コンサルが独立した際の年収や失敗例を紹介!成功するために必要な準備も徹底解説
2026年01月28日更新
コンサルタントとしての経験を活かし、独立や起業を検討する人が増えています。
しかし、自身のスキル一本で勝負する「フリーランス」と、組織を作り上げる「起業」では、求められる役割やリスク、得られるリターンが異なる点には注意が必要です。
本記事では、独立後のキャリアパスであるフリーランスと起業家の違いをはじめ、それぞれのメリット・デメリット、年収相場、成功するための具体的な準備事項について解説します。
著者

大河内 瞳子
Okochi Toko
株式会社MyVision執行役員
名古屋大学卒業後、トヨタ自動車での海外事業部、ファーストリテイリング/EYでのHRBP経験を経てMyVisionに参画。HRBPとして習得した組織設計、採用、評価などの豊富な人事領域経験を生かした支援に強みを持つ。
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監修者

岡﨑 健斗
Okazaki Kento
株式会社MyVision代表取締役
東京大学を卒業後、ボストンコンサルティンググループ(BCG)に入社。主に金融・通信テクノロジー・消費財業界における戦略立案プロジェクトおよびビジネスDDを担当。採用活動にも従事。 BCG卒業後は、IT企業の執行役員、起業・売却を経て、株式会社MyVisionを設立。
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目次
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コンサルティングの求人情報
コネクティブインダストリー事業(産業・流通及び水・環境事業)における人事業務の企画立案および実行
想定年収
490~760万円
勤務地
東京都千代田区
業務内容
【配属組織名】 人財統括本部 人財統括本部人財業務本部インダストリー人事企画部 【配属組織について(概要・ミッション)】 ・日立製作所 コネクティブインダストリーズセクターは、日立グループの4セクター中でも最大の売上規模を持つセクターとして、重要な役割を担っています。セクター内に属する各BUの業務領域は多岐に亘り、IT×OTによるサービス・ソリューションの提供を通し、国内のみならず、グローバル市場での幅広い顧客に対する価値提供をめざしています。 ・その中で、主たる対応部門となる「インダストリアルデジタル事業統括本部」及び「水・環境事業統括本部」では、社会インフラや製造業のビジネス支援に加え、フロントラインワーカーの付加価値及び労働生産性の向上支援を行うべく、日々活動を行っています。 【携わる事業・ビジネス・サービス・製品など】 ・コネクティブインダストリーズセクター全体 日立グループの4セクターの中において、産業部門をはじめとした多種多様な分野において、日立が誇るプロダクトを集結させ、お客さま の価値創出を目ざしています。 ・インダストリアルデジタル事業統括本部 製造業・流通業などのお客様の課題をワンストップで解決するトータルシームレスソリューションを主軸に、デジタルで経営から現場、 サプライチェーン等の最適化への貢献を行っています。 ・水・環境事業統括本部 社会生活を支えるインフラ、安心・安全な社会を実現するため、上下水道監視制御システムを始めとして、ハードウェア、ソフトウェアの 設計・開発、システムインテクレーション、維持管理・サービスに至るまでを一貫して提供しています。 【職務概要】 日立製作所人財統括本部人財業務本部インダストリー人事企画部員として、日立製作所インダストリアルデジタル事業統括本部、水・環境事業統括本部共通の人事業務(主としてタレントマネジメント、トータルリワード及びタレントデベロップメント領域等)において、企画立案及びその実行を担当頂きます。業務を進める上で、必要に応じグループ会社を含めた人財部門や関連部門とも連携しながら推進して頂きます。 【職務詳細】 日立製作所インダストリアルデジタル事業統括本部、水・環境事業統括本部において、ラインマネージャー並びにグループ各社の人事勤労担当者や関連部門の担当者等と連携しながら、以下業務を中心にご担当頂きます。 HRの専門性を磨きつつ、フロントラインの経営幹部から担当者まで幅広い多様な人財とのコミュニケーションを通して、幅広いインダストリーの事業を直に体感することができます。 ・組織編制/異動/サクセッションプラン作成/タレントレビュー ・評価/報酬制度/表彰制度の企画・運用 ・事業課題に紐づく人財育成施策の企画立案/360フィードバックプログラム など ※最初にご担当いただく業務は、ご本人のご希望や適性を踏まえて、上記の領域のうちいずれか1つとなります。 【入社後のキャリアパス】 ・入社後は課長・主任クラスの社員とOJT形式で業務に従事し、HR専門性の向上を図ります。 ・その後は、HRBP/COE/HRSSを問わず、全社人財部門を対象にローテーションを行う可能性があります。 【働く環境】 ・人事や処遇、教育などの業務経験を持つ人財で構成されており、各々の専門性向上をめざし日々切磋琢磨しています。 ・管理職を含め幅広い年齢層で構成されていますが、風通しの良い組織(約40名)です。 ・在宅勤務と出社を併用して勤務いただけます(時期により変動します)。 ※上記内容は、募集開始時点の内容であり、入社後必要に応じて変更となる場合がございます。予めご了承ください。
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世界の先進企業における働き方改革、労務施策の企画立案【担当者クラス】
