経営コンサルタントとは?仕事内容・年収・おすすめの資格について解説
2026年07月24日更新


経営コンサルタントは、企業の経営課題を分析し、戦略立案や業務改善、DX推進などを通じて課題解決を支援する専門職です。事業会社やIT企業で経験を積んだ人にとって、年収アップや市場価値向上を目指せるキャリアのひとつといえます。
一方で、経営コンサルタントの仕事内容や年収水準、求められるスキルは外部から見えにくい部分もあります。未経験から転職を目指す場合は、どのような経験が評価されるのか、どの資格が役立つのかを事前に把握しておくことが重要です。
本記事では、経営コンサルタントの仕事内容や年収、なるための方法、おすすめの資格を詳しく解説します。あわせて、求められるスキルや向いている人の特徴、代表的な経営コンサルティングファームも紹介するため、経営コンサルタントへの転職を検討している人は参考にしてください。
また、MyVisionでは経営コンサル転職に成功した事例・実績が豊富にあり、ケース面接対策なども個別に徹底サポートしています。「まずは軽く話を聞いてみたい」「非公開求人だけみたい」などの興味でも大歓迎です。是非、情報収集として気軽に活用してみてください。
著者

岡﨑 健斗
Okazaki Kento
株式会社MyVision代表取締役
東京大学を卒業後、ボストンコンサルティンググループ(BCG)に入社。主に金融・通信テクノロジー・消費財業界における戦略立案プロジェクトおよびビジネスDDを担当。採用活動にも従事。 BCG卒業後は、IT企業の執行役員、起業・売却を経て、株式会社MyVisionを設立。
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監修者

大河内 瞳子
Okochi Toko
株式会社MyVision執行役員
名古屋大学卒業後、トヨタ自動車での海外事業部、ファーストリテイリング/EYでのHRBP経験を経てMyVisionに参画。HRBPとして習得した組織設計、採用、評価などの豊富な人事領域経験を生かした支援に強みを持つ。
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目次
戦略・経営コンサルタントの求人情報
[BI CI]【大阪】オープンイノベーション担当コンサルタント ※第二新卒歓迎
想定年収
595万円~
勤務地
大阪府大阪市
業務内容
当部門は、業界/業種/地域等の垣根を超えたコラボレーションによる新規事業の構想・企画、業務変革、イノベーション構築、実行支援を行います。 ● 職務内容 ・クライアントが持つアセットを利用した外部企業連携(オープンイノベーション)に関する支援 - クライアントの新規事業支援、戦略立案、体制構築、外部企業とのマッチング支援、伴走支援 ・国内外のオープンイノベーション動向やスタートアップ技術等の調査支援 ・先端テクノロジーの商業化支援 - 大学や企業に眠る技術に関する、技術シーズの市場性検討、協業先企業とのマッチング、知財マネジメント、製品化・事業化に向けた各種支援 ● 得ることができるスキル・経験 ・海外で実施されている最新のオープンイノベーションに関する知見 ・既存業務の拡張および0からの新規事業立ち上げ支援の経験 ・協業支援/提携支援の経験 ● 役割及び責任 <シニアコンサルタント、コンサルタント> ・特定の業界や業務領域に関する高い専門性を持ち、担当プロジェクトにおいて、局面によってはマネジャーの代わりを担える存在として活躍頂きます。 ・マネジャー以上からの一定程度のガイドがある状況において、プロジェクトの計画を作成し、プロジェクト遂行時においては、下位メンバーをリードしながら、成果物を作成していくことが期待されます。 ● 業務内容 コンサルティング業務 (変更の範囲) 当社の指定する業務
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【金融】金融分野における人事施策の企画立案・実行をリードする人事企画ポジションの募集<1337>
想定年収
700~850万円
勤務地
東京都江東区
業務内容
金融分野(社員4,000人超の組織)の成長戦略・人財戦略に基づいた人事施策の企画立案、実行をリードします。 全社の人事本部や、社内の他分野、金融分野内の各事業本部や事業部などの各組織ステークホルダーと連携しながら施策を推進します。 ●配置・異動、評価、昇格 ●人事・人財情報のデータドリブン施策 ●人事戦略施策(人事ローテーション施策、サクセッションプランの検討)等
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【金融】金融分野統括人事スタッフ(キャリア採用担当)<1041>
想定年収
700~1,100万円
勤務地
東京都江東区
業務内容
社会環境やビジネスモデルが急速に変化する中、企業の持続的成長を実現するためには、将来の事業を担う中核人材の確保がこれまで以上に重要となっています。 特に当社金融分野においては、主任~課長代理層を中心とした即戦力人材の獲得が、事業競争力を左右する重要テーマとなっています。 本ポジションでは、単なる採用オペレーションにとどまらず、経営戦略・事業戦略と連動した採用活動の企画・実行を担っていただきます。採用を「経営の根幹を支える機能」と位置づけ、必要な人財の定義から獲得、入社後の活躍までを一貫して推進していく役割です。主な業務内容は以下です。 ●業務内容(サマリ) ・採用戦略の企画・実行(どんな人をどう獲るかを設計) ・母集団形成(エージェント/スカウト/リファラル等の活用) ・候補者への魅力づけ・動機形成 ・選考運営およびクロージング(内定承諾までの設計) ・内定者フォロー・入社後を見据えた関係構築 ・生成AI・データを活用した採用業務の改善 ●具体的な業務イメージ まずは、担当領域の採用を自分ごととして捉え、「どうすれば採れるか」を考え抜くところからスタートします。 