アビームコンサルティングの年収は?平均約836万円の内訳と職位別レンジを解説
2026年09月17日更新
「コンサルティング業界で成長したいが、働く環境や社風が自分に合うか不安」アビームコンサルティングへの転職を考えるなかで、そのような悩みや迷いを抱えている人も多いのではないでしょうか。
実際にアビームサルティングへ転職する際、年収や働き方、キャリアアップのチャンス、さらには職場のリアルな雰囲気まで、事前に知っておきたい情報は多くあります。
本記事では、アビームコンサルティングの年収について、クラス別・年代別の年収水準と、年収1,000万円に届くまでのキャリアについても解説します。
著者

大河内 瞳子
Okochi Toko
株式会社MyVision執行役員
名古屋大学卒業後、トヨタ自動車での海外事業部、ファーストリテイリング/EYでのHRBP経験を経てMyVisionに参画。HRBPとして習得した組織設計、採用、評価などの豊富な人事領域経験を生かした支援に強みを持つ。
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監修者

岡﨑 健斗
Okazaki Kento
株式会社MyVision代表取締役
東京大学を卒業後、ボストンコンサルティンググループ(BCG)に入社。主に金融・通信テクノロジー・消費財業界における戦略立案プロジェクトおよびビジネスDDを担当。採用活動にも従事。 BCG卒業後は、IT企業の執行役員、起業・売却を経て、株式会社MyVisionを設立。
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目次
アビームコンサルティング株式会社の求人情報
コンサルタント(AI Based Global Delivery Lead/インド駐在候補)
想定年収
690~2,500万円
勤務地
東京都(中央区)
業務内容
当社では経営戦略として、クライアントサービスにおける共創による価値創出サイクルを確立、事業ポートフォリオ変革の推進と事業ポートフォリオ経営を強化し、継続的な成長基盤構築を実現することを目的に「Strategy2027」を掲げています。 この経営戦略を更に加速させるため、リソースボリュームとケイパビリティの最大化によって多様な技術と事例を持つグローバル組織「Global Capability Center(GCC)」をインドに立ち上げました。 本求人では、現地に赴き、2030年までにGCCが自ら価値を創出し、その力を最大限発揮できる体制/仕組の確立を推進いただける方を募集します。 また、日本で培われてきた安心・安定の品質やプロジェクト運営の強みをグローバルに展開し、GCCの競争力向上とABeam全体の変革実現力の強化への貢献も期待しています。 ●入社後のアサイン想定プロジェクト ・インドGCCの自立・自走化に向けた課題分析および改善施策の立案 ・現地メンバーとの協働による変革施策の推進・定着化 ・AIを最大限活用する形での、SAPオフショア開発工程のAIXリード ・GCCの価値創出力向上と、日本品質に根差した高品質なサービス提供体制の構築/安定化 ●職務変更の範囲 会社の定める業務に従事する。 ただし会社規程に基づき出向を命じることがあり、その場合は出向先の定める業務とする。
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★応募〆切10月28日(水)16:00まで★戦略コンサルタント(銀行証券・クレジット・ペイメントサービス)/法人営業経験者採用
想定年収
710~2,500万円
勤務地
東京都(中央区)
業務内容
● 組織について 国内大手の銀行・証券・ペイメント企業の国内外主要アカウントを対象に、経営戦略・事業戦略策定やM&A(PMI)戦略立案、新規事業創出に向けた企画立案など、戦略コンサルティングを中心に提供しています。 特に以下の領域で変革テーマを創出し、産業アジェンダを踏まえた大胆な構造改革や新規事業立上げを主導する役割を担います。 ・業界向け戦略策定 ・主要アカウントの経営戦略・事業戦略策定 ・異業種連携など、新たなビジネスモデル創出に向けた戦略的アプローチ ● 入社後のアサイン想定プロジェクト 入社後は、銀行・証券・クレジットカード・ペイメントサービス(モバイル決済、ポイント等)を中心に、金融業界のお客様に対する国内外の各種戦略コンサルティング案件に従事いただきます。 【プロジェクト例】 ● 戦略・M&Aコンサルティング ・経営戦略・事業戦略策定支援(非金融事業への進出・異業種との連携を含む) ・JV設立・事業会社(デジタルバンク等)設立支援 ・販売・マーケティング戦略策定支援 ・経営統合、合併及び買収戦略策定支援 ・リテール戦略策定支援 ・チャネル戦略策定支援 ・新規事業・新サービス立案支援 ・サステナビリティ経営/戦略策定支援 ・Web3×ファイナンスサービス企画支援 ・人的資本経営・戦略策定支援 ・PMI(ポストM&Aの統合マネジメント) ・サステナビリティ経営/戦略の実行に向けた業務改革支援 ・サステナビリティ関連サービスの企画立案・開発支援 ● 職務変更の範囲 会社の定める業務に従事する。 ただし会社規程に基づき出向を命じることがあり、その場合は出向先の定める業務とする。
