キャップジェミニとは?会社概要や特徴、強みを徹底解説
2026年01月28日更新
「キャップジェミニはアクセンチュアやBig4と比べて何が違うのか」「IT系外資コンサルのなかで、どんな強みがあるのか」このように、キャップジェミニについて違いや立ち位置を知りたいと思う人は多いでしょう。
キャップジェミニの特徴は、IT・DXの構想だけでなく、実行フェーズまで一貫して関わる点です。この特性により、評価されやすいスキルやキャリアの積み方が、アクセンチュアやBig4などの総合系コンサルとは異なります。
本記事では、キャップジェミニの会社概要や強みを起点に、事業領域、年収や評価の考え方、働き方の実態、ほかコンサルとの違い、向いている人・向いていない人、転職難易度までを解説します。
IT系外資コンサルのなかでキャップジェミニを選ぶ意味を明確にしたい人は、ぜひ参考にしてください。
著者

岡﨑 健斗
Okazaki Kento
株式会社MyVision代表取締役
東京大学を卒業後、ボストンコンサルティンググループ(BCG)に入社。主に金融・通信テクノロジー・消費財業界における戦略立案プロジェクトおよびビジネスDDを担当。採用活動にも従事。 BCG卒業後は、IT企業の執行役員、起業・売却を経て、株式会社MyVisionを設立。
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監修者

大河内 瞳子
Okochi Toko
株式会社MyVision執行役員
名古屋大学卒業後、トヨタ自動車での海外事業部、ファーストリテイリング/EYでのHRBP経験を経てMyVisionに参画。HRBPとして習得した組織設計、採用、評価などの豊富な人事領域経験を生かした支援に強みを持つ。
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目次
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キャップジェミニとは
キャップジェミニは、IT・DX領域を軸に企業変革を支援する外資系コンサルティングファームです。
ここでは、キャップジェミニがどのような特徴や強みを持つ企業なのか、また、実際にどのような案件を手がけているのかを解説します。
企業の特徴・強み
キャップジェミニの強みは、IT・DX領域において構想から実行までを一気通貫で担える点にあります。
戦略立案に特化したファームや、システム実装を主軸とするITベンダーとは異なり、ビジネスとテクノロジーの両面から企業変革を支援できる点が特徴です。
キャップジェミニの主な特徴・強みは以下のとおりです。
| 特徴・強み | 内容 |
|---|---|
| IT・DXに強いコンサルティングモデル | DX構想の策定から、システム導入・運用定着までを見据えた支援をおこなう。構想倒れに終わらず実行まで伴走できる |
| グローバルネットワークの活用 | 欧州を中心としたグローバル拠点で蓄積された業界知見やテクノロジー活用事例を日本企業の支援に活かせる |
| エンジニアリングとの距離が近い体制 | コンサルタントとエンジニアが近い立場で協働するため、実装を前提とした現実的な提案が可能 |
| 実務経験が評価されやすい | SIerや事業会社でのIT・業務改革の経験を評価する傾向があり、現場経験をコンサルティングに活かしやすい環境 |
このように、キャップジェミニは「戦略だけ」「実装だけ」に偏らず、IT・DXを軸に企業変革を前に進めたい人にとって強みを発揮しやすいコンサルファームといえます。
※ 参考:キャップジェミニ公式サイト「About us」より
扱っている案件の特徴
キャップジェミニが扱う案件は、IT・DXを軸に企業の変革を前に進める中長期プロジェクトが中心です。
単なるシステム導入にとどまらず、業務や組織の変化まで見据えた支援が求められる案件が多く見られます。
主な案件の特徴は以下のとおりです。
| 観点 | 内容 |
|---|---|
| テーマ | DX推進、業務改革、基幹システム刷新、クラウド移行、データ活用など、ITを起点とした全社的な変革テーマが中心 |
| 関与フェーズ | 構想策定から設計、実行、運用定着までかかわるケースが多く、実行フェーズでの関与比重が高い傾向 |
| クライアント | 大手企業やグローバル企業が中心で、製造業、金融、公共など幅広い業界を支援 |
| 担う役割 | 業務要件とIT要件をつなぐ役割や、実装を前提とした改善提案、プロジェクト推進を担う場面が多い |
キャップジェミニの案件は構想だけで終わらず、実行まで責任を持つ点が特徴です。
ITや業務の実務経験を活かしながら、企業変革の中心で価値を発揮したい人にとって、経験を積みやすい案件環境といえるでしょう。
キャップジェミニの会社概要
キャップジェミニを転職先として検討するうえでは、事業内容だけでなく、企業として何を大切にしているのか、どのような価値観で組織が成り立っているのかを把握することが欠かせません。
ここでは、キャップジェミニの企業理念と社内カルチャーに焦点を当てて解説します。
| 会社名 | キャップジェミニ株式会社 |
| 設立 | グローバル:1967年 日本:2013年 |
| 本社所在地 | 東京都港区虎ノ門1丁目23-1 虎ノ門ヒルズ森タワー 22階 |
| 代表者 | 代表取締役会長:殿村 真一 執行役員社長:保積 弘康 |
| 事業内容 | ・戦略とトランスフォーメーション ・アプリケーションとテクノロジー ・エンジニアリング ・運用・保守 |
| 公式サイト | https://www.capgemini.com/jp-jp |
企業理念
キャップジェミニは、テクノロジーを通じて人や組織の可能性を引き出し、持続的な価値を生み出すことを企業の根幹に据えています。
この考え方は、グローバル共通で掲げられている7つのコアバリュー(誠実・大胆・信頼・自由・楽しさ・謙虚・チームスピリット)にも表れています。これらは企業の「社格(企業としての人格)」や精神を象徴するものと位置づけられており、企業カルチャーが変化していくなかでも、不変の価値観として共有されているものです。
特徴的なのは、バリューを単なるスローガンとして掲げるのではなく、個人の自由やイニシアチブを尊重する前提として位置づけている点です。起業家精神を重視する文化のもと、共通の価値観を守りながらも、各人が主体的に考え、行動することを奨励しています。
このような理念から、キャップジェミニでは個人の裁量とチームでの協働を両立しながら価値を出す姿勢が重視されます。ルールに縛られすぎず、自らの判断で変革を前に進めたい人にとって、共感しやすい企業理念といえるでしょう。
※ 参考:キャップジェミニ公式サイト「バリューと倫理」より
社内カルチャー
