TISとは特徴や社風、年収を徹底解説
2026年02月27日更新
1971年に設立されたTIS株式会社は、決済領域において国内屈指の実力を持つ大手Slerです。近年、同社はクライアントからの要望に応える形で、アクセンチュアやアビームコンサルティングといった国内外の有名コンサルティングファーム出身のメンバーが中心となり、Sl技術の上流プロセス、特にデジタルトランスフォーメーション(DX)領域へのコンサルティングサービスに進出しました。
著者

山口 翔平
Yamaguchi Shohei
株式会社MyVision代表取締役
早稲田大学を卒業後、JTB、オリックス生命を経てコンサルティング転職に特化した人材紹介会社へ入社。 長年のエージェント経験を基に、より多くの求職者様に対して質の高い転職支援サービスを提供するため、株式会社MyVisionを設立。
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監修者

大河内 瞳子
Okochi Toko
株式会社MyVision執行役員
名古屋大学卒業後、トヨタ自動車での海外事業部、ファーストリテイリング/EYでのHRBP経験を経てMyVisionに参画。HRBPとして習得した組織設計、採用、評価などの豊富な人事領域経験を生かした支援に強みを持つ。
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目次
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企業紹介
企業の特徴
TISは、1971年の設立以来、「未来の社会に鮮やかな彩りをつける存在」となることを目指し、キャッシュレス決済や電力供給といった基本的なインフラから、産業や公共サービスを支える幅広い領域にわたって、より豊かな暮らしを実現するための社会基盤の構築を支援しています。日本のITリーディングカンパニーとして、お客様と協力しながら社会の期待を超えることで人々の幸せに貢献することを使命としています。
MyVision編集部の見解として、大手SIerがDX上流コンサルへ本格参入する流れは、一時的なブームではなく「構造的な進化」だと考えています。従来、SIerは“実装側”、戦略ファームは“構想側”という役割分担が暗黙の前提でした。しかし、DXの本質が「戦略と実装の一体化」にある以上、その分断はむしろ非効率になりつつあります。
その意味で、TISのように長年のミッションクリティカルな開発実績を持つ企業が上流へ踏み込む動きは自然な流れです。実行力を前提にした戦略提案ができる企業は、今後ますます競争優位性を高めていく可能性があります。
TIS株式会社の求人情報
【BI事-011-26】【ビジネスイノベーション事業部】大規模プロジェクトのPMO(案件推進メンバー)
想定年収
-
勤務地
東京都江東区
業務内容
●大規模・先進プロジェクトのPMO (TISインテックグループ受託案件、自社サービス開発、社外顧客支援) PJ計画/推進型支援:PJ計画策定、開発の実行支援(要件定義~サービスイン)、QCDRの見える化 ●PMコンサルティング業務(社外顧客支援) プロジェクト統括PMO支援:顧客PMの参謀役として、顧客の内製化または外部ベンダーを指揮統括するPMO実践サービス ●組織支援・教育・アセスメント(社内組織、社外顧客の情報システム部やシステム企画部など企業組織に対するサービス提供) 組織支援:プログラムマネジメント支援、プロジェクト管理標準化支援、品質保証活動支援、PM教育支援(能力/教育体系策定、教育計画策定)、PMO導入支援、オフショア推進、アセスメント ●ITソリューションサービス提供(自社開発のサービスマネジメント) データドリブンなプロジェクトマネジメントを実現するためのITプラットフォームサービスの開発、提供 ●新規事業創出、企画・営業 プロジェクトマネジメントにかかる、新規事業創出企画、営業戦略・顧客開拓 【プロジェクト例】 ・参謀型PMO:国際フォワーダーの基幹システム再構築プロジェクトにおいて、全体統括PMOとして、システムテストの計画・推進、開発ベンダーマネジメント、第三者評価の実施 ・PMコンサル:自動車メーカー・モビリティサービス事業のプロジェクトマネジメントを顧客サイドのPMとしてプロジェクト推進 ・社内向けPMO:TISが開発受託した大手カード会社の大規模プロジェクトにおいて、プロセス標準化・ルール整備、運営計画策定を実施し、運営業務を実行
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【I本1-007-26】【IT基盤サービス事業部】セキュリティコンサルタント(上流・戦略/ガバナンス領域)