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コンサルタント(AIエージェント変革コンサル_マネージャー候補)
想定年収
1,200~2,500万円
勤務地
東京都(中央区)
業務内容
●組織について 当社のIntelligent Operational Excellence Business Unitは企業の競争力強化に向けて、AI活用を前提としたビジネスモデル転換を、構想からAIエージェントの構築・実装、そして実際の運用・定着までを一気通貫で支援する組織です。 クライアントと強固なリレーションを構築し、価値共創を進める原動力となることが求められています。 2026年4月、AIを主体としたお客様の変革を継続的に支援すべく、新たにビジネスユニット化しました。 単に「AIを構築する」だけでなく、構築したAIエージェントが実際に現場で機能し、お客様の生産性向上という成果に結びつくところまで責任を持って伴走することを特徴としています。 この変革をテクノロジー面から支える中核組織として設立したのが、本求人の募集ポジションであるABeam Intelligent Center(AIC)です。AICは、AIエージェントを中心に、構想策定・コンサルティングからAIエージェントの構築、運用、業務オペレーションまでを一気通貫で担う、アビームコンサルティングのAI変革の中心的な基盤として位置づけられています。 ●AICならではの強み :「クライアントゼロ」の実践知 AICは、NECグループおよびアビームコンサルティングの業務変革を「クライアントゼロ」と位置づけ、グループ内・社内で実践・検証した知見やノウハウをお客様に提供しています。 自社実践に裏付けられた実効性の高いAI変革を届けられることが大きな特徴です。 ●提供サービスの一例 ・AIエージェントを前提とした業務・組織変革の構想立案 ・AIエージェントの設計・構築・導入 ・導入後のAIエージェントの運用・保守、継続的な改善(マネージドサービス) ・NECグループ/アビーム自社実践で磨いた業界ベストプラクティスの提供 ●提供サービスの一例 ・クライアントのバック・ミドル業務における、組織・システム・業務変革の構想立案・実行/導入支援 ・お客様シェアードサービスセンター(SSC)のAIなど先進テクノロジーを活用した変革支援 ・AIエージェントマネージドサービス ・アドバイザリーとしてBPO推進における業務分析やベンダ選定等支援 ・BPaas(業務ツールの導入に合わせて、業務運用をセットにする形)サービス ●入社後のアサイン想定プロジェクト 【リード/マネージャーとして期待する役割】 組織立ち上げフェーズのため、事業構築から案件獲得、プロジェクトマネジメントまで経営に近い視点で活躍いただけます。 AICでは「AIエージェントを作って終わり」ではなく「現場に定着させ、成果を出し続ける」フェーズまで関与するため、事業オーナーの視点で仕事に取り組めます。 ●想定プロジェクト 以下案件の案件創出からデリバリーまでリードいただきます。 ・AIエージェントを前提とした業務変革の構想提案・ソリューション設計 ・クライアント業務のAI活用に向けた業務プロセス再設計プロジェクト ・AIエージェントの選定・構築・カスタマイズ(自社アセット活用、新規開発を含む) ・稼働後のAIエージェントの運用・保守・継続改善(マネージドサービス) ・NECグループ/アビーム自社の業務変革プロジェクトへの参画(クライアントゼロ実践) ●職務変更の範囲 会社の定める業務に従事する。ただし会社規程に基づき出向を命じることがあり、その場合は出向先の定める業務とする。
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コンサルタント(ITソリューションコンサル/プロジェクトマネージャー)【食品CB/ヘルスケア向け】
想定年収
1,100~2,500万円
勤務地
東京都(中央区)
業務内容
