EYパルテノンの年収は高い?職位別の年収レンジ・EYSCや戦略コンサルとの比較を解説
2026年08月28日更新
EYパルテノンへの転職を検討するなかで、「実際の年収はどのくらいなのか」「EYSC全体やほかの戦略コンサルと比べて高いのか」と気になっている人もいるでしょう。とくに中途採用では、入社時の職位によって提示される年収が大きく変わるため、平均年収だけでは自分の想定年収を判断しにくい点が悩みになりやすいです。
本記事では、EYパルテノンの平均年収の考え方や職位別の年収レンジを中心に、EYSC・主要戦略コンサルとの比較、年収が高い背景、働き方、転職時に年収を高めるポイントまで解説します。EYパルテノンへの転職でどの程度の年収を狙えるのか知りたい人は、判断材料として参考にしてください。
著者

大河内 瞳子
Okochi Toko
株式会社MyVision執行役員
名古屋大学卒業後、トヨタ自動車での海外事業部、ファーストリテイリング/EYでのHRBP経験を経てMyVisionに参画。HRBPとして習得した組織設計、採用、評価などの豊富な人事領域経験を生かした支援に強みを持つ。
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監修者

岡﨑 健斗
Okazaki Kento
株式会社MyVision代表取締役
東京大学を卒業後、ボストンコンサルティンググループ(BCG)に入社。主に金融・通信テクノロジー・消費財業界における戦略立案プロジェクトおよびビジネスDDを担当。採用活動にも従事。 BCG卒業後は、IT企業の執行役員、起業・売却を経て、株式会社MyVisionを設立。
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目次
EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社(EYSC)のセミナー・特別選考会情報
EYパルテノンの平均年収
EYパルテノン単体の平均年収は、公表されていません。そのため、年収水準を確認する際は、EYストラテジー・アンド・コンサルティング全体の給与データを参考になります。
EYストラテジー・アンド・コンサルティングの平均年収は約995万円です。2026年単体の平均年収は1,000万円を超える水準で、EYパルテノンも1,000万円前後がひとつの目安になると考えられます。
ただし、実際の年収は職位によって大きく異なり、若手のアナリスト・アソシエイト層と、プロジェクト全体を担うマネージャー以上では、給与レンジに大きな差があります。
そのため、EYパルテノンの年収水準を見る際は、平均年収に加えて職位別のレンジもあわせて確認する必要があります。
【職位別】EYパルテノンの年収レンジ
EYパルテノンの年収は、職位によって大きく異なります。
続いて、アナリスト・アソシエイトからディレクター・パートナーまで、各職位の年収レンジと役割の目安を紹介します。
※本章の年収レンジは、EYパルテノン単体の公表値ではなく、EYストラテジー・アンド・コンサルティング(EYSC)の職位別年収を参考にした目安です。
コンサルタントの年収
EYパルテノンのコンサルタントの年収は、約550万〜800万円が目安です。若手層にあたる職位で、プロジェクトの実務を担いながらコンサルタントとしての基礎力を高めていきます。
主な役割は、以下のとおりです。
- 市場や競合に関するリサーチ・分析
- 仮説検証に必要なデータの収集
- クライアント向け資料の作成
- プロジェクト内で担当する論点の検討
同じコンサルタント職でも、これまでの経験やスキル、評価によって年収には幅があります。約550万〜800万円のレンジ内で、個人の役割や実績に応じて水準が決まると考えられます。
シニアコンサルタントの年収
EYパルテノンのシニアコンサルタントの年収は、約900万〜1,100万円が目安です。コンサルタントよりも高い専門性が求められ、担当領域を主体的に進める役割を担います。
主な役割は、以下のとおりです。
- 担当領域の仮説構築と分析の主導
- クライアントとのディスカッション
- 資料や提案内容の品質管理
- 若手メンバーへの指導やレビュー
同じシニアコンサルタントでも経験や担当する役割、評価によって金額に差が出ます。コンサルタントとしての実務力に加え、担当領域を自走できるかが求められる職位です。
マネージャーの年収
EYパルテノンのマネージャーの年収は、約1,200万〜1,500万円が目安です。プロジェクト全体を管理する立場となり、個人の分析力に加えて、チーム運営やクライアント対応まで担います。
主な役割は、以下のとおりです。
- プロジェクト全体の進行管理
- クライアントとの折衝や提案
- チームメンバーのマネジメント
- 成果物の品質管理
