戦略コンサルの3大ファームMBBとは?年収・難易度・適性を解説
2026年01月28日更新
戦略コンサルティング業界において、MBBは最上位の存在です。MBBとは「マッキンゼー・アンド・カンパニー」「ボストン・コンサルティング・グループ」「ベイン・アンド・カンパニー」の3社を指す総称であり、難易度の高い経営課題に向き合う戦略コンサルの代名詞ともいえます。
一方で、「MBBとは具体的に何がすごいのか」「Big4やほかのコンサルと何が違うのか」「未経験からでも転職は可能なのか」といった疑問を持つ人も多いでしょう。イメージだけが先行し、実態や求められる水準を十分に理解しないまま目指してしまうと、転職後のギャップにつながる可能性もあります。
本記事では、MBBの位置づけや実態、年収やキャリアの考え方、転職難易度、目指すための現実的なステップを整理しました。戦略コンサルへの転職を検討しており、「自分にとってMBBは目指すべき選択肢か」を知りたい人は、ぜひ参考にしてください。
著者

大河内 瞳子
Okochi Toko
株式会社MyVision執行役員
名古屋大学卒業後、トヨタ自動車での海外事業部、ファーストリテイリング/EYでのHRBP経験を経てMyVisionに参画。HRBPとして習得した組織設計、採用、評価などの豊富な人事領域経験を生かした支援に強みを持つ。
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監修者

山口 翔平
Yamaguchi Shohei
株式会社MyVision代表取締役
早稲田大学を卒業後、JTB、オリックス生命を経てコンサルティング転職に特化した人材紹介会社へ入社。 長年のエージェント経験を基に、より多くの求職者様に対して質の高い転職支援サービスを提供するため、株式会社MyVisionを設立。
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MBBとは
MBBとは、戦略コンサルティング業界において最上位に位置づけられる3社の総称です。具体的には、マッキンゼー・アンド・カンパニー、ボストン・コンサルティング・グループ、ベイン・アンド・カンパニーを指します。
これらの企業は、経営トップ層が意思決定する重要テーマを担い、戦略コンサルのなかでもとくに高い思考力・再現性・責任水準が求められる点が特徴です。
ここではまず、MBBを構成する3社の概要を整理します。
MBBを構成する3社
MBBは、それぞれ異なる強みとカルチャーを持つ3つの戦略コンサルティングファームで構成されています。
いずれも経営層に直結するテーマを扱う点は共通していますが、得意とするアプローチや組織文化には違いがあります。
ここでは、MBBを構成する各社について、特徴や立ち位置を簡潔に整理しました。
マッキンゼー・アンド・カンパニー
| 会社名 | マッキンゼー・アンド・カンパニー |
| 代表者名 | 岩谷 直幸 |
| 本社所在地 | アメリカ合衆国 |
| 設立年 | グローバル:1926年 日本:1971年 |
| 事業内容 | 経営戦略コンサルティング |
| 主な支援領域 | 全社戦略、成長戦略、組織変革、M&A、デジタル戦略 |
| 所在地 | 東京都港区 六本木1-9-10 アークヒルズ仙石山森タワー |
| 公式サイトURL | https://www.mckinsey.com/ |
マッキンゼー・アンド・カンパニーは、経営層の意思決定に直結する戦略テーマを主に扱う戦略コンサルティングファームです。
各国の大企業や政府機関をクライアントに持ち、CEOや経営会議レベルの意思決定に直接関与する案件を数多く手がけています。
特徴的なのは、課題の構造化と仮説思考を徹底するアプローチです。限られた情報のなかで本質的な論点を見極め、経営判断に耐えうるストーリーを短期間で構築する力が求められます。
その分、求められる水準は非常に高く、若手であっても高い責任と再現性のあるアウトプットが期待されます。こうした環境で培われる思考力や問題解決力は、その後のキャリア選択においても活かしやすいスキルとして評価されやすいことが多い点が特徴です。