想定年収
490~760万円
勤務地
茨城県日立市
業務内容
【配属組織名】 人財統括本部 デジタルシステム&サービス人事総務本部 インフラ制御システム勤労G 【配属組織について(概要・ミッション)】 【配属組織について】 日立製作所 社会ビジネスユニット インフラ制御システム事業部を管掌する人事勤労総務部門に配属で、社会インフラを支える情報制御システムを提供する総合システム工場(大みか事業所)での勤務となります。 【配属場所について】 大みか事業所は、世界経済フォーラム(WEF)が世界の先進工場「Lighthouse」に選出した日本で初めての工場であり、OT・IT・プロダクトにおける各分野の技術やノウハウを結集させ、様々な課題解決や新たなビジネスの創出に取り組んでいる事業所です。 日立製作所の創業の地において、様々な事業部門と連携しているため今後の日立の中でキャリアを歩む上で、貴重な機会と経験を積むことができます。 【携わる事業・ビジネス・サービス・製品など】 大みか事業所の詳細は、下記URLを参考ください。 https://www.hitachi.co.jp/products/it/control_sys/omika/ 【職務概要】 担当業務は、人財関連業務全般が担当範囲となります。業務内容は多岐にわたるため、未経験の業務も発生するかもしれませんが、OJT/Off-JTを活用し、対応いただくことになります。 【職務詳細】 現時点で予定している業務内容は、 ・事業戦略の実現のためのエンプロイリレーション施策の事業部内対応 ・会社(経営者・マネージャ)と従業員との相互理解促進及びエンゲージメント施策 ・社会環境変化及び価値観や勤務形態の多様化に応じた働き方改革の推進 ・労働関係法令遵守のための労務管理、 労組対応 ・従業員の心の健康の保持増進施策(メンタルヘルスケア)および健康経営対応 などを中心に、将来的には自身のキャリア感も踏まえて、適した人事勤労業務に従事いただくこととなります。 事業貢献に直接寄与できる業務を担当いただくため、事業部幹部からの期待も大きいといえます。 【働く環境】 当グループは、現在5名の体制で運営しており、主に勤務・労働・労政・労組対応業務を担う部署です。管掌範囲には約2,000名の就業者が働いており、具体的な担当業務はご経験に応じて検討しますが、幅広い「人事勤労部門」という領域を舞台に事業ラインにいかに貢献できるか、を考え行動して頂きますので、組織への貢献度はもちろんのこと、自身の視野拡大や経験の幅も広がるとてもやりがいのある業務を行うことができます。 太平洋を目の前にしたオーシャンフロントの立地と仕事の疲れを癒す美味しい料理が自慢の場所で、当社のキャリアパスおいてに唯一無二の貴重な経験を積むことができます。 業務繁閑などの状況にもよりますが、出社と在宅をハイブリットに運用し、メンバーは自律的に働いています。 ※上記内容は、募集開始時点の内容であり、入社後必要に応じて変更となる場合がございます。予めご了承ください。 【キャリアパス】 入社後はOJT形式で業務に慣れていただき、徐々に業務範囲を広げていきます。また、日立の各種制度を学ぶ教育や人事勤労部門への研修も充実していますのでご安心ください。さらに全社の人財部門を対象にローテーションの可能性もあり、必要に応じ海外現地法人への出向等を通じて、HRとしての専門性やスキルを高めていくこともできます。
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金融・社会分野にて生産性の高い働き方と高いエンゲージメントを創り込むエンプロイリレーション部門責任者
想定年収
1,160~1,490万円
勤務地
東京都品川区
業務内容
【配属組織名】 人財統括本部 人財業務本部 デジタルシステム&サービス勤労部 金融・社会BU勤労G 【配属組織について(概要・ミッション)】 ・デジタルシステム&サービス勤労部 金融・社会BU勤労Gは、日立製作所デジタルシステム&サービスセクターの金融・社会事業分野において経営ビジョン・事業戦略・組織目標の達成のため、「コンプライアンス」「安全ファースト」の理念に基づき、社内の規律と秩序を維持しつつ、「創造性・生産性の高い働き方」と「会社と従業員の高いエンゲージメント」を創り込むことをミッションとしています。日々、経営幹部及びHRBPとコミュニケーションを取りながら、高い専門性とノウハウを有するCOEとして、事業にアラインした提案と実行、施策の定着化に向けた業務を遂行しています。 【携わる事業・ビジネス・サービス・製品など】 デジタルシステム&サービスセクタの事業については下記HPを参照ください。 https://www.hitachi.co.jp/products/index.html 【職務概要】 デジタルシステム&サービス勤労部 金融・社会BU勤労グループ部長代理として、金融・社会事業の従業員の働き方やエンゲージメント、健康経営などの観点から事業戦略の実行・成長の実現に必要な経営課題に取組みます。 【職務詳細】 主な業務は以下となります。 金融・社会事業分野における、 ・事業戦略の実現のためにエンプロイリレーション戦略の策定 ・エンプロイリレーションに関する施策のプログラムマネジメントおよびリソースマネジメント ・国内グループ会社のHR部門と連携したエンプロイリレーション施策推進 ・人財業務本部のER領域業務共通化推進 ・各種ステークホルダーとの協業・調整 【キャリアパス】 ・エンプロイリレーションのプロフェッショナルとして活躍することができます。 ・その他にも、人財部門でエンプロイリレーション以外のCOE(Center of Experties)や、HRビジネスパートナー(HRBP)のとして活躍することもできます。 【働く環境】 ・デジタルシステム&サービス勤労部 金融・社会BU勤労グループは、約20名のチームとなります。 ・在宅勤務と出社した対面での勤務を併用して、個々人に合った柔軟な働き方を実践しています。 ※上記内容は、募集開始時点の内容であり、入社後必要に応じて変更となる場合がございます。予めご了承ください。