キャップジェミニの社内カルチャーは、個人の裁量を尊重しながら、チームで価値を出す姿勢を重視する点に特徴があります。年次や役職よりも、プロジェクトでどのような貢献ができるかが重視される風土です。
特徴的なのは、個人の自由と主体性が前提として認められている点です。意思決定においては現場の意見や専門性が尊重される傾向があるため、自ら考え、提案し、行動する姿勢が評価につながりやすい環境といえます。
また、個人の自由が認められている一方で、成果はチームで生み出すものという考え方が根付いています。コンサルタントやエンジニアなど立場の異なるメンバーが連携し、協働を前提にプロジェクトが進む点も特徴です。
キャップジェミニの歴史
キャップジェミニを理解するうえでは、どのような背景で生まれ、どのように事業を拡大してきたのかを押さえておくことが重要です。
ここでは、グローバルでの創業背景と、日本法人がどのような経緯で設立され、事業を広げてきたのかを解説します。
グローバルでの創業背景
キャップジェミニは、1967年にフランスで創業されたコンサルティングファームです。創業当初から、会計やITといった専門知識を企業経営に結びつけることを重視し、テクノロジーを活用した経営支援を強みとしてきました。
当時の欧州では、企業活動の高度化にともない、情報システムやデータ活用の重要性が急速に高まっていました。
キャップジェミニはこの流れを背景に、「テクノロジーと経営の橋渡し役」としての立ち位置を確立していきます。
その後は、欧州を起点に北米・アジアへと事業を拡大し、M&Aを通じてコンサルティング、ITサービス、エンジニアリングを統合したグローバルファームへと成長しました。
現在の「構想から実行までを担う」ビジネスモデルは、こうした創業期からの思想と成長戦略の延長線上にあるといえるでしょう。
※ 参考:キャップジェミニ公式サイト「About us」より
日本法人設立の経緯と事業拡大の流れ
キャップジェミニの日本法人は、グローバル戦略の一環として、日本市場におけるIT・コンサルティング需要の高まりを背景に事業基盤を整えてきました。日本企業のDX推進やグローバル展開を支援する目的で、段階的に体制を拡充してきた点が特徴です。
当初は、グローバル案件における日本企業対応や、海外拠点との連携を主な役割としていました。その後、日本国内でもIT・業務改革ニーズが拡大したことを受け、コンサルティングとエンジニアリングを組み合わせた支援体制を強化します。
近年では、基幹システム刷新やクラウド移行、データ活用といったDX関連案件を中心に、日本市場向けのプロジェクトが増加しています。これにより、日本法人は単なるグローバル案件の受け皿ではなく、国内企業の変革拠点としての役割を担うようになりました。
こうした事業拡大の流れは、キャップジェミニが日本においても構想から実行までを担うIT・DXパートナーとしての立ち位置を確立してきたことを示しています。
※参考:キャップジェミニ公式サイト「About us」より
キャップジェミニの平均年収
キャップジェミニの年収水準は、IT・DX領域に強みを持つ外資系コンサルのなかでは中位からやや高めに位置づけられます。
ここでは、全体の平均年収の目安に加え、職位別の年収レンジや「年収が低い」といわれる理由について解説し、年収面からキャップジェミニの特徴を確認します。
全体の平均年収水準
キャップジェミニの日本法人は非上場企業のため、平均年収は口コミサイトを参考にすると、約810万円がひとつの目安です。
厚生労働省が運営する職業情報提供サイト「job tag」によると、ITコンサルタントの平均年収は約752.6万円とされています(※)。この職種平均と比較すると、キャップジェミニの平均年収は上回っており、IT・DX領域で専門性を発揮するポジションとしての報酬水準がうかがえます。
なお、平均年収はあくまで全体の目安です。実際の年収は、職位や役割、担当するプロジェクトによって差が生じます。次は、職位別の年収レンジをもとに、より具体的な水準を確認しましょう。
※ 参考:厚生労働省「job tag」
職位別の年収レンジ
キャップジェミニでは、年齢や入社年次ではなく、職位(グレード)を基準に年収レンジが設定されています。そのため、実務経験や担う役割に応じて、年収に幅が出やすい点が特徴です。
職位はおおむね、アソシエイト→シニア・アソシエイト→コンサルタント→シニア・コンサルタント→マネージャーという形で推移します。
口コミ情報や求人データをもとにした、職位別の年収目安は以下のとおりです。
| 職位 | 年収レンジ |
|---|---|
| アソシエイト | 約525万~600万円 |
| シニア・アソシエイト | 約600万~750万円 |
| コンサルタント | 約750万~1,000万円 |
| シニア・コンサルタント | 約1,000万~1,350万円 |
| マネージャー | 約1,400万~1,700万円 |
キャップジェミニはIT・デジタル領域に強みを持つファームであるため、エンジニアやITバックグラウンドを持つ人材も、同じ職位帯で評価される傾向があります。
専門性やプロジェクトでの役割次第では、コンサルタント職と同水準の年収レンジに位置づけられるケースも珍しくありません。
マネージャー以上になると、プロジェクト全体の統括や顧客折衝、収益責任を担う立場となるため、年収が1,000万円を超える水準が一般的になるでしょう。一方で、成果や担当領域による差も大きく、職位が同じでも報酬には幅が生じます。
▼キャップジェミニの年収について詳しく知りたい人は、以下の記事もおすすめです
年収が低いといわれる理由
キャップジェミニについて、検索上や転職検討者の間で「年収が低いのではないか」という声が見られることがあります。
ただし、これは実際の水準そのものというより、比較の前提や評価構造によってそう見えやすい側面がある点に注意が必要です。
「年収が低い」と言われる主な理由は以下のとおりです。
- 戦略特化型ファームとの比較:純戦略ファームと同列で比べられ、役割やビジネスモデルの違いが考慮されない
- 職位レンジの広さ:同一職位でも年収幅が大きく、平均値が控えめに見えやすい
- 成果連動型の評価設計:年次ではなく役割や成果で昇給が決まるため、短期では差を感じやすい
- 人材構成の多様性:エンジニアなど実装寄り人材も同一グレードで評価され、分布が広がる
このように、「年収が低い」という印象は報酬モデルや比較軸の違いから生じているものです。
年収を見る際は、金額の大小だけでなく、どの職位でどの役割を担い、どのように評価されるのかをあわせて確認することが重要です。
働き方・カルチャーの実態
キャップジェミニでは、外資系ファームとしての特徴を持ちながら、日本法人ならではの運営スタイルも併せ持った働き方が可能です。
ここでは、意思決定の進め方やプロジェクトにおける役割分担、激務・残業の実情といった観点から、キャップジェミニの働き方とカルチャーの実態を解説します。