▼マッキンゼー・アンド・カンパニーについて詳しく知りたい人は、以下の記事もご覧ください
ボストン・コンサルティング・グループ
| 会社名 | ボストン・コンサルティング・グループ |
| 代表者名 | 秋池 玲子・内田 有希昌共同代表 |
| 本社所在地 | アメリカ合衆国 |
| 設立年 | グローバル:1963年 日本:1966年 |
| 事業内容 | 経営戦略コンサルティング |
| 主な支援領域 | 全社戦略、成長戦略、事業ポートフォリオ改革、デジタル戦略 |
| 所在地 | 東京都中央区日本橋室町三丁目2番1号 日本橋室町三井タワー25階 |
| 公式サイトURL | https://www.bcg.com/ja-jp/ |
ボストン・コンサルティング・グループは、経営戦略の立案を中核とする戦略コンサルティングファームです。企業の成長戦略や事業構造の再設計といったテーマを中心に、経営層と並走する形で支援をおこなっています。
同社の特徴は、理論性と再現性を重視した戦略設計にあります。事業ポートフォリオや競争優位の考え方を整理するフレームワークを活用し、複雑な経営課題を構造的に捉える点が強みです。
プロジェクトでは、仮説構築から検証、示唆の言語化までを一貫して担うことが求められます。
そのため、論点整理力やストーリー構築力を体系的に磨きたい人にとって、経験を積みやすい環境といえるでしょう。
▼ボストン・コンサルティング・グループについて詳しく知りたい人は、以下の記事もご覧ください
ベイン・アンド・カンパニー
| 会社名 | ベイン・アンド・カンパニー |
| 代表者名 | デイヴ マイケルズ |
| 本社所在地 | アメリカ合衆国 |
| 設立年 | グローバル:1973年 日本:1982年 |
| 事業内容 | 経営戦略コンサルティング |
| 主な支援領域 | 全社戦略、事業戦略、M&A、PE支援、業績改善 |
| 所在地 | 東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー37階 |
| 公式サイトURL | https://www.bain.com/ja/ |
ベイン・アンド・カンパニーは、戦略立案に加えて実行フェーズまで深く関与するスタイルを特徴とする戦略コンサルティングファームです。経営層と密に連携しながら、意思決定後の施策実行や成果創出までを重視した支援をおこなっています。
同社の特徴は、成果に結びつく戦略設計を重視する点です。とくにM&Aやプライベート・エクイティ(PE)領域とのかかわりが深く、投資判断や価値向上施策の検討といったテーマにも多く携わっています。
プロジェクトでは、クライアント組織の現場と近い距離で議論を進める場面が多く、戦略を「描く力」だけでなく「実行に落とし込む力」も求められます。
そのため、構想と実行の両面に関わる経験を積みたい人にとって、適した環境といえるでしょう。
▼ベイン・アンド・カンパニーについて詳しく知りたい人は、以下の記事もご覧ください
戦略コンサル業界におけるMBBの位置づけ
MBBは、戦略コンサルティング業界のなかでも最上流の経営テーマを担うポジションに位置づけられます。企業の中長期戦略や全社変革など、経営トップが意思決定するテーマを主な対象としている点が特徴です。
戦略コンサル業界には多様なファームがありますが、MBBは案件の性質・求められる思考水準・責任範囲のいずれにおいても高い前提が置かれやすい傾向があります。単なる分析や資料作成にとどまらず、経営判断そのものに耐えうる論点設定やストーリー構築が求められます。
また、プロジェクトでは若手であっても一定の裁量を持ち、自ら仮説を立て、検証し、示唆としてまとめる役割を担うケースが一般的です。そのため、アウトプットの質に対する期待水準が高く、個人に求められる責任も相対的に大きい傾向です。
このような特性から、MBBは経営の最上流に位置する意思決定テーマを主に担うファームとして位置づけられています。戦略領域の中核を担うファームとして、業界全体を語るうえで基準点として扱われることが多い点が特徴です。
Big4との違い
