マーケティングとコンサルの違いは何?どっちを選ぶべきかのポイントを解説
2026年03月25日更新
企業の成長を支援する役割として、マーケティングとコンサルティングは頻繁に比較検討されます。
しかし、担当する業務フェーズや年収水準、求められる専門性には明確な違いがあるのが実情です。本記事では、両者の違いを業務内容や適性、スキルセットの観点から徹底比較しました。
それぞれの職種に向いている人の特徴や、キャリアを選択するうえでの重要な判断軸もあわせて解説します。自身の強みや将来のビジョンと照らし合わせ、最適なキャリアを見つけるための参考にしてください。
著者

岡﨑 健斗
Okazaki Kento
株式会社MyVision代表取締役
東京大学を卒業後、ボストンコンサルティンググループ(BCG)に入社。主に金融・通信テクノロジー・消費財業界における戦略立案プロジェクトおよびビジネスDDを担当。採用活動にも従事。 BCG卒業後は、IT企業の執行役員、起業・売却を経て、株式会社MyVisionを設立。
プロフィール詳細を見る
監修者

大河内 瞳子
Okochi Toko
株式会社MyVision執行役員
名古屋大学卒業後、トヨタ自動車での海外事業部、ファーストリテイリング/EYでのHRBP経験を経てMyVisionに参画。HRBPとして習得した組織設計、採用、評価などの豊富な人事領域経験を生かした支援に強みを持つ。
プロフィール詳細を見る
目次
全部見る
コンサルタントの求人情報
E_32_【AIエージェント活用/MAツール導入】顧客の成功をデザインするマーケティングプロジェクト推進担当(リーダー候補)
想定年収
500~800万円
勤務地
東京都港区
業務内容
●業務概要 多くの企業がDXを推進する中で、デジタルマーケティングの人手不足やノウハウ不足が課題となっており、業務におけるデータ分析や、生成AI等を活用した生産性向上に関するニーズも増加しています。 マーケティングディレクターとして、クライアント企業のサービスや製品の売上拡大を目的に、デジタルチャネルを活用したプロモーションを推進していただきます。 顧客が抱える課題は、リードジェネレーションからリードナーチャリング、カスタマーサクセスまで幅広いため、データを活用した施策立案から実行までを伴走支援する役割を担います。 また、マーケティンツールや生成AI活用したコンテンツ制作やデータ分析を通じて、効率的かつ高品質なマーケティング支援を実現していただきます。 ●想定業務 業務内容 ①事業・マーケティング戦略の策定と推進 クライアントのビジネス目標達成のため、マーケティングの戦略を立案し、部門横断的なプロジェクトとして施策を推進していただきます。 単一の施策に留まらず、マーケティング全体のプロセスを改善し、効率を高めるための仕組みづくりも担っていただきます。 ②データドリブンな改善活動と業務支援 MAツールやBIツールなどの様々なデータ・マーケティングツールを幅広く活用し、複数のプロジェクトや施策の進捗・成果をモニタリング。 データに基づいた仮説検証を繰り返し、成果を最大化するための改善提案をクライアントに行い、実行をサポートしていただきます。 ③マーケティング業務の効率化 AIエージェントや自動化ツール(UIPath等)といった新しい技術を活用し、日々のマーケティング業務を効率化・省力化する取り組みを推進していただきます。 上記のような業務を、クライアント社内のグループや部署、社外の協力会社等とコミュニケーションを取り、プロジェクト全体を円滑に進めるディレクターとしての従事していただきます。 ※配属後は数週間の研修後、プロジェクト支援に入っていただきます。 配属後は顧客の成果創出におけるコミュニケーション設計や施策設計~実行・検証、改善提案までを担当します。 ※所属メンバーはほぼリモートでの勤務になりますが、顧客環境やPJT内容によって顧客オフィスへの出社をお願いすることもございます。
View More
DXリードコンサルタント(グローバル:小売)
想定年収
650~1,800万円
勤務地
東京都品川区
業務内容
