リブコンサルティングの年収は？競合他社との比較や転職難易度を徹底解説
2025年01月29日更新
リブコンサルティングはコンサルティング満足度が90％に達しており、業界平均の62%（日本能率協会調べ）を大きく上回っていることから注目を集めているコンサルティングファームです。スタートアップから中小企業、エンタープライズまでを対象に、施策の立案から実装まで行う伴走型支援を提供しています。
この記事では、リブコンサルティングの特徴や年収、競合他社との比較、福利厚生、転職難易度・対策法などについて解説します。
監修者
山口 翔平
Yamaguchi Shohei
株式会社MyVision代表取締役
早稲田大学を卒業後、JTB、オリックス生命を経てコンサルティング転職に特化した人材紹介会社へ入社。 長年のエージェント経験を基に、より多くの求職者様に対して質の高い転職支援サービスを提供するため、株式会社MyVisionを設立。
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リブコンサルティングとは？
リブコンサルティングは、2012年に設立された総合コンサルティングファームです。「100年後の世界を良くする会社」を増やすという経営理念のもと、新しいコンサルティングファームの在り方を模索しています。
同社は、戦略立案から実行支援までを一貫して行う「カンパニーベース」のコンサルティングスタイルを採用しています。
具体的なサービスとしては、セールス・マーケティング、事業開発、デジタルトランスフォーメーション（DX）、AIコンサルティングなど、多岐にわたる課題解決を提供しています。
リブコンサルティングはこれらの包括的なサービスにより急速に業績を伸ばしていることが特徴ですが、自社の成長だけでなく、持続可能な未来社会の創造に貢献することも目指しています。コンサルティング業務のほか企業経営に関する教育や研修プログラム企画・運営なども手掛けているコンサルティングファームです。
| 会社名 | 株式会社リブ・コンサルティング |
| 設立 | 2012年7月 |
| グループ社員 | 330名（2024年10月） |
| 代表者 | 代表取締役 関巌 |
| 本社所在地 | 東京都中央区日本橋二丁目7-1 東京日本橋タワー29階 |
| 会社URL | https://www.libcon.co.jp/ |
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リブコンサルティングの特徴
リブコンサルティングの特徴は、スタートアップ、中小・中堅、エンタープライズの3つのドメインへサービスを提供していることです。3つのドメインをまたいだコンサルティングサービスは国内唯一のビジネスモデルです。
一般的なコンサルティング企業のビジネスモデルは、たとえばマッキンゼーなどの外資系であればエンタープライズ向けの戦略立案や業務改革、国内大手コンサルティングファームでは大企業向けのDX支援など、特定の顧客層や分野に焦点を当てています。
一方、リブコンサルティングは規模を問わず、幅広い顧客層の成長に貢献している点が大きな強みです。
また、戦略の立案だけでなく現場に深く入り込んだ「結果の出る成果創出型コンサルティング」も強みとしています。
リブコンサルティングの年収の特徴
コンサルティングの年収は、他業界と比較して高水準であることが一般的です。ここではリブコンサルティングの年収について、役職別、新卒の場合で解説します。
リブコンサルティングの平均年収
大手口コミサイトによるリブコンサルティングの平均年収は725万円です。
参考：openwork
厚生労働省の発表による給与所得者の平均年収は458万円（※1）であり、経営コンサルタント職の年収は全国平均で947.6万円（※2）です。リブコンサルティングの平均年収は、業界全体の平均よりはやや低い水準となっています。
リブコンサルティングの職種別・役職別の年収比較
2025年1月時点で、リブコンサルティングで募集しているキャリア採用の職種には、経営コンサルタント・新規事業開発コンサルタント・スタートアップ・ベンチャー支援コンサルタントがあります。
大手口コミサイトによるリブコンサルティングのコンサルタント平均年収は726万円です。 また、 リブコンサルティングの年齢別の平均年収は以下のようになっています。
- 25歳：564万円
- 30歳：691万円
- 35歳：734万円
コンサルタントは職位が上がるごとに年収もアップします。年齢が高いほど上位職であることが多く、それが年齢別年収に反映されているようです。
実際にリブコンサルティング公式で公開されている採用情報では、コンサルタント未経験者の場合には年収600万円程度、コンサルタント経験者の場合には年収1000万円以上が提示されています。