Big4とは、世界的に展開する4つの大手会計系プロフェッショナルファームを指す総称です。具体的には、デロイト、PwC、KPMG、EYの4グループで構成されており、日本では監査法人・税理士法人・コンサルティング部門などを含む総合ファームとして展開されています。
Big4のコンサルティング部門は、業務改革・IT/DX・リスク管理・ガバナンス対応など、戦略の実行フェーズを支援する役割を担うケースが多い点が特徴です。
こうした前提を踏まえ、MBBとの違いを以下の表で整理します。
| 比較項目 | MBB | Big4 |
|---|---|---|
| 主な支援領域 | 全社戦略・中長期戦略 | 業務改革・IT/DX・リスク対応 |
| クライアント接点 | 経営トップ層 | 事業部・現場責任者層 |
| 役割の位置づけ | 意思決定の前提を設計 | 施策設計・実行を支援 |
| プロジェクト期間 | 短期集中型が多い | 中長期案件が多い |
| 求められる前提 | 高い仮説構築力と再現性 | 専門性と実行力 |
MBBは、企業の方向性を定める最上流の経営テーマを主に扱います。分析結果そのものよりも、経営層が「何を判断すべきか」を整理し、意思決定につなげる役割が重視される点です。
一方でBig4は、戦略を具体的な施策やプロジェクトに落とし込むフェーズに強みを持ちます。業務・IT・会計・リスクといった専門性を活かし、現場と連携しながら変革を推進するケースが一般的です。
MBBとBig4は、どちらが上という関係ではなく、企業の課題解決プロセスのなかで担う役割が異なります。経営判断の起点にかかわりたい人はMBBが、実行支援まで含めて幅広いテーマにかかわりたい人はBig4が、それぞれ選択肢として検討されやすいでしょう。
▼Big4について詳しく知りたい人は、以下の記事もご覧ください
MBBの実態
MBBは、得られる経験が大きい一方で、求められる水準や責任も高い環境です。
ここでは、MBBで得られる経験・スキル、求められる前提、転職市場で評価が高い理由を解説します。
MBBで得られる経験・スキル
MBBでは、経営の最上流にかかわるプロジェクトを通じて、汎用性の高い思考力と意思決定支援スキルを身につけられます。
具体的に得られる経験・スキルは、以下のとおりです。
- 論点設定力:情報が不足した状況でも、前提を置いて論点を分解し、検討すべき課題を整理する力
- 仮説構築力:正解がないテーマに対し、初期仮説を立てて検証を回しながら示唆を導く力
- 経営視点での思考力:事業や組織を全体最適の視点で捉え、経営判断に必要な観点を抽出する力
- ストーリー構築力:分析結果を経営層が判断できる形に整理し、納得感のある説明に落とし込む力
- 高負荷環境でのアウトプット力:短い時間制約と高い期待水準のなかで成果を出し続ける力
これらは、現場改善や担当業務の延長では身につきにくいスキルです。
MBBでは、こうした経験を若手のうちから積む点が特徴といえるでしょう。
MBBで求められる水準と責任の重さ
MBBでは、若手であっても経営層が意思決定に使う前提の資料や示唆を求められます。単に分析結果を示すのではなく、経営が 「次に何を決めるべきか」を判断できる状態まで考え抜かれているかが問われます。
そのため、MBBで求められる水準は、作業の正確さではなく思考の質です。具体的には、以下のような点が基準です。
- 論点設定の水準:与えられたテーマに対し、検討すべき論点を自ら定義できているか
- 仮説の置き方の水準:十分な情報がない段階でも、検討の軸となる仮説を置けているか
- 示唆の明確さ:分析結果が「だから何を判断すべきか」まで落とし込まれているか
- 資料の完成度:経営会議で使用される前提として、構成や表現に違和感がないか
- 思考プロセスの説明力:結論だけでなく、そこに至る考え方を言語化できているか
これらは、指示どおりに作業をこなす力とは異なる基準です。自ら考え、判断材料を提示する役割を担う前提で評価されます。
この水準が求められる背景には、MBBの仕事が経営判断に直結しやすいという特性があります。提示した示唆が、そのまま投資判断や事業方針に影響する可能性があるため、アウトプットの妥当性や前提条件について説明責任を負う場面も多いです。