食品/消費財/小売流通/ヘルスケアの全社SCM改革、グループ経営基盤構築などの大規模プロジェクトを主導頂きます。 クライアントには、日系のグローバル企業も多く、日本の本社を中心に基幹システムのグローバル展開を伴う大規模プロジェクトも多く存在しています。 業務内容 ◎食品/消費財/小売流通/ヘルスケア業界におけるシステム導入プロジェクトのチームリード ◎SCM戦略の策定やサプライチェーン改革の実現 ◎DXの推進 ◎販売・調達管理プロセス等の業務標準化、営業支援組織等の業務効率化 職務変更の範囲:会社の定める業務に従事する。ただし会社規程に基づき出向を命じることがあり、その場合は出向先の定める業務とする。
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金融機関統合・PMIコンサルタント(地方銀行等)
想定年収
710~2,500万円
勤務地
東京都(中央区)
業務内容
● 重点テーマ ・経営統合・再編(システム移行PMO含む) : 構想策定からPMI実行まで ・中期経営計画策定 : 収益構造改革、資本政策、事業ポートフォリオ見直し ・DX推進 : 業務改革、データ利活用、次期システム構想策定 ・新規事業・非金融領域 : 地域特性を活かした事業機会の創出支援 入社後のアサイン想定プロジェクト 地方銀行を中心に、金融業界のお客様に対する各種戦略コンサルティング案件に従事いただきます。クライアント所在地は主に地方ですが、常駐・出張等だけではなく、リモート対応を含む柔軟な働き方が可能です。 【主要プロジェクト例】 ● 経営統合・再編(当チームの強み) ・複数行の経営統合構想策定・PMI支援 ・システム共同化・勘定系システム移行PMO ・統合シナジー創出計画策定・実行支援 【経営統合・再編からの関連プロジェクト例】 ● 経営戦略・企業価値向上 ・中期経営計画策定支援(収益構造改革、資本政策) ・PBR向上に向けた価値創造ストーリー策定 ・人的資本経営・サステナビリティ経営支援 ● DX・業務改革 ・デジタルバンク構想、BPR推進支援 ・CRM・データ利活用による営業力強化 ・次期システム構想策定、システム選定第三者評価 ● 事業戦略・新規事業 ・リテール戦略・チャネル戦略策定 ・地域特性を活かした新規事業・サービス開発支援 ・他業種連携・BaaS活用による事業機会創出 ● 職務変更の範囲 会社の定める業務に従事する。ただし会社規程に基づき出向を命じることがあり、その場合は出向先の定める業務とする。
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アビームコンサルティングの年収と福利厚生
アビームコンサルティングの年収は、職位(クラス)で決まりやすいです。キャリアパスは、Consultant職の職位がConsultant/Analyst → Senior Consultant → Manager → Senior Manager → Principal/Directorの5段階です。
ここでは平均年収の読み方、クラス別の想定年収、給与の内訳、新卒初任給、福利厚生の順に解説します。
平均年収と役職別の報酬レンジ
口コミサイトを分析してみると、アビームコンサルティングの平均年収は、約836万円です。回答者は正社員1,161人、平均年齢31歳、年収の分布は300万〜5,000万円と幅があります。
職種別に見ると、最も高いマネージャー職と最も低いアナリスト職で約690万円の差が出ています。
| 職種 | 平均年収 | 回答数 |
|---|---|---|
| アナリスト | 約541万円 | 13人 |
| コンサルタント | 約826万円 | 1,020人 |
| CS職 | 約878万円 | 21人 |
| マネージャー | 約1,231万円 | 9人 |
参考:OpenWork(2026年9月時点。主な職種を抜粋)
注目すべきは回答数の偏りです。1,161人のうち1,020人、9割近くが「コンサルタント」職の回答で占められています。平均約836万円という全体値は、実質的に「コンサルタント層の平均」ともいえます。
また、中途採用の想定年収は公式の募集ポジションページに実額で記載されています。
| 区分 | 公開されている想定年収 |
|---|---|
| Solution Consultant職(クラス指定なし) | 690万〜2,500万円 |
| Strategy Consultant職(クラス指定なし) | 710万〜2,500万円 |
| スタッフクラス・プロジェクトリーダー指定の求人 | 690万〜1,300万円 |
| Manager以上・プロジェクトマネージャー指定の求人 | 1,200万〜2,500万円 |
出典:アビームコンサルティング 募集ポジション(2026年9月時点)