外資系ファームとしての意思決定スタイル
キャップジェミニの意思決定スタイルは、外資系ファームらしく権限委譲を前提としつつ、専門性と合意形成を重視する点に特徴があります。トップダウンで一方的に決まるというより、プロジェクト単位・役割単位で判断が下される場面が多いのが実態です。
具体的には、案件の方向性や進め方について、現場のコンサルタントやリード人材の意見が尊重されやすい傾向があります。専門領域ごとの知見を前提に議論が進むため、「誰がいったか」よりも「何を根拠に判断するか」が重視される傾向です。
一方で、意思決定のスピードを優先する場面では、責任者が明確に判断を下す文化もあります。
自由度が高い反面、自ら論点を整理し、判断材料を提示する姿勢が求められる点は、外資系ファームらしい特徴といえるでしょう。
プロジェクトにおける裁量と役割分担
キャップジェミニのプロジェクト運営では、役割ごとに裁量と責任の範囲が明確に設定されている点が特徴です。年次よりもプロジェクト上の役割が重視され、担当領域に応じて意思決定や提案の裁量が与えられます。
プロジェクトは、マネージャーやリード人材が全体方針と責任を担い、その下でコンサルタントやエンジニアが専門性を発揮する形で進みます。業務要件・IT要件・実装の各領域で役割分担がなされており、自分がどこまで判断し、どこから上位者にエスカレーションするかが比較的明確です。
また、キャップジェミニはIT・DXの実行フェーズまで関与するモデルのため、コンサルタントとエンジニアが近い距離で協働します。その結果、上流だけを担当する、あるいは実装だけに閉じるのではなく、隣接領域まで踏み込んだ役割を担うケースも見られます。
このように、裁量は無制限に与えられるわけではありませんが、役割に基づいて判断権限が委ねられる設計となっており、主体的に動くほど関与範囲が広がりやすい点が特徴です。
激務・残業に関する実情
キャップジェミニの働き方について、「外資系コンサル=激務」というイメージを持つ人も多いでしょう。しかし実際には、案件の性質やフェーズによって繁閑の差が出やすいというのが実情です。
キャップジェミニでは、IT・DXの実行フェーズまで関与するプロジェクトが多く、システム切替やリリース前などの局面では業務負荷が高まることがあります。一方で、構想策定や安定運用フェーズでは比較的業務量が落ち着くケースもあり、常に高負荷が続くわけではありません。
また、プロジェクト単位で体制やスケジュールが組まれるため、担当案件や役割によって残業時間に差が出やすい点も特徴です。マネージャーやリード層は責任範囲が広がる分、稼働が増える傾向がありますが、メンバー層では調整が入りやすいケースも見られます。
このように、キャップジェミニの働き方は常に激務というより、プロジェクト特性に左右される側面が大きいといえるでしょう。働き方を判断する際は、外資系という属性だけでなく、どの領域・どのフェーズの案件にかかわるのかを前提に捉えることが重要です。
キャップジェミニの制度
キャップジェミニでは、評価や育成を含む各種制度が、役割や成果を重視する考え方を前提に設計されています。
ここでは、制度全体の基本の考え方に加え、昇進の仕組みや人材育成の方針について解説します。
基本の考え方
キャップジェミニの制度設計は、年次ではなく役割と成果を基準に評価することを基本にしています。在籍年数に応じて自動的に処遇が上がる仕組みではなく、プロジェクトで担う責任範囲やアウトプットの質が、評価や昇進に反映される考え方です。
評価の前提となるのは、個人の専門性とチームへの貢献です。成果は個人単位で見られる一方、チームで価値を出す姿勢も重視されており、単独での達成だけでなく、周囲を巻き込んだ働き方が評価につながります。
また、キャップジェミニでは職位(グレード)ごとに期待役割が定義されており、次の職位に進むために何が求められるかが比較的明確です。
このため、昇進や報酬を「待つ」のではなく、役割を広げにいく姿勢が制度上も前提とされていると考えられます。
昇進制度
キャップジェミニの昇進制度は、年次ではなく職位(グレード)ごとに定義された期待役割を満たせているかを基準に運用されています。在籍年数に応じた自動昇進ではなく、プロジェクトで担う責任範囲や成果の積み上げによって、次の職位への昇格が判断される仕組みです。
昇進判断では、個人の専門性やアウトプットだけでなく、プロジェクト全体への影響度やチームへの貢献も重視されます。とくに上位職位になるほど、課題設定力、関係者との調整力、品質・収益への責任といった観点が評価対象として加わります。
また、職位ごとの役割が比較的明確に定義されているため、「何ができるようになれば次に進めるのか」を把握しやすい点も特徴です。
受け身で評価を待つというより、役割を拡張しにいく姿勢が昇進につながりやすい制度設計といえます。
育成制度
キャップジェミニの育成制度は、職位(グレード)ごとに求められる役割とスキルを明確にし、実務を通じて成長を促す設計が特徴です。座学中心ではなく、プロジェクト経験を軸に専門性と実行力を高めていく考え方が前提といえます。
育成の中心は、配属後のOJTとプロジェクト内での役割拡張です。担当領域を段階的に広げながら、上位職位に求められるスキルや視座を実務の中で身につけていきます。
加えて、必要に応じて専門分野別のトレーニングやグローバル共通の研修プログラムが用意されています。
また、キャップジェミニではコンサルタントとエンジニアが近い距離で協働する体制のため、ビジネスとテクノロジーの両面を学びやすい環境を持ったファームです。特定領域に閉じず、隣接分野の知見を吸収しながら成長していける点も育成面の特徴です。
※ 参考:キャップジェミニ公式サイト「キャリアパス」より
キャップジェミニの福利厚生
キャップジェミニの福利厚生は、外資系ファームとしての合理性と、日本法人としての働きやすさの両立を意識した設計が特徴です。
ここでは、休暇制度や働き方に関する取り組み、リモートワークを含む柔軟な勤務体制について解説します。
休暇・働き方に関する制度
キャップジェミニでは、プロジェクトベースで働くコンサルタントが長期的にパフォーマンスを発揮できるよう、休暇取得や働き方に関する制度整備にも力を入れています。外資系ファームらしい合理性を保ちつつ、日本法人としての実務に即した制度設計がなされている点が特徴です。
休暇制度については、年次有給休暇をはじめ、ライフイベントに対応した仕組みが整えられています。慶弔見舞金制度では、結婚の定義に同性婚や事実婚を含めているなど、多様な価値観への配慮が明示されています。
また、働き方の面では、個人の事情やキャリア志向に応じた選択肢も用意。副業・兼業や社内公募制度が認められており、社外での経験や社内でのキャリアチャレンジを通じて、働き方を柔軟に設計できる環境です。