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【担当者クラス】シンクタンクでの事業戦略立案(技術戦略・産業分野/日立製作所雇用、日立総研出向)
想定年収
490~760万円
勤務地
東京都千代田区
業務内容
【配属組織名】 戦略企画本部 経営企画室 (株)日立総合計画研究所に出向 (研究第三部) 【配属組織について(概要・ミッション)】 日立総合計画研究所では、日立グループが有する広範な技術力や長年の事業経験に基づく知識基盤を背景として、マクロな視点から景気循環や経済社会の構造変化、地政学リスクを捉えるとともに、ミクロな視点から産業別・地域別の市場環境・成長機会を調査し、日立製作所やグループ会社が取るべき事業戦略の立案~その社会実装まで支援しています。 【携わる事業・ビジネス・サービス・製品など】 日立製作所およびグループ会社の事業全般。 既刊の研究レポート、機関紙「日立総研」など、以下HPご参照ください。 【社外向けホームページ】 https://www.hitachi-hri.com/ 【職務概要】 日立グループ全体の中長期的戦略に関連する研究および日立製作所の各ビジネスユニット、日立グループ会社の事業戦略策定支援をご担当いただきます。 ①経営戦略(中期経営計画など)の策定支援 ・日立製作所の各ビジネスユニット・各グループ会社の中期経営計画の前提となる、マクロ環境(経済・社会・技術・規制など)、最先端のビジネスおよび技術トレンド、市場・顧客動向、競合動向に関する調査と、戦略への示唆・提言 ・上記調査を通じて研究した経済・社会・産業の将来方向性の社内外への発信 ②デジタル・グリーン事業など、新規ソリューション戦略の立案支援 ・日立製作所の各ビジネスユニット・各グループ会社の新規ソリューションの企画・開発・立ち上げにあたり、社会および顧客の課題を探索し、顧客ニーズへの適合や、競合他社との差別化、協創による社会イノベーション事業拡大につながるような、ビジネスモデル、ソリューション機能を提言 ③先端テクノロジーによる社会イノベーションの研究 ・10-20年後の時間軸で、グローバルに社会・産業を変革する可能性のある先端テクノロジー、および先端テクノロジーに関連したソリューションによる社会イノベーションでの事業機会の探索 【職務詳細】 職務概要に沿った調査研究プロジェクト、事業戦略立案に従事いただきます。 ・生成AIや先端産業(バイオ・ヘルスケア、半導体など)に関するビジネス・テクノロジートレンド分析 ・部長や主任研究員などと協力して、研究発表会等で報告 ・各産業デジタル化に関する顧客協創戦略と日立グループのビジネスモデル立案 ・量子コンピュータ、生成AIなど先端技術への産業応用と日立グループの事業化に向けた戦略立案 ・スマートシティなど地域創成(国内外)に関する自治体など顧客提案と日立グループの戦略立案 ・顧客との直接的な窓口となり、研究計画の立案と実行 (顧客との打ち合わせを行い、課題を見極め、研究計画を策定する。 文献調査、データ分析、ヒアリングなど研究を遂行す) ・マネージャクラス研究員のグループ運営をサポート、他の研究員と協力して調査研究を行う ・生成AI等を用いた新たな研究手法の検討、産学官の有識者と連携したオープンイノベーション ※上記内容は、募集開始時点の内容であり、入社後必要に応じて変更となる場合がございます。 予めご了承ください。 【働く環境】 ①配属組織 日立総研 所属50名 うち、研究第三部は11名 (部長クラス2名、課長クラス2名、主任クラス4名、担当クラス3名) 日立総研は、経験者採用者、事業部門・グループ会社等からの異動者など、多種多様なメンバーで構成されています。 (キャリア採用入社、新卒採用入社、日立グループ内の公募や異動、有期ローテーションがそれぞれ約1/4) ②働き方 日立製作所と同制度。在宅勤務、時差出勤、フレックスタイム制(コアタイムなし)など柔軟な勤務が可能です。
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アプリケーション領域のモダナイゼーション案件における技術支援・技術リード
想定年収
780~1,030万円
勤務地
神奈川県川崎市
業務内容