現状の募集からわかることは、中途入社の下限は約690万円、Manager未満のクラスは上限が約1,300万円。そしてManager以上の求人では、下限がいきなり約1,200万円に跳ね上がっています。
| 求人 | 想定年収 |
|---|---|
| Corporate Finance & Transformation Strategy Unit(スタッフクラス) | 710万〜1,300万円 |
| Corporate Finance & Transformation Strategy Unit(Manager以上) | 1,200万〜2,500万円 |
| TX-Custom & Modernization Sector(プロジェクトリーダー) | 690万〜1,300万円 |
| TX-Custom & Modernization Sector(プロジェクトマネージャー) | 1,200万〜2,500万円 |
【MyVision編集部の見解】 一般公開されている情報だけを見ると、「平均年収がBig4より低いかどうか」が判断軸になりがちです。しかし転職支援の現場で重視する本当に見るべきポイントは、①入社時にどのクラスで着地するか②そのクラスで何年目に次の昇格が見えるか③残業前提でない基本給部分がいくらか、の3点です。
平均年収という一点の数字ではなく、自分に提示されるクラスとその根拠まで確認できるかどうかが、入社後に後悔しない判断のポイントです。
MyVisionではコンサル業界出身のアドバイザーが、クラスごとの実際のオファー水準をもとに想定年収をお伝えしています。
年収の内訳(基本給・賞与・インセンティブ)
アビームコンサルティングの給与は、基本給・賞与・時間外手当の3つで構成されます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 賞与 | 年2回(6月・12月) |
| 昇給 | 年1回(10月) |
| 諸手当 | 時間外手当、休日勤務手当、交通費支給(会社規定による) |
| 勤務時間 | フレックスタイム制(フレキシブルタイム 5:00〜22:00)、標準労働時間9:00〜18:00 |
出典:アビームコンサルティング公式サイト「キャリア採用 募集要項」
特徴は固定残業代を採用せず、時間外手当を全額支給する点です。
アビームコンサルティングでは、基本給と賞与が主な収入源です。非管理職には残業代が加わる形で年収が構成されています。
出典:アビームコンサルティング公式サイト「〈2028年卒〉Solution Consultant職_募集要項」
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新卒の初任給と想定年収
アビームコンサルティングの新卒初任給は、Strategy Consultant職とSolution Consultant職で異なります。2028年卒の募集要項に記載された給与は以下のとおりです。
| 職種 | 学部卒 | 修士/博士了 |
|---|---|---|
| Solution Consultant職 | 月額388,800円(想定年収6,226,000円) | 月額421,000円(想定年収6,720,500円) |
| Strategy Consultant職 | 月額400,100円(想定年収6,401,400円) | 月額432,800円(想定年収6,903,200円) |
出典:アビームコンサルティング公式サイト[Solution Consultant職][Strategy Consultant職](いずれも2026年4月実績)
Strategy Consultant職は戦略コンサルタントコースと公共経営コンサルタントコースが対象で、Solution Consultant職と比べて月額で1万1,300円高く設定されています。
注目したいのは水準そのものです。学部卒でも想定年収が622万円に達しており、新卒の入口が600万円台に乗っていることです。
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福利厚生の内容と働くうえでの魅力
アビームコンサルティングでは、社員が快く働ける環境を整えるため、さまざまな福利厚生制度を導入しています。
主な制度を紹介します。
| 財形貯蓄制度 | 給与からの天引きにより、計画的な貯蓄を支援する制度 |
| 退職金制度 | 長期勤続者への退職時支援 |
| 企業型確定拠出年金 | 将来の資産形成を目的に、社員が運用先を選べる年金制度 |
| 健康保険組合カフェテリアプラン | 年間5万円分のポイントを活用し、旅行・自己啓発・育児など幅広いメニューから選択可能 |
| ワークライフバランス支援制度(育児支援・介護支援) | 育児休業・介護休業の取得促進や時短勤務など、家庭との両立を支援 |