●業界動向 東南アジアハブとして多くの日系企業がシンガポール進出をする中、一部の企業を除いてIT活用は小規模体制で推進されており非日系企業と比較しアジア域内において遅れていることから顧客満足並びに生産性が低下するリスクを抱えています。一方、当地IT部門がある場合もリージョン全体をカバーする必要がありプロジェクトリードないしは専門的知識を保有する人材は常に不足しています。 ●業界に与える価値 Future Global Design(FGD)では、各レイヤーの顧客を支援すべく、IT戦略策定、システム導入の支援からマルチカントリープロジェクトを視野に入れたプロジェクトマネジメント支援を提供しています。進出日系企業のビジネスプロセス全体最適化、ITを活用したスキルアップやサービス向上、IT投資の最適化実現を顧客と共に取り組んでいます。 将来的には非日系、東南アジア全体を含めて本活動を広げていき、顧客の適切なIT投資と活用を支援してまいります。 ●職務内容 PM/PMO in 東南アジア 東南アジアを対象に金融・物流・小売業界などのクライアントに対して、IT企画やシステム/ソリューション導入フェーズなどのプロジェクトをリードして頂きます。また、これらプロジェクトを通じてクライアントの信頼を獲得し、経営とITの戦略的パートナーとしての地位を確立することが最大のミッションです。 ●職務の詳細 当該ポジションの最初の職務は、シンガポールに進出している日系小売企業の基幹システム刷新プロジェクトの推進になります。 PMOとして、ソリューション導入フェーズから積極的にクライアントのステークホルダー及びベンダーをリードし、プロジェクトの計画と実行においてリスク・コストの両面から最適解を追求しプロジェクトのQCDを達成するのがゴールです。 ●役割と期待 PMO(リーダー)として、以下の役割を担当して頂きます。 - プロジェクトのスケジュール管理と成果物のレビュー - リスクの早期検知と課題管理及び対策検討 - ステークホルダーへのプロジェクト進捗報告 - ミーティングのアレンジとファシリテーション - クライアント及びベンダーとの信頼関係構築 - 客先半常駐 in シンガポール ●案件事例 ・日系大手小売業の業務基幹システム刷新プロジェクトのPMO支援 ・本邦メガバンクのアジア・オセアニア拠点における勘定系システム更改プロジェクトのPMO支援 ・本邦地銀のシンガポール拠点における業務支援システム開発導入プロジェクト ●その他条件などについて ・採用後シンガポール現地法人での勤務を想定しています。(赴任に伴い給与の物価水準考慮、家賃補助、教育費一部補助) ※業務内容の変更の範囲: 当社業務全般に従事いただく可能性がございます。
View More
DX事業支援(UI/UXデザイン)
想定年収
-
勤務地
東京都港区
業務内容
●オリックス(株)法人営業本部デジタル戦略推進室にて勤務していただき、新規事業であるSaaSサービスのUI/UXデザインを担当していただきます。 ●ビジネス視点を持ち、関係部署を巻き込みながら業務を推進します。 ●様々なバックグラウンドを持った中途入社の社員も多く、自由闊達でフラットな組織です。 【業務例】 ●UI/UXデザイン ・Figmaを用いたUIデザインおよびプロトタイプ作成 ・UXを意識したデザインとインタラクションの検討 ・ユーザビリティテストの実施および改善提案 ・フロントエンド開発チームとの連携 ※詳細事業内容や採用後ポジションは面接時にご説明いたします。
View More
08.財務会計・業務改革コンサルタント | 経理経験者
想定年収
400~600万円
勤務地
東京都千代田区
業務内容
●業務プロセスの効率化 ・経理財務の業務改革 ・決算の早期化 ・経理財務BPO/シェアードサービス化 ●経営情報の可視化 ・予実管理プロセス改革 ・経営情報の多軸分析 ●ガバナンスの強化 ・経理財務領域の統合支援(PMI) ・内部統制構築支援/J-SOX ●IT戦略策定 ・RFP作成及びベンダー選定支援 ・システム導入プロジェクトにおけるクライアントPMO業務 ・会計システム/経費精算システム等の導入支援 ・パッケージソフトウェアのインプリメンテーション ※ITコンサルタントとチームを組成してIT領域の支援まで担います (業務の変更範囲について:その他当社の指定する職種)