あらゆるステークホルダーと対話しながら、求める人物像を具体化し、採用の戦い方を設計します。 母集団形成では、エージェント対応やスカウト送信、リファラル促進などを自ら手を動かしながら推進します。単に依頼を受けるのではなく、「どのチャネルでどう攻めるか」を主体的に考え、改善を回していくことが求められます。 候補者対応においては、一人ひとりと向き合いながら、転職理由や志向を踏まえたコミュニケーションを行います。会社の説明をするだけでなく、「この人にとってこの会社は合うのか」を考えながら、納得感のある意思決定を支援します。 選考フェーズでは、現場と連携しながらスピード感を持ってプロセスを推進します。あわせて、候補者の不安や迷いを解消し、内定承諾につなげるためのクロージングも重要な役割です。 また、内定後のフォローや関係構築にも関わります。入社がゴールではなく、「入社後に活躍してもらう」ことを見据えた採用を行います。 さらに、生成AIやデータを活用した業務改善にも取り組んでいただきます。スカウト文面の最適化やマッチング精度の向上など、テクノロジーを使いながら、より成果の出る採用の仕組みをつくっていきます。
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【金融】金融分野人財戦略(育成・組織開発)企画・推進担当<1261>
想定年収
700~850万円
勤務地
東京都江東区
業務内容
【金融分野の育成担当】 金融分野全体の人財育成施策(研修の他、イベントや他組織連携など)を担当することとなります。まずはメンバーのもとで既存施策の設計~運用・効果測定を一通り経験して頂きます。 チームで進めていく中で「もっとこうしたら受講生は喜ぶのではないか」「もっと効率的に運用できるんじゃないか」などの積極的な発言は歓迎します。 短期的には人財育成施策(イベント、研修など)の主担当として、チームを巻き込んで動いていけることを目標とします。 【具体的な業務内容】 ?ニーズ調査・企画・設計 ?施策の事前準備・当日運営 ?効果測定 ?その他幅広く育成の側面から人財戦略への関与が可能。 ※自ら新規施策をご提案いただくことも可能です。 【将来的なキャリア】 将来的には金融分野における人財育成施策の企画立案から実行までをリードする役割をお任せしていく予定です。 経営戦略を理解し、人財育成戦略への落とし込み、新たな人財育成プログラムの構築、既存プログラムのブラッシュアップなどを推進していただきます。 具体的には、全社の人財ニーズや課題を分析し、課題解決に繋がる研修体系の構築、新規研修プログラムの企画・開発・実施、効果測定など 分野全体に影響力を及ぼす施策を、関係部署や幹部層と連携しながらリードして頂きたいと思います。 その他にも人財育成に関する制度設計や運用、キャリア開発支援、組織開発なども担当領域として、幅広く業務に携わっていただけます。 変化の激しいIT業界において、社員一人ひとりが最大限能力を発揮できる環境づくりを行い、事業成長に貢献できる人財育成を実現します。
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【スタッフ】知的財産活動を通じたビジネスの推進<1347>
想定年収
700~850万円
勤務地
東京都江東区
業務内容
法務・知的財産担当では、NTTデータの事業展開を知的財産面から戦略的に支援する重要な部門であり、国内外のプロジェクトや当社事業の成長を知財戦略の立案・実行を通じて推進します。 これまでの業務経験を活かし、新たな領域に挑戦したい方や専門領域を拡大したい方のご応募をお待ちしています。 部署の主な業務 ・ビジネス推進に向けた知的財産戦略の策定・推進(新しいビジネス(社内ベンチャーを含む)の立ち上げ段階からの戦略策定支援、ビジネス拡大に向けた戦略の策定・実行・検証等) ・知的財産活動の強化・最適化(相談対応のAI化・DX化等、法務・知財における当社事業支援・貢献のための各種施策の企画・立案・実施等) ・国内外の知財業務対応(特許及び商標の調査・出願・活用に関する業務等) ・知財紛争対応・管理(知的財産権の活用、権利侵害の予防やトラブル等に関する各種プロジェクト支援、相談対応等) 主な仕事の概要 ・新しいビジネスや社内ベンチャーの立ち上げ段階から、知的財産担当者として、ビジネスの拡大に向けた戦略の策定・実行・検証を通じて事業成長を支援します。 各事業部門との密接な連携により、事業特性に応じた最適な知財戦略を立案し、競争優位性の確保と事業リスクの最小化を実現します。 ・法務・知財業務の高度化と効率化を目的として、相談対応のAI化・DX化等の各種施策を企画・立案し、当社事業支援・貢献に向けた実施を推進します。 業務プロセスの標準化、自動化及び最適化により、より戦略的な知財業務への注力を可能とする環境整備を行います。 ・国内外における特許及び商標の調査・出願・活用に関する業務を担当し、知的財産権の適切な取得と管理を実施します。 技術動向の把握と競合分析を通じて、効果的な知財ポートフォリオの構築と維持を図ります。 ・知的財産権の活用促進と権利侵害予防において、各種プロジェクトへの支援と相談対応を実施し、知財トラブルの未然防止と適切な対応を行います。 社内外の専門家との連携により、リスク最小化と事業継続性の確保を最優先とした対応を実施します。
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経営コンサルタントの仕事内容
経営コンサルタントの仕事は、企業の経営課題を特定し、解決に向けた戦略の立案や実行を支援することです。提案だけで終わるのではなく、経営層や現場と連携しながら、施策が成果につながるまで伴走する点が特徴です。