| 出産祝い金(第3子以降100万円) | 少子化対策の一環として、第3子以降の出産に対し100万円を支給 |
| 資格取得支援制度 | コンサルタントに必要な各種資格取得に向け、受験費用補助や奨励金を支給 |
| リラクゼーションルーム | 業務の合間にリフレッシュできる専用スペースを設置 |
これらの制度により、社員は自身のライフスタイルやキャリアプランに合わせた働き方を選択できる環境が整っています。
退職金制度と企業型確定拠出年金の両方を備えている点は、外資系ファームでは採用例が限られる仕組みです。額面年収の比較では見えにくい部分ですが、長期で勤めるほど実質的な待遇差は縮まります。
アビームコンサルティングの年収が低いといわれる理由
アビームコンサルティングの年収について「低い」という評価を見かけますが、その多くは比較対象の設定に原因があります。
外資系ファームと同じ土俵で比べられるから
アビームコンサルティングは総合系ファームに分類されるため、アクセンチュアやBig4と並べて語られやすいです。しかし平均年収(※)で見ると、アビームの約836万円に対しデロイト トーマツは約941万円、PwCコンサルティングは約1,011万円。100万〜200万円の差があります。
一方で、日系事業会社や国内SIerの水準と比べれば高い部類に入ります。どの母集団と比べるかで「低い」にも「高い」にもなるのが実態です。
※ 参考:OpenWork(2026年9月16日更新)
基本給に対する時間外手当の比率が高いから
固定残業代を採用せず時間外手当を全額支給する仕組みのため、稼働が落ち着いた案件に入ると年収が下がってしまう傾向があります。同じクラス・同じ評価でも、アサインされたプロジェクト次第で年収が変わりやすいです。
また、稼働の大きい大規模プロジェクトのコアメンバーに入れば年収は上振れする可能性もあります。
平均値に若手層が多く含まれるから
クチコミサイトを分析してみると、回答者1,161人のうち1,020人がコンサルタント職、平均年齢は31歳でした。Manager以上の層はデータにほぼ反映されていません。母集団が若手層に寄っているから、平均値が低く出てしまっている可能性はあるかもしれません。
※ 参考:OpenWork(2026年9月16日更新)
アビームコンサルティングとは
アビームコンサルティングは、あらゆる領域をワンストップで支援する日本発の総合系コンサルティングファームです。
顧客の課題を深く理解し、長期的な視点で最適なソリューションを提案・実行できる点が強みです。
ここでは、アビームコンサルティングの基本情報とビジネスモデル、そして業界内での立ち位置を紹介します。
アビームの基本情報とビジネスモデル
| 商号 | アビームコンサルティング株式会社(ABeam Consulting Ltd.) |
|---|---|
| 本社所在地 | 東京都中央区八重洲二丁目2番1号 東京ミッドタウン八重洲 |
| 設立年月日 | 1981年4月1日 |
| 代表者 | 代表取締役社長 山田 貴博 |
| 資本金 | 62億円 |
| 事業内容 | マネジメントコンサルティング、ビジネスプロセスコンサルティング、ITコンサルティング、アウトソーシング |
| 連結売上高 | 2026年3月期 1,796億円 / 2025年3月期 1,598億円 / 2024年3月期 1,408億円 |
| 拠点数 | 32拠点(2026年2月19日現在) |
| 従業員数 | 9,632名(2026年4月1日現在 連結) |
| URL | https://www.abeam.com/jp/ja/ |
連結売上高は2024年3月期の1,408億円から2026年3月期に1,796億円へ、2年で約28%伸びています。従業員数も2025年4月時点の8,816名から1年で9,632名へ増えました。
アビームコンサルティングのビジネスモデルの特徴は、戦略立案から業務改革、IT導入・定着支援までを一貫して手がける「リアルパートナー型」の支援スタイルです。
単なる提案に留まらず、クライアントの変革実現に最後まで伴走する姿勢を強みとしています。
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業界内でのポジションと知名度
アビームコンサルティングは外資系ファームと比較すると国内企業に対する現場に寄り添った実行支援力やきめ細かな対応力が高く評価されています。
アビームコンサルティングの業界内での主なポジションは、以下のとおりです。
- 総合系ファームの一角として戦略・業務・ITまで幅広い領域を網羅
- SAPなどERP導入支援やDX推進支援に強みを持つ
- 製造業・金融業・公共領域を中心に豊富な実績を持つ