View More
29.IT戦略・ERP導入コンサルタント | 事業会社出身者
想定年収
800~1,500万円
勤務地
東京都千代田区
業務内容
●事業概要: 激変する外部環境において、多くの企業が「限られた経営資源の最適配分」という課題に直面しています。 当社は、AI時代の成功法則として「コーポレートドリブン経営」を提唱。テクノロジーとBPRを組み合わせ、非創造的な業務を徹底的に自動化し、生まれた時間で経営戦略を可視化・実行する。 ーそんな「真の経営参謀」としての役割を担っています。 その中核を担うTechnology & Process Design(TPD)事業部は、中堅・準大手企業(年商100億〜3,000億円で、より中核は500億円~1,500億円)をメインターゲットに、AI活用を前提としたデータ基盤を基幹システムの刷新×BPRを通じて、「経営管理の高度化」と「現場の業務変革」を同時に実現しています。 ●仕事内容: 基幹システム(ERP等)の刷新プロジェクトにおいて、上流工程から実行支援まで、プロジェクトマネジメントおよびコンサルティング業務をリードしていただきます。 ・企画・構想策定: 経営課題に基づいたあるべき姿(To-Be)のデザイン ・BPRの推進: Fit to Standardを前提とした、部門横断的な新業務プロセスの設計 ・システム選定支援: RFPの作成、システム・ベンダー選定のアドバイザリーを特定製品に偏ることなく実施 ・導入PMO: プロジェクト全体の進捗管理、課題管理、およびユーザー部門間の利害調整 ・意思決定支援: 経営層に対するデータに基づいた投資判断や戦略的アドバイス (業務の変更範囲について:その他当社の指定する職種)
View More
マーケティングとコンサルの違い
マーケティングとコンサルティングはどちらも課題解決を担いますが、関与するフェーズや相手に明確な違いがあります。
下記の表のように、マーケティングとコンサルティングは一見似たプロセスを持ちながらも、さまざまな項目において明確な違いがあります。どちらが自分の志向や強みに合っているかを見極める材料として、ぜひ参考にしてください。
| 比較項目 | マーケティング | コンサルティング |
|---|---|---|
| 目的・成果物 | 認知度向上や購買促進などの施策立案と実行。広告成果やKPI改善が成果物 | 経営課題の解決や事業戦略の立案・実行支援。提案書や改善計画書などが成果物 |
| 対象(顧客層) | 一般消費者や購買担当者など、生活者や顧客に近い層を相手にする | クライアント企業の経営層や部門責任者など、意思決定権を持つ層が主な相手 |
| 関与する階層 | 現場に近い中・下流工程が中心 | 経営に近い上流工程が中心 |
| 仕事のプロセス | 仮説・検証・実行を繰り返す点では共通だが、手法やツールは多岐にわたる | 論理的な分析と課題設定をおこない、実行フェーズまで関与することが多い |
マーケティングとコンサルの仕事内容の違い
マーケティングとコンサルティングは、どちらも企業の成長を支援する点では共通していますが、そのアプローチや関与するフェーズには大きな違いがあります。
ここでは、それぞれの代表的な業務プロセスを整理し、具体的な仕事内容の違いを解説します。
マーケティングの仕事内容
担当領域や企業によって異なりますが、一般的には以下の4つのプロセスを循環させながら成果を最大化させます。
マーケティングの業務は、市場のニーズを捉え、商品やサービスが「売れる仕組み」を作ることです。
| プロセス | 具体的な業務内容 |
|---|---|
| 市場調査・分析 | 活動の出発点。アンケートやインタビュー、競合リサーチを通じて市場環境や顧客の潜在ニーズを把握し、戦略の基盤を作ります。 |
| 商品・サービス企画 | アイデアの具現化。調査結果をもとに、「誰に・どんな価値を届けるか」というペルソナやコンセプトを設計し、実現可能な形に落とし込みます。 |
| 販売促進 | 購買への動機づけ。SEOやWeb広告、SNSなどを活用し、ターゲット層にアプローチして購入や利用を促します。デザイナーやエンジニアとの連携も重要です。 |