扱うテーマは、経営戦略の策定、新規事業開発、業務改善、M&A支援、DX推進など多岐にわたり、プロジェクトごとに課題や関与範囲が異なるため、幅広い知識と柔軟な対応力が求められます。
はじめに、経営コンサルタントの代表的な仕事内容を解説します。
戦略立案と新規事業開発
戦略立案と新規事業開発は、経営コンサルタントの代表的な業務です。企業が中長期的に成長するための方向性を定め、事業として実行できる形に落とし込む役割です。
具体的には、経営層と議論を重ねながら、市場環境や競合状況、自社の強み・弱みを分析します。そのうえで、成長領域の見極めや事業ポートフォリオの見直し、新規事業の立ち上げ方針などを検討します。
主な業務内容は以下のとおりです。
- 市場分析・競合分析の実施:業界動向や競争環境をリサーチし、企業の立ち位置を客観的に把握する
- 中期経営計画の策定:企業のビジョンや経営目標を基に、3〜5年先を見据えた成長戦略を設計する
- 新規事業の企画・立ち上げ支援:事業アイデアの検証やビジネスモデル設計を支援する
- 経営資源の最適配分:人材・資金・技術などのリソース配分を見直す
経営コンサルタントは、企業が「どの市場で、どのように成長するか」を明確にする役割を担います。構想段階のアイデアを実行可能な計画に変え、事業成果につなげる点が特徴です。
業務改善と組織改革
経営コンサルタントは、戦略を実行できる組織をつくるために、業務改善や組織改革にも関与します。企業の非効率な業務や組織上の課題を見つけ、成果を出しやすい仕組みへ変えていく仕事です。
たとえば、現場の業務フローを確認し、ムダな作業や重複業務、特定の社員に依存している業務を洗い出します。そのうえで、業務プロセスの見直しや役割分担の再設計、人事制度の改善などを提案します。
主な業務内容は以下のとおりです。
- 業務プロセスの可視化と課題分析:現場ヒアリングやデータ分析を通じて課題を特定する
- 業務フローの再設計(BPR):標準化・自動化により、効率と品質を高める
- 組織構造や役割分担の見直し:部門間の連携や意思決定のスピードを改善する
- 人事制度・評価制度の改善:成果や役割に応じた評価・報酬制度を設計する
業務改善と組織改革は、企業の「内部基盤」を強化する取り組みです。経営コンサルタントは経営層と現場の双方から課題を捉え、変革が定着するまで実行を支えます。
M&Aや財務戦略の支援
経営コンサルタントは、企業の成長戦略の一環としてM&A(※)や財務戦略の支援をおこなうこともあります。
この領域では、単に買収候補を探すだけでなく、M&Aをおこなう目的や期待できる効果を明確にすることが重要です。経営コンサルタントは、経営戦略との整合性を見ながら、企業価値の向上につながる選択肢を検討します。
主な業務内容には、以下のようなものがあります。
- M&A戦略の立案:買収・提携の目的を明確化し、成長戦略との整合性を確認する
- デューデリジェンス(DD)の実施支援:買収候補企業の財務・法務・事業面のリスクを調査する
- 企業価値評価(バリュエーション):将来キャッシュフローや市場比較を基に、適正な買収価格を算出する
- PMI(統合プロセス)支援:買収後の組織・制度・業務プロセスの統合を支援する
- 財務戦略・資金調達支援:中長期的な資金計画やコスト構造を見直し、財務体質の改善を支援する
なお、デューデリジェンスとは、買収対象企業の価値やリスクを事前に調査するプロセスです。PMIは、M&A後に組織や業務を統合し、想定した効果を出すための取り組みを指します。
経営コンサルタントは、M&Aや財務施策を単独で考えるのではなく、経営全体の成長戦略と結びつけて支援します。
※ 企業の合併・買収を指し、事業拡大や新規市場への参入、経営資源の獲得などを目的に実施される
デジタルトランスフォーメーション(DX)推進
経営コンサルタントは、企業のDX推進にも関与します。DXとは、デジタル技術を活用して業務プロセスやビジネスモデル、組織のあり方を変革する取り組みです。
DX推進では、システムを導入するだけでは十分ではありません。経営目標を踏まえたうえで、どの業務をデジタル化し、どのように事業成長につなげるかを設計する必要があります。
主な業務内容には以下のようなものがあります。
- DX戦略の策定:経営目標と連動したデジタル化方針を策定し、企業全体の変革ロードマップを設計する
- 業務プロセスのデジタル化:RPAやAI、クラウドサービスを活用し、業務効率と精度を向上させる
- データ活用基盤の整備:データ分析環境を整え、経営判断の迅速化や顧客体験の最適化を実現する
- 新規デジタル事業の創出:IoTやAIなどの先端技術を活かし、既存ビジネスに依存しない新たな収益源を構築する
- 変革マネジメント支援:現場の抵抗や課題を整理し、社員の意識改革を含めた実行支援をおこなう
経営コンサルタントは、テクノロジーと経営戦略をつなぐ役割を担います。デジタル技術を導入して終わりにせず、企業の競争力向上や事業成長につながる形でDXを推進します。
【MyVision編集部の見解】 経営コンサルタントへの転職において、仕事内容を「支援領域の広さ」という表面的なイメージだけで捉えるのはおすすめしません。同じ経営コンサルタントという職種であっても、戦略立案、業務改革、IT・DXなど、自身の得意とする専門性によって、フィットするファームやポジションが大きく異なるためです。
単に仕事内容を広く把握するだけでなく、「自分の経験がどの領域の課題解決に最も活きるのか」まで落とし込んで言語化しておくことが、選考での説得力を高め、入社後のミスマッチを防ぐ鍵となります。
経営コンサルタントの年収