【配属組織名】 デジタルエンジニアリングビジネスユニット アプリケーションサービス事業部 アプリケーション・モダナイゼーション本部 アプリケーションモダナイゼーション推進部 【配属組織について(概要・ミッション)】 マイグレーション・モダナイゼーション案件の提案からプロジェクト推進の各局面において、各事業領域のメンバと協働しながら、特にアプリケーションの面で日立全体へ貢献することが組織のミッションとなります。 具体的には、以下の2つになります。 ●フロントSE(各ビジネスユニットにおける顧客担当SE)や関連部署と連携した顧客システムのモダナイゼーション推進 フロントSEや営業からの支援依頼に応じ、豊富な事例や確立した技術及びノウハウを基に、案件の受注と円滑なプロジェクト推進を実現します。 ●マイグレーション・モダナイゼーションに関連した各サービスを拡充し、受注拡大やプロジェクト推進に貢献 顧客が期待するシステムモダナイゼーションを実現する為に必要な技術やサービスを提案し、日立全体の受注拡大に貢献します。 また受注後は、これら技術やサービスを適用し、安全かつ円滑なプロジェクト推進を実現します。 【携わる事業・ビジネス・サービス・製品など】 ●参考URL:エンタープライズアプリケーションサービス 【職務概要】 モダナイゼーションにおけるアプリケーション領域の技術支援やチーム及びプロジェクトの牽引を行っていただきます。 【職務詳細】 お持ちのスキルやノウハウ、また志向されている方向に合せて、以下の職務に従事いただきます。 ・現状分析からシステムモダナイゼーション案のコンサルティング ・マイクロサービス化適用案件におけるコンサルティング・技術支援リーダー ・クラウドシフト/ネィティブアプリケーション開発における技術支援リーダー 【働く環境】 ①配属組織/チーム構成 案件に対して、自部署からの参画は名となることが多いですが、基本的にフロント部門の方とチームを組んで連携して案件推進を行います。 部署内では、定期的に内部ミーティングを行うため、対応案件での課題を共有し他メンバーのノウハウを共有することができます。 ②働き方 現在はリモートが多いため在宅勤務が中心ですが、お客さまへの説明や案件立ち上げの局面においてはお客様先に出向いて作業を行うことがあります。 なお、部署としては1回/週程度の出社を調整しながら進めています。 ※上記内容は、募集開始時点の内容であり、入社後必要に応じて変更となる場合がございます。予めご了承ください。
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コンサルが独立した場合の年収相場
フリーランスコンサルタントの年収は、「月額単価×稼働月数」で決まります。会社員時代のように給与テーブルの上限がないため、自身の市場価値がダイレクトに収入へ反映されるのが特徴です。
たとえば、月額120万円のプロジェクトに1年間(12ヶ月)参画した場合、単純計算で年商は1,440万円になります。
とくに戦略系や高度なIT案件、PMOなどの需要が高い領域では、月額150万円〜200万円といった高単価オファーも珍しくありません。このクラスになれば、年収2,000万円以上も十分に射程圏内です。
ただし、これらはあくまで「案件が途切れずに稼働し続けた場合」の数字です。
独立後は、プロジェクト終了から次の案件開始までに空白期間(待機期間)が発生するリスクや、営業活動に割く時間も考慮しなければなりません。また、額面の売上から税金や社会保険料、経費を差し引いた金額が手取りとなる点にも注意が必要です。
それでも、ファームが中間マージンとして確保していた分がそのまま自身の報酬となるため、同じ業務内容であっても、独立することで年収が1.5倍〜2倍近くアップするケースは珍しくありません。
【MyVision編集部の見解】 MyVision編集部では、月額単価だけを基準にキャリアを選ぶことは推奨しません。なぜなら、案件獲得の手間や税金の負担などによって独立を失敗したと感じる人もいるためです。
そのため、「独立した場合の手取り」と「転職した場合の年収・待遇」まで考慮し、両方の選択肢をフラットに比較検討した方が納得のいく転職になりやすいです。
独立と転職で悩む場合は、業界を知り尽くしたプロと一緒に方向性を考えるのもおすすめです。
コンサルが独立して失敗する例
コンサルタントとして独立することは、高収入や自由な働き方を得られる可能性がある一方で、準備不足や認識の甘さから、思うような成果を出せずに再び会社員に戻るケースも珍しくありません。
ここでは、独立後に失敗してしまう代表的なパターンと、その背景にある原因について解説します。
案件を獲得するための営業活動ができない
コンサルタントとして独立する際に直面するデメリットのひとつは、案件を獲得し続けるための営業活動が常に必要になるという点です。
通常、コンサルティングファームなどの組織では、会社自体が営業活動を通じて案件を獲得してくるため、個々のコンサルタントが自ら積極的に案件を探し回る必要はありません。
主に割り当てられたプロジェクト業務に専念できる環境が整っています。
しかし、フリーランスとして独立すると、このような組織の後ろ盾はなくなり、自身の事業を維持し収入を得るためには、プロジェクトが途切れないよう、常に自らの力で能動的に案件を探し、交渉し、獲得し続けなければなりません。
一度契約したクライアントに対して質の高いサービスを提供し、期待される成果を出すことで、同じクライアントから継続的に次の案件を依頼されたり、関連する別の仕事を紹介されたりする可能性が高まります。
近年では、フリーランスコンサルタント向けの案件紹介を専門とするエージェントサービスや、多種多様なプロジェクト情報が集まるオンラインのマッチングサイトも充実しています。
しかし、これらの外部サービスを利用するにしても、最終的には自身の能力や経験を効果的に伝え、ほかの多くの候補者の中から選ばれるための自己アピールが必要になることは忘れないようにしましょう。
確定申告などの事務作業が自分でできない
会社員時代には会社が対応してくれていた事務作業を、すべて自分自身で管理・実行する必要が生じます。
具体的には、年に一度の確定申告が代表的ですが、それ以外にも国民健康保険や国民年金といった社会保険関連の手続き、日々の活動にかかる経費の精算や記帳、そしてクライアントへの請求書発行や入金確認といった、多岐にわたる煩雑な作業をこなさなければなりません。