引用：openwork
リブコンサルティングの新卒年収
リブコンサルティング公式サイトによる2027年度新卒採用の募集要項によると、経営コンサルタント職の年収は500万円です。厚生労働省が発表している新卒者の平均年収は228.5万円ですので、リブコンサルティングの新卒年収はかなり高水準といえるでしょう。
リブコンサルティングは年俸制度を採用しており、年俸を12分割した41.6万円が月給として支払われます。これには固定残業月50時間分の残業手当が含まれており、超過した残業分は別途支給されます。
参考：厚生労働省
新卒採用の採用大学は？
公式サイトから採用実績のある大学をあげてみます。難関国公立大学や難関私大が中心であり、高学歴の人材を多く採用していることがわかります。
東京大学、京都大学、慶應義塾大学、早稲田大学、一橋大学、東京工業大学、名古屋大学、北海道大学、大阪大学、千葉大学、神戸大学、上智大学、明治大学、青山学院大学、中央大学、東京理科大学、同志社大学、横浜国立大学、オックスフォード大学、ワシントン大学 等
リブコンサルティングは難関大学出身者が多い一方で、学歴フィルターを重視する傾向は薄く、キャリア採用においては未経験者も受け入れており、同社のミッションである「100年後の世界を良くする会社を増やす」への共感や経験値が重視されます。
そのため特定の学歴にとらわれず、自身の経験やスキル、意欲を積極的にアピールすることが重要です。
リブコンサルティングは激務？残業時間について
大手口コミサイトによるリブコンサルティングの残業時間は、71.7時間です。1日当たりの平均労働時間は11時間を超える長時間勤務であり、この結果からは激務であるといえるでしょう。もちろん、関わるプロジェクトの内容によっても変わってきます。
リブコンサルティングは、プロジェクトを成功に導く過程での努力が正当に評価される仕組みがあり、早期から大規模案件に関われる機会も豊富です。
そのため自己成長を求める人や、高い目標に挑戦する意欲がある人にとっては、モチベーションを保ちながら働ける職場といえるでしょう。
また、リブコンサルティングは顧客志向できめ細かなサービスを行うため、業務が煩雑になることも残業時間が多くなる要因と考えられます。
しかし、有給休暇取得率は54.6％と比較的取りやすい環境であり、適度にリフレッシュしながら成果を追求できる体制も備えています。
参考：openwork
リブコンサルティングの年収が高い理由
リブコンサルティングの年収が高い理由には、業界の高収益性や実力主義の給与体系があげられます。
コンサルティング業界全体の高収益性と独自のビジネスモデル
コンサルティング業界は大がかりな設備投資が必要なく、固定費も少ないため、主なコストは人件費のみです。そのため、報酬が社員の年収に反映されやすいといえます。また、クライアント企業の業績向上に直接貢献するという仕事内容から、そもそも報酬が高い傾向があります。
コンサルティングは、企業の複雑な課題を解決することが仕事です。コンサルタント職は、高度な専門知識とスキルが求められ、その責任・プレッシャーも重いことから、年収は高水準なことが一般的です。
このような業界全体の特性に加え、冒頭でお伝えした国内唯一のビジネスモデルを構築している点が、リブコンサルティングの広範な顧客基盤を作り、従業員の高い年収へとつながっています。
さらに、デジタルトランスフォーメーション（DX）をはじめとする最先端技術の活用や、持続可能な社会作りに向けた事業を推進していることから、事業拡大への期待も大きい企業です。
社会的価値を重視した経営方針を持つリブコンサルティングは、急速な成長とともに、将来的にも業界内での存在感を高めることが期待されています。
実力主義の給与体系
リブコンサルティングは、従業員の能力や業績に応じて給与を決定する実力主義の給与体系をとっています。プロジェクトの成果やコンサルスキルの高さが評価され、昇給やボーナスに反映される仕組みです。
従来の年功序列制と比較し、若くても実力次第で高水準の年収を得るチャンスがあり、キャリア採用時にも年収600万円代からのスタートができることは大きな魅力。
評価の公正感や納得感も得られるため、困難な仕事であってもやりがいを持って働けます。
リブコンサルティングの評価制度
リブコンサルティングでは、年に2回評価が行われ、グレードに応じて次の半年の報酬額が決定される仕組みです。評価が良ければ半年でグレードが上がり、昇給するチャンスがあります。
評価の内容は、論理的思考力やプロジェクトマネジメント力などコンサルタントとしてのスキルと、社内における貢献度です。丁寧な評価やフィードバックが行われ、適切な評価を行うために、評価調整会議では評価者が1日かけて評価の妥当性の確認を行っています。