マネージャーは、担当領域だけでなくプロジェクト全体の成果に責任を持つ職位です。チームを動かしながらクライアントに成果を届ける役割の大きさが、報酬水準にも反映されます。
シニアマネージャーの年収
EYパルテノンのシニアマネージャーの年収は、約1,400万〜1,800万円が目安です。複数のプロジェクトや重要案件を横断して管理し、マネージャーよりも広い範囲で成果責任を担います。
主な役割は、以下のとおりです。
- 複数プロジェクトの統括
- 経営層との継続的なリレーション構築
- マネージャー層の育成・支援
- 案件全体の品質やリスクの管理
シニアマネージャーでは、個別案件の遂行力に加えて、複数案件を俯瞰しながら組織として成果を出す力が求められます。責任範囲の広さやクライアントへの影響度が、報酬水準にも反映される職位です。
アソシエイトパートナー・ディレクターの年収
EYパルテノンのアソシエイトパートナー・ディレクターの年収は、約2,000万〜3,000万円が目安です。上位職として、重要案件の統括やクライアントとの関係構築、組織運営などを担います。
主な役割は、以下のとおりです。
- 大型・重要プロジェクトの統括
- 経営層への提案や意思決定支援
- 新規案件の創出やクライアントリレーションの強化
- 組織運営や人材育成への関与
この職位では、プロジェクトを遂行する力に加えて、案件創出や組織への貢献まで含めた広い成果責任が求められます。
パートナーの年収
EYパルテノンのパートナーの年収は、約5,000万〜1億円程度が目安です。組織の最上位層として、クライアントへの価値提供に加え、案件獲得や組織成長にも大きな責任を持ちます。
主な役割は、以下のとおりです。
- 主要クライアントとの関係構築
- 大型案件の獲得と最終責任
- 組織全体の成長戦略への関与
- 人材育成や組織運営の主導
パートナーは、個別プロジェクトの成果だけでなく、事業成長や収益への貢献まで求められる職位です。そのため、報酬もほかの職位と比べて大きく上がります。
【MyVision編集部の見解】 職位別年収を見る際に、本当に確認したいのは各レンジの上限額よりも、自分の経験がどの職位で評価される可能性があるかです。EYパルテノンでは、コンサルタントとマネージャーで年収水準が大きく変わり、上位職ほど案件管理やクライアント対応、案件獲得まで求められる役割が広がります。
現在の肩書きや年収だけで想定職位を判断すると、入社後に求められる責任とのギャップが生じかねません。年収レンジとあわせて、各職位で期待される役割と自身の実績がどこまで重なるかを見ることが、現実的な年収水準を判断する材料になります。
EYパルテノンの年収をEYSC・ほかの戦略コンサルと比較
EYパルテノンの年収水準を判断するには、EYSC全体や主要な戦略コンサルとの比較が参考になります。
続いて、それぞれの年収データを比べながら、EYパルテノンの報酬水準がどの位置にあるのかを確認します。
EYパルテノンとEYSCの年収を比較
EYパルテノンはEYSCとは別会社ではなく、EYの戦略・M&Aトランザクションアドバイザリーなどを担うブランドです。そのため、両者の年収を企業同士のように単純比較することはできません。
EYSC全体の平均年収は約995万円ですが、EYパルテノン単体の平均年収や職位別の給与水準は公表されておらず、EYパルテノンの年収がEYSC全体より一律に高いとはいい切れないのが実情です。
実際の年収は、所属領域や職位、これまでの経験、担う役割によって変わります。比較する際は、平均額だけで判断せず、個別のポジションや提示条件まで確認する必要があります。
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EYパルテノンと主要戦略コンサルの年収を比較
EYパルテノンの年収水準を相対的に見るため、主要な戦略コンサルと比較します。参考として、各社の平均年収は以下のとおりです。
| 企業 | 平均年収 |
|---|---|
| EYストラテジー・アンド・コンサルティング | 約995万円 |
| ベイン・アンド・カンパニー | 約1,400万円 |
| マッキンゼー・アンド・カンパニー | 約1,530万円 |
| ボストン コンサルティング グループ) | 約1,640万円 |
EYパルテノン単体の平均年収は公表されていないため、EYSC全体の約995万円を参考値としています。比較すると、ベインは約1,400万円、マッキンゼーは約1,530万円、BCGは約1,640万円となっており、EYSC全体の平均年収を上回っています。
ただし、各社の平均年収は社員の職位や年齢などによって変わるため、EYパルテノンと主要戦略コンサルの待遇を比較する際は、平均年収の差を目安のひとつとして捉えるのが適切です。
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EYパルテノンの年収が高い理由