このほか、各種社会保険の完備、定期健康診断やカウンセリングサービス、永年勤続表彰、クラブ活動など、継続的に働くための基盤となる制度も整っています。短期的な稼働だけでなく、長期視点でキャリアを築く前提の制度設計といえるでしょう。
リモートワーク・柔軟な勤務体制
キャップジェミニでは、プロジェクト特性や個人の事情に応じて、柔軟な勤務体制が取られています。リモートワークは恒常的な制度として位置づけられており、出社前提ではなく、案件内容やチーム方針に応じて働き方を選択する運用が基本です。
実際の勤務形態は、フルリモート、ハイブリッド、オンサイト中心など、プロジェクトごとに異なります。クライアントとの協働が必要なフェーズでは出社比率が高まる一方、設計や分析が中心の局面ではリモート中心になるなど、フェーズに応じた切り替えがおこなわれます。
柔軟な勤務体制は、育児や介護といったライフイベントへの対応だけでなく、中長期的にパフォーマンスを維持するための前提としても捉えられるものです。外資系ファームらしい成果重視の考え方のもと、働く場所よりもアウトプットが重視される点が特徴です。
キャップジェミニのリモートワークや柔軟な勤務体制は、制度として固定化された形というより、プロジェクト運営と成果を軸に機能しているといえるでしょう。
キャップジェミニの立ち位置とほかコンサルとの違い
キャップジェミニを検討するうえでは、ほかの大手コンサルティングファームと比べてどの領域に強みがあり、どのような立ち位置にあるのかを把握することが重要です。
ここでは、アクセンチュアやBig4、日系ITコンサルと比較しながら、キャップジェミニならではの特徴や違いを解説します。
アクセンチュアとの違い
キャップジェミニとアクセンチュアは、ともにIT・DX領域を主戦場とするグローバルコンサルティングファームですが、立ち位置には違いがあります。
主な違いは以下のとおりです。
| 比較軸 | キャップジェミニ | アクセンチュア |
|---|---|---|
| 組織規模 | 比較的コンパクト | 世界最大級 |
| 分業体制 | 一人あたりの関与範囲が広い | 高度に分業 |
| 主戦場 | IT・DXの実行支援 | 戦略~運用まで幅広い |
| 技術との距離 | エンジニアリング重視 | 役割により異なる |
| キャリア形成 | 専門性ベース | 役割・ポジションベース |
まず組織構造の違いとして、アクセンチュアは世界最大級の人員規模を活かし、戦略・IT・デジタル・アウトソーシングまでを横断的に展開しています。その分、プロジェクトでは役割分担が明確で、特定領域に集中して成果を出す働き方になりやすい傾向があります。
一方、キャップジェミニはIT・DXを軸にしながらも、ひとりあたりの担当範囲が広く、上流から実装・定着まで関与するケースが多い点が特徴です。プロジェクト全体を俯瞰しながら価値を出したい人にとっては、裁量の大きさを感じやすい環境といえるでしょう。
キャリア形成の考え方にも違いがあります。アクセンチュアは明確な役割定義と多様なポジションを用意している一方で、キャップジェミニではIT・エンジニアリングの専門性や実務経験が評価に反映されやすい傾向です。とくに、SIerやエンジニア出身者にとっては、これまでの経験を活かしやすい構造です。
このように、両社の違いは企業規模の差というより、「分業型の大規模ファームで経験を積みたいか」「裁量を持ってIT・DXの実行に深くかかわりたいか」という志向の違いにあります。
自分がどのような役割で価値を出したいのかを軸に、比較することが重要です。
▼アクセンチュアについて詳しく知りたい人は、以下の記事もおすすめです
【MyVision編集部の見解】 MyVision編集部では、キャップジェミニを「年収」や「外資系ブランド」だけで判断することはおすすめしていません。実際に転職後の満足度を分けているのは、IT・DXのどのフェーズで価値を出したいかという点です。構想や提言に特化したい人よりも、設計・実装・定着まで関与しながら専門性を磨きたい人のほうが、キャップジェミニでは成果を出しやすい傾向があります。ほかファームとの比較では、「裁量の大きさ」「エンジニアリングとの距離感」「専門性が評価にどう反映されるか」を基準に考えると、自分に合うかどうかが見えやすくなります。
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人材・組織コンサルタント - ビジネス コンサルティング本部 (T&O)
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日本企業の様々な課題を解決する一つの鍵は“人”にあります。 労働力確保、世代交代、次世代幹部育成、グローバル人材確保、社員満足度の向上、人事コスト削減…など、企業の組織・人事に関わる課題は非常に多岐に渡り、ひとつひとつが複雑で難しいものになっています。 そのような潮流の中で、組織/人事改革コンサルタントは、経営視点からクライアントの立ち位置や課題に応じた組織/人事改革コンサルティングを行っています。 Accenture Consultingのコンサルタントは、お客様の変革実現に向けて足りないピースが何かを見極め、組織/事業戦略の策定だけでなく、お客様と並走し、変革プランの実行支援までを幅広く担います。 当ポジションで働くことにより、コンサルティングの方法論や組織/人事領域の専門知識だけでなく、変革を成し遂げる情熱と能力が身に着きます。 また、グローバルネットワークを生かした先進的なノウハウや、Digital・Technology・Operations等の横組織との密な連携を活かし、真のビジネスパートナーとしての最適なソリューションを提供しています。 加えて、当社は、戦略の策定からアウトソーシングまで、文字通り”end-to-end”で顧客に対して目に見える成果を提供できる唯一のファームであると自負しています。 ●PJT事例 ・グローバルHRトランスフォーメーション (グローバルタレントマネジメントの構想立案~プラットフォームの構築・導入支援) ・ワークスタイル変革、カルチャー変革、従業員エンゲージメント向上 ・要員計画/アサイン計画のグローバル展開 ・社内人材の再活性化戦略、人材育成戦略立案・実行支援 ・若手社員育成プログラムの企画、実行支援
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データ・AI戦略コンサルタント – テクノロジー コンサルティング本部 (CDAI)