また、年次にかかわらず個人の担当領域が明確にわかれるため、チームの成果であっても自分の考えとして説明する責任がともないます。
裁量が大きい一方で、求められる責任の重さも相応に大きい環境といえるでしょう。
転職市場でMBBの評価が高い理由
MBBでの経験は、転職市場において一定の評価につながりやすい要素として受け取られることが多いです。その背景には、以下のような点があります。
- 扱うテーマの抽象度が高い
- 経営層に近い立場で意思決定支援をおこなっている
- 高い前提条件のもとで成果を出すプロセスを経験している
MBBでは、中長期戦略や全社変革など、正解が用意されていないテーマを扱います。そのため、課題設定から示唆出しまでを自ら設計する経験が、業界や職種が変わっても応用しやすい点と評価されやすくなります。
また、経営層が判断する前提で資料や示唆を提示する業務経験は、事業会社やほかファームにおいても共通して求められる場面が多く、再現性のある経験として受け取られやすい点が特徴です。
さらに、限られた時間や情報のなかで仮説を立て、検証し、アウトプットを磨き続けるプロセスを経験していることも、職務経歴書や面接で説明しやすい要素です。
このように、MBBでの経験は、転職市場において、企業名そのものよりも「どのような環境で、どの水準の仕事に向き合ってきたか」という点が重視されやすい特徴があります。
MBBの年収とキャリア
MBBでは、高い年収レンジが設定される傾向です。これは、扱うテーマの難易度や、個人に求められる役割水準が高いことと密接に関係しています。
ここでは、MBBにおける年収レンジの目安とキャリアの考え方を整理したうえで、高年収が実現しやすい理由を解説しました。
年収レンジとキャリアの考え方
MBBの年収は、職位と連動して段階的に上がる設計が取られています。
以下に、戦略ファーム全体の年収レンジを目安として、水準感をまとめました。
| 職位 | 役割 | 年収(戦略ファーム) |
|---|---|---|
| アナリスト/アソシエイト | 分析・リサーチを担う若手層 | 600万〜1,000万円 |
| コンサルタント | 小規模領域のリードを担う | 1,200万〜2,000万円 |
| マネージャー | プロジェクト全体の設計・管理 | 2,000万〜3,500万円 |
| プリンシパル(シニアマネージャー) | 提案責任・顧客関係を担う | 3,000万〜5,000万円 |
| パートナー | 経営・案件獲得を担う | 5,000万円以上 |
※本表は、MyVisionが把握しているコンサル業界の年収データをもとにした目安です ※MBB各社の年収を直接示すものではなく、戦略ファーム全体の水準感を示しています
MBBを構成する3社は、報酬設計の考え方や職位構造が近く、昇進に伴って年収レンジが引き上げられる点が共通しています。
在籍年数よりも、次の職位で求められる役割を果たせているかが評価の軸となるため、年収はキャリアの進捗と強く連動します。
そのため、MBBの年収は単なる報酬水準ではなく、どの水準の役割を担っているかを示す指標として捉えると理解しやすいでしょう。
高年収が実現する理由
MBBで高年収が実現しやすいのは、個人の能力評価というよりも、ビジネスモデルと報酬設計が高付加価値型のためです。
主な理由は、以下のとおりです。
- 経営判断に直結する高付加価値サービスを提供している
- 少数精鋭でプロジェクトを設計している
- 職位と報酬が強く連動する仕組みを採用している
MBBが提供するのは、企業の中長期戦略や全社変革など、経営の最上流に位置する支援です。これらは意思決定の失敗が事業全体に影響するテーマであり、クライアントが支払うフィー水準も相対的に高いことが特徴です。
結果として、ファーム全体の収益性が高まり、報酬原資が確保されやすい構造になっているといえます。
また、MBBのプロジェクトは少人数体制で進められるケースが多く、ひとりあたりの付加価値が高い設計です。担当者ひとりが担う影響範囲が広いため、成果に対する対価も職位に応じて大きく設定されやすいのです。
さらに、MBBでは職位ごとに明確な報酬レンジが設定されており、昇進がそのまま年収レンジの引き上げにつながります。在籍年数ではなく役割水準を基準に評価するため、キャリアの進捗と報酬が構造的に結びついています。