経営コンサルタントの年収は、一般的な事業会社と比べて高い水準になりやすい傾向があります。専門性の高い知識や課題解決力が求められるうえ、経営に直結するテーマを扱うためです。
ただし、年収はファームの種類や役職、評価制度によって大きく異なります。外資系戦略ファームや大手総合ファームでは高年収を目指しやすい一方、国内中堅・独立系ファームでは安定性や働き方とのバランスを重視するケースもあります。
続いて、経営コンサルタントの年収について、役職別のレンジやファームごとの違い、成果連動型の報酬システムを解説します。
役職別の年収レンジ
経営コンサルタントの平均年収は、約1,134.6万円とされています(※)。
ただし、実際の年収は勤務先のファームや役職、評価制度、賞与・インセンティブの割合によって大きく異なります。そのため、平均年収だけで判断するのではなく、役職別の年収レンジもあわせて確認することが重要です。
以下は、大手・国内系それぞれの代表的なファームにおける役職別年収レンジの目安です。
| 役職 | マッキンゼー | BCG | 船井総研 | 山田コンサルティング | 4社平均 |
|---|---|---|---|---|---|
| アナリスト/アソシエイト | 約600万〜約800万円 | 約500万〜約800万円 | 約340万〜約450万円 | 約500万〜約600万円 | 約485万〜約663万円 |
| コンサルタント | 約1,000万〜約1,500万円 | 約1,200万〜約1,500万円 | 約270万〜約1,000万円 | 約650万〜約750万円 | 約780万〜約1,188万円 |
| マネージャー | 約1,500万〜約2,000万円 | 約1,800万〜約2,500万円 | 約600万〜約1,000万円 | 約1,080万〜約1,180万円 | 約1,245万〜約1,670万円 |
| プリンシパル/シニアマネージャー | 約2,500万〜約3,000万円 | 約2,500万〜約3,000万円 | 約1,000万〜約2,000万円 | 約1,440万〜約1,540万円 | 約1,860万〜約2,385万円 |
| パートナー | 約5,000万円〜 | 約5,000万円〜 | 約2,000万円〜 | 約1,800万円〜 | 約3,450万円〜 |
(※)ファームによって役職の呼称や職責範囲は異なりますが、本表では比較のためにおおむね同等の職位を対応させています
上記の表を見ると、外資系大手ファームでは役職が上がるほど年収レンジが大きく伸びやすいことがわかります。一方で、国内中堅・独立系ファームは、外資系大手と比べるとレンジが抑えられる傾向があります。
ただし、年収は企業や部門、評価結果によって変動するものです。表の数値はあくまで目安として捉え、実際に応募する際は募集要項やエージェント経由で確認できる個別条件も確認しましょう。
※ 引用:職業情報提供サイトjob tag「経営コンサルタント」より
大手と中堅・独立系ファームの年収比較
経営コンサルタントの年収は、ファームの規模や案件単価、評価制度によって大きく異なります。
一般的に、外資系大手ファームは国内中堅・独立系ファームよりも年収レンジが高くなりやすい傾向があります。ただし、同じファーム内でも役職や評価結果によって年収は変わるため、平均年収だけで比較しないことが大切です。
| ファーム | 平均年収 | 備考 |
|---|---|---|
| マッキンゼー・アンド・カンパニー | 約1,450万円 | 世界最大級の戦略ファーム。成果連動報酬が大きく、若手でも年収1,000万円を超えるケースが多い |
| ボストンコンサルティング(BCG) | 約1,560万円 | 外資系のなかでもトップクラスの報酬水準。上位職では年収2,000万円超も珍しくない |
| アクセンチュア | 約875万円 | 総合系ファームとしては高水準。役職によりレンジが広く、成果に応じて報酬が上がる傾向 |
| 船井総合研究所 | 約530万円 | 国内中堅コンサルの代表格。安定的な給与体系で、ワークライフバランス重視の傾向 |
| 山田コンサルティンググループ | 約660万円 | 財務・M&A支援を中心に堅実な報酬水準。実績に応じた昇給制度を採用 |
(※)各数値は平均値であり、役職・業績・成果報酬の有無により実際の年収は大きく変動します
外資系ファームは、成果や昇進に応じて報酬が上がりやすい一方、業務負荷や成果へのプレッシャーも大きくなりやすい傾向があります。
一方で、国内中堅・独立系ファームは、特定業界への専門性を深めやすい、経営層に近い距離で支援できるなど、報酬以外の魅力もあります。転職先を選ぶ際は、年収だけでなく、経験できる案件や働き方との相性も確認することが重要です。
報酬システムは成果連動型
経営コンサルタントの報酬は、成果連動型の要素が強い傾向があります。固定給に加えて、個人評価やプロジェクト成果、ファーム全体の業績に応じた賞与が支給されるケースがあります。
成果連動型とは、年齢や勤続年数だけで給与が決まるのではなく、担当したプロジェクトでの貢献度や成果に応じて報酬が変わる仕組みです。高い成果を出せば早期昇進や年収アップを目指しやすい一方、継続的に高いパフォーマンスを求められます。
主な報酬構成の特徴は以下のとおりです。
- 基本給:職位・経験に応じて設定される固定給
- 業績連動ボーナス:個人・チーム・ファーム全体の成果に基づいて支給
- プロジェクトインセンティブ:担当案件での貢献度やクライアント評価を反映する仕組み
- パートナー報酬:上位職で適用されることがある持分や利益配分型の報酬
経営コンサルタントは、実力や成果が報酬に反映されやすい職種です。年収アップを目指せる環境である一方、成果への責任や業務負荷も大きくなりやすいため、報酬制度と働き方の両面を理解しておく必要があります。
経営コンサルタントになるには?