これらの事務負担を軽減するために、税理士や記帳代行サービスなどを利用して一部または大部分を外部に委託するという選択肢もあります。
しかし、たとえ専門家に外注する場合であっても、完全に任せきりにできるわけではありません。どのような処理がおこなわれているのかを理解し、適切に管理・判断するためには、税務や経理に関する最低限の知識を身につけておくことが不可欠です。
人脈がない
独立直後の案件獲得において、最も確実なルートとなるのが、会社員時代に培った人脈や業界内のネットワークです。
人脈がない場合、案件獲得をエージェントサービスや公募のみに依存することになり、手数料による収益の減少や、不特定多数との価格競争に巻き込まれやすくなるのが大きなデメリットです。
コンサルティングの契約は「信頼」がベースにあるため、まったくの新規顧客への売り込みよりも過去の働きぶりを知る元同僚やクライアントからの紹介のほうが好条件かつスムーズに契約に至るケースが多くあります。
スキルがいかに高くても、その売り込み先となる「頼関係のある相手」がいなければ、常に不安定な新規開拓を続けなければならず、場合によっては事業が不安定になる可能性があるでしょう。
コンサルが独立する際に準備すること
コンサルタントとして独立を成功させるためには、事前の周到な準備が欠かせません。
勢いだけで独立してしまうと案件獲得や資金繰りで苦労する可能性が高いため、以下の4つのポイントを押さえて計画的に進めましょう。
準備①専門性の確立と自己分析をする
独立を成功させるためには、自身の「市場価値(スキル)」と「理想の働き方(価値観)」の両面を明確にする必要があります。
組織の看板がないフリーランスの場合、クライアントから選ばれる理由は個人のスキルに集約されます。 そのため、「なんでもできます」というジェネラリストよりも、「特定の課題を解決できるスペシャリスト」としての立ち位置を明確にするほうが有利です。
具体的には、「金融業界における基幹システム刷新のPMO経験」「SAP導入における要件定義からベンダーコントロール」といったように、「業界×領域」で自身の強みを言語化し、市場に刺さる専門性を確立しましょう。
これと同時に不可欠なのが、「なぜ独立するのか」という自己分析です。 単にスキルがあるだけでは、独立後の方向性が定まらず、目先の案件に振り回されてしまうリスクがあります。
「できること」だけでなく、「どうありたいか」を深く掘り下げることで、自分にとって最適な案件選びやキャリアパスが見えるでしょう。
【MyVision編集部の見解】 一般公開されている情報だけでは、年収を上げられるかが決め手となるかもしれません。しかし、MyVision編集部が重視する本当に見るべきポイントを分析すると、以下3つの指標が自分のなかで正しい優先度か丁寧に判断するべきです。
- 自分のスキルは「独立市場」と「転職市場」のどちらで高く評価されるか
- 営業や事務負担を考慮しても割に合うか
- 将来的に事業会社幹部などへ戻るパスは残るか
キャリアの分岐点の判断を間違えると、転職後に後悔してしまうケースもあります。実際に勢いで独立してしまい、好条件のファームに戻れなくなったといった例もあるので、自分の市場価値の指標理由は自分の中で言語化できるレベルまで落とし込めるとよいでしょう。
準備②コンサルとして人脈形成・顧客獲得・営業活動をする
案件を継続的に獲得するためのパイプ作りは、会社員時代から意識しておくべき重要な準備です。
独立直後の案件は、過去に仕事をしたクライアントや元同僚からの紹介で決まるケースが多いため、在職中から良好な関係を維持しておくことが求められます。
退職が決まった際は、お世話になった関係者に丁寧な挨拶をおこない、独立後も連絡が取れる状態にしておくのがマナーであり、営業活動の第一歩です。
また、業界の勉強会やセミナーへ積極的に参加し、社外のネットワークを広げる活動も有効です。
具体例としては、ビジネスSNS(LinkedInなど)を活用して自身の知見を発信したり、職務経歴を公開したりすることで、ヘッドハンターや企業の担当者から直接オファーが届く可能性を高められます。
ただし、在職中の営業活動は、勤務先の就業規則や競業避止義務に抵触しないよう十分な配慮が必要です。
準備③資金準備と財務管理をする
事業が軌道に乗るまでの期間を見越し、十分な運転資金と当面の生活費を確保しておく必要があります。
コンサルティング契約の報酬は、月末締めの翌月、あるいは翌々月払いとなるケースが多く、独立直後は数ヶ月間収入が入らない期間が発生することも珍しくありません。
そのため、最低でも生活費の6ヶ月分から1年分程度の貯蓄があるとよいでしょう。
また、会社員時代と比較して個人の社会的信用力は一時的に下がる傾向にあります。
クレジットカードの作成、住宅ローンや不動産の契約など、審査が必要な手続きは、信用力が高い会社員のうちに済ませておくことを強くおすすめします。
加えて、開業後は確定申告や税金の納付も自分でおこなう必要があるため、会計ソフトの選定や税理士への相談など、経理・財務管理の体制も整えておきましょう。
準備④フリーランスエージェントに相談する
自身の営業力や人脈に不安がある場合は、コンサルタントに特化したフリーランスエージェントへの相談がおすすめです。
エージェントは豊富な案件情報を保有しており、個人のスキルや希望条件にマッチしたプロジェクトを紹介してくれます。
営業活動を代行してくれるため、コンサルタント自身は業務に集中できるという大きなメリットがあります。