アビームコンサルティングはコンサルタント未経験者の採用にも積極的であり、キャリア採用市場でも一定の認知度があります。
キャリアアップと評価制度のリアル
アビームコンサルティングは成果主義をベースにした評価体系を採用しており、努力と実績次第で若手でも早期にポジションアップを目指せます。
続いては、昇進に求められる条件や評価の流れ、成果主義のメリット・デメリットを紹介します。
自身のキャリアプランを描くうえで、ぜひ参考にしてください。
昇進の基準と評価の流れ
アビームコンサルティングでは、明確な評価制度に基づいて昇進・昇格が決定されます。
評価対象となるのはプロジェクトでの成果だけでなく、クライアントへの貢献度や社内外でのリーダーシップなど、多面的な視点です。
評価は年2回実施され、以下のプロセスで進みます。
- 自己評価:目標達成度や成果を自己分析しレポートを提出
- 上司評価:直属の上司がプロジェクト成果と行動評価をもとに評価
- 部門長・人事部門による審査:上司評価をもとに昇格候補者を選定
- 昇格審査会で最終決定:複数の視点から総合的に判断
昇進のためには、次の役職に求められる行動特性やスキル要件を満たしていることが重要視されます。
とくにマネージャー層以上では、プロジェクト推進能力に加え、組織運営力や若手育成の実績も昇進要件となるため、幅広い力が求められます。
成果主義とそのメリット・デメリット
アビームコンサルティングでは成果主義を採用しており、個人のパフォーマンスに応じて評価・報酬が決まる仕組みが徹底されています。
成果主義のメリットは以下のとおりです。
- 若手でも成果を上げれば年次に関係なく早期昇進・高年収が可能
- 個人の努力が正当に評価されモチベーション維持につながる
- 実力主義の文化の中で成長機会が豊富に与えられる
一方、デメリットも存在します。
- プロジェクト成果が評価に直結するため短期的な結果重視になりやすい
- 自己管理能力や自己モチベーションが求められ負荷を感じる人もいる
- 評価基準がプロジェクトによってブレると感じるケースがある
成果を出し続ける覚悟が求められる一方、実力次第でスピーディにキャリアアップできる環境が整っていることが、アビームコンサルティングの特徴です。
アビームで描くキャリア展望と成長機会
アビームコンサルティングでは、個々の努力と成果に応じた明確なキャリアパスが用意されています。
若手のうちから責任ある役割に挑戦できるため、中途入社者であっても大きな成長を実現可能です。
ここでは、年代ごとの年収推移と、マネージャー以降に求められる役割の変化について詳しく解説します。
若手社員のキャリアステップと年収推移
| 年代 | 想定されるクラス | 年収の目安 |
|---|---|---|
| 20代 | Consultant/Analyst〜Senior Consultant | 620万〜1,000万円 |
| 30代 | Senior Consultant〜Manager | 900万〜1,500万円 |
| 40代以降 | Manager〜Principal/Director | 1,200万〜2,500万円 |
新卒入社なら初年度から600万円台でスタートし、早い人は20代のうちにSenior Consultantへ昇格します。中途入社の場合は、前職での経験年数と実績に応じてConsultantまたはSenior Consultantになるのが一般的です。
アビームコンサルティングでは年功序列ではなく成果主義を徹底しています。
そのため、20代後半でマネージャーに昇格し年収1,000万円を超えるケースも珍しくありません。
アビームコンサルティングではこのように、若手社員が主体的にキャリアを築き、早期に高い報酬を得られる環境が整っています。
マネージャー以降のキャリアと役割の変化
アビームコンサルティングでは、マネージャーに昇進すると、求められる役割が大きく変わることが特徴です。
「マネージャー以上の役職者が社員一人ひとりにカウンセラーとして割り当てられる」といった口コミがあるように、組織運営や人材育成にかかわる役割が求められるようになります。 引用:OpenWork
マネージャーはプロジェクトの成功に責任を持つだけでなく、複数案件を並行して管理するケースも多くなります。
また、クライアント企業の経営層とのリレーション構築や、新規案件の獲得活動にもかかわるため、ビジネス視点がよりいっそう求められる点も特徴です。
さらに、チームメンバーの育成・評価もマネージャーの重要な役割です。
自分の成果だけではなく、メンバーの成長を支援し、組織全体のパフォーマンスを底上げするマネジメント力も必要となります。
このように、マネージャー以降は「個人貢献型」から「組織貢献型」への意識転換が不可欠となり、役割の幅が大きく広がっていきます。