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企業がデータとAIの可能性を語るのは簡単ですが、本当の価値を引き出せている組織はわずかです。 私たちは、データ・AI戦略の策定からプラットフォーム実装まで一貫して支援し、クライアント企業のビジネス変革を加速させています。 コンサルティングファームやシステムインテグレータなどでデータ・AI領域に携わってきたあなたの専門知識と戦略思考を、より大きな実践的インパクトへと変換する場所がここにあります。 データ・AI活用のコンセプトを語るだけでなく、その価値を実際のビジネス成果として実現したい。あなたの豊富な知見や経験を元に、実現力と技術理解を備えた次世代のデータ・AI変革リーダーへと進化する—そんな挑戦をともにしていきましょう。 ●業務内容 ・経営課題に直結するデータ・AIプラットフォーム戦略の設計と実現ロードマップの策定 ・データガバナンスとAI倫理の枠組みを含む、持続可能なデータ活用基盤の構築 ・レガシーデータ資産からクラウドネイティブデータプラットフォームへの移行戦略立案 ・生成AIをはじめとする先端技術の適用領域特定と価値実現アプローチの設計 ・データドリブン組織への変革を促進する組織・人材・プロセスの再設計 ●プロジェクト事例 ・データメッシュの構築: 部門ごとに分断されたデータサイロを連携し、横断的データ活用を拡大したエコシステムを構築 ・リアルタイム意思決定基盤: 製造現場のセンサーデータから経営ダッシュボードまでを統合し、意思決定サイクルを変革 ・生成AI活用プラットフォーム: エンタープライズに適した生成AIガバナンスとインフラを設計し、業務効率を向上
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インダストリーコンサルタント(カスタマーフロント)【金融サービス領域】 - ソング本部
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業務内容
担当業界にフォーカスした中で、企業の経営者層のカウンターパートとして下記をカバー <フロントステージ変革> 新規ビジネス戦略、ブランド戦略、マーケティング戦略、営業戦略、チャネル改革、顧客体験改革 ・企業のパーパス・ミッションの再定義、それに基づくターゲットカスタマーと企業の価値・ブランドの明確化・市場規模概算 ・ターゲットとなる生活者体験設計・マルチチャネルでのコミュニケーションプランの策定、新たな体験・共感を生み出す既存事業に閉じないサービス・商品の企画・構想立案 <バックステージ変革> プロセス・データ・テクノロジー・組織・従業員を含めたオペレーティングモデル改革 ・フロントステージで定義した体験を下支えするプロセス改革、人的資源・組織変革、データ活用・データ基盤戦略、カスタマーフロントのテクノロジー変革、経営資源配賦含めたガバナンス改革 ・変革実行のカギとなる従業員を始めとする多様なステークホルダーのチェンジマネジメント推進・体験変革 ●プロジェクト事例 <保険業界> 従来の保険の提供価値を超えて、保険加入者との日々の関係性を深めていくことのできる新規事業モデルの構想立案から安定事業運営に至るまでの全体変革推進、ブランド・マーケティング戦略立案・実行、プロセス変革、組織・人財変革、データ利活用戦略・利用高度化、顧客向けアプリを含めたカスタマーフロントの必要システムの立案・開発 <銀行業界> インターネットバンキング、アプリバンクへのシフトに伴うリテール営業モデルの全体見直し、アプリバンク構想から実際の導入・高度化含めた変革推進、デジタルマーケティング戦略の立案・運用高度化
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データコンサルタント - テクノロジー コンサルティング本部 (Data&AI)
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業務内容
あらゆるデータ活用の課題を解決し、先進的かつ持続的なデータ活用を実現するコンサルタント集団です。 お客様企業のビジネス要件(現行課題/将来の展望)とデータサイクル(データ生成~蓄積/加工~活用)を分析し、データ基盤のソリューションブループリント・構築ロードマップを描き、システム構築およびその後の運用まで支援します。 また、データマネージメント体制・業務プロセスの変革も併せて実現します。 <役割・期待> お客様企業が抱えるデータ活用における様々な現行課題を分析し、アクセンチュアのもつ世界中の先進プロジェクト事例をもとに解決の方向性を示し、お客様と伴走しながら業務・システム双方の変革を実施することで、”データ活用の先にあるビジネスゴール”を達成します。 <業務内容> ・お客様企業のデータ活用課題の分析とそれらを解決するための「あるべき姿」の定義 ・お客様ビジネスを支えるデータ基盤のソリューションブループリント定義 ・データ基盤の構築ロードマップ定義(データマネージメント体制・業務プロセス整備含) ・データ基盤構築およびデータマネージメント整備のプロジェクト推進 ・データ基盤およびデータ活用業務の持続的な発展のための次期プロジェクト計画・推進 <プロジェクト事例> ・グローバル国際開発機関:データマネジメント強化支援 ・大手国内金融機関:分析基盤構築/ガバナンス検討支援 ・大手国内エネルギー会社:ガバナンス策定/分析基盤要件定義支援 ・金融機関におけるデータ連携基盤・ダッシュボード構築
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製品・サービス開発DXコンサルタント/アーキテクト - インダストリーX 本部
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業務内容
【エンジニアリング領域】 ・製造業のお客様の商品企画・設計開発・研究開発部門に対して、デジタルを活用した製品・サービス開発の戦略策定、ロードマップ策定を行います。 ・戦略策定から、システムの導入、海外を含む各拠点へのロールアウトから業務定着の支援、システムの保守・運用まで、すべてのフェーズに対して一気通貫でのコンサルティング、実装支援を提供します。 【ソフトウェア/サービス領域】 ・自社の製品にデジタルによる付加価値を付けたいお客様や、ハードとソフト/クラウドを融合した新規サービスを開始したいお客様に対し、その実現を支援します。 ・製品/サービスの検討・推進、プロトタイピングやソリューションアーキテクチャーの検討・設計、及びソフトウェア開発まで一気通貫で提供します。
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Big4・日系ITコンサルとの違い
キャップジェミニは、Big4系コンサルや日系ITコンサルと同じくIT・DX領域を扱っていますが、成り立ちや価値提供のスタイルには明確な違いがあります。
主な違いは以下のとおりです。
| 比較軸 | キャップジェミニ | Big4系コンサル | 日系ITコンサル |
|---|---|---|---|
| 出自 | IT・テクノロジー起点 | 会計・監査起点 | SIer起点 |