経営コンサルタントになるために、必須の資格はありません。一般的には、大学や大学院を卒業したうえでコンサルティングファームへ就職するルートが多く見られます。
一方で、社会人経験を積んだ後に未経験で経営コンサルタントへ転職する人もいます。事業会社や金融機関、IT企業などで培った専門知識や課題解決の経験は、コンサルティング業務でも評価されやすい要素です。
次に、経営コンサルタントを目指すうえで知っておきたい学歴・資格の考え方と、未経験から転職する方法を解説します。
大学・院卒の就職が一般的で必須資格はなし
経営コンサルタントになるには、大学・大学院を卒業してコンサルティングファームへ就職するルートが一般的です。経営学部や商学部、経済学部、工学部などで学んだ知識は、経営戦略や業務改善を考えるうえで活かしやすいでしょう。
ただし、経営コンサルタントになるために必ず取得しなければならない資格はありません。中小企業診断士やMBAなどは知識の証明にはなりますが、資格の有無だけで採用が決まるわけではないためです。
新卒・第二新卒で目指す場合は、専攻や学歴に加えて、ビジネスへの関心や選考での受け答えも見られます。ケース面接やグループディスカッションが実施される場合もあるため、企業の課題をどのように捉え、どのように考えるかを伝える準備が必要です。
外資系ファームや戦略系ファームでは、MBA取得者や大学院卒の人が応募するケースもあります。とはいえ、学歴や資格だけに頼るのではなく、自分の経験や関心が経営コンサルタントの仕事とどう結びつくのかを伝えることが大切です。
未経験で経営コンサルタントになる方法
未経験から経営コンサルタントを目指す場合は、現職で培った経験をコンサルティング業務にどう活かせるかを示す必要があります。コンサル経験がなくても、特定業界の知見や課題解決の実績があれば、選考で評価される可能性が高いです。
とくに社会人経験者の場合は、学歴よりも職歴や専門性が重視されやすくなります。金融、財務、IT、技術、人事、営業企画、事業企画などの経験は、経営課題を扱うプロジェクトとの接点を作りやすい領域です。
未経験者が準備しておきたいポイントは以下のとおりです。
- 経験の棚卸し:担当業務、成果、工夫した点を具体的に言語化する
- 応募領域との接点確認:自分の経験がどのコンサル領域に活かせるかを考える
- 実績の定量化:売上向上、コスト削減、業務効率化などを数値で示す
- 志望動機の明確化:なぜ事業会社ではなくコンサルなのかを説明できるようにする
- 選考対策:職務経歴書、ケース面接、面接での回答を事前に準備する
未経験からの転職では、「経営コンサルタントになりたい」という意欲だけでは不十分です。これまでのキャリアで培った経験を、どの領域のコンサルティングに活かせるのかまで示す必要があります。
経営コンサルタントにおすすめの資格
経営コンサルタントになるために必須の資格はありません。 採用時に重視されやすいのは、論理的思考力や課題解決力、実務経験、応募ポジションとの接点です。
ただし、資格を取得していると、特定領域の知識を客観的に示しやすくなります。経営、会計、英語、プロジェクトマネジメント、IT・DXなどの知識は、コンサルティング業務でも活かしやすい分野です。
ここからは、経営コンサルタントを目指す人におすすめの資格や学位を紹介します。
中小企業診断士
中小企業診断士は、経営に関する幅広い知識を体系的に学べる国家資格です。経営戦略、財務・会計、運営管理、マーケティング、人事など、企業経営に必要な知識を横断的に学べます。
経営コンサルタントの仕事は、企業の課題を多角的に捉える力が求められるものです。中小企業診断士の学習内容は、経営課題を分析し、改善策を考える基礎づくりに役立ちます。
主なメリットは以下のとおりです。
- 経営全般の基礎知識を体系的に習得できる
- 財務・人事・マーケティングなどの幅広い論点に触れられる
- 中小企業支援や事業改善の知識を深められる
- コンサル未経験でも経営知識を学んでいることを示しやすい
試験の難易度は高いものの、実務と直結する内容が多く、経営コンサルタントの登竜門的な資格といえます。
MBA(経営学修士)
MBAは、経営学修士を意味する学位です。厳密には資格ではありませんが、経営戦略、マーケティング、財務、組織論などを体系的に学べるため、経営コンサルタントを目指すうえで役立つ選択肢のひとつです。
MBAでは、経営課題を複数の視点から捉える力や、意思決定に必要な考え方を学びます。ケーススタディを通じて、実際の企業課題に近いテーマを扱う機会もあります。
MBAで身につけやすい内容は以下のとおりです。
- 経営全体を俯瞰する視点
- 戦略・財務・マーケティングに関する知識
- ケーススタディを通じた意思決定の訓練
- 多様なバックグラウンドを持つ人との議論経験
外資系ファームや海外案件を視野に入れる場合、MBAで得た知識やネットワークがキャリア形成に役立つ可能性があります。ただし、MBAを取得すれば選考で必ず有利になるわけではありません。
転職活動では、MBAという肩書きよりも、学んだ内容をどのようにコンサルティング業務へ活かせるかが見られます。取得を検討する際は、費用や学習期間も踏まえて、自分のキャリア目標に合うかを判断しましょう。
会計系資格
会計系資格は、企業の財務状況や収益構造を読み解く力を示しやすい資格です。経営コンサルタントの仕事では、売上、利益、コスト、投資対効果などの数値をもとに課題を分析する場面があります。
とくにM&A、事業再生、財務戦略、コスト削減などの領域では、会計やファイナンスの知識が役立ちます。経営層と議論する際にも、数字を根拠に説明できる力は重要です。
代表的な資格と特徴は以下のとおりです。
| 資格名 | 特徴 |
|---|---|