このように、MBBの高年収は、転職市場での見られ方とは別に、提供価値・組織設計・報酬制度の結果として生まれていると理解すると良いでしょう。
MBBへ転職できるのか
MBBへの転職は、コンサル業界のなかでも難易度が高いといえます。求められる思考水準や選考基準が厳しく、誰でも目指せるわけではないためです。
一方で、経歴やスキルの内容によっては、選考対象となる可能性があるケースも存在します。
ここでは、MBBへの転職に可能性があるケースと、難易度が一気に高まるケースを解説します。
可能性があるケース
MBBへの転職に可能性があるのは、これまでの経歴から「思考力」と「成果の再現性」を示せるケースです。
必ずしも戦略コンサル経験が前提となるわけではなく、評価されやすいポイントが明確に存在します。
具体的には、以下のようなケースでは選考対象となる可能性があります。
| 該当ケース | 評価されやすい理由 |
|---|---|
| 戦略・総合コンサル経験者 | 論点設計や仮説検討など、MBBに近い業務水準を経験している |
| 事業会社で難度の高いプロジェクトを主導 | 正解のないテーマで意思決定を支えた経験を説明しやすい |
| 研究職・理系院卒などのバックグラウンドを持つ人 | 複雑な課題を構造的に扱ってきた思考力を示しやすい |
| 若手でポテンシャル評価が可能 | 思考力や吸収力を軸に選考される余地がある |
これらに共通するのは、過去の肩書きよりも「どの水準の課題に、どの立場で向き合ってきたか」が問われる点です。
経歴をそのまま並べるのではなく、MBBの求める水準に引き直して説明できるかが、可能性を左右するといえるでしょう。
難易度が一気に高まるケース
MBBへの転職は、経歴や経験の内容によっては難易度が大きく上がります。
代表的なケースを以下に整理しました。
| 該当ケース | 難易度が高まる理由 |
|---|---|
| 実行・運用中心の業務経験のみ | 論点設計や仮説構築の経験を示しにくい |
| 成果を個人単位で説明できない | 思考プロセスや意思決定への関与度が伝わりにくい |
| 業界・職種が固定的なキャリア | 抽象度の高いテーマへの対応力を評価しにくい |
| 社会人経験が長いが役割が変わっていない | 次の職位で求められる水準との差が大きくなりやすい |
これらのケースでは、能力そのものよりも「MBBが求める水準との接点を説明しにくい」点が課題になるでしょう。
経歴の見せ方や選考戦略を工夫しない限り、難易度は一気に高まると考えておいたほうが良いケースです。
【MyVision編集部の見解】 MyVision編集部では、「MBBに受かるかどうか」だけを基準に転職判断することは推奨していません。実際の支援現場では、選考通過の可能性があっても、入社後に求められる働き方やキャリアの持続性を整理しないまま応募し、早期に壁に直面してしまうケースが多くあります。重要なのは、MBBで何を得て、どの市場価値をつくりたいのかを言語化できているかです。MBBへの転職は「入れるかどうか」ではなく、「その後のキャリアにどうつながるか」という視点で判断したほうが、結果的に納得度の高い選択になりやすいといえるでしょう。
MBBを目指すためにすべきこと
MBBを目指す場合、いきなり応募するのではなく、戦略的に進め方を設計することが重要です。
転職難易度が高いからこそ、どのルートで目指すのかを誤ると、実力を十分に発揮できないまま選考が終わってしまう可能性があります。
ここでは、MBBを目指すうえで最初に考えるべきルート設計、段階的に戦略コンサルを目指す選択肢、情報の精度を高めるための具体的な手段を解説します。
まずは「どのルートで目指すか」を考える
MBBを目指す際は、最初に「どのルートで到達するか」を明確にすることが重要です。現在の経歴やスキルによって、現実的な進め方は大きく異なります。
たとえば、すでに戦略・総合コンサルでの経験がある場合は、同職種内でのステップアップ転職が選択肢になるでしょう。一方、事業会社出身や異業種の場合は、いきなりMBBを目指すよりも、経験のつながりを説明できるルートを設計したほうが通過率を高めやすくなります。