| 強み領域 | IT・DXの実行支援 | ガバナンス・制度設計 | 大規模SI・運用 |
| グローバル活用 | 海外拠点と連携前提 | 案件により異なる | 限定的 |
| 意思決定 | 現場裁量が比較的大きい | プロセス重視 | 組織階層重視 |
| 技術との距離 | エンジニアリング重視 | ビジネス寄り | 開発寄り |
Big4系コンサルは、会計・監査を母体としたファームが多く、ITコンサル領域においてもガバナンスや業務統制、制度設計といったテーマに強みを持ちます。そのため、IT導入においても全社視点での管理やルール整備が重視されるケースが目立ちます。
一方でキャップジェミニは、創業当初からIT・テクノロジーを軸に事業を展開してきた背景があり、技術を前提にビジネス変革を進めるスタイルが特徴です。システム設計や実装フェーズまで踏み込む案件も多く、ITとビジネスの橋渡し役としての役割が明確です。
日系ITコンサルは、大手SIerを母体とする企業が多く、安定した大規模案件や長期プロジェクトを強みとしています。その一方で、組織階層や意思決定プロセスが比較的固定化されやすい傾向です。
これに対してキャップジェミニは、グローバルで標準化された方法論と日本法人の実行力を組み合わせ、比較的スピーディにプロジェクトを推進する体制を取っています。海外拠点の知見やリソースを活用できる点も、Big4や日系ITコンサルとの違いとして挙げられます。
総じて、キャップジェミニは「会計・制度起点のBig4」や「SIer起点の日系ITコンサル」とは異なり、IT・エンジニアリングを軸にグローバルで価値を出すファームと位置づけられるでしょう。
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キャップジェミニに向いている人・向いていない人
キャップジェミニが自分に合うかどうかは、企業の知名度や年収だけでは判断できません。
IT・DX領域を軸としたグローバルファームであるからこそ、活躍しやすい人の傾向と、ミスマッチが起きやすいポイントがはっきりわかれます。
ここでは、キャップジェミニの事業特性や働き方を踏まえ、どのような人が向いているのか、どのようなケースでギャップを感じやすいのかを解説します。自分の志向やこれまでの経験と照らし合わせながら確認してみてください。
向いている人の特徴
キャップジェミニに向いているのは、IT・DX領域での専門性を軸に、実行フェーズまで深く関与したい人です。
事業特性や働き方を踏まえると、以下のような特徴を持つ人はフィットしやすいといえます。
- IT・エンジニアリングの知見を活かして価値を出したい人:要件定義だけでなく、設計・実装・定着までかかわる場面が多い
- 構想と実行の両方に関与したい人:上流工程に限定されず、プロジェクト全体を通じて貢献できる
- 専門性を軸にキャリアを築きたい人:職位や年次よりも、スキルや経験が評価に反映されやすい
- グローバル案件や海外拠点との協働に抵抗がない人:グローバル標準の方法論や体制で進む案件がある
- 一定の裁量を持ち、自律的に動ける人:役割が細かく固定されすぎず、自分で考えて動く場面が多い
キャップジェミニは、分業前提の大規模ファームというより、IT・DXの実行力を武器にプロジェクトを前に進めるファームです。
そのため、「決められた役割だけをこなしたい人」よりも、「技術や経験を使って自分なりに価値を出したい人」のほうが、やりがいや成長を感じやすい環境といえるでしょう。
ミスマッチが起きやすいケース
キャップジェミニでは、IT・DXの実行力を重視するがゆえに、志向によってはギャップを感じやすい場面もあります。とくに、以下のようなケースではミスマッチが起きやすい傾向です。
- 戦略立案のみに専念したい人:構想だけでなく設計・実装まで関与する案件が多い
- 役割が厳密に決まった分業環境を求める人:担当範囲が広く、自律的な判断が求められる
- 技術的な議論や実装に距離を置きたい人:IT・エンジニアリングの理解が前提になる場面がある
- 国内完結の案件のみを希望する人:海外拠点と連携するプロジェクトが発生することがある
- 年次や在籍年数による自動的な評価を期待する人:成果や専門性が評価に直結しやすい
キャップジェミニは、IT・DXを軸に「手を動かしながら価値を出す」ファームです。そのため、役割を限定して働きたい人や、戦略フェーズのみを主戦場にしたい人にとっては、想定とのズレを感じる可能性があります。
転職を検討する際は、どの工程で価値を発揮したいのかを明確にしたうえで判断することが重要です。
キャップジェミニの転職難易度と選考の特徴
キャップジェミニへの転職を検討するうえでは、求められるスキル水準や選考で重視されるポイントを把握しておくことが欠かせません。
IT・DXの実行力を重視するファームであるため、単にコンサル経験の有無だけでなく、これまでにどのような役割で価値を出してきたかが評価の軸です。
ここでは、中途採用における難易度感と、選考フロー・評価ポイントの特徴について解説します。
中途採用の難易度
キャップジェミニの中途採用は、一定の難易度があると考えられます。その理由は、コンサルティングスキルと技術的知見のいずれか一方ではなく、「どの領域で、どのレベルの価値を出してきたか」が重視されるためです。
キャップジェミニはIT・DXの実行支援を主軸としており、選考では以下のような観点が見られる傾向があります。
- 実務経験の具体性:要件定義、設計、実装、運用など、どの工程にどの立場で関与してきたか
- 専門性の深さ:特定の技術領域や業界において、再現性のある強みを持っているか
- コンサル的な思考力:課題を構造的に捉え、関係者と合意形成しながら前に進めた経験があるか
「コンサル経験がある」「エンジニア経験がある」という事実だけではなく、その経験を通じて何を実現してきたのかが説明できるかどうかが、選考通過のわかれ目です。
キャップジェミニの中途採用は誰にとっても難関というわけではありませんが、IT・DX領域での実務経験や専門性が明確な人ほど評価されやすい選考といえるでしょう。
選考フローと評価ポイント
キャップジェミニの中途採用における選考フローは、公式に固定された形で公開されているわけではありません。そのため、ここでは一般的な外資系ITコンサルの選考構成と、転職希望者の体験談をもとに見られる傾向を踏まえて整理します。
選考は、以下のようなステップで進むケースが多いとされています。
- 書類選考(ES)・Webテスト:職務経歴やスキルの整合性、基礎的な論理力・数的処理能力を確認
- 人事面談・筆記試験:経歴の深掘りや志向性の確認に加え、思考力を見る課題が出される場合がある
- 複数回の面接(一次・二次):現場視点でのスキル評価や、実務への適応力を確認
- 最終調整としての人事面談:条件面や入社後の役割認識のすり合わせ
