセスの最適化 ●契約締結後の情報管理方法やフローの整備 ●約款変更の事前通知フローの改善 ●各種申請フローの改善 ●業務課題の特定、および課題解決の施策検討 ●課題設定、施策実行案について、事業責任者とディスカッション ●実行に向けた準備・各種管理シート類の作成 ●定型業務の効率化(自動化、サポートツール類の開発、業務への定着促進) 【組織構成】 COO室は以下の6つのグループに分かれています。 ●事業統括グループ ●プライシング戦略企画グループ ●オペレーショナルエクセレンスグループ ●セントラルマーケティンググループ ●セントラルブランドエクスペリエンスグループ ●ビジネスデータ基盤グループ 本ポジションは、オペレーショナルエクセレンスグループに属します。 同グループは、COO室長(マネジャー兼務)、主務社員、兼務社員の約8名で構成されています。 【使用するツール】 ●Salesforce、Office365、GWS、Xactly ※SalesforceはSalesforce, Inc.の商標であり、許可のもとで使用しています。 【従事すべき業務の変更の範囲】 会社の定める業務
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プロジェクトマネージャー(AI、デー タ基盤領域)
想定年収
-
勤務地
-
業務内容
●募集ポジション DTCグループの一員として企業のDX戦略実現支援を担っています。 社会全体におけるDXがグローバル規模でさらに進展し、テクノロジーの成長スピードも加速する中で、日々変化する経営環境に適応した仕組みづくりの実現を行っています。 エンタープライズの領域で、技術力・人材・実績を有しており、企業のクラウド・デジタル変革をEnd to Endで支援しています。デジタル変革に関する実績が多数あり、インダストリー・オペレーション・エンタープライズシステムの知見が必要となる、難易度の高い案件を手掛けている、それがD.Nodeです。 ●業務内容 実装経験からPMまで確実に経験を積んだプロマネ/プロマネ候補。 プロジェクトマネージャーとして、プロジェクト推進(チームビルディング/タスク・課題管理/スケジュール管理/顧客折衝/戦略策定など)をお任せします。 AI(または生成AI)などの先端技術を活用したアプリケーションの実現性やトレンドを理解し、クライアントと要件や期待値を擦り合わせながらプロジェクト推進できるプロマネ候補となります。 他メンバーとコミュニケーションを取り、技術面・プロジェクト面の両面においてチームリードを行っていただきます。ご経験や必要に応じて、様々な規模の案件を担うことや、複数案件を担うことがあります。 ※入社後は「Specialist」という職種になります
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【LTS事業部】導入コンサルタント
想定年収
450~700万円
勤務地
東京都渋谷区
業務内容
<募集ポジションのミッション> 『全社を支える法務OS 「OLGA」』の導入サポート・運用コンサルティングをお任せします。 <業務内容> コンサルタントとして、顧客の日々の法務業務に当社のサービスを溶け込ませ、価値を最大限に発揮させる為に、導入から一定期間は定例MTG等を行いながら伴走サポートをしていただきます。 ※また、現在準備中のサービスにも携わって頂く予定です。 《具体的な業務例》 契約書審査業務の改善支援 ・契約書審査ツールをハブにした契約書審査体制のオペレーション構築支援 ・個社ごとの契約ナレッジのマネジメント、セットアップ支援 ・個々人の状況に合わせた契約審査ツールの活用提案 「法とすべての活動の垣根をなくす」をパーパスにGVA TECH株式会社は、AIを含むテクノロジーを用いて、法律業務の効率化や法務格差の解消を目的とするリーガルテックサービスを開発しています。 ●[「OLGA」](https://olga-legal.com/)「“0秒法務”を、企業競争力に。」をスローガンに掲げる『全社を支える法務OS 「OLGA」』は、法律業務がほかの業務と切り離されて存在することはなく、一体として存在するべきとの考えのもと、法務部門と事業部門の垣根を超え、全ての業務やシステムにインストールして全社に溶け込むプロダクトとして構想されています。AI法務アシスタント、法務データ基盤、AI契約レビュー、契約管理の4つのモジュールから構成されています。 ●[「GVA 法人登記」](https://corporate.ai-con.lawyer/) 法律知識がなくともオンラインで作成することができる法人登記支援サービス ●[「GVA 登記簿取得」](https://toukibo.ai-con.lawyer/) 法人の登記簿謄本を最短1分で取得申請できるサービス ▽カスタマーファースト 私たちは、SaaS企業にとって最も重要な顧客の成功を何よりも大事にしております。 一人ひとりのユーザーの具体的な行動を意識して、ユーザーの課題を高い解像度で理解することに価値を置いております。 ▽部門間のコラボレーション エンジニア、デザイナー、マーケティング、セールス、士業など、様々なバックグラウンドを持つメンバーが相互に理解し合うことにより弱みを補い、強みのかけあわせにより相乗効果を生み出します。 ▽フラットな組織 役職や職種、これまでの経験、性別、年齢などに関わらず、事業・プロダクト・会社をより良くしていくために意見が言い合えるフラットでオープンな組織です。 またGVA TECHのマーケティングチームにおいては、施策効果の測定から評価まで、データに基づいた意思決定やフィードバック体制を整えています。 代表をはじめ顧客理解にも重きを置き、顧客や市場のニーズを敏感に捉えることも重視しています。 また、組織同様にフラットなチーム文化でもあるので、チームの一員として自由にアイデアを出し合い、共に成果を出すために成長していく事ができる環境です。
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