EYパルテノンの年収が高い背景には、扱う案件の重要性と求められる専門性があります。
ここでは、報酬水準が高くなりやすい理由をふたつに分けて解説します。
戦略・M&Aなど経営の重要テーマを扱うため
EYパルテノンの年収が高い理由のひとつは、企業経営に大きな影響を与える戦略・M&A領域を担っているためです。成長戦略や事業ポートフォリオの見直し、M&A、トランザクションなど、経営層の意思決定に直結するテーマを扱います。
支援先には、CEOや取締役、PE投資家など、企業や投資先の将来を左右する判断を担う人が含まれます。そのため、限られた情報から論点を見極め、複数の選択肢を比較しながら、意思決定に耐えうる提案へ落とし込む力が求められる仕事です。
扱うテーマの重要性が高い分、求められる責任や成果水準も大きくなり、それが報酬水準の高さにつながる要因のひとつと考えられます。
※参考:EY Japan「EY-Parthenonについて」
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高度な専門性と成果が報酬に反映されるため
EYパルテノンでは、戦略的思考力に加えて、業界知識やM&A・トランザクションに関する専門性が求められます。案件によっては、財務や投資判断、データ分析など複数の知識を組み合わせながら、経営課題に対する示唆を出す必要があります。
また、評価されるのは知識量そのものより、クライアントの意思決定や事業成果につながるアウトプットを出せるかという点です。上位職になるほど、個人の成果に加えて案件全体の品質やクライアントへの提供価値まで担う範囲が広がります。
高い専門性と成果責任の双方が求められることが、EYパルテノンの報酬水準を押し上げる背景のひとつといえます。
※参考:EY Japan「EY-Parthenon Careers」
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EYパルテノンは年収に見合う働き方なのか
EYパルテノンは高い報酬水準が期待できる一方で、戦略案件ならではの業務負荷もあります。
ここからは、年収とのバランスを考えるうえで押さえておきたい働き方の特徴を解説します。
戦略案件のため業務負荷は高くなりやすい
EYパルテノンは、戦略・トランザクション案件を扱う特性上、業務負荷が高くなりやすい環境です。経営層の意思決定に関わるため、短期間で精度の高い分析や提案をまとめる場面があります。
とくに、重要な会議や意思決定の前は、論点の見直しや追加分析、資料の修正が重なることもあります。限られた時間のなかで、仮説の妥当性や提案内容の説得力を高める必要があるため、思考量も多くなりやすいです。
そのため、EYパルテノンの働き方は、単純な労働時間だけでなく、短い期間で高い成果を求められる点に負荷の大きさがあるといえます。
プロジェクトや時期によって働き方に差がある
EYパルテノンの働き方は、担当するプロジェクトや時期によって負荷に差があります。案件の進行状況やクライアント側のスケジュールによって、業務量が変動しやすいためです。
複数のタスクが重なる時期は稼働が高まりやすい一方、案件が落ち着くタイミングでは業務量が抑えられることもあります。年間を通じて一定の忙しさが続くというより、繁忙期と比較的余裕のある時期が生じやすい働き方です。
そのため、EYパルテノンの業務負荷を見る際は、平均的な労働時間だけで判断せず、プロジェクトごとの繁閑差も含めて捉える必要があります。
EYパルテノンへの転職で年収を高めるポイント
EYパルテノンへの転職で年収を高めるには、これまでの経験を適切な職位評価につなげ、オファー条件まで確認することが重要です。
以下で、年収面で納得できる転職につなげるためのポイントを3つ紹介します。
戦略・M&A領域で活かせる経験を職位判断につなげる
EYパルテノンへの転職では、事業戦略や中期経営計画、新規事業、M&A、事業再編などの経験を、入社時の職位評価につながる形で伝えることが重要です。経験年数が長くても、担当したテーマや責任範囲が伝わらなければ、上位職としての評価には結びつきにくいです。
具体的には、以下のような点を示せると評価材料になります。
- どの経営課題を担当したか
- プロジェクトのどの範囲まで主導したか
- 関係者をどのように巻き込んだか
- 最終的な意思決定や成果にどこまで関与したか
EYパルテノンの案件と接点のある経験ほど、職位との対応関係を示しやすくなります。自分が担ってきた課題の難易度や責任範囲まで具体的に伝えることが、適切な職位評価につながります。
経営層への提案や意思決定支援の実績を具体的に伝える
EYパルテノンでは、経営層に対する提案や意思決定支援の実績を具体的に示すことが有効です。CEOや取締役、PE投資家など、重要な判断を担う相手への支援経験は、戦略案件との親和性を伝える材料になります。