リブコンサルティングの福利厚生
リブコンサルティングは、社員の柔軟な働き方を実現すべく福利厚生制度の整備や社内ネットワーク施策を推進しています。「ベストモチベーションアワード」に4年連続、「働きがい認定企業」に10年連続選出されており、労働環境への取り組みが表彰されました。
休暇
リブコンサルティングは、完全週休二日制、祝日、年末年始休み、年次有給休暇のほか以下の休暇制度を設けています。体調が悪いときには、有休ではなく私傷病休暇が取得できます。
- 私傷病休暇
- 結婚・出産・忌引休暇
- 妊娠症状対応特別休暇
- 育児・介護休暇
健康
リブコンサルティングの健康に関わる制度は以下の通りです。コンサルタント職は、仕事のプレッシャーが大きく、体調を崩す場合もあるため、相談できる産業医がいることは安心材料といえます。
- 健康診断
- 産業医面談
- 予防接種
手当
リブコンサルティングの手当には以下の制度があります。家族手当や住宅手当、退職金などはなく、年俸に含まれる形です。
- 交通手当・出張手当
- 結婚祝金・出産祝金
- 慶弔見舞金
子育て介護
子育てや介護関連の制度は以下の通りです。妊娠中に体調不良になったときに取得できる特別休暇も完備しています。男性でも育児休暇を容易に取得できるような風土が醸成されているようです。
- 育児休暇
- 育児時短勤務
- 産前産後休暇
- 妊娠症状対応特別休暇
- 介護休暇
働き方
リブコンサルティングでは柔軟な働き方を推進しており、フレックス勤務やリモート勤務を導入しています。これにより場所に縛られず、通勤の負担を感じず働くことが可能です。また、社員間の親睦を計ったり、ナレッジを共有するための社内ネットワークも充実しています。
月に1度のオフィスでの入社メンバー歓迎懇親会や、半年に1度の全社コンサルタント懇親会の実施などです。サークル活動への補助金制度もあり、スポーツ系や文科系などさまざまなクラブ活動による業務外交流の推進を図っています。
競合他社との年収比較
リブコンサルティングの年収は競合他社と比較してどのような水準になっているのでしょう。大手口コミサイトによる他社年収は以下の通りです。
- 野村総合研究所：コンサルタント1,090万円
- アビームコンサルティング：コンサルタント806万円
- リヴァンプ：コンサルタント658万円
- 船井総合研究所：コンサルタント547万円
コンサルティングファームは、外資系や大規模ファームであるほど年収が高い傾向があります。企業によってバラつきはありますが、リブコンサルティングは競合他社と比較して平均的な水準といえるでしょう。
引用：openwork
引用：openwork
引用：openwork
引用：openwork
リブコンサルティングへの転職対策
ここからは、リブコンサルティングへの転職対策として、採用動向や難易度、求められる人物像、対策法について解説します。
リブコンサルティングの採用動向
公式サイトによるリブコンサルティングの2027年度卒者の募集人数は25〜30名です。新卒の採用実績は2023年卒15名、2024年卒19名で、採用規模は徐々に拡大しています。キャリア採用に関しても積極的に行っており、以下のような職種を募集しています。
- コンサルタント経験者（プリンシパル候補）
- コンサルタント経験者
- コンサルタント未経験者
- 事業開発コンサルタント
- スタートアップ・ベンチャーコンサルタント
リブコンサルティングへの転職難易度
リブコンサルティングは、2012年設立と比較的歴史が新しい企業ですが、その分柔軟性が高く、90％を超える顧客満足度の高さなどから知名度は急成長中で、業績の拡大に伴い、転職希望者にとっても魅力的な環境が広がっています。 さらに、同社では早期から大規模なプロジェクトに携わるチャンスが多く、スピード感を持った成長を求める人にとっては非常に魅力的な職場です。このような背景から、近年では転職者の人気も高まりつつあります。
中途採用では、前職での経験や学歴よりも意欲や能力が評価されます。実際にリブコンサルティングには、金融業界や広告代理店出身者などが在籍し、さまざまなバックグラウンドからのチャレンジが可能です。
一方で、リブ・コンサルティングは少数精鋭のため、募集人数は少なめです。
事前の自己分析やケーススタディやロジカルシンキングのトレーニングを行うなど、十分に準備して選考に臨むことが選考を通過する鍵となるでしょう。
リブコンサルティングが求める人物像
リブコンサルティングでは、「100年後の世界を良くする会社を増やす」というミッションに共感する人を求めています。顧客の課題の本質的な解決を行えるような顧客志向の高いプロフェッショナルマインドを持っていることも必要です。