| 公認会計士 | 高度な会計・監査・税務知識を持つ国家資格。なかでもFAS(財務アドバイザリー)やM&A領域で評価が高い |
| 税理士 | 税務戦略や企業再編の支援に強みを発揮。中小企業向けコンサルや独立開業にも適している |
| 日商簿記1級・2級 | 会計の基礎を体系的に学べる資格。未経験者が財務リテラシーを身につける入り口として有効 |
| USCPA(米国公認会計士) | 国際会計基準(IFRS)や英語力を活かせるため、外資系ファームやグローバル案件で評価されやすい |
未経験から経営コンサルタントを目指す場合は、日商簿記2級から学ぶのも選択肢です。財務諸表の基本を理解しておくと、企業分析や面接対策にも活かしやすくなります。
一方で、公認会計士や税理士は難易度が高いため、目的を明確にしたうえで取得を検討する必要があります。M&Aや財務アドバイザリー領域を目指す人は、会計系資格との相性がよいでしょう。
TOEIC・英語関連資格
TOEICやTOEFLなどの英語関連資格は、英語力を客観的に示すために役立ちます。外資系ファームやグローバル案件を視野に入れる場合、英語で資料を読み、会議やメールに対応する力が求められるケースがあるため、英語力があると担当できる案件の幅を広げやすくなります。
英語関連資格の活かし方は以下のとおりです。
- TOEIC:ビジネス英語の基礎力を示しやすい
- TOEFL:海外大学院やMBA進学を検討する際に活用しやすい
- IELTS:海外留学やグローバルキャリアを視野に入れる場合に役立つ
- 英検:英語力の基礎を段階的に示しやすい
ただし、スコアだけで実務対応力が判断されるわけではありません。選考では、英語を使ってどのような業務をおこなってきたか、または入社後にどのような案件で活かしたいかを伝えることが大切です。
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PMP
PMPは、プロジェクトマネジメントに関する国際資格です。PMPはProject Management Professionalの略で、プロジェクトを計画し、関係者を巻き込みながら進める力を示しやすい資格といえます。
経営コンサルタントは、課題分析や提案だけでなく、施策の実行まで関わることがあります。複数の関係者やタスクを管理する場面も多いため、プロジェクトマネジメントの知識は実務で活かしやすいです。
PMPが役立ちやすい場面は以下のとおりです。
- 業務改革プロジェクトの進行管理
- DX推進やシステム導入プロジェクトの管理
- 複数部門を巻き込む組織改革
- クライアントとの合意形成やスケジュール管理
PMPは、ITコンサルタントやPMO領域を志望する人とも相性がよい資格です。経営コンサルタントとしても、実行支援型のプロジェクトに関わりたい人は取得を検討する価値があります。
IT・DX関連資格
IT・DX関連資格は、デジタル領域の知識を示すために役立ちます。近年は、経営戦略とデジタル技術を結びつける案件が増えており、ITやデータ活用の理解は経営コンサルタントにも求められやすい資格です。
DXとは、デジタル技術を使って業務やビジネスモデルを変革する取り組みです。IT・DX関連資格を学ぶことで、デジタル施策の全体像や、システム導入時の基本的な論点を理解しやすくなります。
代表的なIT・DX関連資格は以下のとおりです。
| 資格名 | 特徴 |
|---|---|
| ITパスポート | ITや経営、セキュリティの基礎知識を幅広く学べる国家資格 |
| 基本情報技術者 | システム開発やITの基礎理論を学べる国家資格 |
| 応用情報技術者 | IT戦略、システム設計、プロジェクト管理などをより深く学べる国家資格 |
| AWS認定資格 | クラウドサービスに関する知識を示しやすい資格 |
| データサイエンティスト検定 | データ分析やAI活用の基礎知識を示しやすい資格 |
IT未経験の人は、まずITパスポートや基本情報技術者から学ぶとよいでしょう。IT企業出身者やDX案件を志望する人は、クラウドやデータ分析に関する資格を取得することで、経験との一貫性を示しやすくなります。
ただし、IT・DX関連資格も取得そのものが目的ではありません。転職活動では、資格で学んだ知識をどの業界や課題に活かせるのかを説明できるようにしておくことが重要です。
経営コンサルタントに求められるスキル
経営コンサルタントとして活躍するためには、専門知識以上に思考力・対人力・実行力が求められます。クライアントの経営課題は複雑で、正解がひとつではないため、論理的に整理し、相手を納得させながら行動に結びつける力が不可欠です。
ここでは、経営コンサルタントに必要とされる主要なスキルやマインドセットを紹介します。問題を発見し、解決策を導き出し、実行を支援するという一連のプロセスを支える能力について、具体的に見ていきましょう。
論理的思考力と課題解決力
論理的思考力と課題解決力は、経営コンサルタントに求められる基本的なスキルです。クライアントが抱える課題を分解し、原因を見極めたうえで、実行可能な解決策を導くために必要です。
論理的思考力とは、事実と仮説を分けて考え、物事を筋道立てて捉える力を指します。課題解決力は、見つけた問題に対して具体的な打ち手を考え、成果につながる形で実行へ移す力です。
経営コンサルタントの実務では、以下のような考え方が活用されます。
- ロジックツリー:問題を要素ごとに分け、根本原因を特定する
- 仮説思考:限られた情報から仮説を立て、検証を繰り返しながら精度を高める
- データ分析:数値的根拠に基づいて、客観的かつ再現性のある提案をおこなう
- 優先順位付け:複数の課題のなかから、効果が大きい論点を見極める