| 広告・宣伝 | 認知と好意の形成。テレビCMやメディア広告などを通じて、ブランドの価値を広く、かつ深く届けます。効果が見えにくい分、長期的な視点が求められます。 |
マーケティング職は市場データの分析から、実際のプロモーション実行、効果測定までを一貫して担い、顧客と自社をつなぐ役割を果たします。
コンサルの仕事内容
コンサルティングの仕事は、クライアント企業の経営課題を特定し、解決へと導くことです。
戦略系やIT系など領域にかかわらず、基本的には以下のフローに沿ってプロジェクトを推進します。
| プロセス | 具体的な業務内容 |
|---|---|
| 現状分析・課題特定 | 実態の客観的把握。ヒアリングやデータ分析、現場観察を通じて、クライアントが抱える本質的な課題や市場環境とのギャップを構造化します。 |
| 解決策の提案 | 最適な打ち手の提示。仮説検証を繰り返し、実行可能かつ効果的な解決策を策定します。論理的で納得感のあるプレゼンテーション能力が不可欠です。 |
| 実行支援 | 成果への伴走。絵に描いた餅で終わらせないよう、プロジェクトチームを組成し、現場と連携しながら施策の実行をサポートします。 |
| 効果測定と改善 | 自走化への仕組み作り。施策の結果を検証し、改善サイクルを回します。最終的にはクライアント自身で運用できるよう、ノウハウを定着させます。 |
コンサルタントは第三者の視点で課題をあぶり出し、戦略の立案から実行支援、効果の定着までを伴走することで企業の変革を支援します。
マーケティングに向いている人の特徴
マーケティングは感覚だけでなく、データ分析と顧客理解が求められる職種です。
市場の変化に対応し、成果が出るまで粘り強く改善を続けられる人が活躍しています。マーケターとして適性が高い人の特徴を紹介します。
ユーザー視点で物事を考えられる人
マーケティングの根幹は、ユーザーが何を求めているかを正しく理解することです。自身の感覚に頼るのではなく、顧客の立場に立って機能や情報を設計する力が求められます。
具体的には以下のような地道な活動を厭わない姿勢が必要です。
- ユーザーへのヒアリング
- アンケートによるニーズ調査
- 心理学や行動経済学への関心
人の行動原理や心理に対する興味が強く、顧客の感情を深く想像できる人は大きな強みを発揮します。
数値に基づく分析と論理的思考ができる人
マーケターは売上やアクセス数、広告クリック率などの数値を日々確認し、施策を評価します。結果に対して「なぜこの数値になったのか」を論理的に整理し、改善策を導き出す力が不可欠です。
数字の変動から仮説を立て、以下のサイクルを回すことにやりがいを感じる人が向いています。
- 客観的なデータの収集と整理
- 仮説に基づく施策の実行
- 結果の検証と改善プランの策定
感覚ではなく根拠を持って意思決定をおこない、粘り強くPDCAを回せる人が成果を出せる職種です。
トレンドに敏感で変化を楽しめる人
市場環境やユーザーの価値観は常に変化しており、過去の成功事例が通用しなくなることも珍しくありません。
SNSやニュースメディアから最新情報を収集し、柔軟に戦略へ取り入れられる感性が求められます。また、プラットフォームの仕様変更や新しいツールの登場にも適応が必要です。
変化をリスクではなくチャンスと捉え、積極的に新しい知識をアップデートし続けられる人は適性があるといえます。
コンサルに向いている人の特徴
コンサルタントには高い専門性に加え、対人スキルや精神的なタフさが求められます。コンサルタントに適性がある人の主な特徴を紹介します。
論理的思考力と課題発見力が高い人
コンサルタントの核心は、複雑な状況から本質的な課題を見つけ出し、解決への道筋を描くことです。財務データや業務フローなどの膨大な情報をインプットし、事実に基づいて仮説を構築するスキルが欠かせません。
以下のような思考プロセスを楽しめる人が向いています。
- 情報を構造化して整理する
- 数字や事実から課題の真因を探る
- 解決策を論理的に組み立てる
感覚的な判断を排し、筋道を立てて考えることに喜びを感じる人にとって、適性の高い仕事です。
知的好奇心が強く学習意欲がある人