フローの詳細や順序は応募ポジションや時期によって前後することがありますが、複数の評価プロセスを通じて多面的に判断される点は共通しています。
評価ポイントとして重視されやすいのは、以下の観点です。
- IT・DX領域での実務経験の中身:どの工程で、どの立場として関与してきたか
- 課題解決の進め方:技術だけでなく、関係者調整や意思決定にどうかかわったか
- 再現性のある専門性:入社後も活かせるスキルや強みが明確か
- ファームとの相性:実行フェーズまで関与する働き方への適応力があるか
このように、キャップジェミニの選考は「形式的なフローをこなすこと」よりも、これまでの経験が同社のプロジェクトでどう活きるかを具体的に説明できるかが重要です。
応募にあたっては、実績や役割を整理し、再現性のある強みとして語れる準備が欠かせません。
【MyVision編集部の見解】 MyVision編集部の見解では、キャップジェミニ転職でつまずきやすいのは「コンサル経験がある」「エンジニア経験がある」といった経歴だけを強調してしまうケースです。実際の選考では、どの工程で、どの立場として、どんな成果を出したのかが具体的に語れないと評価につながりにくくなります。とくにSIerや事業会社出身者の場合、実務経験を「再現性のある強み」として言語化できるかが重要です。面接前に、自分の経験がキャップジェミニのどのプロジェクトで活きるのかを整理しておくことで、選考通過率は大きく変わります。
ITコンサルティングの求人情報
ビジネスコンサルタント(エキスパート/シニア)
想定年収
1,200~2,000万円
勤務地
東京都渋谷区
業務内容
社内外のメンバーとプロジェクトを組みながら、クライアントの本質的な課題を整理・定義したうえ、戦略構築やグランドデザインの検討、そして戦略実現のためのマーケティングやシステム等のソリューション構築・サービス提供まで、一気通貫したコンサルティングを提供します。 入社後は、ご自身の得意領域に合わせてアサインを決定します。 【具体的な業務内容】 顧客理解に基づく論点・仮設設計とタスクの整理・遂行、プロジェクトマネジメントなどを行なっていただきます。 またチームとしてのコンサルティング力向上に向け、案件情報/ノウハウ共有などの仕組みづくりをしていただきます。 ●戦略策定フェーズ例 ・顧客との継続的な関係性構築が必要なお客様に対し、保有している顧客データを活用したマーケティング施策の高度化に向けた戦略策定をご支援します。 ・デジタル技術を活用した事業バリューアップや新規事業創造を目指されるお客様に対し事業戦略策定をご支援します。 ●システム等のソリューション構築 ・クライアントのデータ利活用戦略遂行やありたい姿の実現に向け、システムのグランドデザインを描き、適切なシステム/ソリューション選定・導入をご支援します。 ●案件例 ・小売業界:1to1マーケティングの実現に向けた、戦略や施策立案、必要ツールおよびシステムの提案・構築 ・大型商業施設:顧客・テナント・施設運営者・地域など様々な視点から商業施設のあるべき姿を再定義し、データを活用したマーケティング実現のためのプラットフォーム、サイネージ、アプリなどの提案・構築 ・スマートシティ:地域課題解決に向けたイノベーション創出、住⺠にとってのウェルビーイング実現のための戦略検討と都市OS設計/開発 ・海外案件:住友商事が出資検討先のマーケティング視点でのデューデリジェンスおよび、国内外でのバリューアップ支援 【働く環境】 ●プロジェクトにはスペシャリティを有したセールス担当やエンジニア等のメンバーと共にチームで対応していきます。 ●プロジェクトは、本人の希望や得意とする分野、チャレンジしたい領域をもとに相談していきながら決定していきます。 ●ハイブリットワーク・スーパーフレックス制・私服勤務を全社で採用しているため、働き方の自由度が高く、自身の仕事に集中して取り組むことができる環境です。 ●コンサルティング企業、大手SIer、事業会社 等で活躍していたプロフェッショナルメンバーが在籍しており、多様な人材が揃っています。
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生成AI推進担当_コンサルタント
想定年収
500~800万円
勤務地
東京都渋谷区
業務内容
今年度より新設されたAI専門部隊「AICoE」に所属し、自社内のマーケターやコンサルタント等の多様な職種に対して、汎用生成AIツールの活用促進をご担当いただきます。 また、社内にとどまらずクライアントへの生成AI活用の案件において、施策検討から実行までの幅広いご活躍を期待しています。 将来的にはチームリーダー等の組織長として、組織拡大や商材開発にも寄与していただくことも期待しています。 具体的には・・・ ●社内のマーケターやコンサルタント、デザイナー向けの生成AI活用の具体的なスキルトランスファー ●社外のクライアント向けの生成AI活用の推進、実行 ●最新の生成AIの情報収集 ●実務に直結する具体的なユースケースの共有 ●GPTsやGemなどの特化型チャットボットの作成 ●Difyやn8nなどのAIワークフローのツールを活用したAIワークフローの構築
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DXソリューションズ本部-04. DXコンサルタントマネージャー候補
想定年収
800~1,500万円
勤務地
東京都港区
業務内容
・クライアント企業におけるデジタルマーケティング戦略の策定、メディア選定、データ分析・効果測定等を通じた利益貢献(外部との調整等も含む) ・プロジェクト成功のための各種リサーチ、課題特定、仮説設計・検証、資料作成など ・新規クライアント候補のリード獲得やコンサルティングの提案 ・ステークホルダーとのコミュニケーションおよび調整 ・プロジェクトの進行管理と成果物の納品 ・広告運用のディレクション、バナー/LP等のクリエイティブのディレクションや入稿作業 ※クライアントによっては、客先オフィスへの出社が一部必要となる場合もございます。 ●ポジションのキャリア 将来的にはDXソリューションズ事業に留まらず、不動産テック事業におけるグロース担当などのポジションとしてご活躍いただくことを期待します。
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【主任クラス】金融×ITで社会課題を解決するコンサルタント|企画力・実行力を生かす
想定年収
780~1,030万円
勤務地
東京都千代田区
業務内容