経営コンサルタントは、正確に考えるだけでなく、限られた時間のなかで判断する力も求められます。状況に応じて仮説を見直し、より成果につながる解決策を考え続ける姿勢が重要です。
コミュニケーション力とプレゼンテーション力
コミュニケーション力とプレゼンテーション力は、提案をクライアントに理解してもらい、行動につなげるために必要なスキルです。どれほど良い分析や戦略を作っても、相手に伝わらなければ成果にはつながりません。
コミュニケーション力とは、相手の意図や立場を理解し、必要な情報を適切にやり取りする力です。プレゼンテーション力は、提案内容をわかりやすく構成し、納得感のある形で伝える力を指します。
実務で求められる主な要素は以下のとおりです。
- 結論から伝える力:相手が知りたい内容を端的に示す
- 傾聴力:クライアントの発言や背景にある課題をくみ取る
- 資料作成力:複雑な情報を図表やストーリーでわかりやすく示す
- ファシリテーション力:会議やディスカッションの場で意見を引き出し、議論を前に進める
経営コンサルタントは、データや理論を提示するだけでは不十分です。経営層や現場担当者など、相手に応じて伝え方を変え、納得して動いてもらうことまで意識する必要があります。
リーダーシップとプロジェクトマネジメント力
リーダーシップとプロジェクトマネジメント力は、提案を実行に移す段階で重要になるスキルです。経営コンサルタントは、クライアント、社内メンバー、外部パートナーなど複数の関係者と連携しながらプロジェクトを進めます。
リーダーシップとは、単にチームを指揮する力ではなく、目標を共有し、メンバーの意欲を引き出す力のことです。プロジェクトマネジメント力は、進行管理・リスク対応・リソース配分などを通じて、プロジェクトを円滑に成功へ導く能力といえます。
実務で求められる主な要素は以下のとおりです。
- ゴール設定:プロジェクトで達成すべき成果を明確にする
- タスク管理:必要な作業を分解し、担当者や期限を決める
- 進捗管理:スケジュールや成果物の状況を確認し、遅れに対応する
- リスク対応:想定される課題を早めに把握し、対策を考える
- 関係者調整:クライアントやチーム内の期待値をそろえる
経営コンサルタントには、強く指示を出すだけのリーダーシップではなく、関係者が同じ方向に進める状態をつくる力が求められます。プロジェクトを最後まで動かし切る実行力が、提案の価値を成果に変えるポイントです。
経営コンサルタントに向いている人の特徴
経営コンサルタントに向いているのは、複雑な課題に向き合い、粘り強く解決策を考えられる人です。
以下で、経営コンサルタントに向いている人の特徴を4つ紹介します。
論理的に物事を考えられる
論理的に物事を考えられる人は、経営コンサルタントに向いています。経営課題は複数の要因が絡み合っていることが多く、感覚だけで判断すると本質的な原因を見落とす可能性があるためです。
経営コンサルタントは、売上やコスト、市場環境、競合状況、組織体制などをもとに課題を分析します。そのうえで、「なぜ問題が起きているのか」「どの打ち手から取り組むべきか」を筋道立てて考える必要があります。
たとえば、売上低迷という課題に対しても、原因は商品力、営業体制、価格設定、顧客層、競合環境などさまざまです。複数の要素を分解し、根拠をもとに仮説を立てられる人は、コンサルティング業務に適性があります。
経営やビジネスへの関心が高い
経営やビジネスへの関心が高い人も、経営コンサルタントに向いています。経営コンサルタントは、企業の成長戦略や事業課題に向き合う仕事のため、ビジネスの仕組みに興味を持ち続ける姿勢が欠かせません。
担当する業界やテーマは、プロジェクトごとに変わる場合があります。市場動向、競合企業の動き、消費者ニーズ、技術トレンドなどを自ら調べ、クライアントにとって意味のある示唆に変える力が求められます。
単に「コンサルタントは年収が高そう」といった理由だけでは、入社後の学習量や業務負荷とのギャップを感じやすくなるでしょう。企業がどのように利益を生み出し、どのような意思決定で成長するのかに関心を持てる人ほど、経営コンサルタントとして成長しやすいです。
変化の大きい環境でも学び続けられる
変化の大きい環境でも学び続けられる人は、経営コンサルタントに向いています。コンサルティングの現場では、業界、クライアント、課題、使用するフレームワークが案件ごとに変わるためです。
とくに近年は、DX、AI、サステナビリティ、M&A、人的資本経営など、企業が向き合うテーマも広がっています。過去の知識や成功体験だけに頼るのではなく、新しい情報を取り入れながら考え方を更新する姿勢が必要です。
また、プロジェクトでは短期間で業界知識をインプットし、クライアントと議論できる水準まで理解を深める場面もあります。知らない領域に対して前向きに学び、必要な知識を自分から取りにいける人は、変化の大きい環境でも力を発揮しやすいです。
クライアントと信頼関係を築ける
クライアントと信頼関係を築ける人は、経営コンサルタントに向いています。経営コンサルタントは、外部の立場から企業の課題に踏み込むため、相手に信頼されなければ本音や重要な情報を引き出しにくいためです。
信頼関係を築くには、専門知識や分析力だけでは十分ではありません。相手の立場や事情を理解し、経営層と現場の双方に配慮しながら、納得感のある提案をおこなう必要があります。
また、提案内容が正しくても、伝え方や進め方によっては現場の反発を招くことがあります。相手の意見を丁寧に聞き、合意形成を重ねながらプロジェクトを前に進められる人は、経営コンサルタントとして活躍しやすいでしょう。
代表的な経営コンサルティングファーム一覧
経営コンサルティングファームは、企業によって得意領域や支援スタイルが異なります。戦略立案に強いファームもあれば、業務改革やDX、M&A、事業再生などの実行支援まで幅広く対応するファームもあります。