想定年収
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勤務地
東京都江東区
業務内容
●全社的なセキュリティ戦略・ロードマップの策定支援(事業戦略・IT戦略と連動した中長期的な施策設計) ●セキュリティリスクアセスメント/情報セキュリティアセスメントの実施(事業内容・IT環境を踏まえた現状評価、課題抽出、改善提案) ●ガバナンス・管理体制の設計および高度化支援(情報セキュリティ関連規程の策定、組織・プロセス・統制の整備、グループ・サプライチェーン対応) ●インシデント対応体制・CSIRTの構築および運用支援(体制設計、対応プロセス整備、レジリエンス強化) ●情報セキュリティ監査および各種認証対応支援(ISMS、プライバシーマーク、PCI DSS 等の認証取得・準拠対応) ●情報セキュリティ教育・訓練の企画および実施支援(階層別教育、インシデント対応訓練等を通じた組織成熟度の向上)
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【BI事-007-26】【ビジネスイノベーション事業部】◆基幹システム企画構想・DX戦略立案コンサルタント(案件推進メンバー)
想定年収
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勤務地
東京都江東区
業務内容
当社ではDX戦略立案支援から基幹システム構想まで、幅広い領域のコンサルティングを手がけています。 さらに、メンバーはPool制を採用しているため、戦略案件とIT案件の垣根なく、様々なプロジェクトに関わる機会があります。 AI等先端テクノロジーを開発しているエンジニアが社内にいるため、AIエージェントなどの最先端テクノロジーを活用したコンサルティング案件も豊富で、常に新しい挑戦ができる環境です。 【テーマ例】 ①DXコンサルティング事業推進 主にTISのインダストリー事業部、サービス事業部と連携し、DX戦略の立案、組織ケイパビリティの向上、中長期の計画策定、システムグランドデザイン・アーキテクチャの最適化、などのDXに関連するコンサルティング ②基幹システム企画構想の策定 ビジネス変革を目的とした各種テーマに応じた基幹システム企画構想の立案と、そのためのビジネスモデルや制度設計・業務プロセスのTOBE像の具体化を支援する上流コンサルティング ③新規サービス構築 社会課題解決や先端テクノロジーを活用した新規事業のアイデーション~実行支援までのトータル支援 ④AI/ロボット事業推進 AIエンジニアなどと一緒に導入の企画からPoC、実装まで、トータル的に顧客を支援し、実際の業務に活用できる先端テクノロジーの導入支援 【プロジェクト例】 1.システム企画構想策定:商社・メーカー ・企業グループ全体での経営改革を目指し、改革すべきテーマと将来像策定を支援 ・また経営改革と将来像を支えるグループ基幹システムのグランドデザインやロードマップ策定を支援 2.事業開発コンサル:エネルギー ・クライアント企業と関係性の深い自治体に対して、自然エネルギー×地方創生の事業立上支援 ・対象が過疎地ということもあり、地域の特性を生かした地方創生をベースにTISのアセットを活用した事業アイデアから検討を支援 3.自社サービス開発:SalesMAPs ・当事業部のAI知見を活用するビジネスとして、Painsの強い商談管理における自動化ソリューションの企画及び開発 ・企画、AIモデル、開発と当事業部のアセットをフル活用した事業を立上し、今後も事業企画から活性化予定 4.社内DX:データガバナンス ・大手テクノロジー企業におけるデータ利活用促進施策として、各システムの管理者と連携し、データ資産のたな卸し ・データスチュワード制の導入など、データガバナンスに必要なルール・体制の構築を推進 5.AI導入コンサルティング ・生成AIやAIエージェント等の導入にあたり、適用領域の選定やROI算出など、企業が実際に効果を出すための支援 ・開発も組織内のエンジニアが実施し、総合的に支援が可能
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【BI事-009-26】【ビジネスイノベーション事業部】◆経営管理・管理会計コンサルタント(M~SMクラス)
想定年収
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勤務地
東京都江東区
業務内容