独立を決断する前にエージェントと面談をおこない、「現在のスキルでどのような案件があるか」「月額単価の相場はどのくらいか」といった市場価値を確認しておくだけでも、独立後のイメージが具体的になるでしょう。
コンサル業界特化型のエージェントであれば、独立支援の実績も豊富なため、職務経歴書の書き方や単価交渉のアドバイスなど、実践的なサポートを受けられます。
コンサルが独立し成功した際の魅力
フリーランスコンサルタントへの転身は、いくつかの魅力があります。
働く場所や仕事内容を自分で選び、社内業務に煩わされず専門性を追求できること。そして、ライフスタイルに合わせて稼働量を柔軟に調整でき、実力と成果が収入に直結しやすいため、会社員時代以上の年収を得るチャンスも広がります。
独立がもたらす具体的なメリットを詳しく紹介します。
働く環境・業務内容を自由に選べる
独立することで、どのような環境で働くか、どのようなクライアントとどのようなテーマの仕事をするかを自分で選べるようになります。
働く場所については、自宅やコワーキングスペース、カフェなど、自身が最も生産性を高められると感じる環境を自由に選択でき、日々の通勤ストレスからも解放されます。
また、業務内容に関しても、自身の専門性や興味関心に強く合致したプロジェクトを選んで受注することが可能です。
ファームに所属していると、組織の方針やアサイン状況により、必ずしも希望しない業務を担当することもありますが、独立すればそうした制約は大幅に軽減されます。
またクライアントワークに加えて、部下の育成や指導、人事評価、定例の社内会議などといった、コンサルティング以外のさまざまな業務もこなさなければいけません。
独立を選択することで、これらのマネジメント業務や組織運営に関連する業務から解放され、純粋にコンサルティング業務そのものに集中するための時間をより多く確保できるようになります。
稼働量を自分で決められる
独立後はどの仕事を、どの程度の時間や労力をかけて請け負うかを自分で管理することが可能です。
たとえば、ひとつの大きなプロジェクトに深くかかわることも、複数の異なる案件を組み合わせて担当することも自由です。
実際に、独立した専門家向けの仕事を探す際には、契約の初期段階から稼働率を抑えた条件、たとえば通常の八割程度の稼働時間(80%稼働など)を前提とする案件も多く見られます。
これにより、自身の健康状態やプライベートな活動との調和を図りながら、無理のない範囲で仕事量をコントロールすることが現実的になるのです。
この柔軟性は、とくに出産や育児、家族の介護といった家庭の事情により、働く時間に制約が生じている人にとって、非常に大きな魅力となるでしょう。
たとえば、「日中は家庭の用事を優先し、早朝や夜間に集中して作業する」、あるいは「子どもが学校や保育園におこなっている時間帯を中心に働く」といった、個々の生活リズムに合わせた働き方を、顧客との合意形成を通じて実現しやすくなります。
これは会社勤めではなかなか難しい、個人のライフステージに密着した働き方といえます。
成果が収入に直結しやすい
コンサルティングファームに所属している場合、給与は個人の成果だけでなく、会社の業績や社内の給与テーブルによって決定されます。
どれだけ高い単価の案件をこなしても、会社としての利益確保や間接部門への配賦が必要なため、個人に還元される報酬には一定の上限があるのが一般的です。
一方、独立したコンサルタントは、自身のスキルや経験を直接市場価値に反映させられます。
案件単価がそのまま自身の売上となるため、会社員時代と同じ業務内容であっても、手取り収入が1.5倍から2倍近くに跳ね上がるケースも珍しくありません。
また、クライアントからの信頼を獲得し、契約を継続・拡大できれば、それがダイレクトに報酬アップへとつながります。
社内政治や年功序列といった外的要因に左右されず、自身の努力と成果が正当に収入へ還元される点は、独立における最大の魅力といえるでしょう。
コンサルから独立して成功しやすい人の特徴は?
独立したコンサルタントとして成功を収めるには、専門知識だけでは不十分です。会社組織の後ろ盾なく、自らの力で道を切り拓くためには、特有の能力や心構えが不可欠となります。
「自己管理能力」「案件の見極め」「コミュニケーション能力」「向上心」という4つの資質について、その理由とともに詳しく解説していきます。
自己管理ができる
会社組織から独立するということは、これまで分業されていた可能性のある業務のすべてを基本的に一人で担うことを意味します。
具体的には、新規顧客を獲得するための営業活動からはじまり、契約条件の交渉と締結手続き、そしてコンサルティング業務の遂行、さらには業務完了後の請求書発行と入金確認に至るまで、多岐にわたるタスクをすべて自身で管理し、それぞれの期限を厳守して完了させなければいけません。
コンサルタントとしての実力だけでなく、契約手続きや請求書対応といった事務作業も含めた、包括的な自己管理能力が不可欠です。
会社員時代とは異なり、業務の進捗状況を確認したり、定期的なフィードバックを与えたりする上司や同僚は存在しないこともあり、しっかりした自己管理能力は必須といえるでしょう。
取引先をしっかり見極められる
独立直後は安定した収入への不安から、つい報酬額の高さだけで判断してしまったり、継続案件がないことを恐れて依頼された仕事を安易に引き受けてしまったりすることがあります。
しかし、そのような判断基準だけで仕事を選び続けると、自身の専門性や価値観と合わない業務、あるいは過大な要求をともなうプロジェクトにかかわることになり、結果的に心身ともに疲弊してしまうリスクがあります。