想定ポジション 主任クラス ※募集開始時の想定であり、選考を通じて決定の上、オファー時にご説明いたします。 【配属組織名】 金融ビジネスユニット 金融第二システム事業部 金融システム第三本部 戦略プロポーザルセンタ 【配属組織について(概要・ミッション)】 ●組織ミッション 損害保険会社との協創事業やデジタル領域における新規事業創出を通じ、損害保険会社の価値向上に貢献するとともに、自社金融システム部門の利益拡大に貢献する。 また、上流工程の支援を通じ、プロジェクトの安定かつ確実な推進に寄与する。 ●担当業界 損害保険業界 【携わる事業・ビジネス・サービス・製品など】 ●損害保険会社向けのミッションクリティカルシステム開発を得意としている組織ではあるが、当組織が既存の枠踏みを超えて、損害保険会社との協創事業やデジタル領域における新しいビジネスをDXの観点で支援していく。 ・損害保険会社がビジネスを立ち上げるにあたり、サービスデザイン等を活用し顧客視点で物事を捉え、解くべき課題を抽出し、解決策としてのサービス構想および具現化を実施する。 【職務概要】 ●デジタル変革の推進: 顧客企業の事業課題を特定し、構想策定から実行までを一貫してリード ●課題の抽出と戦略策定: 顧客との対話を通じて潜在的な事業課題を抽出し、事業構想やDX構想を立案 ●オファリング/ソリューションの設計: ロジカルシンキング、デザインシンキング、データ利活用などの知見を駆使し、オファリングやソリューションの設計 ●顧客から提示されたRFP(提案依頼書)から、日立製作所のソリューションや成功事例をもとに提案書の策定 【職務詳細】 ●顧客との協創事業やDXプロジェクトにおいて、ペルソナやカスタマージャーニーを作成しサービスコンセプトを策定する。 ●DXのグランドデザインやロードマップを策定し、業務のデジタル化を推進する。 ●社内でのアイディエーション等の打合せをリードし、新しい発想やコンセプトを導き出す。 ●データ起点で課題を抽出し、解決策を導出する。 【働く環境】 ①配属組織について ●当組織は、損害保険業界に対する提案や上流工程支援をミッションとする組織で、DXコンサルタント、ビジネスアナリスト、ITアーキテクトをはじめ、20代~60代の幅広いメンバが各自それぞれの強みを活かして活躍しています。 ●約半数が経験者採用で、経歴もコンサルティング経験者や外資系Sier出身者、事業会社出身者等に渡り、お互いに助け合いチームとして動く文化で立場に関係なく発言できる雰囲気があります。 ②働き方について ●働き方は、在宅勤務と出社のハイブリッドのメンバが多いです。(リモートで可能な仕事は在宅で実施。現地でしかできない仕事は出社して実施するような使い分けをしています。) ※上記内容は、募集開始時点の内容であり、入社後必要に応じて変更となる場合がございます。予めご了承ください。
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One Hitachi構想の実現に向けた金融領域を起点とした新規事業企画を担うコンサルタント【主任クラス】
想定年収
780~1,030万円
勤務地
東京都千代田区
業務内容
●職務概要 日立グループの戦略テーマや社会課題、顧客ニーズを深く掘り下げ、新しい事業機会を創出していただきます。 特に金融サービスを軸とした新たな事業コンセプトの立案、事業戦略の策定、及び事業スキーム全体のデザインを行い、関係者と協創しながら新事業の創生・立ち上げ実行のリードを担っていただきます。 ●職務詳細 日立の幅広い事業分野を対象とした社会課題解決志向の新規事業の企画・推進を担っていただきます。顧客課題を捉え、ソリューション・サービスに関する事業構想を考案し、その提案活動や事業化までを一気通貫で担当できる職務です。 ・研究開発部門、フロントの顧客協創・プレ活動部門、他BUとの連携を通じて下記のようなタスク案件を推進 ー マーケット調査、アイディア検討、及び社会課題を解決するためのDX活用検討による新規DX事業の立上げ推進 ー DX戦略に基づく全業種・業態への新規案件への提案活動(提案書作成、顧客折衝) ー 顧客課題をヒアリングし、最適なDX活用オファリングを行うことで、新規ソリューション創生・サービス/ソリューション適用を実現 ー 社内・社外ビジネスパートナー戦略の検討および実行 ー 社内・社外ビジネスパートナーとの新規ユースケース検討・案件の推進 ー 新規事業開発・推進に関する人財育成施策の企画・運営 ー 事業計画(企画)書の作成および社内幹部への説明・承認 等 金融業界向けに限らず、金融機関の取引先や金融機関以外のユーザーを巻き込む高い視座で、日立の社会イノベーション事業の拡大へ貢献いただきます。 ※上記内容は、募集開始時点の内容であり、入社後必要に応じて変更となる場合がございます。予めご了承ください。
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まとめ
キャップジェミニは、IT・DX領域を主軸に、構想から実行までを一貫して担うグローバルコンサルティングファームです。アクセンチュアのような大規模分業型や、Big4・日系ITコンサルとは立ち位置が異なり、エンジニアリングを軸に実行フェーズで価値を出すスタイルに特徴があります。
年収や制度面は外資系らしい合理性を持ちつつ、日本法人としての働きやすさも考慮されています。一方で、戦略立案のみに専念したい人や、役割が厳密に区切られた環境を求める人にとっては、ギャップを感じる可能性もあるでしょう。
重要なのは、企業ブランドや年収水準だけで判断するのではなく、「IT・DXのどの領域で、どのように価値を発揮したいのか」という軸で自分との相性を見極めることです。
キャップジェミニをはじめ、外資系・ITコンサルへの転職を検討している人は、ファームごとの違いや評価軸を正しく理解することが欠かせません。
MyVisionでは、コンサル業界に精通したアドバイザーが、志向や経験に応じたファーム選びから選考対策までを一貫して支援しています。自分に合った環境でキャリアを伸ばしたい人は、専門的な視点を活用しながら、納得感のある転職を目指してみてください。
FAQ
キャップジェミニについて検討する際に、とくに多く寄せられる疑問をまとめました。
ここでは、ほかファームとの違いや年収水準について、簡潔に解説します。
Q.キャップジェミニはアクセンチュアやBig4と比べて、どんな人に向いていますか?
キャップジェミニは、IT・DXの実行フェーズまで深く関与したい人に向いています。
分業前提の大規模組織よりも、専門性や実務経験を活かして裁量を持って働きたい人にフィットしやすい環境です。
Q.キャップジェミニの年収はほかの外資系コンサルと比べて低いのでしょうか?
一部でそのようにいわれることはありますが、実際には役割や専門性による差が大きいのが実情です。
IT・エンジニアリング領域での実務経験や成果を積み上げることで、評価や年収につながりやすい構造といえます。
あなたもコンサルタントとして
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