①経営管理ビジネス推進 TISのインダストリー事業部・サービス事業部、製品ベンダーと連携し、経営管理領域ビジネスの立案、サービス開発、組織ケイパビリティの向上、中長期の計画策定などの当領域に関連するコンサルティング ②経営管理案件のデリバリ データドリブン経営を目指した各種課題に応じた企画構想の立案と、そのためのビジネスモデルや制度設計・業務プロセスのTOBE像の具体化を支援する上流コンサルティング。 構想を実現するための手段(CCH Tagetikシステム開発等含む)の支援。 【プロジェクト例】 1.システム企画構想策定:商社・メーカー ・企業グループ全体での経営改革を目指し、改革すべきテーマと将来像策定を支援 ・また経営改革と将来像を支えるグループ基幹システムのグランドデザインやロードマップ策定を支援 2.経営管理システム構築:運輸業 ・データドリブン経営の足掛かりとして経営管理システム刷新すべく構築を支援
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【SP事-303-26】【サービスプラットフォーム事業部】顧客及び自社サービス向けCloud基盤企画
想定年収
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勤務地
東京都江東区
業務内容
【担当業務】 「Oracle ERP基盤」「ミッションクリティカルデータベース基盤」の2領域を特に強みとしてビジネスを推進している。 既存ビジネス領域での強みを活かしながらサービス型へのビジネス転換を図るにあたり、ビジネス立ち上げにあたって以下の役割を期待したい。 既存領域の強みを活かした新規サービスの企画、立ち上げ 自社サービスプラットフォームへの新規サービス追加の企画、実装推進 【参考URL】 https://www.tis.jp/service_solution/DBTech/OCI_service/ https://blogs.oracle.com/opnjapan/post/opn-engineer-spotlight16
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企業の詳細
| 正式名称 | TIS株式会社 |
| 代表者名 | 桑野 徹/岡本 安史 |
| 設立年 | 1971年4月28日 |
| 所在地 | 東京都新宿区西新宿8丁目17番1号 |
| 従業員数 | 21,946名 |
| 売上高 | 508,400百万円 |
| 資本金 | 100億円 |
| 株式公開 | 東証プライム市場 |
| 会社URL | https://www.tis.co.jp/ |
案件の特徴
TISは、50年にわたる業界での実績と、ミッションクリティカルなシステム開発を通じて培われた豊富な業務知識と技術力を背景に、金融、製造、流通、サービス、公共、通信といった幅広い産業に対して、成長戦略を支えるためのITサービスを提供してきました。同社は3,000社以上のビジネスパートナーとして、顧客の経営課題に真摯に対応し、特に金融・決済分野では国内市場シェアの約50%を占めるクレジットカード基幹システム開発、および約80%のシェアを誇るブランドデビットカードサービス提供・システム開発を行っています。
同社の強みは200を超えるサービスメニューによる幅広い対応能力にあります。これには、コンサルティングから運用保守、システム基盤の提供・構築、さらには事務処理に至るまでの全域をカバーするサービスが含まれています。
カルチャー
TISは、独自性と革新性を重要視しています。同社のカルチャーは、「やり切るTIS」と称されるように「攻める姿勢」と「やり切る力」に象徴されます。独立系総合ITサービス企業として、特定のメーカーや資本系列、業界に束縛されることなく、顧客それぞれの課題に対峙し、解決策の導出を目指します。この精神は、同社のDNAに刻み込まれており、社員が自己実現と挑戦を楽しカルチャーを形成しています。
企業理念
「OUR PHILOSOPHY」、未来に向けたビジョンとその達成に向けた中期経営計画など、様々な方針に基づき企業成長と価値向上を目指しています。
制度面
基本的な考え方
TISは、「多様性フュージョン」を経営の目指すべき一つの状態とし、社員一人ひとりが自らの強みと個性を発揮し、企業活動に意義を見出し、共に成長することでイノベーションを創出する環境を整えています。 同社は、性別、年齢、人種、地域、国籍などの違いに関わらず、多様な人材の採用を推進しており、同社の採用プロセスにおいては、応募者の基本的人権を尊重し、機会均等を保証するために公正な選考を心がけています。また、児童労働や強制労働の禁止、最低賃金の順守など、法律に基づいた倫理的なビジネス実践を厳守しています。
