イグニション・ポイントとは 特徴や社風、年収を徹底解説
2026年02月24日更新
イグニション・ポイントは2014年の創業以来、従来のコンサルティングの枠を超えて、クライアントの成長と変革を牽引する独自のサービスを提供しています。
主な提供サービスは「新規事業創出プロジェクト」であり、コンサルティングプロジェクトの約半分を新規事業創出が占めています。コンサルティング、イノベーション、インキュベーションを融合させた独自のアプローチを強みです。
このプロジェクトは単なる計画立案に留まらず、コンサルタント、エンジニア、デザイナーなどのプロフェッショナルが協力し、企画構想からサービス構築、グロースまでを一貫しておこなうことを徹底しています。
著者

岡﨑 健斗
Okazaki Kento
株式会社MyVision代表取締役
東京大学を卒業後、ボストンコンサルティンググループ(BCG)に入社。主に金融・通信テクノロジー・消費財業界における戦略立案プロジェクトおよびビジネスDDを担当。採用活動にも従事。 BCG卒業後は、IT企業の執行役員、起業・売却を経て、株式会社MyVisionを設立。
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監修者

大河内 瞳子
Okochi Toko
株式会社MyVision執行役員
名古屋大学卒業後、トヨタ自動車での海外事業部、ファーストリテイリング/EYでのHRBP経験を経てMyVisionに参画。HRBPとして習得した組織設計、採用、評価などの豊富な人事領域経験を生かした支援に強みを持つ。
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目次
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イグニション・ポイントとは
企業概要
| 社名 | イグニション・ポイント株式会社 |
| 代表者名 | 末宗 喬文 |
| 設立年 | 2014年6月 |
| 所在地 | 東京都渋谷区東1丁目32-12 渋谷プロパティータワー8F |
| 従業員数/グローバル | 381名(2024年3月現在) |
| 資本金 | 3,000万円 |
| 会社URL | https://www.ignitionpoint-inc.com/ |
イグニション・ポイントの特徴
イグニション・ポイントの特徴は、 ①コンサルティング事業本部 ②インベストメント事業本部 ③イノベーション事業本部 の三位一体の取り組みにあります。
同社のサービスは、戦略の策定から実行にいたるまでのワンストップサービスを提供することです。アドバイザリーにとどまらず、投資にいたるまでのコミットメントを提供しており、この点においてほかの総合ファームと一線を画しています。
とくに、新規事業の立ち上げ支援や変革推進、イノベーションの分野での深いコミットメントは、同社の特徴的なサービスです。自社で投資機能を有し、クライアントと伴走しながら事業を育成するアプローチは、市場において独自の立ち位置を築いています。
案件の特徴
イグニション・ポイントは、さまざまな業界・業種に対し、新規事業企画・開発の支援から経営・事業戦略の策定、さらには産官学連携を含むオープンイノベーションの実行支援まで、幅広いサービスを提供しています。
そのほかにも、グローバル市場への参入支援、デジタル変革(DX)を軸とした新規事業開発、既存事業の拡大を目的としたデジタルヘルスケアプラットフォームの推進、美容医療市場への新規参入戦略策定など、多様なプロジェクトを推進。
同社に入社後はこれらの案件を通じて、新規事業の立ち上げ、戦略コンサルティング、ブランディング、グローバル展開の上流フェーズでの経験を積めるため、クライアントのみならず、自社発のサービスやスタートアップの企画、立ち上げ、運営にも関与できます。加えて、先端技術を活用したユニークなビジネスモデルによる事業開発に取り組むことも可能です。
【MyVision編集部の見解】 MyVision編集部では、イグニション・ポイントを「新規事業に強いファーム」というイメージだけで選ぶことを推奨しません。なぜなら、同社は戦略立案に加えて実行や投資まで踏み込むため、抽象的な議論だけでなく、泥臭い推進力も求められるからです。
そのため、事業をゼロから育てるプロセスに主体的にかかわれるかどうかまで考慮したうえで判断するほうが、入社後の納得度は高くなるでしょう。
イグニション・ポイントのカルチャー