重要なのは、企業名やブランドではなく、「次の選考で評価される経験を積めるか」という視点です。MBBの選考では、過去の肩書きよりも、論点設定や仮説構築といった思考プロセスをどの水準で経験してきたかが問われます。
そのため、自分の現在地を整理し、「直接挑戦するルートが現実的か」「一段階経験を積むルートが適切か」を冷静に見極めることが、MBB転職の第一歩といえるでしょう。
段階的に戦略コンサルを目指す選択肢も検討する
現在の経歴によっては、段階的に戦略コンサルを目指すルートが現実的な選択肢になるでしょう。いきなりMBBに挑戦するよりも、選考で評価されやすい経験を積むことを優先する考え方です。
具体的には、総合コンサルやITコンサル、FAS系コンサルなどで、論点設計や仮説検討を伴う業務経験を積むルートが挙げられます。これらの環境では、戦略立案に近いテーマや経営層向けの資料作成にかかわる機会もあり、MBBの選考で求められる思考水準との接点を作りやすいです。
また、段階的なルートを取ることで、自身の適性を見極める時間を確保できる点もメリットです。戦略コンサルの業務水準や働き方を理解したうえでMBBを目指せば、入社後のギャップを抑えやすくなります。
このような段階的に戦略コンサルを目指す考え方は、遠回りに見えても、結果的に到達確率を高める手段となる場合があります。現在地と目標の距離を踏まえ、自分に合った進め方として検討すると良いでしょう。
転職エージェントを活用する
MBBを目指す場合、転職エージェントを活用することで選考の精度を高めやすくなります。求められる水準が高いからこそ、自己判断だけで進めるとミスマッチが生じやすいためです。
とくに重要なのは、自分の経歴がどの職位・どのルートで評価されるかを客観的に把握することです。MBBの選考では、同じ経歴でも見せ方や応募ポジションによって評価が大きく変わるケースがあります。
また、ケース面接やフィット面接など、MBB特有の選考プロセスへの対策も欠かせません。過去の選考傾向や評価ポイントを踏まえた準備ができるかどうかで、通過率に差が出やすくなります。
MBBを含むコンサル転職を検討する際は、業界に特化した転職エージェントの活用を選択肢に入れると良いでしょう。MyVisionでは、コンサル業界に特化した情報をもとに、キャリアの整理から選考対策まで一貫してサポートしています。
現在地に合った進め方を検討したい人は、相談先のひとつとして活用するのもおすすめです。
【MyVision編集部の見解】 MyVision編集部の見解では、MBB転職で失敗しやすいのは、「最初からMBB一本に絞ってしまう人」です。実際の転職支援では、あえて総合系や準戦略ファームで経験を積んだ結果、より高い職位でMBBに挑戦できたケースや、別の戦略ファームでMBB同等のキャリア価値を築いた例も多く見られます。大切なのは、企業名ではなく、「どのレベルの戦略案件と役割を経験できるか」を基準にルートを設計することです。この視点を持つことで、MBBを含めた戦略コンサル転職の成功確率は、現実的かつ持続的に高まりやすくなります。
まとめ
MBBは、戦略コンサル業界のなかでも高い水準が求められる環境です。年収やブランドだけでなく、どのレベルの役割を担い、経営判断にどのように関与するかが評価の軸です。
転職難易度は高いものの、これまでの経験やスキル次第では選択肢となるケースもあります。現在地を客観的に把握し、直接挑戦するのか、段階的に目指すのかといったルート設計が重要です。
MBBへの転職を検討する際は、業界理解や選考対策の精度が結果を左右します。MyVisionでは、コンサル業界に特化した情報をもとに、キャリア整理から選考対策まで支援していますので、自分に合った進め方を知りたい人は、ぜひ活用してみてください。
MBBに関するよくある質問
MBBについて調べるなかで、「年収や難易度はわかったものの、最終的に自分にとって現実的な選択肢なのか判断しきれない」と感じる人も多いでしょう。
ここでは、MBBへの転職を検討する際によくある疑問について、簡潔に解説します。
Q.MBBはコンサル未経験でも目指せますか?