提示される報酬額や契約条件といった表面的な情報だけでなく、業務内容の詳細、求められる成果物のレベル、プロジェクトの期間など慎重に吟味して、案件を選択する姿勢が不可欠です。
目先の利益や状況に流されることなく、多角的な視点から案件の本質を見抜き、自身にとって最適な選択をおこなっていく必要があります。
コミュニケーションスキルが高い人
独立したコンサルタントは、組織の後ろ盾なく、自身の能力と信用でビジネスを築き上げていく必要があるため、コミュニケーション能力が重要な役割を占めます。
具体的には、まずクライアントとの折衝において、単に良好な関係を築くだけでなく、クライアントが抱える課題の深層を正確に理解し、本質的なニーズを的確に引き出すための高度なヒアリング能力と洞察力が求められます。
次に、新規クライアントを獲得するための営業活動においても、コミュニケーションスキルが必要です。自身の専門性や提供価値を明確かつ魅力的に伝え、潜在的なクライアントの関心を引きつけなければなりません。
さらに、相手の状況や課題を的確に把握し、それに対して自身のサービスがどのように貢献できるのかを具体的に示すことで、信頼を獲得し、継続的な関係性構築に役立ちます。
そして、契約交渉の場面では、提示された条件に対して、自身の価値や提供するサービス内容に見合った対価を主張し、合意形成を図る必要があります。
単に自社の要求を押し通すのではなく、クライアントの予算や状況も考慮に入れながら、双方にとって納得のいく着地点を見出すための交渉力が不可欠です。
こうして独立したコンサルタントは、多くの面でコミュニケーションスキルが求められるでしょう。
向上心がある
企業に所属している間は、定期的な評価や面談などを通じて上司から自身の業務に対するフィードバックを得る機会が設けられています。
しかし、一度フリーランスとして活動をはじめると、そうした外部からの客観的な評価や指摘を受ける機会は少なくなります。
フリーランスのコンサルタントは、他者からの評価に頼ることなく、自らの仕事ぶりを客観的に評価し、改善点を見つけ出す自己分析能力が不可欠です。
もちろん、独立当初や特定のプロジェクトにおいては、これまでの経験やスキルだけで十分に対応できる場面もあるでしょう。
そのため、日々の自己研鑽を怠ったとしても、短期的に見れば大きな問題として表面化しないかもしれません。
しかし、中長期的な視点で見ると、状況は大きく異なります。市場は常に変化し、クライアントの要求も進化していきます。
向上心を失い、自己研鑽を止めてしまえば、自身の知識やスキルは陳腐化し、結果としてコンサルタントとしての市場価値は徐々に低下していくでしょう。
したがって、フリーランスのコンサルタントとして長期的に活躍し続けるためには、現状に満足することなく、向上心を持ち、学び続ける姿勢が不可欠です。
コンサルが独立した後の選択肢
コンサルタントとしての経験を活かし、独立を考える際、大きく分けて以下の3つの魅力的なキャリアパスがあります。
- フリーランスコンサルタント
- ポストコンサルタント
- 起業家
実態と選択のポイントを解説するので、自身の志向や叶えたいライフスタイルに合わせて参考にしてください。
フリーランスコンサルタント
フリーランスコンサルタントは、特定の組織に属さず独立した立場で活動する専門家を指します。多くの場合、コンサルティングファームで培った専門知識や経験を活かし、個人としてクライアント企業にコンサルティングサービスを提供します。
この働き方を選択する際、まず個人事業主として開業するケースが一般的です。
税務署への届け出により比較的容易に事業を開始できますが、事業の成長や社会的信用の観点から株式会社や合同会社といった法人を設立する道もあります。
法人化は設立や維持に手間とコストがかかるものの、対外的な信用度向上や節税面でのメリットが期待できます。
いずれの形態であっても、自身が事業主体としてクライアントと直接契約を結び、プロジェクトを推進していくことが多いです。
フリーランスコンサルタントの大きな魅力は、企業に雇用される場合と比較して働き方や報酬における自由度が格段に高い点にあります。
自身の専門性や興味に応じて請け負うプロジェクトを自由に選択でき、特定の業界やテーマに特化することも可能です。
また、働く時間や場所についても、プロジェクトの許容範囲内で柔軟に決めることができ、自宅やコワーキングスペースでのリモートワークや、プロジェクト間の長期休暇取得なども実現しやすくなります。
報酬面でも、自身のスキルや市場価値に基づいて単価を設定し、直接クライアントと交渉するため、実力次第では企業勤務時代を上回る収入を得ることも不可能ではありません。
しかしながら、こうした自由と引き換えに、すべての責任を自身で負う覚悟も必要です。最も重要な課題のひとつが、継続的な案件獲得です。
フリーランスは自ら人脈をたどったり、エージェントを活用したり、あるいは直接営業活動をおこなったりして、能動的に仕事を見つけ続けなければなりません。これにはコンサルティング能力とは別の、営業力や交渉力が求められます。
さらに、日々の業務にはコンサルティング活動だけでなく、請求書の発行や入金管理、経費の記録、契約書の確認といった事務作業がともないます。
そして、年に一度の確定申告をはじめとする税務処理も自身でおこなうか、費用をかけて税理士に依頼しなければいけません。個人事業主であれば国民健康保険や国民年金、法人であれば社会保険の手続きや支払いも自己責任です。
ポストコンサルタント
ポストコンサルタントとは、コンサルティングファーム出身で、事業会社や投資ファンドなどに転職して活躍する人材を指します。