イグニション・ポイントは、「新たな価値を創造し、社会に広げることに情熱を持つ人」が集う場所です。 カルチャーの特徴として、従業員が自分の「好き」を追求し、その過程で自身の市場価値を高めていける点が挙げられます。ベンチャー色が強く、自由度が高く、かつ個人の成長と企業の成長が一致するような体制です。
イグニション・ポイントの理念「ゆたかな人生のきっかけを」は、働く人々だけでなく、社会全体を豊かにすることを目指しています。この理念に共感して転職を決意した社員もいるように、このような理念への深い共感が社員同士の絆を強化し、理念に惹かれる人材が集まる良好な循環を生み出しています。
採用面接では、このカルチャーフィットが重要なポイントです。
イグニション・ポイントの理念やバリューは、社内の隅々まで浸透しており、それが更なる「理念への共感の和」を広げています。また、大手コンサルティングファームでよく見られる「専門人材同士のコラボレーションの難しさ」という課題に対しても、柔軟なチームアサインメントによって対応しています。
イグニション・ポイントの企業理念
ゆたかな人生のきっかけを
私たちは、一人ひとりに、ゆたかな人生のきっかけを届けます。
そして私たちも、互いを尊重し、自分を成長させ、ゆたかな未来を広げます。
ビジョン
ゆたかさを生みだすあらゆる革新のプラットフォームになる
人が火と出会い、火を使い、文明を歩きはじめたように
私たちは、これからの世界を歩くための新たな火を、点火しています。
人と社会と環境が調和し、きょうと100年後の未来までもが明るく照らされること願って。
さまざまな分野のプレイヤーを交差させ、知恵やひらめきとテクノロジーを融合し、イノベーションの火を、灯しつづけます。
私たちがめざすのは、よりよい社会を実現するあらゆる革新のプラットフォーム。
一人ひとりに「ゆたかな人生のきっかけを」。
バリュー
Entrepreneurship
誰もが起業家の精神で
自分で考え、判断し、リスクをとって迅速に行動。誰もが起業家の精神を持ち、柔軟な発想と情熱を武器に、野心的な目標に向かってゼロから1を生み出す。
Effectuation
予測不可能をのりこなす
先が見えないことを恐れない。許容可能な損失を見極め、偶然の出来事も生かすことで、予測不可能をのりこなし、世界を変える。
Excellent People
最高の自分と最高の仲間
高い倫理観と成長意欲を持ち、最高の自分を更新し続ける。そして組織の枠を超え、互いを尊重し合う最高の仲間と力を合わせ、持続可能な社会を実現する。
イグニション・ポイントの制度
基本的な考え方
イグニションポイントでは、社員の「マインドセット」が重視されています。
出自や過去の経験よりも、何を成し遂げたいか、どのように社会やクライアントに貢献したいかという強い意志(WILL)を持っているかが大切です。
同社は常に変化し続けることを目指しており、持続的な成長のためには積極的に変化を起こしていく姿勢が欠かせません。
イグニションポイントで働く人々は、この変化をただ受け入れるだけでなく、楽しむことが重要だと考えています。
多様な社員との交流を通じて、それぞれが活躍し、事業に貢献しています。
また、同社は社員一人ひとりが自分の人生における豊かさを独自に定め、それを実現できる環境を提供することに重点を置いている点が特徴です。
昇進制度
イグニションポイントの昇進制度は、以下より構成されています。
評価・報酬制度の概要
評価制度は年2回おこなわれ、「ロール&レスポンシビリティ評価」と「バリュー評価」の2つから構成されます。
ロール&レスポンシビリティ評価では、各職種や職位に求められる期待値や役割に焦点を当て、職位ごとに設定された基準の達成度に基づいて評価がおこなわれます。これにより、コンサルタント、エンジニア、M&Aアドバイザーなど、各分野での具体的な貢献とパフォーマンスが評価可能です。
バリュー評価では、会社の核となる価値観に基づく行動指針を基準として、360度の多面評価を用いて行動面からの評価を実施します。これにより、社員一人ひとりが企業文化にどの程度貢献し、その価値観を体現しているかが評価可能です。
報酬の面では、全社で報酬金額が公開にされており、年間の昇給率や業績賞与に関する情報もすべて共有されます。これにより、公平で理解しやすい報酬体系が実現されています。
▼イグニション・ポイントの年収について詳しく知りたい人は、以下の記事もおすすめです。
▼コンサル業界全体の昇進制度やキャリアパスについて詳しく知りたい人は、以下の記事もおすすめです。
イグニションポイントのキャリアパス
多岐にわたるキャリアパスを提供しており、社員が自身の興味や専門性に基づいてキャリアを形成可能です。