代表的な経営コンサルティングファームは、以下のとおりです。
| ファーム名 | 分類 | 特徴 |
|---|---|---|
| マッキンゼー・アンド・カンパニー | 戦略系 | 経営戦略、新規事業、組織変革など、経営層向けのテーマを多く扱う外資系ファーム |
| ボストン コンサルティング グループ | 戦略系 | 戦略立案に加え、デジタルや実行支援など幅広い領域に対応する外資系ファーム |
| ベイン・アンド・カンパニー | 戦略系 | 成果創出に重点を置き、成長戦略やM&A、PEファンド関連の支援などを手がける外資系ファーム |
| A.T. カーニー | 戦略系 | 戦略とオペレーションの両面から、製造業や消費財などの企業課題を支援する外資系ファーム |
| アーサー・D・リトル | 戦略系 | 技術・研究開発・イノベーション領域に強みを持つ戦略系ファーム |
| デロイト トーマツ コンサルティング | 総合系 | 戦略、業務改革、IT、組織人事、M&Aなど幅広いテーマを支援する総合系ファーム |
| PwCコンサルティング | 総合系 | 戦略策定から実行支援、DX、リスク対応、グローバル案件まで幅広く手がける総合系ファーム |
| KPMGコンサルティング | 総合系 | ビジネストランスフォーメーション、リスクマネジメント、ガバナンス領域などを支援する総合系ファーム |
| EYストラテジー・アンド・コンサルティング | 総合系 | 戦略、業務改革、M&A、テクノロジー活用などを横断的に支援する総合系ファーム |
| アクセンチュア | 総合系 | 戦略、デジタル、テクノロジー、業務改革、アウトソーシングまで幅広く対応する総合系ファーム |
| 野村総合研究所(NRI) | 国内系・シンクタンク系 | リサーチ、経営コンサルティング、ITソリューションを組み合わせた支援をおこなう国内系ファーム |
| 三菱総合研究所(MRI) | 国内系・シンクタンク系 | 政策提言、調査研究、企業向けコンサルティングなどを手がけるシンクタンク系ファーム |
| 日本総合研究所(JRI) | 国内系・シンクタンク系 | リサーチ、コンサルティング、ITの機能を持ち、金融・公共・事業会社向けの支援をおこなう国内系ファーム |
| 船井総合研究所 | 国内系・独立系 | 中堅・中小企業向けに、業績向上や現場実行を重視した経営支援をおこなう国内系ファーム |
| 山田コンサルティンググループ | 国内系・独立系 | 事業再生、M&A、事業承継、財務戦略などの領域を支援する国内系ファーム |
戦略系ファームは、経営層が抱える中長期の経営課題を扱う傾向があります。新規事業、成長戦略、M&A、組織変革など、企業の方向性にかかわるテーマを支援するケースが多いです。
総合系ファームは、戦略立案から業務改革、IT導入、DX推進、組織人事、財務アドバイザリーまで幅広く対応します。経営層だけでなく、現場部門も巻き込みながら実行支援まで担う点が特徴です。
国内系・シンクタンク系・独立系ファームは、日本企業の商習慣や業界構造を踏まえた支援に強みがあります。企業規模や支援領域はファームによって異なるため、転職先を選ぶ際は、社名だけでなく担当できる案件やキャリアパスまで確認することが大切です。
【MyVision編集部の見解】 一般公開されている情報だけでは、知名度や年収、ファームの分類が判断材料になりやすいです。しかし、MyVision編集部の見解では、本当に見るべきポイントは①担当できる案件領域②評価される経験③入社後に求められる役割の3つです。
社名だけで志望先を選ぶと、入社後に想定していた業務と異なるプロジェクトに携わる可能性もあります。ファームごとの特徴を比較する際は、自分の経験がどの領域で評価されるのかまで確認することが重要です。
▼各コンサルファームの特徴について詳しく知りたい人は、以下の記事もおすすめです。

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経営コンサルタントに関するFAQ
経営コンサルタントに関して、よくある質問を紹介します。
Q.経営コンサルタントの将来性は?
経営コンサルタントは、企業のDX推進や新規事業開発、M&A、組織改革などの需要が続いているため、将来性のある職種といえます。とくに、経営課題を分析する力に加えて、デジタルや業界知識を掛け合わせられる人は、活躍の幅を広げやすいでしょう。
Q.経営コンサルタントになるために有利な職歴や経験はありますか?
経営コンサルタントを目指すうえでは、事業会社の経営企画・事業企画、IT企業でのDX推進、金融機関での法人営業や財務関連業務などの経験が活かしやすいです。職種名だけでなく、課題を見つけて改善した経験や、数値をもとに成果を出した実績を伝えられると評価につながりやすくなります。
まとめ
経営コンサルタントは、企業の経営課題に向き合い、戦略立案や業務改善、DX推進、M&A支援などを通じて成長を支える職種です。年収水準は比較的高く、成果や役職に応じてキャリアアップを目指しやすい一方で、高い思考力や実行力、クライアントと信頼関係を築く力が求められます。
経営コンサルタントになるために必須の資格はありませんが、中小企業診断士やMBA、会計系資格、英語関連資格などは知識や専門性を示す材料になります。未経験から転職を目指す場合は、これまでの経験と応募ポジションの接点を明確にし、ケース面接や職務経歴書の対策を進めることが重要です。
経営コンサルタントへの転職を検討している人は、コンサル転職に特化したMyVisionにご相談ください。MyVisionでは、経歴や志望領域に合わせたファーム選定から選考対策まで支援しているため、自分の強みを活かせるキャリアを具体的に考えやすくなります。