内定を勝ち取るための準備と差別化ポイント
アビームコンサルティングの年収水準を理解したうえで、次に考えたいのが自分にとって適切なキャリアの選択肢かどうかです。
年収を上げる際に、最も効果が大きいのがオファー時点のクラスを1段階上げることです。
昇給は年1回10月のみ。Manager未満とManager以上では、募集要項の下限が690万円と1,200万円で500万円以上離れています。入社時にどの役職・クラスになるかで、初年度の年収も変わります。
転職でクラスを上げるために準備しておきたいのは以下のとおりです。
- 担当したプロジェクトの規模(予算・期間・関与人数)を数字で示す
- チームをリードした経験を役割の範囲まで具体化する
- クライアントの意思決定にどう影響したかを説明できる状態にする
コンサル未経験から応募する場合も、クラスは前職での役割で決まりやすいです。募集要項においても、Manager以上はコンサルティングファーム・シンクタンク・システムインテグレーターでのプロジェクトマネージャーまたはチームリーダー経験が求められる一方、Senior Consultant以下では事業会社の経営企画・事業企画・IT/DX部門などでの企画や事業開発、プロジェクト推進の経験が対象に含まれます。
事業会社からの転職でも、社内プロジェクトを推進した実績を役割ベースで説明できれば、Senior Consultantとして入社できる可能性も0ではないです。
あわせて、SAPやERPなど需要の高い専門領域を持つこともアピールの際に使えます。アビームの主力はSAPを中心としたERP導入・DX推進の領域です。経験者は社内での希少性が高く、アサインの選択肢も広がります。
【MyVision編集部の見解】 コンサル転職で年収が上がりにくい人を見ていると、①前職の年収を基準にオファーを判断してしまう②担当実績を「参加した」レベルでしか語れない③残業前提の想定年収を実力評価と取り違えている、といった特徴が見えてきました。
見落とされがちなのが、コンサルへの転職では年収がいったん下がるケースも起こりうるという点です。前職が高水準の業界だった場合、提示されるクラスの水準が現年収に届かないことがあります。入口の年収だけを見て判断した結果、3年後の到達点を取りこぼすケースも見られます。比べるべきは会社の平均値でも初年度の提示額でもなく、3〜5年後にどのクラスへ届くかです。
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まとめ
アビームコンサルティングの平均年収は約836万円です。ただし、中途採用の想定年収はManager未満で約690万〜1,300万円、Manager以上で約1,200万〜2,500万円です。
判断のうえで押さえておきたい点は以下のとおりです。
- 昇給は年1回(10月)のみのため、入社時のクラスが初年度の年収を決めやすい
- Manager未満は時間外手当が全額支給され、アサイン次第で年収が100万円単位で動く
- Manager以上は管理監督者となり、年収を動かす変数が稼働時間から事業規模へ変わる
- SAP・ERP領域の経験は社内評価だけでなく、その後の転職市場でも資産になりやすい
平均年収というひとつの数字だけなく、自分がどういったキャリアで活躍していきたいかまで見通せると、転職の判断がしやすいです。
MyVisionでは、コンサル業界を経験したアドバイザーがクラスごとの実際のオファー水準をもとに想定年収をお伝えし、面接対策まで伴走しています。
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アビームコンサルティングの年収に関するFAQ
アビームコンサルティングの年収について、よくある質問を紹介します。
Q1.アビームコンサルティングで年収1,000万円に届くのはいつごろですか?
Manager昇格のタイミングが目安です。年代でいえば30代半ばから後半に到達する人が多い水準になります。
ただしSenior Consultantでも稼働の大きいプロジェクトに入れば1,000万円台に乗るケースがあります。時間外手当が全額支給される設計のため、クラスだけでなくアサイン内容にも左右される点は押さえておきましょう。
Q2.中途入社の年収は前職の年収で決まりますか?
前職年収そのものではなく、入社時のクラスで決まります。募集要項でも、想定年収はポジションごとに690万〜2,500万円と幅を持たせて提示されています。
そのため、前職の年収を伝えるだけでは交渉材料になりません。担当したプロジェクトの規模やリードした範囲をクラスの要件に照らして説明できるようにしておきましょう。