昇格制度
TISの評価制度は、半期ごとの目標設定と、グループの基本理念「OUR PHILOSOPHY」に基づいたコンピテンシー評価から成ります。報酬制度においては、社員の能力開発と優秀な人材の維持を目的として基本給の引き上げを実施するとともに、「安心して挑戦できる」報酬体系への変更を行っています。
昇進制度に関しては、等級制度をシンプル化し、昇進のために必要な期待役割を明確化しています。特にマネジメント職においては、ジョブディスクリプションを設定し各ポジションの人材要件を明確にし、ジョブ型の要素を取り込んで育成、配置、採用を行うことで、組織の柔軟性と効率性を高めています。
育成制度
TISは、研修を体系化しており、社員の学びや研究には年間約12日間の投資が行われるなど、その成長を積極的に支援しています。
同社の研修では研修から得られるスキルの活用シーンを確認しながらスキルを習得できます。さらに、DXコンサルタントや事業リーダーなど、構造転換を牽引する特定人材の育成やDX教育の拡充、プロジェクトマネジメントスキルの向上、アジャイル研修、サービスマネジメント教育にも力を入れています。
また、2023年度からは、「プラスOne」教育を開始し、データ分析、コンサルティング、事業創出、UXデザイン、セキュリティ、アジャイルという6つのテーマから選択し、研修を受講することができるようになりました。これにより、将来に向けた複線的なキャリア構築および社員の自律的な成長と価値創出を支援しています。
TISの平均年収
年齢別年収目安
| 年齢 | 年収目安 |
|---|---|
| 25歳 | 452万円 |
| 30歳 | 542万円 |
| 35歳 | 634万円 |
※上記年収の目安は、公式サイトに掲載された情報ではありませんので、参考程度にご活用ください。 コンサルティングファームは昇給スピードが一般的な企業と比べるとかなり早く、早い方は20代のうちに年収1,000万円を超えます。自身の能力や結果に応じて昇進スピードが決まるため、実力に応じた年収増を目指せる環境となっています。 ※補足すると、マネージャー未満では残業代がつくため、プロジェクトによってはコンサルタント時の給与が一時的に多くなる場合があります。
MyVision編集部の視点では、TISの年収水準は「急成長型の外資コンサル」と比較すると控えめに映るかもしれません。しかし、その代わりに得られるのは、長期的な安定性と大規模案件での経験値です。
短期的な年収最大化を重視するキャリアもあれば、社会インフラ級のプロジェクトに関わりながら着実に専門性を積み上げるキャリアもあります。TISは後者の色が強い企業であり、安定基盤の上でDX上流に関与できる点に独自の価値があると言えるでしょう。
まとめ
TISは、決済領域をはじめとする社会インフラを支えてきた国内有数の大手SIerであり、近年はDX上流コンサルティングにも本格参入しています。50年以上にわたる実績と、金融・決済分野で圧倒的なシェアを持つ基盤は大きな強みです。安定した経営基盤のもとで、ITとビジネスの両面から企業変革に携わることができる環境といえるでしょう。
大手SIer発のDXコンサルというポジションを目指す場合は、技術バックグラウンドをどのように上流領域へ活かすかが重要なポイントになります。MyVisionには、コンサル業界に精通した専門性の高いコンサルタント陣が在籍しており、SIer出身者のキャリア戦略や選考対策を具体的にサポートしています。どのようなコンサルタントが支援しているのか、ぜひあわせてご確認ください。
TISに関するよくある質問
Q1. TISは「SIer」と「コンサル」のどちらに近い企業ですか?
TISは歴史的には大手SIerに分類されますが、近年はDX上流領域にも本格的に参入しており、ポジションによって業務内容は大きく異なります。
従来型のシステム開発・運用保守に強みを持ちながらも、戦略立案や業務改革といったコンサルティング機能を強化しているため、「SIer発のDXコンサル」という位置づけが近いでしょう。
どの部門・職種に入るかによって求められるスキルやキャリアパスが変わるため、応募前に配属想定ポジションを確認することが重要です。
Q2. TISでは技術職から上流・コンサル領域へキャリアチェンジできますか?
可能です。近年はDX推進やIT戦略策定などの上流案件が増えており、開発経験を活かして要件定義・企画構想フェーズに関与するケースもあります。
ただし、単に「年数を重ねれば自然に上流へ行ける」という構造ではなく、提案力や業務理解力を主体的に磨く姿勢が求められます。
社内研修や「プラスOne」教育制度などを活用しながら、自らキャリアを広げていく意識が重要です。