さらに、社会貢献への意欲が強く、自らの成果を社会全体に還元する行動がとれることも求められます。選考時にはコンサルティングスキルだけでなく、他者への貢献性なども重視されることを押さえておきましょう。
未経験でもリブコンサルティングへの転職は可能？
リブコンサルティングのキャリア採用ではコンサル未経験者も募集しています。未経験の場合は一人前のコンサルタントになるまで専属のトレーナーがつき、1on1などの研修制度も実施しており安心です。
ただし、顧客の成果にコミットする営業職や、さまざまな企画職、プロジェクトマネジメント経験があることが要件です。選考にあたっては、経験やスキルとともにリブコンサルティングの仕事に取り組む意欲をアピールしましょう。
リブコンサルティングへの転職対策
リブコンサルティングへの転職を成功させるためには、以下のような点について対策を取りましょう。
自己分析・志望動機
リブコンサルティングの選考プロセスは、書類選考→1次面接→最終面接です。ディレクター又はパートナーによるカジュアル面接が行われる場合もあります。選考では積極性が重視されるため、これまでの職業経験において主体的、能動的に働いた事例などをまとめておきます。
自分の強みや志望動機についても論理的に一貫性を持って説明できるようにしておきましょう。過去に培ったスキルや、業務・チーム内で貢献したこと、リブコンサルティングの理念への共感点などを熱意をもってアピールします。
面接対策
コンサルティングファームの面接ではケース面接などがよく用いられます。
しかし、リブコンサルティングの面接はコミュニケーションスキルを重視した内容であることが特徴です。
以下で、実際のリブコンサルティングのキャリア採用面接で聞かれた質問事例を見てみましょう。
- 10年後のコンサルタントに必要な要件は？
- マネジメントを行う上で大事にしていることは？
- 成功体験の成功とは何を意味するか？
- 現職の業界の伸びしろは？
- どのようなクライアントと仕事をしてみたいか？
「なぜリブコンサルティングでなければならないのか」「これまでの経験をどのように活かし、企業に貢献していくのか」などが問われていることが分かります。自分の強みを活かして企業に貢献できるキャリアプランなどを具体的に話せることが大切です。理念への共感度や仕事に対する意欲をわかりやすく伝えましょう。
転職エージェントの活用
コンサルティング業界への転職対策や志望先の選定には、コンサルティング専門の転職エージェントの活用が有効です。ファームごとの特徴や企業情報、採用の傾向など詳細なデータを揃えており、力強いサポートが期待できます。
希望に近いファームを多数紹介してもらえるため、そこから絞ることで納得感・満足感のある転職が可能です。志望先企業に合わせた面接練習などもできますので、うまく活用してみてください。
マイビジョンでの転職成功事例
リブコンサルティングはエンタープライズへの支援を行っており、官公庁へのプロジェクトも豊富にあります。ここでは、転職エージェント「マイビジョン」を活用し、未経験から転職成功した事例を紹介します。
| 男性26歳 慶応義塾大学卒 | 県庁職員→コンサルタント |
| 転職のきっかけ | 単純業務が中心の環境で、ビジネスマンとしての成長を実感できなかった・面白みのない仕事を続けることに嫌気がさした |
| 転職した背景 | 転職活動中に参加したセミナーでコンサルタントの仕事に触れる機会があり、今までの単純業務とは180度異なる刺激的な業務に挑戦したいと考えたから |
| 転職活動を振り返って | 4社のエージェントと話し、過去に官公庁出身者の事例を多数持ち、自分の背中を押してくれたマイビジョンに決定。迅速かつ丁寧な対応で、安心してポジティブな気持ちで転職活動に臨め、成功にこぎつけられた。将来的には官公庁や地方自治体のプロジェクトに参加し、政府機関の改革に取り組みたい |
| 転職前後の年収 | 転職前400万円→転職後550万円 |
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まとめ
リブコンサルティングは企業・社員の成長と、持続可能な未来社会の創造への貢献を目指す会社です。小規模ながら中小企業・大企業の案件まで幅広く扱っており、経験が少なくても大きなプロジェクトに参加することが可能です。
クライアントファーストで業務を進めるため、労働時間は長めですので、仕事をメインに挑戦したい人に向いています。転職対策に迷ったら、コンサルティング専門の転職エージェント「マイビジョン」がオススメです。
豊富なサポート実績により、希望に寄り添った転職先をピックアップし、詳細な情報提供や選考対策を支援してくれます。思い通りの転職を成功させるために、マイビジョンを活用してみてください。
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