プロジェクトごとに業界やビジネスモデルが異なるため、短期間での知識習得が求められます。業界構造や専門用語をゼロベースで学び、クライアントと対等に議論できるレベルまで引き上げる必要があります。
未知の分野に触れることを楽しみ、自ら進んで調べ学習する姿勢を持つ人が活躍しやすい環境です。
常に新しいテーマへ挑戦することにやりがいを感じる知的好奇心の強さが、コンサルタントとしての成長を支えます。
クライアントとのコミュニケーションが得意な人
課題解決には、クライアントからの信頼獲得と円滑な合意形成が不可欠です。相手の言葉の背景にある意図を汲み取り、論理的かつ納得感のある提案を伝える能力が重視されます。
単に正論をぶつけるのではなく、相手の状況に応じたコミュニケーションでプロジェクトを前進させる力が重要です。
人とかかわることが好きで、信頼関係を築きながら人を動かすことに長けている人は、コンサルタントとして大きな武器を持っています。
マーケターとコンサルで求められるスキルの違い
マーケターとコンサルタントは、求められるスキルが異なります。マーケターは市場や顧客心理を読み解く感性が重視される一方、コンサルタントは事象を構造化する論理性が最優先です。
それぞれの職種で必須となるスキルセットを解説します。
マーケターに必要なスキル
マーケターの業務は、単発のアイデア出しではありません。市場調査から仮説構築、施策の設計・実行、そして効果検証までを一気通貫でリードする役割を担います。
そのため、定性的な顧客心理の理解と、定量的なデータ分析を掛け合わせる能力が求められます。具体的に必要なスキルは以下のとおりです。
- 消費者インサイトを読み解く洞察力
- アクセス解析や広告運用などのデータ分析スキル
- 市場トレンドやプラットフォームの変化への適応力
- 顧客の心を動かす企画・クリエイティブ力
- 施策の実行力
単に数値を追うだけでなく、結果の裏側にある「なぜ(顧客心理)」を読み解き、次の改善につなげる思考プロセスが不可欠です。
仮説検証を回し続け、市場での勝ち筋を見つけ出すことがマーケターの核心的な業務といえます。
コンサルに必要なスキル
マーケターが「施策の実行と改善」に重きを置くのに対し、コンサルタントは「課題の設定と解決策の設計」が主戦場です。
混沌とした状況から本質的な論点を整理し、クライアントが意思決定できる状態を作り出すことが最大のミッションです。具体的に求められるスキルは以下のとおりです。
- 物事を体系的に整理する論理的思考力
- 限られた情報から正解を導く仮説構築力
- 相手を納得させる資料作成能力
- プレゼンテーション能力
- 利害関係者を調整し合意を得る調整力・コミュニケーション力
現場の個別施策に埋没するのではなく、経営的な視座で「解くべき問い」を定義し、事実と論理を積み上げて納得解を導き出す力が重要です。
経営層や関係者を巻き込み、組織全体としての意思決定を支援することこそが、コンサルタントの介在価値です。
【MyVision編集部の見解】 一般的には「アイデア力(マーケター)か論理力(コンサル)か」と比較されがちですが、MyVision編集部が重視する「本当に見るべきポイント」は、「不合理への耐性」です。
マーケターは、論理では説明できない「人の感情」をフックに、そこからヒットを生み出すことも多くあります。対してコンサルタントは、あらゆる事象を「論理」で説明し、再現性を持たせる仕事です。
そのため、「当たったからOK」という感覚的な成功を好む人はコンサルには向きません。逆に、「成功の法則を解明したい」という知的好奇心が強い人こそが、コンサルタントとして大成します。
マーケティングとコンサルどちらを選べばいい?キャリア選びのポイント
それぞれ業務スタイルやキャリアパスが異なるため、自身の価値観と照らし合わせることが重要です。
後悔のない選択をするために確認すべき3つの視点を解説します。
仕事に求める環境やスピード感
自身がどのような環境で働きたいかによって適した職種は異なります。
じっくりと腰を据えてスキルを磨きたい場合は特定の商材やブランドに長期的にかかわり、深いノウハウを蓄積できる事業会社のマーケターが適しています。