伝える際は、以下のような点を意識してください。
- 経営層に対して何を提案したか
- どのような意思決定に関与したか
- 自分が担った役割や責任範囲はどこまでか
- 提案や支援がどのような成果につながったか
単に経営層向けの業務経験があると伝えるだけでは、実際の貢献度は伝わりにくいです。意思決定のどの部分に関わり、どのような価値を提供したのかまで示すことで、上位職に求められる経験との接点を伝えやすくなります。
オファー時に職位・年収レンジ・評価条件を確認する
EYパルテノンへの転職では、提示された年収額だけで判断せず、入社時の職位や給与レンジ、評価条件まで確認することが重要です。同じEYSCでも、求人や職位によって想定される報酬水準には幅があります。
オファー時に確認したい項目は、以下のとおりです。
- 入社時の職位
- ベース給与と賞与の内訳
- 該当職位の年収レンジ
- 次の昇格で求められる役割や評価基準
初年度の年収が高く見えても、職位や評価条件によってその後の伸び方は変わります。提示額とあわせて、どのポジションからスタートし、どのような成果が次の昇格につながるのかまで確認することが、条件面の納得感につながります。
【MyVision編集部の見解】 現年収や現在の肩書きだけを根拠に、EYパルテノンでも高い職位を狙うのは慎重に考える必要があります。M&Aや経営企画の経験があっても、その事実を並べるだけでは、上位職として任せられる役割まで伝わりません。
選考では、どの経営課題を扱い、どこまで自分で判断し、誰を巻き込み、どの成果につなげたかが評価材料になります。希望年収を先に置くより、上位職で担える責任を具体的に示すほうが、職位やオファー条件の引き上げにつながりやすいです。
EYパルテノンへの転職を検討するならMyVisionへ
EYパルテノンへの転職を検討している人は、コンサル業界に特化した転職エージェントの活用が有効です。とくに中途採用では、これまでの経験がどの職位で評価されるかによって、提示される年収水準も変わります。
MyVisionでは、EYパルテノンを含むコンサル業界の求人や選考情報を踏まえ、以下のような支援をおこなっています。
- 経歴に応じた想定職位や年収水準の確認
- 戦略・M&A領域で評価されやすい経験の棚卸し
- 書類選考や面接に向けた選考対策
- オファー時の年収や条件面の確認
公開情報だけでは、自分がどの職位・年収で評価される可能性があるか判断しにくいケースもあります。EYパルテノンへの転職を具体的に考えている人は、MyVisionで自身の経歴に合った選択肢を確認してみてください。
よくある質問
EYパルテノンの初任給はいくらですか?
EYパルテノンにつながる戦略コンサルタントの初任給は、年収550万円前後がひとつの目安と考えられます。EYSCのコンサルタント職の年収レンジが約550万〜800万円であることから、新卒入社ではレンジ下限付近からスタートする可能性があります。 ただし、正式な初任給は募集年度や採用条件によって変わるため、最新の募集要項で確認してください。
EYパルテノンへ未経験で転職すると年収はいくらですか?
未経験者の年収は一律ではありません。現職での戦略立案や経営企画、M&A、財務などの経験や、入社時にどの職位で採用されるかによって変わります。 そのため、未経験転職の場合も「未経験だから〇万円」と考えるより、これまでの経験がどの職位で評価されるかを見る必要があります。
EYパルテノンでは何歳で年収1,000万円を目指せますか?
EYパルテノンでは、年齢よりも職位や評価によって年収1,000万円への到達時期が変わります。30歳前後で1,000万円に届く可能性はありますが、一律に何歳と断定することはできません。 職位別の目安では、シニアコンサルタントで約900万〜1,100万円、マネージャーで約1,200万〜1,500万円となるため、1,000万円を目指す際は年齢より職位を基準に見るほうが実態に近いです。
まとめ
EYパルテノンの年収は職位による差が大きく、コンサルタントでは約550万〜800万円、マネージャーでは約1,200万〜1,500万円、パートナーでは約5,000万〜1億円程度が目安です。EYパルテノン単体の平均年収は公表されていないため、EYSC全体の水準や職位別レンジを踏まえて判断する必要があります。
また、報酬水準の高さには、戦略・M&Aなど経営に近いテーマを扱うことや、高い専門性と成果責任が求められることが関係しています。年収だけで判断せず、業務負荷や自身が想定される職位、評価条件まで含めて確認することで、入社後のギャップを抑えやすくなります。
EYパルテノンへの転職では、同じ経験でも職位の見られ方によってオファー年収が変わる可能性があります。自分の経歴がどのポジションで評価されるか迷う場合は、MyVisionで選考前に確認しておくのもひとつの方法です。