パートナーや事業責任者を目指す道、CXOとしてのキャリア、プロの経営者、技術者としての専門性を極める道、投資人材としてのキャリア、またはグローバルで活躍する人材になるなど、多種多様なネクストキャリアを実現できます。
昇進制度への統合
評価・報酬制度とキャリアパスの体現を通じて、社員が自らの能力を最大限に発揮できる環境となっており、個人の成果と会社の価値観への貢献度に基づいて透明かつ公平な評価をおこなうことで、各社員が昇進やキャリアアップを目指しています。
また、さまざまなキャリアパスの選択肢を提供することで、社員一人ひとりの多様な夢や目標に対応し、それぞれが自身の可能性を引き出すことを会社として奨励しています。
育成制度
イグニションポイントの育成制度により、従業員の専門性の向上、キャリアアップの機会の提供、そして個人の目標達成が可能です。
パフォーマンスマネージメント
上位の社員がパフォーマンスマネージャーとして指名され、各メンバーに対して1on1のミーティングを隔週で実施しています。
この取り組みの目的は、メンバーのキャリア相談や日々の業務における困りごと、プライベートな悩みまで幅広くサポートし、解決策を導き出すことなどです。パフォーマンスマネージャーは、メンバーの成長を促進し、キャリアパスを形成する上で重要な役割を担っています。
OKR制度
パフォーマンスマネージャーとの定期的なディスカッションを通じて、当年度の達成目標やチャレンジ目標をOKR(Objectives and Key Results)として設定します。
この制度により、社員は自身の目指すキャリアプランを明確にし、目標達成に向けた具体的なステップを計画できます。
書籍購入・資格取得補助
スキルアップを目指す社員に対して、必要な書籍購入費用の補助や、資格取得にかかわる費用を全額会社が負担する制度が提供されています。
これにより、社員は自己啓発の機会を手軽に利用でき、専門性の向上を図れます。
社内研修会
部門横断の社内研修会を定期的に実施しており、多様な専門性に触れ、部門間の連携を促進する機会が提供されています。
戦略、テクノロジー、データサイエンスなど、異なる部門の社員が互いの知識を共有し、新たなスキルを学ぶことで、社員同士のコラボレーションを可能にしています。
MBA/MOT取得支援制度
キャリアアップを目指す社員に対しては、MBAやMOTプログラムの受講費用を補助する制度があります。
国内外の大学におけるこれらのプログラムを通じて、社員は業務外で新たなスキルや知識を身につけることができ、自身のキャリアパスをさらに広げることが可能です。
【MyVision編集部の見解】 たとえばイグニション・ポイントへコンサルタントとして転職した場合のキャリアパターンでシミュレーションしてみると、新規事業案件で実行フェーズまで経験を積み、マネージャー昇格後に事業責任者クラスへ進むケースや、社内インベストメント部門へキャリアを広げるケースが想定できます。
事業創出型ファームならではの横断的なキャリアが描ける一方で、自ら役割を広げていく姿勢が求められる点は理解しておくべきです。
▼イグニション・ポイントの実態について詳しく知りたい人は、以下の記事もおすすめです。
イグニション・ポイントのように新規事業やイノベーション領域に強みを持つファームでは、企業理解だけでなく、自身の志向や将来像との相性を見極めることが重要です。MyVisionでは、イグニション・ポイントをはじめとするコンサルティング業界への転職支援に強みを持っています。
業界出身のアドバイザーが、企業ごとの評価軸やカルチャーを踏まえながら選考対策まで伴走しますので、まずは気軽にキャリアの悩みを相談してみてください。
イグニション・ポイントに関するFAQ
イグニション・ポイントについて、よくある疑問に回答します。
Q1.イグニション・ポイントはどのような人に向いていますか?
新規事業創出やイノベーション領域に強い関心があり、変化の大きい環境でも主体的に動ける人に向いている傾向があります。
一方で、決まった枠組みの中で専門性を深めたい人にとっては、環境の変化が大きく感じられる場合もあります。自身がどのような成長機会を求めているかを明確にしておくことが重要です。
Q2.イグニション・ポイントの年収水準は高いですか?
ポジションや経験によって幅はありますが、成果や役割に応じた報酬体系が採用されているケースが多いといえます。
ただし、単純な金額だけでなく、携われるプロジェクトの質や将来的なキャリアの広がりも含めて検討することが望ましいでしょう。