一方で、変化の激しい環境で多様な経験を積みたい場合は、短期間で複数の業界やテーマに携わり、常に新しい課題に挑むコンサルタントが最適です。
目指す専門性の方向性
将来どのようなキャリアを築きたいかも重要な判断材料です。
特定の分野を極めるスペシャリスト志向ならSEOや広告運用などひとつの領域を深めるマーケターが向いています。
対して、業界横断的な汎用スキルを身につけたいならコンサルタントが有効です。
多様な経営課題に向き合うなかで、論理的思考力や経営視点での課題解決力、プロジェクトマネジメント力を習得できます。
自身の強みと適性のマッチ度
自身の強みがどちらの職種でより発揮できるかを見極めることも有効です。
マーケターにはユーザー心理への共感力や魅力的な表現力、そして地道に改善を続ける継続力が求められます。
一方コンサルタントには、複雑な事象を整理する論理的思考力や課題を見抜く洞察力、組織を動かす推進力が不可欠です。
自身の資質がどちらの特性により合致するかを考えることが、活躍への近道です。
【MyVision編集部の見解】 MyVision編集部では、自社の商品やサービスに注力したい人がコンサルタントを目指すことを推奨しません。
なぜなら、コンサルタントはあくまで「第三者」であり、プロジェクトが終わればその商品から離れなければならないからです。
実際に、「自分が手掛けた商品が世に出る瞬間まで見届けられない」「愛着が湧いたのにお別れしなければならない」という点に虚しさを感じ、事業会社へ戻るケースもあります。「特定の商品への愛」よりも「課題解決という行為そのもの」に喜びを感じられるかどうかが、長く活躍するための条件です。
大手マーケティングコンサルファーム一覧
マーケティング領域に強みを持つ、代表的なコンサルティングファームおよび支援会社を紹介します。戦略立案からデジタル活用、クリエイティブ実行まで、各社で得意とするアプローチが異なります。
| 企業名 | 特徴 |
|---|---|
| アクセンチュア | 「顧客体験(CX)」を起点に、クリエイティブ・技術・データを融合させた事業成長支援をおこなう世界最大級のデジタルエージェンシー |
| 合同会社デロイト トーマツ | 経営戦略とデザイン、デジタル技術を掛け合わせたCRM(顧客関係管理)導入やオムニチャネル戦略に強みを持つ |
| PwCコンサルティング | BXT(ビジネス・体験・技術)のアプローチを用い、マーケティング戦略から営業改革、カスタマーサービスまで顧客接点の変革を一気通貫で支援 |
| 電通コンサルティング | 国内最大級のデジタルマーケティング会社。広告運用の知見をベースに、データ分析やDXコンサルティングまで領域を拡大し、実行力に定評がある |
| 博報堂コンサルティング | 博報堂グループの「生活者発想」を核としたブランディング支援が最大の特徴。企業のパーパス策定からマーケティング戦略への落とし込みを得意とする |
| アビームコンサルティング | 日本発の総合ファームとして、日本企業の商習慣に合わせたマーケティングDXを支援。構想だけでなく、現場への定着化まで長期的に伴走するスタイル |
マーケティングコンサルタントの求人情報
マーケティングコンサルタントの求人は、企業のデジタルシフトにともない増加傾向にあります。
MyVisionでは、一般には公開されていない非公開求人や独占求人を多数保有しています。現在募集中の求人の一部を紹介しますので、市場価値の確認やキャリアの参考にしてください。
マーケティングコンサルティングの求人情報
biz_採用戦略コンサルタント
想定年収
420~650万円
勤務地
東京都東京都中央区
業務内容