可能性はありますが、難易度は高いといえます。
戦略コンサル未経験の場合でも、論理的思考力や高い抽象化能力、事業や経営に関わる実績があれば評価されるケースがあります。
Q.MBBとBig4では、転職後のキャリアにどのような違いがありますか?
MBBは、より抽象度の高い経営テーマに携わる機会が多く、早い段階から意思決定に近い経験を積みやすい点が特徴です。
一方でBig4は、実行支援や専門領域に強みがあり、キャリアの方向性や働き方に違いがあります。
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【中途】AIコンサルタント(TM:チームマネージャー)※ケース面接あり
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大手クライアントのAI取組み戦略の策定から、AIを使った業務改善や新規事業・新サービス開発までを主導するプロジェクトに参画し、プロジェクトの提案・推進を担って頂きます。 【具体的なAIコンサルティング業務】 ●AI取組み戦略の策定 -AIに関する市場/顧客/自社/技術動向のリサーチ -クライアントにおけるAI取組み領域の選定やロードマップ作成 -AIを活用した新規ビジネス/新規サービス/業務改善などのソリューション提案 ●課題解決プロジェクトの立案 -個別の取組み領域におけるビジネス課題の明確化 -課題解決に向けたAIソリューションの企画・提案 -プロジェクト計画の作成と実行スケジュール・体制の策定 ●具体ソリューション開発のPM/PMO -クライアントの新規ビジネス/新規サービス/業務改善の為のAIソリューション開発の構想策定 -ビジネスプランに応じた開発要求定義の策定 -開発チームとの連携によるプロダクトの要件定義と仕様策定 -プロダクト開発の進捗管理と課題解決 -リリース後のフィードバック収集と次期バージョンの企画 上記のようなクライアント支援案件で、プロジェクトマネージャーとして、1~3名程度のコンサルタントを率いてPJをリードして頂きます。 また、プロジェクトカンパニーの事業本部内で、2~5名程度の部署のチームリーダーを担って頂きます。 更に、AIコンサルティング事業の事業計画策定・推進など自社事業開発プロジェクトにも参画して頂きます。 【具体的な業務内容】 ・プロジェクト提案 ・プロジェクトデリバリー時のPM ・クライアントミーティング(資料作成/プレゼンテーション/ファシリテーション/ディスカッション/折衝など) 目指せるキャリア 下記のような多種多様なキャリアの実現を目指すことができます。 また、業務を進めながら他のキャリアステップに変更することも可能です。 例) ●プロデューサー:予算責任規模が大きい組織を担当し、高い組織マネジメント力を通じて、安定的・継続的に顧客期待に応え、事業貢献していく ●エキスパート:高単価案件を担う組織を担当し、高いコンサル力を有した人材の育成を通じて、機動的に顧客期待に応え、事業貢献していく ●スペシャリスト:チームを持たず(組織マネジメントせず)個のコンサルとしてのスキルを圧倒的に高め、機動的に高難度プロジェクトを推進することで顧客期待に応え、事業貢献していく
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【中途】マーケティングコンサルタント(ブランドプロモーション支援サービス)
想定年収
680~920万円
勤務地
東京都港区
業務内容
・事業のデータや調査等の数字分析とアウトプットを通じたマーケティング戦略や戦術の策定 事業データや市場調査データなどの多角的な数値分析に基づき、事業の成長を最大化するためのマーケティング戦略および具体的な戦術の策定を行っていただきます。 ・ブランドプロモーションの実行における改善 策定した戦略に基づき、ブランド認知度向上やエンゲージメント強化のための各種プロモーション活動を実行します。 実行後は効果測定を徹底し、PDCAサイクルを高速で回しながら、継続的な改善と最適化を実施していただきます。 ・SEOやLLMOといったカスタマーの獲得導線の改善 SEOやLLMOといった最先端の技術を活用したカスタマー獲得チャネルの分析・改善を推進します。 常に新しい技術やトレンドを取り入れ、効率的かつ持続的な顧客獲得導線(集客チャネル)の最適化を図ります。