「独立」という文脈からは少し外れますが、コンサルタントとしてのスキルを活かし、より事業に近い場所で活躍する有力な選択肢のひとつです。
主な活躍の場としては、大手企業の経営企画室やDX推進本部、あるいはスタートアップ企業の経営幹部(CXO)などが挙げられます。
コンサルタント時代はあくまで「外部のアドバイザー」として支援をおこなう立場でしたが、ポストコンサルタントは事業の「当事者」となります。
自らが立案した戦略に対して、実行から結果が出るまで長期的にコミットできる点に、大きなやりがいを感じる人が多い働き方です。
自由度や収入の上限という点ではフリーランスに劣る場合がありますが、組織のリソースを活用して大きなビジネスを動かせる点や、安定した基盤の上で事業変革に挑戦できる点が、ポストコンサルタントの魅力といえるでしょう。
独立に伴うリスクを抑えつつ、より事業に近い立場で価値を発揮したい人にとって、有力なキャリア選択肢といえます。
起業家
コンサルタント独立のキャリアパスとして、「起業家」という選択肢もあります。自らが主体となって新しい事業や独自のサービスを構想し、それを実現するための組織を創り上げ、経営の全責任を負うという挑戦的な道です。
これまでのコンサルタントとしての経験は、起業において非常に価値ある基盤となります。
多様な企業の課題解決を通じて培われた高度な分析力、論理的な思考に基づいた問題解決能力、そして複雑な計画を管理・実行する能力は、会社経営に活かすことができます。
しかし、外部から助言をおこなうコンサルタントと異なり、起業家は事業の内部当事者として、最終的な実行責任まで負う立場です。
ゼロから具体的な価値を創造し、それを市場に根付かせるプロセスは、コンサルティング業務とは質の異なる困難さと、それに伴う深いやりがいがあります。
そして起業家という道には、大きな成功の可能性がある一方で、無視できないリスクも存在します。事業を軌道に乗せるためには膨大な時間と労力の投入が求められ、プライベートを犠牲にしなければいけなかったり投じた資金を失ったりすることも珍しくありません。
経営判断に伴う重圧や、常に変化する市場環境、資金繰りへの不安といった精神的な負担もあるでしょう。
しかし、これらの困難や危険性を乗り越え、事業を成功へと導いた際には、非常に大きなリターンが期待できます。
雇用されている場合には得られない規模の報酬を得る可能性があるだけでなく、自らのアイデアや情熱を形にし、社会に貢献できたという充実感や達成感はなにものにも代えがたいものです。
また、自身の裁量で事業の方向性や働き方を決められる自由度の高さや、創造性を存分に発揮できる環境も大きな魅力といえるでしょう。
コンサルの独立と起業の違い
「独立」と「起業」は、どちらも組織を離れて働く点では共通していますが、その目的やビジネスモデルは根本的に異なります。自身のキャリアプランが「個人の自由と高収入」を目指すものなのか、それとも「組織的な拡大と社会変革」を目指すものなのかによって、選ぶべき道は変わります。
もっとも大きな違いは、収益を生み出す源泉が「自分自身の時間」か「事業の仕組み」かという点です。
フリーランスコンサルタントは、自分自身が商品であり、自身の稼働時間に対して対価が支払われます。たとえば、「大手企業のDXプロジェクト支援」を月額150万円で請け負う場合、原価がかからないため利益率は極めて高いですが、自分が働ける時間には限りがあるため、売上には上限があるのが特徴です。
一方、起業家は「自分が働かなくても収益が上がる仕組み」を作ることを目指します。自社プロダクトの開発や、コンサルタントを複数名雇用してファームを経営するケースなどが該当します。初期投資はかかりますが、軌道に乗れば自分一人の労働力を遥かに超える収益を生み出すことが可能です。
また、求められる役割やリスクの大きさも異なります。フリーランスは現場の課題解決を担う「プレイヤー」として、起業家よりもローリスクで堅実な高収入(年収1,500万〜3,000万円程度)を得やすいのが特徴です。
対して起業家は、資金調達や採用などの経営判断をおこなう「マネージャー」としての役割が求められます。失敗した際のリスクは大きいですが、事業売却(M&A)や株式上場を実現すれば、数億〜数十億円単位の資産を築くことも不可能ではありません。
まとめ
コンサルタントの独立には、個人の専門性を突き詰める「フリーランス」と、新たな事業価値を創出する「起業家」という大きく二つの道があります。どちらの選択肢も、自身の裁量で働き方を決められ、成果次第で大きな報酬を得られる点が魅力です。
しかしその反面、案件獲得や資金管理など、これまで組織に守られていた部分をすべて自ら担う覚悟と準備が求められます。
独立を成功させるためには、現在のスキルセットを客観的に把握し、最適なタイミングと戦略を見極めることが重要です。
FAQ
コンサルタントの独立や起業を検討されている人から、よく寄せられる質問をまとめました。
コンサルとして独立する前に準備しておくべきことはありますか?
自身の強みを明確にするスキルの棚卸しや、案件獲得につながる人脈作りが重要です。また、当面の生活費として半年から1年分の貯蓄を確保し、クレジットカード作成などの審査が必要な手続きは在職中に済ませておくことをおすすめします。
コンサルとして独立することと起業することの違いはなんですか?
独立(フリーランス)は、自身の専門スキルを提供して対価を得る「個人プレーヤー」としての働き方です。対して起業は、組織や事業システムを構築して収益を上げる「経営者」としての挑戦であり、目指すリターンの規模や役割が大きく異なります。