既にcircusAGENTを無料プランにて契約して頂いている企業に対し、サービス内での採用実績増加に向けた「有料プラン」の導入提案及び、導入企業への伴走支援を行います。 有料プランのサポート期間は3-6ヵ月となっており、新規契約獲得及びプラン継続のための成果創出を目指します。 ●具体的な業務内容 (適性に応じてどちらかに配属となる予定です。) ①TS(採用戦略提案ポジション) ・採用強化中の導入企業に対しての有料プラン提案のためのアポイント獲得 ・採用計画に対して有料プランを通じた導入提案営業、及び提案資料作成 ・HSチームとの連携を通じたプランの継続提案 ・営業戦略の立案 【特徴】 商談は基本的にオンラインにて実施します。 蓄積されたデータをもとに、経営層や人事責任者へ、導入後のLTV最大化を見据えたファクトベースの提案を行うことで、無形商材の営業力にとどまらないビジネス視点が身につく環境です。 ②HS(カスタマーサクセスポジション) ・有料プラン導入後のフロー設計(オンボーディング) ・定例ミーティング、分析を通じた現状の採用課題の特定と改善提案 ・推薦数増加のためのPR戦略の設計と実行 ・採用オペレーションの設計 ・人事と人材紹介会社間のリレーション強化に向けた意見交換会の実施 ・成功事例のナレッジ化・商品/プロダクト品質へのフィードバックや企画 【特徴】 TSチームが獲得した企業に対し、HSメンバーがメイン担当としてプラン運用します。 1人当たり~15社程度担当しており、1社に対して深く入り込むことによって、各企業の採用課題の解決のためのプランを個社ごとに適切に設計することができます。
View More
【AMBL株式会社】CNS/【新設部署】シニアコンサルタント/マネージャー候補
想定年収
700~1,000万円
勤務地
東京都港区
業務内容
<ポジションについて> AX(AI Transformation)時代の次世代マネージャーへ 生成AIの普及により、多くの企業がAI活用に取り組む一方で、 ・PoCで止まってしまう ・業務変革までつながらない ・現場に定着しない といった課題が顕在化しています。 AMBLでは、Dirbatoグループのコンサルティングノウハウと、AI・システム開発の実装力を融合し、AX(AI Transformation)を推進しています。 本ポジションでは、大手企業向けDX/AXプロジェクトの中核メンバーとして、構想策定から実行・定着化まで一気通貫で経験いただきます。また将来的にはマネージャーとしてプロジェクトリードや組織運営を担っていただくことを期待しています。 HP掲載:ITコンサルティング事業を新設、採用を拡充(https://www.ambl.co.jp/news/20251023-116/) <業務内容> クライアントのDX/AXプロジェクトにおいて、マネージャーと連携しながらプロジェクト推進の中核を担っていただきます。 ●プロジェクト推進 ・業務・システム課題の分析 ・DX/AX構想策定支援 ・要件定義支援 ・PoC推進 ・実行計画策定支援 ●PMO支援 ・プロジェクト計画策定 ・進捗・課題管理 ・会議運営 ・ステークホルダー調整 ●提案活動支援 ・顧客課題の整理 ・提案資料作成 ・提案活動支援 ●チーム運営 ・若手メンバーへのOJT ・成果物レビュー支援 ・ナレッジ共有 <キャリアパス> シニアコンサルタント ↓ マネージャー ↓ シニアマネージャー ↓ アソシエイトパートナー ↓ パートナー
View More
【Design Div】リードエンジニア
想定年収
650~1,000万円
勤務地
東京都渋谷区
業務内容
グッドパッチのリードエンジニアは、クライアントワークにおいて新規事業の立ち上げやサービスリニューアルなどの案件を担当し、上流の段階からUXデザイナーやUIデザイナーと協力してプロダクトの企画から開発まで幅広く業務に関わります。 案件化する前の商談フェーズでは、クライアントの課題をヒアリングし、セールスやデザイナーと一緒に最適なソリューションを検討します。案件開始後の企画のフェーズでは、技術的な観点からデザイナーにフィードバックしたり、開発に接続するための要件定義や技術選定をリードします。開発フェーズでは自身も実装に入り込みながら開発全体の進行管理や品質管理などを行います。 また、グッドパッチと共創していただける開発パートナーとの関係性構築や新たな開発パートナーの開拓にも携わっていただきます。 ●これからやりたいこと - 開発パートナーと連携してフロントからバックエンドまで一気通貫でのプロダクト開発 - AIやデータ活用などテクノロジーを活用したソリューションの提案 - 品質とスピードを高めるアジャイルな組織づくりの支援 - 複雑で難易度の高い大手企業のDXを推進し、クライアントの企業変革を支援 ●期待する成果/役割 - リードエンジニアとしてデザインとエンジニアリングの接続を行い成果を出す - テックリードとして最適な技術選定、アーキテクチャの設計、機能実装を行う - 外部の開発パートナーと協力し、チームの課題解決やプロダクトの品質向上を行う - テックブログやイベント登壇などでの定期的な発信を行い、グッドパッチのエンジニアのプレゼンス向上を行う ●業務の変更範囲 雇入れ直後:上記参照 変更の範囲:当社における各種業務全般