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【不動産経験者】人事コンサルタント
想定年収
450~650万円
勤務地
東京都港区
業務内容
人材獲得・採用支援を入口として、多角的な経営課題に対して 既存の手法に捉われない多様な領域(組織人事・ファイナンス・DXなど)の伴走型のコンサルティングを提供し、 産業の担い手たるお客様の成長をご支援いただきます。 【組織】 ●第一コンサルティング事業部(不動産、物流等の既存産業向け) ●第二コンサルティング事業部(未上場スタートアップ向け) ●地域戦略化事業部 ●R&D(各コンサルティング領域を専門とする) インダストリーカットで特定業界に向き合うチームと、ソリューションカットのチームで構成されております。 それぞれのクライアントの課題解決を行う事はもちろん、事業部を跨いでプロジェクトを推進する事もございます。 【第一コンサルティング事業部】 レガシー産業(不動産、物流、教育、建築、金融など)の業界に対して人材領域から支援に入っております。 他にも昨今の社会・業界の流れを踏まえ、営業・アライアンス支援行ったり、直近はM&A仲介のご相談も多いです。 現在は、向き合っている業界が人手を多く必要とする特性を持つため人材のご支援が多いですが、将来的には人手不足という課題そのものを解消するために、デジタル化やその他領域も含め総合的に支援できる組織 を目指しています。 そのため、より業界の知識を持ち、主体的に周りを巻き込んで事業を作れる方に参画いただきたいです。 【業務内容】 人材紹介/営業支援(フロー作成、営業代行)/アライアンス支援/資金調達支援/M&A仲介 └具体的には ●新規開拓営業、アカウントマネジメント ●クライアントの経営課題ヒアリング、最適なソリューションの企画・提案 ●獲得した案件のデリバリー業務(人材集客含む) ●クライアントへ各種報告資料、各種成果物の作成 等 + メンバー・売上目標のマネジメント
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株式会社ローランド・ベルガーのセミナー・特別選考会情報
受付中
選考会
10月3日(土) 週末選考会
応募期限
2026年9月2日(水) 16:00
スケジュール
2026年10月3日(土) 9:00~
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受付中
選考会
9月5日(土) 週末選考会
応募期限
2026年8月5日(水) 16:00
スケジュール
2026年9月5日(土) 9:00~
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受付中
選考会
7月4日(土) 週末選考会
応募期限
2026年6月3日(水) 16:00
スケジュール
2026年7月4日(土) 9:00~
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受付中
選考会
6月6日(土) 週末選考会
応募期限
2026年5月1日(金) 16:00
スケジュール
2026年6月6日(土) 9:00~
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受付中
選考会
4月4日(土) 週末選考会
応募期限
2026年3月4日(水) 16:00
スケジュール
2026年4月4日(土) 9:00~
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