View More
マーケティングディレクター
想定年収
400~800万円
勤務地
東京都新宿区
業務内容
当社はECプラットフォームカンパニーとして、メーカー様のEC売上最大化のためのSaaSの開発・提供をするCX事業と、事業承継等の経営課題を抱えられているメーカー様をM&Aを通じて譲受け、当社の持つECノウハウを元にバリューアップを果していくECロールアップ事業の2つを展開しています。 CX事業においては、サービス開始から4年半で約200社のお客様にご利用いただいており、ARRも約10億円に迫っていることや、ECロールアップ事業においても事業立ち上げから約2年半で16件のM&Aを実行するなど、極めて高いスピードでの成長を遂げています。 ●各案件における現状分析から戦略策定 ●施策の実行計画や担当アサイン、進捗確認などのプロジェクト管理全般 ●クライアントフェイシング(チャット対応や定例ミーティングでのコミュニケーション) ●チームメンバーの育成 ●各クライアントにおける成功事例などのナレッジマネジメント
View More
マーケティングスペシャリスト
想定年収
360~600万円
勤務地
東京都新宿区
業務内容
●各マーケティング施策の実行と分析 ●クライアントとのチャット上でのデイリーコミュニケーション ●トラブル事例など運用上必要になるナレッジの蓄積
View More
まとめ
マーケティングとコンサルティングは、ともに企業の成長に貢献する仕事ですが、業務内容や求められる適性には明確な違いがあります。
安定した環境で専門性を深めたいならマーケター、変化に富んだ現場で幅広い課題に挑みたいならコンサルタントが適しているでしょう。迷った場合は、自分の強みやキャリア観を軸に、どちらの道がより活躍できそうかを見極めることが大切です。
もしコンサル転職を検討するなら、業界を熟知したMyVisionがおすすめです。選考対策からマッチするファームの紹介まで求職者に必須の強力なサポートが受けられます。
なぜ多くの求職者様が当社経由で内定を獲得できるのか知りたい人は、ぜひMyVisionの強みをご覧ください。
「マーケターとコンサルの違い」に関するFAQ
職種の違いやキャリアチェンジの可能性について、よくある質問をまとめました。マーケティングコンサルタントの定義や、転職について解説します。
Q.「マーケティングコンサルタント」とは?
マーケティングコンサルタントとは、クライアント企業の売上拡大や集客といった課題解決に特化した専門職です。
事業会社のマーケターが自社商品の販促を担うのに対し、コンサルタントは第三者の視点から戦略立案や仕組みづくりを支援します。主な支援領域は以下のとおりです。
- ブランド戦略の策定
- Webマーケティングやデジタル広告の運用改善
- CRMシステムの導入支援
戦略から実行まで幅広くかかわるため、マーケティングの知見とコンサルティングスキルの両方が求められる職種です。
▼マーケティングコンサルタントについて詳しく知りたい人は、以下の記事もおすすめです。
Q.マーケターからコンサルへの転職は可能?
マーケターからコンサルタントへの転職は十分に可能であり、キャリアアップの王道ルートのひとつです。
マーケティング実務で培った数値感覚や仮説検証のプロセスは、コンサルティング業務においても即戦力として評価されます。とくに評価されやすい経験は以下のとおりです。
- 市場分析に基づく戦略立案の経験
- KPIを設計しPDCAを回した実績
- 他部署を巻き込んで施策を推進した経験
専門性を活かしつつ、より経営に近い視点を身につけたいと考える人にとって、非常に親和性の高いキャリアチェンジといえます。


